動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年04月26日

ペット連れ、避難所で苦労

大分合同新聞


ペットを連れた被災者は車中泊を強いられたり、避難先で肩身の狭い思いをしたりするなど苦労するケースが多い。広島市で2014年8月、76人が犠牲になった土砂災害では、避難所での扱いを想定した市のマニュアルがなく、用意した仮住まい先も「ペット可」はほとんどなかった。
環境省は13年、避難所や仮設住宅では他の被災者と交わらないよう、飼育スペースの設置などを促すガイドラインを作成した。11年の東日本大震災で、鳴き声によるトラブルなどが問題化したためだ。
広島市によると、安佐南、安佐北両区に設置した学校などの避難所計16カ所のうち、教室を専用の飼育スペースとするなどして対応したのは4カ所だけ。担当者は「ペットの受け入れは避難所の責任者次第で、場当たり的だった」と振り返る。
安佐南区で被災した無職桑原緋佐子(くわばら・ひさこ)さん(69)は、愛犬を抱え公民館に避難。「家族と同じペットを残すわけにいかない」。ペットフードは支給されたが「ほえて迷惑を掛けるのでは」と、他の被災者と離れ階段下の物置スペースで過ごした。
桑原さんらは、車中泊して飼い主がエコノミークラス症候群を患う危険性があるとした上で「ペットがいる被災者用の別室があれば、お互いにストレスを感じなくて済んだ」と指摘する。
災害発生の約4カ月後、避難所から最後に退所した家族は愛犬家だった。市は仮住まい先として公営住宅を用意したが、ペットと入居できる物件は少なく、自分で家を探して生活再建が遅れた。
市は15年3月に改定した地域防災計画で、ペットの飼育スペース確保に努めると定めた。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:36 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする