動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年05月30日

保護された猫と触れ合い 札幌のNPO、29日カフェ開店

北海道新聞


 身寄りのない猫を保護し、飼育している札幌市北区のNPO法人「侍にゃぱん」が29日、同市白石区本郷通8南2の8に、保護した猫と触れあえるカフェ「猫サン カフェ」をオープンする。猫の譲渡も行う予定で、理事長の斉藤歌奈子さん(30)は「猫と人両方が幸せになる拠点を築きたい」と話している。 

 カフェは、飲食店だった2階建ての建物を約130万円かけて改装。延べ床面積約70平方メートルで、2階には「スタッフ猫」9匹と、譲渡対象の2〜5匹が暮らす。1階はカフェのみで、猫が苦手な人も利用できる。

 同NPOは昨年6月、斉藤さんと、夫の彰さん(45)が設立。ボランティア12人とともに、市の動物管理センターに持ち込まれた迷い猫や捨て猫、飼い主が高齢になり飼えなくなった猫など、これまで約60匹を引き取って飼育し、40匹以上を新たな飼い主に引き渡してきた。猫が新しい飼い主と出会う機会を増やし、猫が捨てられている現状やNPOの活動も知ってもらおうと、カフェを開くことにした。

 斉藤さんは保護活動やカフェの運営に専念するため、3月に看護師の仕事を退職。猫の世話や掃除などを手伝うボランティアも1〜2人常駐する。斉藤さんは「猫を飼いたい人は、ペットショップで買う以外にも、保護された猫を引き取る選択肢があると知ってほしい」と話す。

 カフェは月曜定休。営業時間は、金、土曜日が正午〜午後10時、それ以外は正午〜午後7時。1ドリンク付きで30分500円、1時間千円など。店では寄付も募っており、保護活動や猫の医療費などにあてる。問い合わせは同店(電)080・5652・5827へ。(本郷由美子)

■猫殺処分が大幅減 札幌広がるボランティア譲渡 離乳させ新たな飼い主に

 札幌市動物管理センターに収容された生まれたばかりの子猫を、動物愛護団体が離乳までボランティアで育てて譲渡につなげる「ボランティア譲渡制度」の取り組みが広がっている。離乳前の子猫は、すぐに殺処分の対象とされてきたが、制度の導入で子猫の譲渡が進み、2015年度の猫の殺処分数は過去最少の48匹と大幅な減少につながった。

 センターは猫の殺処分数減を目指し、14年度にボランティア譲渡制度を導入した。ボランティア団体が離乳前の子猫をセンターから譲り受け、離乳まで育てて譲渡につなげる取り組みで、登録団体は14年度の10団体から15年度には23団体に増加した。

 そのうちの一つ、一般社団法人「ねこたまご」(札幌)は本年度、すでに56匹をセンターから譲り受けた。14、15年度はそれぞれ100匹前後の離乳前の子猫をセンターから譲り受け、市内や近郊に住むメンバー約30人がそれぞれ自宅で離乳まで飼育。譲渡会などを通じて新しい飼い主を見つけている。

 代表理事を務める佐藤真妃さん(42)は「一般家庭でも育てやすくなる離乳まで子猫を育て、できるだけ多くの新しい飼い主につなげたい」と力を込める。現在、センターに収容された子猫2匹を自宅で育てる。生後間もない子猫は夜間も数時間おきに哺乳瓶でミルクを与えるなど世話が大変だが、「猫の殺処分が無くなるよう力になりたい」。離乳してペットフードが食べられるようになる6月ごろの譲渡を考えている。

 センターによると、離乳前の子猫は免疫力が低く感染症にかかりやすいため、飼い主不明の生後間もない子猫は、これまで収容後すぐに殺処分されてきた。06年度には収容した猫2585匹のうち、約9割が殺処分された。その後も年間2千匹程度が収容され、その約7割が殺処分されてきた。相当数が野良猫が産んだ子猫とみられる。

 ボランティア譲渡制度が導入された14年度の殺処分数は534匹に減少。15年度は48匹に減り、初めて100匹を下回った。センターは「殺処分をなくそうという社会的な機運が高まっている。登録団体との連携をさらに広げ、殺処分ゼロを目指したい」と話す。(根岸寛子)




posted by しっぽ@にゅうす at 07:27 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。