動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年05月31日

犬の骨肉腫について〜症状・原因から治療・予防法まで〜

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犬の骨肉腫ってどんな病気?

大型犬種に多く見られるガンの一種

骨肉腫というのは人間でも発症することのあるガンの一種で、人間以外の動物でも発症します。もちろん、犬も同様で、特に大型犬種で発症の多い病気としても知られています。

骨のガン・・・それが骨肉腫

ガンというのは、細胞がガン化することで発症しますが、骨肉腫は主に骨の細胞がガン化してしまう病気のことで、獣医によっては飼い主に分かりやすいように「骨のガン」と説明することもあります。

犬の骨肉腫が良性である可能性はある?

基本的に、骨に腫瘍ができるすべてが悪性というわけではありません。中には、骨の腫瘍であっても、良性である場合もあります。しかし、良性であるケースはどちらかというと稀で、骨にできる腫瘍の80〜90%は悪性だと言われています。

犬の骨肉腫に有効な予防法はある?


日頃からコミュニケーションが図れていれば早期発見も可能です

人間でもそうですが、ガン治療で大事なのは早期発見です。それは犬の骨肉腫でも同じことが言えます。飼い主と犬との間に良好な関係が築かれていれば、早期発見も難しくありません。

マッサージは早期発見にも有効

日頃から愛犬をマッサージするなどして、いち早く異変を察知することができます。しこりなど不自然な部位に気付いてすぐに病院へ連れて行ったことが幸いして大事に至らずに済んだという例もたくさんあります。ただし後述しますが、骨肉腫はとても難しい病気のため、異変に気付いたらとにかく迅速な対応が必要です。

大型犬種に多い病気だからと気を抜かないことも大事!

骨肉腫の発症率は大型犬や超大型犬など体重の重い犬種が目立って多いため、小型犬なら大丈夫だろうと気を抜いてしまうのもいけません。大型犬種よりは少ないものの、小型犬や中型犬でも発症するケースがあります。

怪我にも注意が必要です

骨肉腫の明確な原因というのはハッキリと分かっていないと言われています。ただし、骨折による固定のための金属プレートが原因になるケースがあるという説も唱えられています。金属の腐食によるものが原因と言われていますが、それもハッキリとした根拠が突き止められているわけではありません。少なくとも、骨折で骨肉腫を発症するリスクが高まる可能性もあるということは知っておいて損はないかもしれません。

犬の骨肉腫の主な治療方法


犬の骨肉腫は手術で除去するのが一般的

骨肉腫の治療も、他のガン治療と大きな違いはありません。手術によってガン部分を取り除くという方法が一般的です。骨肉腫の場合、そのほとんどが四肢にできることが多いため、断脚するという方法を取らなければなりません。

肺への転移が目立って多い!

また、骨肉腫は肺への転移率の高い病気としても知られているので、とにかく早期に発見できるかどうかがポイントとなってきます。肺に転移していない状態であれば薬物や化学療法などで治療を進めていきます。

激しい苦痛を伴う怖い病気!断脚という選択肢が犬のためという考え方も

骨肉腫の痛みは想像を絶します。もちろん、治療の段階で鎮痛剤や鎮静剤なども用いられますが、そのどれも効果がないほどの痛みが犬を襲います。断脚することは、痛みの元を取り除くという意味でもポイントとなります。脚が3本になっても器用に歩くこともできますし、そもそも痛みが無くなるので、日常生活にも安静が訪れます。

犬の骨肉腫まとめ


とても致死率の高い骨肉腫!余命もそれほど長くありません

骨肉腫は、転移速度がとてつもなく早く、手術を行っても1年以上生きられるのは1割ほどだと言われています。発見時にはほぼ手遅れ状態となっているケースも多く、診断と同時に余命宣告されることも珍しくない病気です。

もし愛犬が骨肉腫と診断されたら・・・

もしも愛犬が骨肉腫と診断された場合、飼い主としてだけでなく、犬にとってもどのような選択肢が望ましいか判断しなければなりません。

延命か安楽死か判断は飼い主に委ねられます

愛犬の苦痛を取り除くために安楽死という選択肢もありますし、最期まで可能性を信じて延命治療を行うという選択肢もあります。とても辛い選択肢となりますから、犬にとっての最善の方法を、家族や獣医ともしっかり話し合いながら決める必要があります。





posted by しっぽ@にゅうす at 07:21 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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