動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年02月16日

猫が他の猫と仲良くできるかどうかは、遺伝で決まる? 獣医師が解説

Yahoo! JAPAN


私たちの飼っている猫は、野生の猫種とは異なり、家畜化の過程で大人になっても子供の心を持ち続けるように変化してきました。これを幼形成熟(ネオテニー)といい、性的に完全に成熟した後も子供の性質が残る現象を指します。

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 この程度には個体差があり、猫の社会性は生まれ持った気質すなわち遺伝的要因と発達期の生活環境などの環境要因の両方が関わっていると考えられています。

 そのため、大人になっても比較的他の猫を寛容に受け入れてくれる猫がいる一方で、全く受け付けない猫もいます。遺伝子は見かけではわからないうえ、私たちが変えることはできません。また子猫の時期に多くの猫と会わせることも現実的にはむずかしい場合が多いでしょう。したがって最も仲良くなってくれる可能性が高いのは子猫の時期から一緒に飼うということです。

 たとえば、きょうだい猫であれば1頭ずつ別々の家庭で引き取るよりも2頭ずつ飼うようにすれば、2頭が慣れないという心配はまずありません。猫と一緒に暮らすことでより猫らしい行動をする機会も増え、室内でも刺激不足になりにくいでしょう。また遊び相手や捕食行動の対象として飼い主を攻撃することも防ぐことができます。

 ただし、仲が良かったきょうだいが大人になってケンカをし始めるケースはたまにあります。

 特に雄同士は自然界でもテリトリーが重複することがないとされているため、大人になるとケンカをしやすい組み合わせです。刺激不足になると退屈やストレスからケンカが増えやすいため、早めに去勢手術をすると同時に、おもちゃを使って遊ぶ時間を持つなどエネルギー発散の機会を十分与えることが大切です。

(村田香織・もみの木動物病院副院長 「イヌとネコの『こころの診療科』より」から)

sippo(朝日新聞社)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:43 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする