動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年03月03日

犬ってやっぱ賢いんだわ。犬がチンパンジーよりも長く記憶できる理由

エキサイトニュース


ワンちゃんの飼い主なら、犬がどれだけ賢いかよくご存知のことだろう。命令に従ったり、隠したオモチャの場所を忘れなかったり、一緒に生活していれば彼らの賢さはすぐ分かる。

 科学者は、かねてからこうした動物の認知プロセスにおける賢さを不思議に思っていた。そしてヒト以外の霊長類を対象に研究をはじめ、今では犬を含む、他の哺乳類にも驚くべき認知能力が備わっていることが明らかにされている。

【明らかとなってきた犬の能力】

 2000年代初め、一連の研究から、犬に高度な概念化能力が備わっていることがはっきりと示された。例えば、犬は指差しジェスチャーに従うことができる。これはかつて人間だけに独特の能力と考えられていたものだ。

 やはり人間にしかないと思われていた計算能力を有していることを示したものもある。2002年の研究では、犬が見ているスクリーンの後ろに1つ1つおやつを置いて、最後にスクリーンを開いて合計いくつあるのか見せた。
 
 しかし時折、数をごまかして、犬が見た数とは違う数のおやつを置いてみた。すると犬はまるで予想とは違う数だったかのように普段より長くおやつを見つめていたという。このことは、犬が計算結果を予測するだけでなく、数の記憶があることを示している。

【犬の持つエピソード記憶能力】

 2016年11月の研究では、犬の記憶がこれだけに留まらないことが明らかにされた。心理学用語でいう”エピソード記憶”があることが判明したのだ。

これはただ2つの物事の関連性を記憶(連想記憶)するのではなく、いつ、どこでといった詳細など、過去の特定の事象を記憶する能力だ。これまで人間をはじめとする霊長類でしか確認されていないものである。

 人間以外の動物にエピソード記憶があるという証拠を得ることは難しい。動物に憶えている内容を訊くことができないからだ。そこでこの研究では、人間のトレーナーが行なった行動を真似するよう犬を躾けた。例えば、トレーナーがジャンプして「やれ!」の命令を出したら、犬は見た通りの行動を再現する。

 そして、やってのけた。

 実験ではさらに、犬が動作を真似したご褒美がもらえないと予測しているときでも行動を憶えていることが明らかになっている。つまり犬は、ご褒美が欲しいという理由で、トレーナーが行う動作とそれに対応する反応との関連を単純に憶えているのではないということだ。

 これは霊長類以外でも事象を記憶できることを示した初めてのものだ。しかし、そうした犬の記憶が維持される期間は定かではない。それが数か月なのか、それとも数日なのかを示す証拠は今のところ得られていない。

[画像を見る]

【犬はチンパンジーよりも数倍も短期記録能力が高い】

 ある最近の研究では、動物25種の記憶能力を比較しつつ、犬の短期記憶が約2分であることがわかった。動物全体の平均時間27秒、最も賢い動物の1種と考えられているチンパンジーですら20秒なのだ。

 ほとんどの動物に比べると、エピソード記憶、短期記憶能力とも、犬は特に優れていると言えそうだ。

【猫にもエピソード記憶がある】

 なお2017年1月には京都大学の研究者が、猫にもエピソード記憶がある可能性を示している。この研究では48匹の猫を対象に、15分後にも食べ終わったエサ皿と食べていないエサ皿を憶えているかどうか調べたものだ。結果、エサ皿とエサのような”何”を見たかだけでなく、食べていないエサ皿といった貴重な情報も猫が記憶していることが判明した。

 また、開けるのに創意工夫が要されるドアを開ける猫も存在する。

 猫の能力も徐々に明かされていくことだろう。

via:Why your dog never forgets (particularly if there's food involved): Researchers find canines have longer memories than chimps 

記事全文はこちら:犬ってやっぱ賢いんだわ。犬がチンパンジーよりも長く記憶できる理由 http://karapaia.com/archives/52234414.html


posted by しっぽ@にゅうす at 08:29 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする