動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年03月11日

乳児死なせた大型犬 これまで危険な様子なく

NHK


9日、東京・八王子市で生後10か月の女の子の赤ちゃんが祖父母の家の飼い犬にかまれて死亡しましたが、この飼い犬はふだんはおとなしく、これまで赤ちゃんが遊びに来た際にも危険なことはなかったということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
東京・八王子市では9日の夕方、祖父母の家にいた生後10か月の安田翠ちゃんが1階のリビングで、はいはいしていたところ、飼い犬のゴールデンレトリーバーという種類の大型犬にかまれ、死亡しました。

警視庁によりますと、このゴールデンレトリーバーは室内で放し飼いになっていた4歳のオスで、傷痕などから、赤ちゃんは、いきなり頭から首のあたりをかまれたということです。

ただ、この犬は、ふだんはおとなしくてかんだり、ほえたりすることはほとんどなく、9日は、保育園で熱があったため、祖父が赤ちゃんを引き取りに行き、一時的に預かっていましたが、これまで遊びに来た際にも危険なことはなかったということです。

警視庁は家族から話を聞くなどして、引き続き、当時の詳しい状況を調べることにしています。
おとなしくトラブル聞いたことない
複数の近所の住民は、赤ちゃんをかんだ大型犬について、おとなしく、人にかみつくといったトラブルは聞いたことがないと話していました。

住民の1人は「以前、自分の幼い孫と散歩していたら、今回のゴールデンレトリーバーに出会いましたが、子どもが好きなようで、うれしそうに近づいてきたのを覚えています」と話していました。

一方で、小型犬を連れて近くを毎日散歩しているという女性は「以前、今回の犬が開いたドアから飛び出して、近くの道路にいた子どもの周りを飛び回っていたことがありました。そのときは、飼い主が叱りながら連れ戻していましたが、4歳のゴールデンレトリーバーにしては、やんちゃというか、遊びたい盛りの印象を受けました」と話していました。
犬のかみつき事故 昨年度4200件余 2人死亡
環境省によりますと、犬による人へのかみつき事故は昨年度、1年間に全国で4208件起きていて、このうち2人が死亡しています。

一方で、今回のように飼い主やその家族が亡くなった事故は、平成21年度に福岡県で当時4歳の男の子が大型犬にかまれて死亡するなど、2人が亡くなって以来だということです。
赤ちゃんと大型犬が関わる際の注意点
今回の事故について、千葉県松戸市にある警察犬の訓練所では、赤ちゃんと大型犬がともに行動する時は犬の特性などに十分配慮する必要があるとしています。

大型犬のゴールデンレトリーバーについて所長を務める遠藤暁彦さんは、穏やかな性格で、人をかむことはめったにないとしながらも、犬はじゃれているつもりでも赤ちゃんとの体格差が重大な事故につながるおそれがあるとして、十分に注意すべきだと指摘しています。

遠藤さんによりますと大型犬というのは、飼い主の関心が赤ちゃんに独占されると嫉妬したり、はいはいなどの動きを珍しがってじゃれることがあること、さらに、ふだん赤ちゃんを見慣れていない犬の場合は恐怖心を持つこともあるということで、飼い主らはこうした犬の特性を理解しておくことが必要だとしています。そのうえで、自宅で飼っている犬でも、ときおり危険な行為に及ぶことを忘れず、仕切りや柵をつくって赤ちゃんと行動する場所は分けるなどの対策が必要だと呼びかけています。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:36 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする