動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年03月31日

犬にお留守番させる前に知っておきたいこと

ネタりか


犬のお留守番は何時間まで大丈夫?

ドアの隙間からこちらを覗く犬

犬がストレスを感じずにお留守番できる時間成犬の場合…5〜6時間程度子犬の場合…2時間程度

社会性の高いわんちゃんたちは、長時間ひとりぼっちでいることは決して得意ではありません。成犬の場合は、5〜6時間程度なら大人しく寝て待っていられる子が多いのですが、6時間以上のお留守番が続くとストレス行動が多くなるという研究結果も出ています。

子犬の場合は、基本的に長時間の留守番はさせないのが原則とおっしゃる専門化の方もいます。お留守番が必要な際には、子犬が寝ている間に家を出て2時間程度で戻るのが理想的だそうです。それでも忙しい現代社会では、愛犬のお留守番というのはどうしても必要不可欠ですよね。

かわいい愛犬を残して、後ろ髪ひかれる思いで外出をする飼い主さんも少なくないと思います。まずは少しでもお互いの不安をなくすために、愛犬が落ち着いてお留守番できるようなしつけと、リラックスできる環境を整えてあげることが大切です。

犬にお留守番させるためのしつけ方

クッションの上でくつろいでいる犬

徐々にお留守番時間を増やしていく犬が安心して過ごせる場所をつくるお留守番中の問題行動を叱らない散歩などでよく体を動かしてからお留守番を

徐々にお留守番時間を増やしていく

犬に最初から長時間の留守番をさせてしまうと、「もう飼い主さんが帰ってこないのでは?」という不安と寂しさでいっぱいになり、部屋をあらしたり、粗相をしたりしまうことがあります。まずは短い時間から徐々に慣らしていきましょう。

犬が短時間のお留守番を繰り返しているうちに、「飼い主さんは必ず帰ってくる」ということが理解できれば、不安も解消されます。特に甘えん坊の性格の子はお留守番中に強いストレスを感じやすいので、最初は数分などの短い時間を繰り返すことから始めてみます。

子犬のときから成長とともに留守番時間を延ばしていけば、10か月頃までには無理なく5〜6時間のお留守番ができるようになると専門化の方もおっしゃっていました。わんちゃんのためにも、焦らずゆっくり慣らしていってあげたいですね!

犬が安心して過ごせる場所をつくる

お留守番のとき、犬にとって安心してくつろげる場所を用意することも大切です。愛犬用ベッドなど、ふだんからくつろいでいられる、お気に入りの場所があればベストです。サークルやケージで…という場合も、まずはその場所が「安全で落ち着ける空間」ということを認識させる「クレートトレーニング」から始めます。

クレートトレーニングができていないのに、お留守番のためにケージなどに閉じ込めてしまうと、外に出ようと必死に床を掘ったり、柵をかじったり、無駄吠えをしたりと問題行動につながり、精神的な不安から病気になってしまうこともあるので心配です。

お留守番をさせる場所を決めたら、まずはそこを犬にとって安心できる場所と認識させましょう。また、わんちゃんたちは飼い主さんの匂いが大好きです。留守番中に飼い主さんの匂いのついた物を一緒に置いてあげると、ストレスレベルが軽減されるという検証結果も出ています。少しでも安心できるよう、大好きな人の匂いがついた毛布や衣類を一緒に置いてあげるのも良いですね♪

お留守番中の問題行動を叱らない

お留守番中にストレスがたまると物を荒らしたり、壊したり、粗相をしたりしてしまう事があります。飼い主さんもつい怒りたくなってしまう事もあるかもしれませんが、帰宅後に叱るのは良くありません。わんちゃんたちは過去の出来事は時間を経てから叱られても、何で叱られているのかを理解することができません。

留守番中の問題行動を帰宅後に叱っても、飼い主さんの存在と罰を結び付けてしまい、飼い主さんに対して怯えてしまうだけです。帰宅後には叱ることよりも、待っていられたことを褒めて、たくさん遊んであげる方が効果的です♪

散歩などでよく体を動かしてからお留守番を

お留守番中によく寝て待っていられるためにも、留守番前にはお散歩などで体を動かしてストレス解消をしてあげましょう!また、子犬の頃から長時間のお留守番をさせていると、お留守番中は十分な運動ができていない+精神的な不安で、体や脳の発育に悪影響があるとも言われています。性格的にも不安感が強く、神経質になってしまう事があるそうです。そうならないためにも、たくさん遊んで十分に体を動かしてからお留守番させてあげたいですね!

犬のお留守番で使える便利グッズ

お留守番中にオモチャを噛む犬

一人遊びのできるおもちゃ

お留守番中に退屈をしないように、一人遊びのできるおもちゃがたくさん売られています。誤って食べてしまうと危険なので、口に入りきらない大きさ、壊れにくい物、歯が欠けるほど硬くない物を選びましょう。

鼻や足をつかって転がすと中からフードが出てくる仕組みのコングや、バスターキューブ等もお勧めです。また、噛んだり振り回したりして遊べる、デンタルコットンなどの安全な物を与えるようにします。

外出先からも愛犬の様子が見られるペットカメラ

スマホ等とつなげて外出先からもペットの様子が見られるネットワークカメラもお勧めです♪我が家もカメラをつけていますが、簡単に接続ができて、スマホでいつでも愛犬の様子が確認できるのでとても役立っています。

マイクを通して愛犬の声を聞いたり、こちらから話しかけたりすることもできるので、愛犬が留守番中に寂しそうにオテテを舐め始めたとき(ストレス行動)には「あまり舐めないでね。もうすぐ帰るからね!」など声をかけるようにしています。イタズラ防止にもなるかもしれませんね!調べてみたところ、今は5,000円〜の物から売られているようです。

まとめ

熟睡中の柴犬

「分離不安症」をご存知ですか?飼い主さんとあまり長い時間べったりと過ごしているとなってしまいがちな精神不安です。我が家の愛犬はもうすぐ14歳になるのですが、数か月前に病気をしてしまい、私がしばらく看病のためにずっと一緒にいました。

すると、それまでの13年間は問題なくお留守番ができていた愛犬が、病気以降、私の姿が少しでも見えなくなると「ワンワン」吠えて呼ぶ、短時間でも留守番をさせられると留守番中にハアハアと呼吸が荒くなり、パンティングが多くなる、落ち着かない、という分離不安の症状がみられるようになりました。

そのため、ここにあげたようなお留守番の練習を再び最初から始めました。まだ長時間のお留守番となるとソワソワすることもありますが、数時間のお留守番が平気になりました。わんちゃんたちは賢い生き物です。しつけというのは、何歳からでも遅くはありませんね!


posted by しっぽ@にゅうす at 07:49 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする