動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年04月21日

保護犬に「救助」使命…災害時現場に出動

読売新聞


◇モナカと玄 訓練1年半、今春合格

 動物愛護管理センター(神山町)に収容され、殺処分される恐れもあった保護犬2匹が、約1年半の訓練を重ね、県の「災害救助犬」に認定された。南海トラフ巨大地震などの災害時には、飼い主とともに災害現場に出動し、人命救助することが期待されている。飼い主たちは「助かった命で一人でも多くの人を救えるよう、努力を続けたい」などとしている。(行田航)

災害救助犬に認定された玄(左)とモナカ(県庁で)
災害救助犬に認定された玄(左)とモナカ(県庁で)

 2匹は、いずれも雑種の雄の2歳でモナカと玄げん。2015年春、それぞれ阿南市と板野町の路上で保護された。

 災害救助犬は、地震などの災害で倒壊した家屋や、がれきの中に取り残された被災者を捜索する犬。新潟県中越地震(2004年)や広島土砂災害(14年)などで活躍した。民間団体やNPOが独自の認定試験を行っており、災害時には各団体が自治体などと締結している協定に基づいて派遣される。

 県は15年度から、殺処分される動物を削減するため、運動能力や人に慣れた保護犬から選抜して、災害救助犬に育成する事業を始めた。定期的に訓練所に通うことなどを条件に2匹の飼い主を募ったところ、モナカを上板町の団体職員岡本沙南さん(20)、玄を三好市の警備業北浦恭男さん(74)が、それぞれ引き取った。

 15年夏から板野町の民間訓練所に通う2匹は、飼い主の指示通り行動する服従訓練や、臭いを頼りに物陰に隠れた人を捜す訓練などを重ね、今年3月、訓練所と連携した県独自の認定試験に合格した。

 県庁で18日に認定証の交付式があり、飯泉知事は飼い主2人に認定証を手渡し、「新たな使命を受けた2匹が、災害時に活躍してくれることを期待しています」と激励した。

 岡本さんは「これからも訓練を重ね、モナカと連携を高めていきたい」と意気込み、北浦さんは「認定を機に、多くの人が保護犬に関心を持つきっかけになれば」と話していた。

 モナカと玄は引き続き訓練を行い、災害時には県の要請を受けて出動する。

2017年04月21日 Copyright c The Yomiuri Shimbun


posted by しっぽ@にゅうす at 07:14 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする