動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年06月18日

凶暴な犬にしないために飼い主ができる3つのこと

ネタりか


1.犬を抑圧しすぎないこと

上を向いて吠える犬

犬は本来、仲間意識が強く「信頼関係」を大切にする生き物です。信頼があるからこそ飼い主さんに懐き、犬の方からも愛情を示してくれるのです。

しかし、逆に言えば「信頼」を感じることができなければ凶暴化する可能性があるということです。
「主従関係を大切にしなければならない」とか「犬は家族に順位をつけるから、下に見られてはいけない」と言われていますが、これに飼い主さんがとらわれすぎてしまうのはよくありません。確かに主従関係が成立していないと、ワガママになったり凶暴化することもあります。
だからと言って、飼い主さんが意識しすぎてしまうと、犬は「信頼されている」ではなく「抑圧されている」と感じてしまうのです。

「信頼されている」と感じている犬は飼い主さんの言うことをきちんと聞きます。しかし「抑圧されている」と感じると、攻撃性が高くなってしまうことがあるのです。

「しつけ」や「主従関係」という言葉を間違って捉えて、無理に言うことを聞かせようとしたり、言うことを聞かなかったときに過度な罰を与えたりすることが凶暴化の原因になります。「できなかったときに叱る」よりも「できたときにたくさん褒めてあげる」、「主従関係を作ること」よりも「家族の中の末っ子くらいの気持ちで接すること」を普段から意識して接することで、凶暴化を防ぐことができます。

2.犬に「No」の合図をしっかり教えること

NOの看板と犬

どんなに愛犬が可愛くても、犬がやりたい放題自由にできる環境は犬にとっても飼い主さんにとってもいいことではありません。犬のしつけは「褒めて伸ばす」ことが基本ですが、子育てと同じように「ダメなことはダメ」と教えてあげなければならない場面もあります。

特に「愛犬自身が危険にさらされる可能性がある場面」「他人や他の犬に危害を加える可能性がある場面」では、きちんと「No」ということを教えてあげる必要があります。

具体的には散歩中に他人に飛びつきそうになったとき、他の犬や人に対して過度に吠えてしまうとき、道に落ちているものを何でも口に入れてしまうときなどです。
『低い声で「ダメ!」と飼い主さんが言ったときには、きちんと制止できる』
これができるようになっていれば、凶暴化する可能性はかなり低くなります。

3.犬に愛情を注ぐこと

愛犬と飼い主

凶暴化の原因は「信頼関係が成り立っていないこと」にあります。
本来、犬にとって飼い主さんは最も安心できる存在であるはずです。飼い主さんがそばにいてくれるだけで恐怖心から解放されたり、役に立ちたいという欲求が満たされたり、大切にされていることを感じて喜んだりするのです。

信頼関係を築くために最も必要なこと、それは愛情を注ぐことに他なりません。

✔「大好きだよ」「可愛いね」と声をかけながら撫でてあげること
✔あまり長いお留守番をさせないようにすること
✔お留守番の後には一緒に遊ぶ時間をつくること
✔毎日お散歩に行ってあげること
✔たくさん褒めてあげること
✔たまには添い寝をしてあげること
✔できることが増えたらご褒美をあげること
✔ブラッシングをしてあげること
✔毎日家に帰ったときは「ただいま」と言って再会を喜んであげること

愛犬家なら当たり前にしていることかもしれませんが、こういった愛情を注ぐことが凶暴化させないために大切なことなのです。

すでに犬が凶暴化している場合には…

凶暴化した犬

もしも、愛犬がすでに凶暴化している場合には、まずはその原因をよく考えてみてください。

例えば、「子供が生まれたことで愛犬に対する接し方が変わった」とか「しつけの本を読んで、接し方を突然変えた」というようなことがあるかもしれません。接し方の変化が原因ならば、元の接し方に戻してあげることで犬が安心してくれるということもあります。
しかし、すでに凶暴化してしまった犬に対して、愛情を注ごうと撫でようとすれば手を噛まれるということもありえます。

優しい声で名前を呼んで「大丈夫だよ」と声をかけることから始めてみてください。そして少しずつ近づくようにしましょう。

すでに凶暴化してしまっている場合、1日で解決することはできません。凶暴化してしまっている犬は、近づくと歯をむき出して唸ったり、吠えたりしますよね。吠えられる距離が、昨日は1メートルだったけど、今日は90センチまで近づいても平気だった…という風に、「毎日少しずつ」が肝心です。

どうしても飼い主さん自身で解決できないという場合には、プロのトレーナーさんに自宅に来てもらうこともできます。犬をしつけてもらうだけでなく、飼い主さん自身も「接し方」を学ぶいい機会になるはずです。

まとめ

牙をむき出している犬

いかがでしたか?犬は人間が思う以上に敏感な生き物です。飼い主さんのちょっとした接し方の変化や心の変化を読み取ることができるのです。
凶暴な犬はもともと凶暴な性格なのではありません。周りの人、特に飼い主さんの接し方次第で、優しい性格にも凶暴な性格にもなるのです。
上手に信頼関係を築いて、愛犬にとっても飼い主さんにとっても幸せな生活ができるようにしていきましょう。


posted by しっぽ@にゅうす at 06:08 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする