動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年06月20日

犬の脳!人間との違いや賢さなど

ネタりか


犬の脳について

本と犬

脳の構造は人間と同じ、違うのは割合

犬の脳は、人間と形状や大きさは違いますが、構造は人間とほとんど同じです。
人間と大きく異なるのは、脳のそれぞれの部位の占める割合です。
人間では前頭前野と呼ばれる部位が非常に発達していて、脳全体の30%を占めているのに対し、犬は7%となっています。
前頭前野は、ヒトをヒトたらしめる分野と言われ、思考や創造性を担う脳の最高中枢とされています。記憶や高度な情動や動機付け、それに基づく意思決定、さらに社会的行動など多様な機能に関係する部位です。個体の性格は、ここで形成されていると考えられています。
また犬は鼻がいいと良く言いますが、この嗅覚による情報処理に関わる脳の部位は、人間よりもずっと発達しています。
脳の部位の占める割合から、人間は理性的に行動し、善悪の判断が出来て、犬は(人間よりは)そういったことが苦手で、本能に忠実であるということが言えます。もちろん、嗅覚はずっと犬の方が優れています。

犬は集団生活で脳が発達した

犬が賢いということは愛犬家ならうなずくところでしょう。
でも、どういてこんなに賢いのでしょう。
長い時間をかけて発達させてきた背景には、複雑な社会的行動がありました。

群れで集団生活をしてきた犬と、単独行動をしてきた猫の、知能や記憶に関わる前頭前野の比率を比べてみます。

✔犬:脳の重量は平均64g 前頭前野の比率7%
✔猫:脳の重量は平均25g 前頭前野の比率3%

オックスフォード大学の500種もの哺乳類の脳を分析した研究によると、最も脳が発達しているのは猿、次いで馬、イルカ、犬の順でした。
これらの発達した脳を持つ動物の特徴は、複雑な社会的行動を営んでいること。群れで生活してきた犬は、犬同士の交流で脳を刺激し合い発達させてきたんですね。

犬の脳、どこまで理解しているの?

障害物を飛ぶシェパード

犬は人間の言葉も感情も理解する

カナダの心理学者、スタンレー・コレン氏の研究によると、平均的な犬は165の単語やジェスチャーを理解し、4から5まで数を理解することができるとのこと。さらに頭のいい上位20%の犬に至っては、250もの単語やジェスチャーを理解して簡単な計算もでき、これは人間の2歳半程度の能力に匹敵するそうです。
言葉やジェスチャーを理解しているのは、犬を飼っている人なら誰しも肯けることでしょう。
しかし、人間の気持ちはどうでしょうか。犬は飼い主の感情をどこまで理解してくれているのか気になりますよね。

これを知るべく、ハンガリーの大学で13頭の犬の脳をMRIで撮影するという実験が行われました。その結果、犬は言葉だけではなく、言葉の裏にある感情を見抜いていることが分かっています。
嫌なことをされるときは、オヤツで釣っても応じない時がありませんか?
言葉の裏にある飼い主の本音を見抜いていたんですね。

犬はチンパンジーよりも賢い?

最近の研究で、犬の短期記憶が約2分であることがわかっています。
動物全体では平均27秒、最も知能が高いと言われているチンパンジーは20秒でした。
また、人間が指をさすことの意図を素早く正確に理解するというテストでも、チンパンジーより犬の方が優れているという研究報告があります。
しかし、鏡像認知テストといって、鏡に映った自分自身を認識できるか確認するテストでは、チンパンジーは認識しますが、犬は出来ませんでした。

なので、犬は“ある点においては”チンパンジーより賢いという表現になりそうです。

知能の高い犬種

人間でいうと2歳程度の知能を持つと言われている犬ですが、その中でも知能が高いと言われている犬をご紹介します。

✔1位 ボーダーコリー
✔2位 プードル
✔3位 ジャーマンシェパード
✔4位 ゴールデンレトリーバー

家庭犬として人気の犬種では、ダックスフントが49位、チワワは67位となっています。

まとめ

笑顔の犬

人間と犬が見つめ合うことで、オキシトシンというホルモンが分泌されることがわかっています。オキシトシンとは、信頼感や愛情、安心に関わるホルモンです。犬と人間は3万年も前から共に生活をし、長い歴史の中で最良のパートナーであり続けています。
知能の高い犬だからこそ、的確なしつけを行い、よりいっそうの信頼関係で愛犬との幸せな生活を送りたいですね。

posted by しっぽ@にゅうす at 06:22 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする