動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年07月09日

ペットを飼うということ 高齢期は人が合わせてあげて

毎日新聞


健康に配慮したペットフードやサプリメントの普及、獣医療の発達により、犬の寿命はこの25年で6歳近く延び、約14歳になった。高齢犬を見守る飼い主はどんなことができるのだろうか。

 「ペットが人に合わせる若齢期に対し、高齢期は人がペットに合わせることを考えてください」。公益社団法人「日本動物病院協会(JAHA)」(東京都中央区)は6月下旬、大阪市内で人と動物の絆を考えるイベント「どうぶつフェスタ」を開き、犬のしつけ教室「ドルチェカーネ中塚」(神戸市北区)を運営する中塚圭子さんが高齢犬との過ごし方について講演した=写真・左が中塚さん。

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 中塚さん自身、これまでに4頭の愛犬を見送り、うち3頭は高齢犬だった。また、20年以上犬のしつけに関わり、幼かった犬が年を取って介護が必要になり、死を迎える様子も数多く見てきた。「大切な家族として暮らしてきた愛犬だからこそ、気持ちよく見送ってあげたい」という思いから、人と犬の共生のあり方、老後の過ごし方や終末の迎え方を研究する。

 年を取ると犬も食欲が落ちたり、足腰が弱ったりする。中塚さんが提案するのは、食餌や散歩の時間を楽しく、刺激あるものにすること。フードをピクニックシートの上にばらまくように置くと、犬はシートの上を歩き回りながら食べるので、食餌時間が長くなり満足感を得やすくなる。散歩時にはコンクリートの上ばかりではなく、芝生や土の上を歩かせると、肉球への刺激になる。「ちょっとした工夫が、愛犬との暮らしを最後まで楽しいものにしてくれる」と中塚さんは話す。

 高齢犬の飼い主の悩みは、大きな声でほえたり鳴いたりすること。ほえるのは、空腹やのどの渇き、温度や湿度の不快感などの理由があるからで、原因を取り除くことで鳴きやむことが多いという。排せつの失敗も困りごとの一つだ。「おねしょシーツを広めに敷いたり、トイレを数カ所に設置したり、失敗しても大丈夫な環境作りをすれば、飼い主のストレスも減る」と中塚さん。「愛犬に安らかな老後を過ごさせたら、最後の瞬間も感謝の気持ちを持って見送ってあげてほしい」とアドバイスした。【倉田陶子】=第1金曜掲載


posted by しっぽ@にゅうす at 08:20 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする