動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年08月12日

猫は「人とのふれあい」が好きな動物だ!

@DIME


猫は人とのふれあいが好き!?
猫にしつけやトレーニングというと、なかなかうまくいかないんじゃ?と思っている人もいるかもしれないが、いやいや、そんなことはない。

参考までに、下の2つは猫にトレーニングをした動画(注:音楽あり)である。まぁ、これらはしつけというより、いわゆる“トリック”のカテゴリーに入るものであり、ゲーム感覚で楽しみながら、猫とのコミュニケーションづくりにもつながるといったところだろうか。





ところで、トレーニングというと、やはりモチベーションになるものが必要になってくる。犬では食べ物やオモチャ、撫でる、一緒に遊んであげる、というようなものがよく使われるが、猫ではどうなのだろう?

アメリカのオレゴン州立大学の研究チームは、家猫とシェルターにいる猫を対象に、「食べ物」「オモチャ」「香り」「人との社会的相互作用(交流)」の4つのうち、何をもっとも好み、刺激を受けるのかということを調査した。

それによると、それぞれの猫によって好みには差があるものの、多くの猫が「人との社会的相互作用」と「食べ物」を好んだそうだ(*1)。

一般的に、猫はどこか素っ気なく、自分の世界が中心のようなイメージを抱かれることが多い。しかし、実際は人と触れ合うことをとても好むというわけだ。

ということは、猫をトレーニングする時のモチベーションとして、「人とのふれあい」を用いるのは十分アリだということになる。

犬のトレーニングに関しては情報も溢れ、近年さらに濃度が増した感があるのに対し、猫の場合はそこまでには至っていない。そもそも猫は特別社交的でもなければ、トレーニングもできないという一般的な思い込みが、猫トレーニングの発展の足かせになってしまっているのかもしれないが、研究者は、猫が何を好むのか、何がいい刺激になるのかといった知識や情報が十分ではないことも理由の1つになるのでは?としている。

しかし、一口に猫は人とふれあることが好きとは言っても、猫によって背中を撫でられるのが好きとか、一緒に遊ぶのが好きなどいろいろあるだろう。少なくとも、自分の猫は何が好きなのか、何がもっとも好ましいモチベーションになるのか、それを見極め、トレーニングの補助的効果として用いることで、猫の“できること”はもっと広がるのかもしれない。

もっとも、「あの素っ気なさ、わがままぶりがいいんだよなぁ」という猫好きの方には、トレーニングでいろいろ覚えさせるより、そのままでいることこそが魅力なのだろうが。



参考資料:
(*1)Social interaction, food, scent or toys? A formal assessment of domestic pet and shelter cat (Felis silvestris catus) preferences / Kristyn R. Vtale Shreve et al. / Behavioural Processes, 24 March 2017, http://doi.org/10.1016/j.beproc.2017.03.016

文/犬塚 凛

構成/ペットゥモロー編集部

posted by しっぽ@にゅうす at 08:18 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする