動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年10月12日

ホームレスと暮らす犬たち 〜動物愛護国イギリスわんこ事情〜 

ネタりか


ホームレスに寄りそう犬たち

まちの様子

犬とホームレスの絆

イギリスではホームレス、路上生活者の数が増加しているといいます。
実際にわたしの家の近くのショッピングセンター街でもホームレスが犬を連れているのを見かけます。初めて見たときは「路上で生活している人が犬を養えるの?」「犬が病気になったりしたらどうするの?」などと思いましたが、獣医師によるとホームレスが飼っている犬は私たちの考えとは逆に”健康なよい状態を保っている”と言われるようです。
またホームレスの犬は飼い主からしっかりとしたドッグフードを与えられていることが多く、少し太めの子さえ見られます。

路上で

ホームレスにとって犬は心の支えになり、そして犬は飼い主に従順です。
イギリスでは、薄れつつはありますが階級というものが存在します。しかし犬にとってそんなことは関係ありませんよね。愛情をいっぱい与えてくれる飼い主がいれば幸せなのです!

犬の世話とフード

ホームレスの犬はしっかりとリードで繋がれていました。
一見「噛みついたりしないかな」と思いがちですが、実は人慣れしていて子供にも優しく愛嬌があります。通りすがりの人たちは見て見ぬふりなどせず、気軽に声をかけて撫でていきます。

おもちゃと寝る犬

生活のための食べものは日常の寄付や政府援助からです。驚くことに犬のフードボウルにはいつもドッグビスケットやオヤツが入っており、またいくつかのオモチャも持っていました!

助け合いの街

しかし残念ながらいい人たちばかりではありません...
路上に座る偽の若いグループが現われ、1日に約120ポンド(約17,000円)を集めてたことがニュースになりました。最近では寄付したお金がドラッグやアルコールに使われることを考え、お金ではなく実際の物で寄付するように忠告されています。

路上生活者たちのことば

頑張る

「犬は自分のすべて。犬が自分を面倒見てくれる、素晴らしいパートナーなんだ」
「犬を物乞いには決して使わない、犬は道具ではないよ」
「ホームレスだからって犬に対する扱いが違うなんてことは決してない」
「路上では多くの人がたくさんの問題を抱えているけれど、この犬はとても大切な存在」

チャリティ団体の支援

犬とお散歩

ホームレスにとって彼らの犬はときには一番の友達になります。そんな犬との絆を多くのチャリティ団体は応援しています。

チャリティ団体『ドッグズトラスト』では257のホームレス組織団体と136の獣医と提携し、ワクチン接種、マイクロチップやダニノミ予防に加え、獣医による診療の援助をしています。そのほか犬を受け入れてくれるホステル(簡易宿泊所)のアドバイスもしてくれます。

街の様子

また『DOTS』は獣医師が外で診療を行う出張サービスのほか、グールーミング車による犬のシャンプーサービス、トレーニングサービスや物資を提供。そして『The Trusty Paws Clinic』では、獣医生によるホームレスの犬への診察が無料です。
診療は資格のある獣医師の監督のもとで行われており、生徒とホームレス、犬のすべてによい結果をもたらす素敵な支援ですね。

さいごに



犬とホームレスの絆はいかがでしたか。路上にいるからといって差別することなく同様に接するチャリティーの援助はとても素晴しいものです。すべての犬が幸せになれる世の中になってほしいと心から思います。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:05 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする