動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年11月13日

犬が舐めている場所から読み解く心理状態

Yahoo! JAPAN


犬が舐めている場所から読み解く心理

鼻を舐める犬

犬が体の部位を舐めている時というのは、様々な理由が考えられるのですが、心理的な要因が関わっていることがあります。今回は犬が舐めている場所から理由を読み解いていきますが、まずは心理的要因から読み解いていきましょう。

口の周りを舐めている

口の周りを舐めている犬

口の周りを舐めている時というのは、ごはんに関する気持ちが隠されていることが多いです。

例えば、ごはんを食べた後ならば「美味しかった」という気持ちから、口の周りを舐めています。食べたごはんの味や風味が、未だ口の周りに残っているため、美味しかったごはんの余韻に浸っているのです。

また、ごはんを食べる前に口の周りを舐めている場合は、「これからごはんが食べられる!」という期待感から、口の周りをぺろぺろと舐めている可能性が考えられます。「美味しそう」「早く食べたいな」という期待で気持ちが先走ってしまい、口の周りを舐めているのです。

ごはんと関係のないタイミングで、執拗に口の周りを舐めているようであれば、何か不安なことがあったり緊張していることを示しているので、飼い主さんは不安要素となるような原因を突き止め、排除してあげたり、注意を他に向けてあげることが大切です。

鼻を舐めている

鼻を舐めるチワワ

鼻をぺろぺろと舐めている時は、自分に敵意があると感じる相手をなだめようとしていることを意味しています。例えば散歩中に向こうから犬がやってくる際に鼻を舐めているのであれば、「こちらは敵意はありません。仲良くしましょう」という意味があるのです。

また、自分が不安に陥っている時や、緊張感、恐怖感を感じている時にも、自分の気持ちを落ち着かせるために鼻をぺろぺろと舐めることがあります。

例えば愛犬が何かを失敗してしまったり、悪いことをしてしまった際に飼い主さんが叱っている時、鼻を舐めるようなしぐさを見せているのでれば、「もうそれ以上怒らないで」「怖いよ」「落ち着いて」という気持ちを伝えようとしているのです。

足を舐めている

足を舐めている犬

前足を舐めている時は、何かストレスを感じている可能性があります。不安に感じるような出来事があったり、なかなか飼い主さんが構ってくれないことでストレスを感じてしまい、前足を舐めることで気持ちをそちらに向け、気を紛らわせようとしているのです。

頻繁に前足を舐めるようなしぐさを見せている場合には、「飼い主さんが構ってくれない」「寂しい」という不安感が強くなっている可能性が考えられるため、分離不安症になっている疑いもあります。

あまり前足ばかりを舐めていると皮膚に傷がついてしまい、炎症を起こしてしまう恐れがあるので注意が必要です。

病気や怪我の可能性も?

肉球を舐める犬

ここまでは心理的要因から体の部位を舐めているという例をご紹介してきました。ここからは心理状態ではなく、何らかの病気にかかっている可能性や怪我をしている可能性を読み解いていきましょう。

肉球を中心に舐めている

肉球付近を舐めている犬

足の中でも特に肉球を中心に舐めている場合には、皮膚疾患の可能性が考えられます。ほとんどの犬は犬用の靴や靴下を履かずに外へ散歩に行くため、地面と直接触れる肉球は怪我をしやすい場所でもありますし、虫に刺されてしまっている可能性の高い場所とも言えます。

また夏の散歩では、地面が熱く、肉球をやけどしてしまっている危険性もあるため、散歩の前には飼い主さんが自ら手を地面に当てて、暑くないかどうかを確認する必要があります。

執拗に肉球を舐め続けているのであれば、一度飼い主さんが愛犬の肉球を確認してみてください。もしも異常が見られる場合には炎症などが起こっている可能性がありますので、皮膚疾患だけでなく感染症の疑いがあります。すぐに病院へ連れて行くべきでしょう。

肉球が乾燥してしまい痒みを感じているのであれば、たんぱく質や亜鉛が不足しているかもしれません。それにより栄養バランスが崩れ、膚がカサカサになってしまうことで症状が起こっている可能性があります。食事の管理をもう一度見直してみることが必要です。

お腹を舐めている

お腹付近を舐める犬

お腹は犬にとって弱点でもあります。敵に襲われたら急所となる部位でもある上、他の場所に比べて被毛がほとんど無かったり、少ない部位でもあるため、ノミやダニがくっつきやすい場所でもあるのです。

しつこく舐めているようであれば、ノミやダニなどの菌が付着してしまい、かゆみを感じている可能性があります。この場合は湿疹などが確認できるため、飼い主さんが見て確認してみてください。

もしも飼い主さんから見てお腹に異常を確認できないのであれば、内臓疾患から生じる痛みの恐れもあります。お腹が張ったり、普段とは違う様子を確認できるので、すぐに病院へ連れて行き診察してもらいましょう。

中には便秘や下痢気味の時にお腹を舐める子もいるため、お腹は健康状態を確認しやすい部位でもあります。

まとめ

鼻を舐めるジャーマンシェパード

いかがでしたでしょうか。今回は犬が舐めることの多い部位を取り上げてご紹介して参りました。他にも「この部位を執拗に舐め続けている」と気になることがあるならば、早めに病院へ連れて行き、まずは病気でないかを確認してもらいましょう。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:08 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする