動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年11月12日

犬に暖房は必要か?設定温度や注意点まで

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気になる!犬と暖房のアレコレ



季節の移り変わりは早いもので、ついこの間まで大汗をかきながら愛犬とお散歩していたかと思ったら、もう散歩道に枯葉が舞っています。日に日に日が暮れるのも早くなり、あっという間に冬がやって来てしまいそうです。


冬になると暖房が活躍してくれますが、犬の飼い主さん、特に愛犬と初めての冬を迎えるという飼い主さんの中には「夏は犬に冷房が必要なのはよく耳にするけれど、冬は犬に暖房は必要なの?」と疑問に思われ方もいらっしゃるのではないでしょうか。


そこで今回は、犬に暖房は必要なのかをはじめ、犬と暖房の気になるアレコレについてご紹介していきたいと思います。

犬に暖房は必要なの?


犬の平均体温は小型犬で39℃前後、大型犬で38℃前後であるため、人間よりも寒さに強いです。


ですが、寒さに弱い犬もいます。寒さに弱い犬には寒さ対策を行ってあげないと、体調を崩してしまうかもしれません。そして寒さ対策のひとつとして、暖房が必要になることもあります。


愛犬が寒さに弱いか強いかは、犬種からおおよその判断がつきます。一般的に、温暖な地域が原産である犬種やシングルコート(上毛のみで下毛がない)の犬種は寒さに弱いとされ、逆に寒い地域が原産である犬種やダブルコート(下毛と下毛の2層構造)の犬種は寒さに強いとされています。


また、小型犬は中・大型犬よりも地面や床に近い高さで生活しているため、下からの冷気を感じやすい上に体が小さいため体温を保ちづらく、寒さに弱い犬が多いです。





寒さに弱いとされる犬種



チワワ
プードル
ヨークシャーテリア
ミニチュアピンシャー
イタリアングレーハウンド
マルチーズ
パグなど


これらの犬種には、基本的に暖房が必要と考えていいでしょう。

寒さに強いとされる犬種



柴犬
シベリアンハスキー
日本スピッツ
コーギー
ゴールデンレトリーバー
ラブラドールレトリーバー
セントバーナードなど


これらの犬種は多少寒くても元気に遊んでいることが多いですが、室内飼育によって寒さへの耐性が弱くなり、寒がりの犬もいます。


また、犬種に関係なく病中病後の犬、子犬、老犬は体温調整が上手くできないため、暖房による温度調整が必要です。

寒いときのサイン

寒さに弱い犬種と強い犬種が存在するとはいえ、個体差があるので犬が出すサインで寒がっていないか判断するといいでしょう。


犬が寒いときのサインは


震える
体を小さく縮めている
寝てばかりいる
散歩に行きたがらない
飲水量が減る
下痢をする


などです。これらのサインが見られたときは暖房が必要かもしれません。

愛犬のための暖房の使い方は?



愛犬が寒い冬を快適に過ごすためには、暖房器具をどのように使ったらいいのでしょうか?主な暖房器具ごとにご紹介していきます。

@エアコン

エアコンは快適な温度を保つことができ、タイマーも利用できて非常に便利です。また、火を使わず安全性が高い暖房器具です。


ですが、暖かい空気は天井付近に溜まってしまいます。ですから、人間には暖かく感じていても床に近い高さで生活している犬には寒いということもあります。サーキュレーターなどを使って、暖かい空気を床まで循環させてあげるといいでしょう。


また、エアコンの温風が犬に直接当たり続けないように気をつけましょう。

Aストーブ、ファンヒーター

ストーブやファンヒーターは犬が寒ければ自分で近づき、暑くなったら離れることができますが、やけどをする危険があります。


犬がストーブの前に長時間いることで熱さへの感覚が鈍り、毛が燃えていることになかなか気づかずにやけどをしてしまったり、石油ストーブの上に乗せたやかんの熱湯が犬にかかってやけどをするケースもあります。


ストーブやファンヒーターを使用するときは、犬が近づきすぎないようにストーブガードを設置しましょう。

Bホットカーペット、床暖房

ホットカーペットや床暖房は、床に近い高さで生活する犬に快適な温かさを提供してくれます。ホットカーペットは床よりも小さいサイズを使用し、犬が暑くなったら涼める場所を確保ましょう。


床暖房は犬が暑さを感じても逃げ場がなくなってしまうことがあるので、ソファーに乗れるようにしておいたり、床の上にすのこを置いてあげるなどして、暑くなったら移動できる場所を作ってあげましょう。


ホットカーペットや床暖房の上で長時間寝てしまうと、低温やけどになることがあるので注意が必要です。





Cこたつ

ぬくぬくと温まれるこたつの中が好きな犬は多いようですが、あまりオススメできません。


こたつ布団で密封されたこたつの中は熱がこもりやすいため、そこで犬が長時間眠ってしまったり、出口がわからなくなってしまうと熱中症になる危険があります。


飼い主さんがこたつを使用するときは愛犬を中に入れないようにして、愛犬にはペット用の暖房器具を用意してあげたほうがいいでしょう。


どうしても愛犬がこたつの中に入ってしまう場合は、熱がこもらないようにこたつ布団に1か所出口を作り、設定温度も低めにしましょう。

室温の設定温度は何度?



犬は人間よりも体温が高いため、人間の感覚に合わせてエアコンなどの温度設定をしてしまうと犬には暑いかもしれません。


一般的に犬の適温は18℃〜22℃と言われているので、犬がいるときの室温の設定温度は20℃前後がいいでしょう。ですが、寒さに弱い犬の中には25℃ぐらいが快適に過ごせるという犬もいます。愛犬の様子を見ながら調整してあげましょう。

暖房を使用するときの注意点は?


犬を飼っていて暖房を使用する場合、注意しなくてはいけない点がいくつかあります。

@乾燥を防ぐ

元々冬は乾燥する季節ですが、暖房を使用することで部屋の中はさらに乾燥します。部屋が乾燥すると犬の抵抗力が弱まったり、皮膚のトラブルを起こすことがあります。


ですから、暖房を使用するときは加湿をしましょう。加湿器がない場合は、部屋にタオルや洗濯物を干すと加湿することができます。


犬の最適な湿度は40〜60%ですので、この湿度を保つように心がけましょう。

A涼しい場所に移動できるようにしておく

犬が暑いと感じたときに涼しい場所へ移動できないと、熱中症になるおそれがあります。暖房を使用するときは、廊下など涼しい場所にいつでも移動できるようにしておいてあげましょう。

B換気をする

暖房を使用しているときに窓を開けると寒いため、閉め切りにしてしまいがちです。ですが、換気を行わないとほこりが溜まりやすくなり、そのほこりを犬が吸い込んだり、なめてしまうかもしれません。また、においもこもります。


暖房器具によっては換気を行わないと一酸化炭素中毒になることもありますので、1時間に1回程度は窓を開けて空気の入れ換えをしましょう。

C電気コードでの事故を防ぐ

暖房器具の電気コードを犬が噛んでしまうと、感電や火事などの事故を招く危険があります。


電気コードはカバーで覆ったり、壁に這わせるなどして犬がいたずらできないようにしておきましょう。

まとめ



エアコン:温風が犬に直接当たらないようにする
ストーブ、ファンヒーター:火傷に注意する
ホットカーペット、床暖房:低温やけどに注意する
こたつ:熱中症に注意する



犬は寒さに強いと言われていますが、暖房による寒さ対策が必要な場合もあります。愛犬が寒さに弱い犬種なのか強い犬種なのかを知っておき、寒いときのサインを見逃さないようにしましょう。


暖房を使用するときは、愛犬に病気やケガ、事故などがないように飼い主さんが十分気をつけてあげて下さい。


暖房を上手に使って、愛犬が寒い冬も快適に過ごせるようにしてあげたいですね。


posted by しっぽ@にゅうす at 01:02 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする