上毛新聞
ペットは家族同様に大切な存在だ。ペットはその種類によって、大きさや性格、飼い方も異なる。ペット保険も動物の種類によって保険料の算定が分けられている。ここでは、ペット保険における犬種や猫種の取扱いについて解説する。
ペットがかかりやすい傷病、人気猫種では下痢が第1位
■犬と猫、それぞれかかりやすい病気が違う
ペット保険の請求理由が多い病気の調査から、犬は「歯周病(入院・手術)」と「外耳炎・外耳道炎(通院)」が、猫は「腎不全(入院)」、「歯周病(手術)」そして「膀胱炎(通院)」がかかりやすい病気となっている。犬と猫に共通して多い歯周病については、日頃からの歯のケアが大切だ。歯周病に限らず日頃からペットの健康には気を使いたいものだ。
■犬のペット保険
保険料の算定において、犬種によって分類されていることがほとんどだ。犬種はおもに「小型犬」「中型犬」「大型犬」に分けられる。ペット保険取扱会社が掲載する犬種に該当がない場合には、別途、取扱会社に問い合わせてみよう。
また、大型犬は治療費の金額や治療回数が小型犬に比べて高い場合がある。主な要因は、一般的に大型犬のほうが小型犬より身体が大きいため薬品の使用量が多いという事だ。また、大型犬は小型犬と比較するとやや平均寿命が短い傾向がある。大型犬を飼う際には、保険料が小型犬よりも割高になる可能性がある事を知っておこう。
■猫のペット保険
猫の場合は、品種や大きさ(体重)ではなく、血統種かミックス(交雑種)かで分類されることが多い。また、マイクロチップの装着の有無によって分類されているケースもある。品種についてはパンフレット等に掲載されていることが多いので参考にすることができるが、未掲載の品種であっても保険料は変わらない。
ペットは人に安らぎと癒しを与えてくれる大切な存在だ。犬や猫には多くの品種があるので、一生涯の世話を全うできるように自分の生活スタイルや住まいに合ったペットを選ぶことが大切だ。そして、万が一の場合に備え、ペット保険についても検討しよう。