動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年02月08日

猫2匹 お年寄りに癒やし 譲渡会で探し引き取る 函館の特養ホーム

北海道新聞


【函館】特別養護老人ホーム潮寿荘(函館市釜谷町605)で、「億(おく)」と「集(しゅう)」と名付けられた猫2匹が入居者と一緒に暮らしている。2匹は函館のNPO法人「南北海道動物愛護ネットワークみらい」から引き取った猫。日中は施設内を自由に歩き回り、入居者や職員たちに癒やしを与えている。

 オスの「億」とメスの「集」が潮寿荘にやってきたのは2014年10月。東京に猫を飼っている高齢者施設があることを知っていた柏原美之施設長が、自身も猫好きだったこともあり、潮寿荘での猫の飼育を提案したのがきっかけだった。

 この提案を受け、2匹を同時に飼育することや、入居者を傷つけないよう手の爪の手術をすることなどを施設内で決定。捨てられてしまった猫の中から、施設に合う猫を迎え入れることにしたという。

 その後、柏原施設長が、動物愛護に関する一連の活動について以前から知っていた「みらい」の譲渡会に何度も参加。みらいの鈴木洋美副代表が保健所から引き取って保護していた生後2カ月ほどの猫2匹を、施設で受け入れることになった。

 「人を怖がらず、丸顔の垂れ目に一目ぼれしました」と柏原施設長。「億」の名には、安定してホームの運営ができるようにとの願いが込められた。「集」は、職員や入居者がにぎやかにホールに集まるようにとの思いで命名された。

 猫たちは現在、ホールに設置された職員手作りの「猫ハウス」(3階建て)を拠点に生活しており、職員皆で世話に当たっている。昼間はハウスの扉が開かれており、2匹はホールを中心に施設内を自由に行き来している。

 入居者のひざの上に乗ったり、歩行器のかごに入ったりしているほか、入居者と一緒にソファに座ってくつろぐ姿を見せることも。時には、入居者の居室に入ってナースコールを鳴らしてしまうこともあるが、入居者たちも一様に猫との触れあいを楽しんでいるという。

 潮寿荘はさらに、インターネットのブログ「にゃんこ通信」を通じて「億」と「集」の近況を随時紹介。今年、ブログの存在を知ったみらいの鈴木副代表は「ここまでかわいがってくれるとは思わなかった。幸せになっていて本当にうれしい」と喜んでいる。(押野友美)


posted by しっぽ@にゅうす at 08:09 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする