動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年06月04日

高齢者の猫、助けたい 大分市のNPOが保護活動

大分合同新聞



大分市のNPO法人「ねこの糸」(村上由香里代表理事)は、高齢者が病気などで飼えなくなった猫の保護活動に取り組んでいる。数が多過ぎて世話が行き届かず、生活に支障を来す「多頭飼育崩壊」も問題化。一時的に預かる施設の開設準備も進める。「動物と飼い主。どちらも幸せにする」のが目標だ。
 大分市の主婦三重野すみ代さん(42)方の自宅2階。小さな段ボール箱に2匹が肩を寄せ合い、じっと人の様子をうかがう。いずれも飼育できなくなった高齢者から保護した猫だ。今年2月からボランティアで一時的に預かっている。
 多頭飼育崩壊の環境で育った猫は、餌だけ与えられて人と触れ合う時間が少なく、慣れていないことが多いという。「3カ月がたち、ようやく抱き上げることができた。世話の難しさを感じる」。新しい家族を見つけるには環境整備が欠かせない、と三重野さんは感じる。
 同法人は2016年6月に設立。複数の猫を飼う高齢者や、飼い主を介護するヘルパーから「病気で世話ができない」「入院で家を空けることになった」という相談が寄せられるようになった。
 初年度は1世帯から12匹、昨年度は2世帯から計27匹を預かった。▽去勢手術をせずに繁殖させ、近所とトラブルになった▽ふん尿の悪臭や不衛生な環境により、飼い主の健康状態も悪くなった―といった例も少なくなく、村上代表理事(40)は「猫が心配で入院を拒む人もいた」と語る。
 現在は緊急を要する場合に限り、譲渡先が見つかるまで保護している。「受け入れに協力してもらえる家庭が不足し、限界がある」と同法人。新しい飼い主が見つかるまで一時飼育が可能な施設(室内スペース)の開設を計画しており、来年4月からの運営を目指している。
 新施設はNPOを支援する「おおいた共創基金」(大分市)を活用。さまざまな専門家からアドバイスを受けながら、支援者を増やすための広報活動にも取り組むことにしている。
 同法人への問い合わせは、メール(neconoito@gmail.com)で。一般家庭の猫の引き取りは受け付けていない。



posted by しっぽ@にゅうす at 09:23 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする