動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年06月07日

犬猫殺処分ゼロへ! イオンペットの社会貢献活動に「良い試み」「広がってほしい」と賛同の声


Yahoo! JAPAN



 空前の「猫ブーム」と言われる中、犬も根強い人気を誇っていますが、保健所や動物愛護施設が保護し、引き取り手が見つからないことなどで殺処分される犬と猫は年間計5万5998匹(2016年度、環境省調べ)にも上ります。そんな中、ペットショップや動物病院などを展開するイオンペット(千葉県市川市)の社会貢献活動「LIFE HOUSE」が話題になっています。自治体と協力して犬や猫を引き取り、新たな飼い主と結びつける取り組みで、SNS上では「良い試みですね」「いろんなところに広がってほしい」と賛同する声が寄せられています。

【表】全国の「LIFE HOUSE」12施設

再び捨てられないよう、厳しく審査
「LIFE HOUSE」は「保護された犬や猫を少しでも多く救い、ペットを捨てない社会を創る」ことを目的として、2008年に犬を対象にスタート。2015年からは猫についても活動を開始しました。保健所や動物愛護施設に保護された犬や猫を引き取り、健康チェックや予防注射、去勢・避妊手術、病気の治療、しつけなどを行い、希望者へ無料で譲渡します。譲渡時、犬や猫が再び捨てられないように、希望者の適性についての審査があるそうです。

 広報担当の石田智子さんに話を聞きました。

Q.なぜ「LIFE HOUSE」を始めたのですか。

石田さん「『殺処分される犬や猫を何とか助けたい』という熱い思いを持った社員が、当時の社長に直談判したことがきっかけです。2008年当時は、年間28万匹近くの犬猫が殺処分されており、ペットビジネスに関わるものとして『救える命をひとつでも、できることを一歩から』という理念で始めました」

Q.保護した犬や猫を譲渡する取り組みにイオンペットが関わる意味は何でしょうか。

石田さん「イオンペットは、さまざまなペット関連サービスを展開しており、引き取りから譲渡、その後まで、トータルでサポートできることが強みです。多くの『LIFE HOUSE』が大型商業施設内にあり、ペットに興味がある人はもちろん、それ以外の人にも活動を知ってもらいやすいことも大きなメリットです。譲渡後も、困ったことがあれば気軽に店舗へ立ち寄って相談できます」

Q.全国に12施設があるそうですね。

石田さん「犬と猫、それぞれの専門施設になっています。犬の『inu. LIFE HOUSE』は埼玉や愛知、福岡など6拠点、猫の『neco. LIFE HOUSE』も千葉や大阪など6拠点です」

Q.犬や猫はどのように集め、これまでにどれくらいの譲渡先が見つかりましたか。

石田さん「引き取りは行政機関からのみで、個人や民間団体からは引き取っていません。2018年3月までに、犬176匹、猫98匹、計274匹の新しい家族を見つけることができました」

Q.どのような審査で譲渡先を選ぶのですか。

石田さん「衝動的に飼い始めて再び捨てられないように、厳しめに審査をしています。譲渡の希望を受けると、1カ月半〜2カ月程度をかけて審査し、講習会を経て譲渡します。面談には、希望者のご家族全員の参加をお願いしています。審査項目も『住宅状況』『ご家族の年齢』など20項目以上を確認します。すでにペットがいる場合は、新たに譲渡される犬や猫との相性も確認します。55歳以上の希望者には、自身の身に何かあった場合に、責任を持って面倒を見てくれる後見人の指定をお願いしています」

Q.今後、さらに全国に事業拡大する予定はありますか。

石田さん「全国、特に中部や近畿の主要都市を中心に、積極的に活動を広げたいと考えています。現在、殺処分のうち約8割を猫が占めているので、その傾向に合わせて猫の専用施設を中心に展開していきたいと考えています」

Q.最後に、ペットを飼いたいと思っている人にメッセージを。

石田さん「この10年間で殺処分数は約4分の1に減りましたが、いまだに年間11万匹の犬や猫が行政に収容・保護されています。もしも、保護動物を引き取ろうという気持ちをお持ちでしたら、『LIFE HOUSE』だけでなく全国の譲渡活動を行う個人・団体をお訪ねください。行政のホームページでも家族を探しているペットはたくさん載っています。その気持ちを持ち続けて行動してもらえれば、『LIFE HOUSE』としてもうれしいです」

報道チーム


posted by しっぽ@にゅうす at 02:36 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする