動物 しっぽニュース
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2018年09月15日

ペット犬の健康・長寿に商機 おむつやフィットネスも

日本経済新聞



家族同様に大切に扱われて、愛されるペットの犬。食生活やライフスタイルが人に近づいて長寿化し、生活習慣病や肥満などに侵されるようになった。大事な「家族」に健康に長生きしてもらいたい飼い主向けに、医薬品やおむつなどの商品が増えてきた。

犬の飼育頭数は減っているが、犬への支出額は増えている
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犬の飼育頭数は減っているが、犬への支出額は増えている

 ユニ・チャームは25日、犬用の紙おむつ「マナーウェア」の新商品を発売する。迷彩柄やチェック柄など、一見するとおむつに見えないようなデザインに仕上げ、犬用の服などと合わせても違和感がないようにした。「どこでも一緒にお出かけしたい」という飼い主の声にこたえるためだ。

 ショッピングモールやレストランの中でも一緒にいたいが、日本ではまだペットを連れて入れない場所が多い。子犬のうちから紙おむつに慣れておけば、気軽に外出できる場所が広がるうえ、高齢になって介護用おむつが必要なときにもスムーズに着用できるという。

 犬の目を保護するコンタクトレンズを商機とみる動きも広がっている。コンタクトレンズ大手のシードは8月、小型犬の目の角膜を保護する使い捨てコンタクトレンズ「わんタクト」を発売した。視力の矯正機能はないが、素材は人向けと同じで、犬の目に傷がついている場合などに眼帯と同じ役割を果たす。

 犬用では、メニコン子会社のメニワン(名古屋市)も同様のコンタクトレンズを展開しており、需要は底堅いという。さらにメニワンが力を入れているのが犬などペット用のオーラルケア商品だ。2017年に発売した「Pero―One」という口臭を抑え、歯垢(しこう)の付着を減らすサプリメントの販売が好調で、18年7月から大容量ボトルも売り出した。

 一般社団法人ペットフード協会の調べによると、17年の犬に関する1カ月の支出は、医療費を含めて平均1万818円。5年前に比べて3000円ほど増えた。餌に気をつかうなど飼い主がペットの健康に配慮する傾向が強まったことで、犬の平均寿命も17年には14歳を超えた。

 犬を人のように扱うサービスも広がっており、犬用のフィットネスが人気を集めている。

 街頭ビジョンなどを運営するシブヤテレビジョン(東京・渋谷)の会員制犬用複合施設「ワンコット」(横浜市)に登録された犬は約9000匹。年をとって寝たきりになるのを防ぐため、若くて健康なうちからランニングマシンやバランスボールを使った体づくりをさせる飼い主も多い。

 犬用運動スペースのドッグランをはじめ、1泊2万円のスイートルーム宿泊プランを用意したペットホテル、飲んだ水や排せつの量まで記録する介護サービスも提供しており、会員数が増え続けている。

 人と同じように栄養のバランスの良い食事を楽しみながら、若いうちから屋内型のフィットネスで健康を意識して汗を流す。国内で高齢化や頭数の減少が進む点は人と同じで、擬人化や家族化が商機を生んでいる。今どきの犬は無心で庭を駆け回るだけではすまず、新たな商品やサービスが増えるにつれて、忙しくなりそうだ。


posted by しっぽ@にゅうす at 09:16 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする