動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年11月09日

飼い主は気がつかないことが多い 犬や猫のペットでも糖尿病

財形新聞



●ペットの2型糖尿病 500匹に1匹の割合
 動物医薬品大手「MSDアニマル・ヘルス」の調査によると、ペットとして飼われている犬や猫の500匹のうち1匹は、2型糖尿病を患っているという。人間の糖尿病は自覚症状がないことも多いが、ペットの糖尿病に気がつかない飼い主もまた非常に多い。

 11月1日は「犬の日」であった。これを機に、MSDアニマル・ヘルスはペットの糖尿病の予防と治癒のキャンペーンを実施している。

●犬の場合は、オスよりもメスの罹患率が高い
 獣医学者のマルコ・メロージ氏は、ペットの糖尿病について次のように説明する。

 犬の場合は、遺伝性といわれる1型糖尿病が多く、メスはオスの2倍の罹患率となっている。糖尿病にかかるリスクが高いのは、イングリッシュ・セター、ヨークシャテリア、サエモド、ミニチュア・シュナウザー、ピーグル、プードル、ドーベルマン、ゴールデンリトリバー、ラブラドールなど人気の犬種である。

 猫に関しては、2型糖尿病が圧倒的に多く、特に去勢手術を受けたオスは罹患率が高いとされている。

●白内障から発覚することが多い糖尿病
 ペットの糖尿病は、飼い主が気がつかないことが多い。これまでの例では、白内障のために獣医のもとに連れてこられたペットが、糖尿病性白内障であることが発覚することが多かった。

 専門家によると、ペット間の糖尿病のケースは増加傾向にある。糖尿病は、白内障や四肢の衰弱などの合併症を引き起こす原因ともなる。そのため、早期発見が治癒のカギとなる。糖尿病の兆候としては、激しいのどの渇き、頻尿、食欲旺盛であるにもかかわらず体重減少すること、絶え間ない眠気などがあげられる。また、猫の場合は体をなめる行為が減るという特徴もある。

●人間と同様、食餌療法が有効なペットの糖尿病
 ボローニャ大学獣医学部のフェデリーコ・フラカッシ教授によれば、ペットの糖尿病は人間のそれと同様に食餌療法や運動量などをコントロールすれば、通常の生活を送ることができるという。罹患した場合は、食餌療法とインスリン療法が用いられる。いずれにしても、早期に検診することが必要だという。

 フラカッシ教授はさらに、猫の場合は肥満対策と運動量によって糖尿病の予防は可能だと強調する。


posted by しっぽ@にゅうす at 09:21 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする