動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年01月11日

伊豆のシカ肉、ペット餌に加工 捕獲の有害獣を活用

静岡新聞


有害鳥獣として捕獲されたシカの有効活用を図ろうと、伊豆市の市営食肉加工施設「イズシカ問屋」で8年間現場責任者を務めた高山弘次さん(46)が独立し、同市吉奈にペットフード用の加工施設「DERR BASE IZU(ディアベイスイズ)しかまる」を開業した。ペット用という新たな需要を生み出し、順調に受け入れ頭数を伸ばしている。
 高山さんは2011年のイズシカ問屋開設時から18年3月まで現場責任者を担当し、捕獲されたシカやイノシシを食肉に加工する施設の運営に携わってきた。しかし、イズシカ問屋は30キロ以下の小さな個体や、1日の規定数を超える個体は受け入れられず、休日も設けているため、捕獲者が自家消費できない個体は埋めるなどして処分する状況が生まれている。
 「いただいた命を最大限活用したい」と、受け皿となる施設の開業を決めた。
 ペットの健康に気を配る人が増えていることから、年間を通じて需要のあるペットフードに着目。電解水や金属探知機を使うなど人間用と同等の処理設備を整え、18年9月に施設をオープンした。
 商品は生肉とジャーキーで10種類以上を用意。これまでにほぼ休みなく毎日1〜5頭のシカを受け入れて加工処理しているが、会員制交流サイト(SNS)で愛犬家に評判が広まり、在庫は空。ペットフードとしては決して安くはないが、施設を訪れた清水町の女性(50)は「シカ肉はヘルシーでアレルギーも出にくい。新鮮なので犬がとにかく喜ぶ」と商品を購入していった。
 開業当初に目標とした年間400頭の処理に向けて順調に推移。「商売を軌道に乗せ、処分される個体が少しでも減るようさらに受け入れを増やしたい」と今後の展望を語る。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:12 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする