動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年04月16日

雑種犬の愛情表現を写真集に、岡山

産経新聞


歯をむき出し、獰猛(どうもう)そうに見える犬、その傍らで、かまれても耐えるもう一方の犬−。実はじゃれ合いの一場面だが、そんな画像で全国の愛犬家から注目されている2匹の犬が岡山県玉野市の寺院にいる。ツイッターで人気に火がつき、この春、写真集「がくこ」として辰巳出版(東京都)から全国発売された。

 2匹は同市用吉(もちよし)で約500年続く古刹(こさつ)「豊岳山久昌寺(ほうがくざん・きゅうしょうじ)」で飼われている「こてつ」と「なむ」で、ともに雌の雑種。こてつは平成20年に野良犬が同寺で産み落とし、なむは27年に里親募集で引き取った。

 普段から仲良しで、こてつが何度もなむにあまがみを仕掛ける。その際、こてつは歯をむき出しにし、目をむく表情が多く、この様子を同寺職員で住職の3女、豊岳由華さん(27)がスマートフォンで撮影し、27年からツイッターへ投稿している。

 多くの人が、こてつの強いインパクトに「けんかかと思った」など、実際との大きなギャップから反響が次々と。好意的な感想を示す「いいね」が1万件を超え続け、最高で約12万7千件を記録した。

 これにペット関連書籍にも力を入れる辰巳出版が「悪趣味めいた一過性のバズり(席巻)ではなく、犬たちの“素”の部分に愛らしさが感じられる」(小林裕子編集者)と、昨年夏に書籍化を企画した。

 題名は豊岳さんのハンドルネームをそのまま使用。B5版、80ページで、豊岳さんが撮った約2万枚の画像をセレクトして掲載。複数枚を合成させたり、漫画風の吹き出しを入れたりと、2匹の豊かな表情で楽しく仕上げた。帯にはコピーライターの糸井重里さんによる推薦コメントが入った。


豊岳さんは「雑種犬だからでぞんざいに扱うのでなく、写真集を通じて動物愛護の精神が高まり、殺処分される保護犬が少しでも減ってほしい」と願っている。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:11 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする