動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年04月29日

もしも子猫を保護したら…春に子猫を見かけるのはなぜか

Yahoo! JAPAN


春になると子猫を見かけることが多くなりますよね。それは猫の発情期と妊娠期間が関係しているから。もしも独りぼっちでいる子猫を見かけたら、そして、保護したら…。もしもの時に備えて、適切な対応方法をあらかじめ知っておきたいですよね。子猫の保護方法を時系列に沿って紹介します。

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もしも子猫を保護したら…春に子猫を見かけるのはなぜか
寝転がる茶トラMIX
春に子猫を見かける理由
日照時間が長くなり暖かくなると、生まれた子猫の生存率がアップします。そのためメスは2〜4月に発情期を迎えて妊娠しやすくなります。そしてメスの妊娠期間が2ヶ月なので、春に子猫が多く生まれるのです。

もしも子猫を保護したら…春に子猫を見かけるのはなぜか
キジトラの子猫
どんな猫を保護するべき?
もしも子猫を見かけたら、近くに母猫がいないか確認しましょう。子猫だけでいる場合は、母猫とはぐれたり捨て猫の可能性が考えられますが、子猫だけで生きていくことは難しいのが現実なので、保護を考えたいです。

もしも子猫を保護したら…春に子猫を見かけるのはなぜか
ジャーキーをおねだりするアメリカンショートヘア
子猫を保護したら、最初は体を温めて
子猫は本来、母猫や兄弟猫と体を温めあって暮らしています。しかし家族とはぐれてしまった子猫は体を温める術を失うので、低体温症を起こす恐れがあるのです。家族とはぐれてから体が冷えているかもしれませんので、中にタオルを敷いた段ボールなどを用意して、まずは体を温めてあげましょう。

母猫に触れるくらいの暖かさが理想で、30〜35度が目安になります。段ボール内の温度が上がり切らない場合は、お湯を入れたペットボトルやカイロをタオルでくるんで、段ボールの中に入れてあげるといいでしょう。

もしも子猫を保護したら…春に子猫を見かけるのはなぜか
鏡越しに見つめる白黒MIX
動物病院へ連れて行って
元気そうに見えても、外にいた子猫は栄養失調や病気に感染している恐れがあります。一度動物病院で健康診断をしてもらい、アドバイスをもらいましょう。動物病院では、これらの項目を確認してくれます。

・健康状態
・ノミやダニの駆除/予防
・年齢と性別

先天性の異常や病気の可能性がある場合は、治療が必要になるかもしれません。ノミやダニがいる場合は駆除し、年齢や性別にあった飼育方法を確認しましょう。

もしも子猫を保護したら…春に子猫を見かけるのはなぜか
ご飯を食べる茶白MIX
すぐに病院へけない場合
子猫を保護した時間が深夜などで、すぐに動物病院へ行けない場合は、子猫を保温することから始めましょう。もし子猫の体が濡れていたら、タオルやドライヤーで乾かしてあげてください。次にタオルで半分覆った段ボールハウスを作って、子猫が過ごす場所を作ってあげましょう。ハウスの側に、体を温めるカイロやヒーターを置くといいですよ。

保護した猫が離乳前の子猫なら、排泄の出助けが必要です。母猫が子猫のお尻をなめて排泄を促すように、ぬるま湯で湿らせたコットンやティッシュでお尻をトントンと優しく刺激してあげましょう。

これからの季節は子猫に出会う機会が増えると思いますが、保護を必要としている猫なのか見極めが大切です。もしも保護した猫がぐったりしていたら、夜間でも診療している病院を探して連絡を。1匹でも多くの猫の命を守りたいものです。

参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『子猫を拾った!その後にすべきこととは? |時系列に沿ってご紹介』(監修:ねこのきもち相談室獣医師)
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

ねこのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 09:26 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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