動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年05月21日

捨て犬救い障害者に癒やし与える 保護犬と暮らすグループホーム誕生


Yahoo! JAPAN



殺処分される前に引き取られた保護犬と障害のある人が一緒に暮らせるグループホームが先月、関西で初めて、兵庫県尼崎市に誕生した。看護師の近藤繭さん(32)=同県西宮市=が立ち上げた「ホームわんこ」。勤めていた病院を退職しての新たな挑戦に、近藤さんは「捨てられた犬を救えて、入居者の生活に癒やしと彩りを与えられる」と熱い思いを抱く。(小谷千穂)

【写真】民家を改修してオープンした「ホームわんこ」

 幼い頃から犬が大好きだった近藤さん。多くの動物が殺処分される現状に「許せなくて、救えなくて悔しい」と感じていた。大学時代は犬の里親を探すNPO法人でボランティア活動をし、看護師になってからも、先進的な動物保護施設がある独ベルリンを訪れるなど勉強を重ねた。

 昨年10月、関東に保護犬と暮らすグループホームがあると知り、「看護師の経験も生かせる」と一念発起。会社を立ち上げて民家を改修し、それぞれ4人が住める女性棟(同市南武庫之荘7)と男性棟(同市食満3)を用意した。各棟には個室と共有のリビングがあり、保護犬はリビングで飼う。

 女性棟にいるのは5歳のトイプードル「ハナ」、男性棟は8歳の同じくトイプードル「春」。2匹とも元は子どもを産むためのブリーダー犬で、弱って飼育放棄されたため、近藤さんが引き取ったという。

 グループホームの入居者は精神疾患や知的障害がある19歳以上の男女。犬と遊び、世話や散歩を手伝いながら生活する。「犬と住みたい」という希望者は多く、部屋はすでにほぼ満室。近藤さんや介護職の資格がある近藤さんの母、泉さん(62)らが世話人として常駐し、就労支援も担う。

 暮らし始めた入居者は、犬との触れ合いで笑顔が多く見られ、散歩中には地域の人とあいさつを交わす。「将来保護犬を飼いたい」と話す人もいるという。近藤さんは「保護犬と暮らすことで命の大切さを知り、社会とつながるきっかけにもなれば」と話している。

 近藤繭さんが経営する「ヘルスプロダクト」TEL06・7183・0022
posted by しっぽ@にゅうす at 01:06 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする