動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年05月29日

愛犬&愛猫のいきいき老後生活を支える老犬・老猫ホーム等

Yahoo! JAPAN



 子供の数よりペット数が上回る現在の日本では、人間だけでなく、ペットの高齢化も解決すべき問題のひとつとして浮上している。年老いたペットの世話をどうするのか、飼い主が年老いたときは、何をすればよいのか。そんなときに頼りになる、愛犬&愛猫の老後を支えるサービスを紹介する。

【写真】ペットシッターと散歩する可愛いワンコ

◆ペットシッター

 加齢とともに体力が衰える一方、飼い犬が大きくなってくると不安になるのが散歩。強い力で急に引っ張られると思わぬ事故やケガにつながる。そこで利用したいのがペットシッターだ。自宅までシッターが訪問し、餌やりやトイレの掃除、散歩などを代行してくれる。

「ペットシッターがどんなサービスをしているかまで知っている方はまだ少ないですが、近年、アクティブシニアはもちろんのこと、身体の弱ってきた高齢者の利用が増えています」(麻布ペット・森英晃氏)

 麻布ペット(東京都渋谷区)では、動物介護士などのペット関連資格を持つ約40名がシッターとして登録されている。

◆ペット飼育OKの老人ホーム

 加齢に伴い老人ホームに入居することになった時、ペットを受け入れる施設は意外なほど少ない。特別養護老人ホーム「さくらの里山科」(神奈川県横須賀市)は、長年連れ添ったペットと入居できる全国でも珍しい老人ホームだ。

「入居者の平均年齢は80代後半で、多くが独居老人です。施設がペットとして飼育する犬や猫を含め、現在18頭います。認知症で家族の顔すら忘れた方が、入居を機にペットの名前を覚えたり、家族を認識できたりするようになった例もあります」(若山三千彦施設長)。

 ホームに同居する9頭の猫のうち、4頭が開設当初から飼育されている保護猫。施設内はこまめに清掃され、動物特有の匂いはほとんどしない。

 絵を描くのが趣味という入居者の澤田富與子さんは「この子の目が開かない時からずっと一緒でした。今もこの子がいないと眠れません」と、愛猫について愛おしそうに語る。

体が不自由になってペットのケアができなくなっても、ドッグトレーナーの研修を受けた介護士が世話をしてくれるほか、飼い主の没後も施設のペットとして飼い続けるので安心だ。

◆老犬ホーム

 2013年の動物愛護管理法改正に伴い誕生した「老犬ホーム」「老猫ホーム」。重度の介護が必要で、一般的な飼育が困難なペットのための施設。

「8割が60代以上の飼い主で、老人ホームへの入居で預けるというケースが最も多いです」(THEケネルズ東京(東京都目黒区)・施設責任者・牟田口夏美氏)。

「うちの犬は元気ですか」と毎日のように問い合わせてくる飼い主も多く、各部屋にカメラを設置して自宅やスマホなどでいつでも愛犬の様子が確認できる。

◆老犬介護

 幼犬から老犬まで幅広い年代の犬が利用できる大型複合施設「WANCOTT」(神奈川県横浜市)では、障害や老化で介護が必要な犬のケアにも力を入れる。

「長期ステイの場合でも、最長1か月ごとの契約更新にすることで、“犬を手放す”のではなく、“ご家族の責任の元でサポートを受けている”ことを意識してもらっています」(北島愛マネージャー)。

 てんかんの発作があったり寝たきりなど、一般家庭でのケアが難しいペットも医療スタッフが見守るので安心して預けることができる。

◆老猫ホーム

 一般的に猫の健康寿命は長く、長期間の介護が必要となるケースはほとんどない。

「ここにいるのは、飼い主が体調を崩して飼えなくなったり、飼い主に先立たれた猫が多いです。中には、飼い主が亡くなった後、遺言に基づいてヘルパーが預けにきてくれた20歳になる猫もいます」(東京ペットホーム(東京都大田区)・渡部まいこ店長)。

 食事や睡眠は基本的に各部屋でとるが、ストレスが溜まるので、相性を見ながら広場で遊ばせている。

※週刊ポスト2019年6月7日号
posted by しっぽ@にゅうす at 07:45 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする