動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年07月21日

ペットの熱中症対策、知っておくべき10カ条! 人とペットの赤い糸

Yahoo! JAPAN



【人とペットの赤い糸】

 夏は海に行ったり水遊びができたりと、ペットとの絆を強める楽しみも多いが、特別なケアが必要になる。特にペットは人間と違い、汗腺がなく、汗をかけず体温調節ができないので、暑さに影響を受けやすく、熱中症にもなる。

 今月末から猛暑の予測もある。対処法として、次の10項目をあげたい。

 (1)十分な水と日よけを用意する。脱水症はペットの生命を脅かす疾患である。新鮮な水や冷たい水を多く飲めるようにしておく。直射日光が当たらないように配慮したい。出掛けるときは常に冷たい水を入れたペットボトルを持参する。特に短頭種(鼻が低いパグやペルシャ猫)、高齢や肥満のペットは猛暑に弱い。

 (2)水分を取らない場合はウエットフードを与え、水分摂取ができるようにする。

 (3)日中の散歩は避ける。強い日光の下では熱中症にかかるリスクがある。アスファルトが熱くならない早朝か、夜の散歩がお薦めだ。保冷剤のスカーフをしたり、夜になっても道路が熱い場合は、肉球のやけどを防ぐため、ペット用の靴を履かせる。

 (4)室内の冷房は22〜25度くらいに設定し、冷感マットなどを敷く。冷房することで食欲も出る。

 (5)ペットの状態を観察する。犬猫の平均体温は約38〜39度前後だ。水を飲んだり、息をハァハァして、体温を下げる調整を行う。これらの体温より高い場合は要注意だ。おしっこがほとんど出ない。息を激しくハァハァしたり、歯茎が渇いていたり・赤くなったり、よだれの量が多い場合、嘔吐(おうと)や下痢、脚がふらつく症状などがあった場合は、すぐに動物病院で診察してもらう。冷たい水の中にペットをつけるのはショックを起こす場合がある。病院に着くまで、ぬれタオルで背中より、おなかの方を冷やしてあげると良い。

 (6)蚊や虫に刺されないようにする。夏はさまざまな虫が病気を媒介するので、刺されないように注意する。庭の芝生は短く刈り、動物病院でノミ・ダニ予防をしてもらうことも大切だ。

 (7)車の中に放置しない。車内は40度以上になる場合がある。また、車の不凍液が漏れ出す危険性もある。不凍液は甘い味がすることからペットが口にする危険性があり、致命的な状態に陥ることがあるので、注意が必要だ。

 (8)日焼け止めクリームを用意。短毛や皮膚がピンク色のペットは日焼けでやけどする恐れがあるが、どのクリームが合うかどうかは動物病院で確認してほしい。また、ペットの被毛は夏には体温を下げ、冬には体温を温める役割をしている。夏だからと、全ての毛を刈るのではなく、被毛は少し残すようにしたい。

 (9)水遊びは注意。真夏はペットとプールや海で遊ぶ機会もあるが、ロープや障害物にひっかかりペットが溺れる場合もあるので、救命用具を身に付ける。

 (10)キャンプ場では火から遠ざける。キャンプファイアなどで、風向きによってやけどする場合があるので、注意したい。

 以上、夏のペットケアについて述べた。ペットと一緒に旅をしたり、遊ぶ機会も多いと思うが、十分注意して絆を強め、夏の楽しい思い出を作ってほしいものである。

 ■越村義雄(こしむら・よしお) 一般社団法人「人とペットの幸せ創造協会」会長。同ペットフード協会名誉会長。一般財団法人日本ヘルスケア協会理事、「ペットとの共生によるヘルスケア普及推進部会」部会長など。
posted by しっぽ@にゅうす at 00:28 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする