動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年08月04日

同日に青森と熊本で“飼い犬”に小学生襲われケガ…被害の重さや頻度で『強制的な殺処分』も


Yahoo! JAPAN


夏休み中の子どもを襲った、痛ましい出来事…。

 7月25日、青森市で小学3年生の女の子が路上で転倒して頭を打ち、一時意識不明の重体に。突然、犬に襲われたというのです。

女の子の曽祖母:
「もう倒れて、それにガバーッて。私が物を持って犬をこうしている隙に、私に襲いかかってきて、怖くて怖くて…」

 女の子の意識は回復したということですが、近所で飼われていた犬は何らかの理由で鎖が外れ、逃げ出したとみられています。

飼い主:
「謝りに行ってきた。まさか逃げてるとは思わなかった」

 また同じ日に、熊本県でもラジオ体操に向かっていた小学4年生の男の子が犬に足をかまれ、助けに入った大人3人もケガをしました。

 警察によると、現場近くの犬舎から体長120センチの大型の雑種が逃げ出し、そのうえ飼い主は、法律で義務付けられている犬の登録や、狂犬病の予防接種を怠っていたというのです。

 この件について、街の人は…?

母親:
「親としてはすごくけがしたら心配ですし。(子供に)どう?こわい?」

息子:
「かわいいからいい。(Q.急に飛び出してきたら?)びっくりするよ、そりゃ。かまれたら痛いから逃げる」

女性:
「犬を飼っているので、ゴールデンレトリーバーを。小さい子にはそんなに近づかないようにっていうのは言いますよね。逃げないようにワイヤーを車のけん引用のワイヤーに替えて外れないように注意しています」

別の女性:
「飼い主の責任あるでしょうね。(Q.罪にはなると思いますか?)それはケガの程度とちがう?かなりの重度のけがだったらやっぱりね」

 果たして、飼っている犬が他人にけがをさせたら飼い主は罪に問われるのでしょうか?そして、けがをさせた犬はどうなってしまうのでしょう?菊地幸夫弁護士に伺います。

菊地弁護士:
「まず、飼い主は損害賠償などの民事責任を負うと思います。場合によっては過失傷害罪に問われることもあると考えられます。

 民法第718条に、動物の占有者は、その動物が“他人に加えた損害を賠償する”責任を負うという文言があります。占有者はこの場合飼い主、加えた損害は噛んでけがをさせてしまったということです。この治療費とか慰謝料を飼い主が賠償するというのが原則なんですね。

 ただし例外として、相当の注意をもってその管理をした時は責任を負いません。例えば頑丈な檻に入れてあったり、敷地内でリードをつけ家の門を閉めていたりすれば、『相当の注意』をしていたということになるかと思います。

 しかし、リードでつないでいるものの家の門が開けっ放し…となると、子供たちが近づいていきかねません。これでは『相当の注意』とは言えない可能性があります。

 ちなみに、犬の登録や予防接種をしていないと狂犬病予防法違反で罰金です。仮に犬をつないでいなかったとすると、各都道府県の動物愛護条例違反で罰金ということもありますのでご注意ください」

Q.一方、人にけがをさせてしまった飼い犬のほうはどうなるのでしょうか?

菊地弁護士:
「各都道府県の条例でそれぞれちょっと内容が違う点もあるのですが、飼い犬が人を噛んでしまったら、警察や行政への届け出義務がある所が結構あります。違反に罰金がある自治体もあります。

 そして噛んでしまった犬は獣医さんにかかり、狂犬病かどうかの受診を24時間、あるいは48時間以内にしてくださいと定められている所があります。

 最悪、例えば被害が重大で、その犬が凶暴でそれまでに何度も同じような事故を起こしている…ということになると、強制的な殺処分すらあるということになっています」


(関西テレビ7月31日放送『報道ランナー』内「そこが聞きたい!菊地の法律ジャッジより)

最終更新:8/3(土) 13:03
関西テレビ
posted by しっぽ@にゅうす at 10:23 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする