動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年08月21日

青森・三沢市の市民団体が放置猫減らす活動展開

Yahoo! JAPAN



三沢市の市民団体「MISAWA(ミサワ)さくらねこの会」が、市内で飼い主のいない放置猫を減らす活動を展開している。「捕獲し、避妊・去勢手術をした後に元いた地域に戻す」取り組みだ。繁殖を抑制し、地域の猫トラブルや殺処分される「不幸な命」をなくすのが狙い。団体の新山勉代表(60)は「できることを続けて放置猫を減らしたい」と話す。

 新山代表と妻みどりさん(55)が放置猫に問題意識を持つようになったのは10年ほど前。自宅近くで野良猫が増え続けたことから、懐いた雌1匹に避妊手術を施した。同時に子猫を保護して里親を探す取り組みも進めた。

 ただ、個人的な活動に限界も感じ、数年前から効果的な取り組み方法を模索。仲間に声を掛け、今年2月ごろに5人で団体を設立した。本年度の市協働のまちづくり市民提案事業に応募、採択され、補助金を受けて活動できるようになった。

 7月には市内のある地域に約40匹の野良猫がいるとの情報を耳にし、捕獲を実施。8月上旬までに20匹を捕まえ、このうち親の9匹に病院で手術した。残る子猫については他の愛護団体と協力して里親探しをしているという。

 猫の耳先をカットし、手術済みの目印にする。猫を元いた場所に戻すのは新しく別の猫がその場所に入って来るのを防ぐため。戻した後は「地域猫」として見守る。その寿命は3〜5年とされ、一代限りで生涯を終えて次第に数が減少していくという流れだ。

 日本動物愛護協会も、飼い主のいない猫を減らす取り組みとしてホームページで紹介。新山代表は「考え方は人それぞれで『なぜ捕獲したのに戻すんだ』という声もある」と苦労を明かしつつも、「この取り組みが地域に広がってくれれば」と期待する。

 市環境衛生課は「放置猫を減らす対策としては一定の効果がある」と評価し、「猫を戻すことに抵抗がある方もいる。地域に理解してもらいながら活動を進めることが大切」と指摘。青森県動物愛護センターは「繁殖を抑えるために地域で取り組むのはよいこと」とつつ、「放置猫を減らすには飼い主が最後まで面倒を見ることが前提となる。活動がそのようなことにつながれば」としている。

デーリー東北新聞社
posted by しっぽ@にゅうす at 08:51 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする