動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年09月12日

動物愛護週間 「五つの自由」心得忘れず

北海道新聞



毎年9月20〜26日は「動物愛護週間」です。1915年(大正4年)にアメリカ動物愛護協会が制定しました。当初は5月の第1日曜日から7日間でした。日本では27年(昭和2年)に定められ、9月の1週間になったのは74年からです。77年から各地で啓発の行事が行われています。

 今回は愛護週間に合わせて、あらためて人間とペットが一緒に、心豊かに生活していくために必要なことは何かについて考えてみたいと思います。飼い主の責務としてペットが亡くなる日まで、愛情を込めて適切に養ってあげることは言うまでもありません。

 飼い主が絶対に守るべき「五つの自由」という心得があります。英国で65年、家畜の飼育管理を改善させるための基本として定められました。五つの自由の内容を紹介しましょう。

 まず最初は「飢えや渇きからの自由」です。当然ですが、動物にとって餌はとても大事で、年齢や健康状態などにあった餌を与えましょう。そして、新鮮な水をいつでも飲めるようにしてあげてください。続いて、二つ目は「不快からの自由」。飼い主は清潔で安全、快適な飼育場所を整え、ペットが快適に過ごせるようにしてください。

 次に「恐怖・抑圧からの自由」です。動物が恐怖や抑圧を受けないようにしてあげるということです。ペットが精神的な苦痛や不安、ストレスを受けている兆候を示していないでしょうか。もし、何らかの兆候があれば、的確な対応をしてあげてください。

 四つ目は「本来の行動がとれる自由」。狭いケージに押し込めたり散歩に連れていかなかったりなど、本能や習性にあった動物本来の行動ができるようにすべきで、その工夫をしなければなりません。

 最後に「痛み・負傷・病気からの自由」です。ケガや病気の場合は治療を受け、病気の予防を心掛けて健康状態をチェックしましょう。自宅でできる、犬や猫の健康チェックの方法をお伝えします。

 以下の項目のようなしぐさや症状はありませんか? 確認してみてください。《1》耳をよく後足でかいている《2》よだれがよく出ている《3》口を開けると痛がり、歯茎が汚れている《4》口臭がある《5》肛門の周り、陰部の周りの毛の色が周りと違って、よくなめている《6》お尻を床につけて前足でこすって歩く《7》ソファぐらいの高さから降りた時、ギャーと痛がることがある―。該当する症状があれば、動物病院の受診をお勧めします。

 今年も動物愛護週間に合わせた行事が道内各地で行われます。詳しくは各地の獣医師会にお問い合わせください。(高橋徹=高橋動物病院名誉院長、北海道獣医師会会長)
posted by しっぽ@にゅうす at 08:36 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする