動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年10月17日

ペット同行での避難は? 禁止の自治体も…

Yahoo! JAPAN




台風19号による水害で、自宅が大きな被害を受けた方の避難生活が続いている。避難所で指摘されている問題のひとつが、ペット。ペットを連れての避難を禁止している自治体もあるなど、鳴き声や動物アレルギーなどもあって、難しい問題となっている。

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川の氾濫により、冠水した埼玉県川越市。

「大丈夫、大丈夫、大丈夫だよ」

1階部分が浸水した住宅から救出されたのは1匹の犬。隊員に抱えられたまま、救難ボートに乗り込み助け出された。

大きな爪痕を残した台風19号。多くの避難所が開設され、台風に備えた人がいた一方で、“避難所”と“ペット”を巡り、ある問題も起きていた。

◆SNS上では…

台風の上陸した今月12日。

「避難場所確認したら、全てペット同伴不可でした。避難できない」

「避難所は全てペット同伴不可なので、お家にいます」

SNS上には、“避難所にペットを連れて行けなくて、避難ができない”という内容が書かれていた。

中には、ペット同伴の部屋が設けられ、避難できた人もいたが、「避難所へ行くことを諦めた」という投稿が多く見られた。

◆“一緒に避難できないと困る”

川越市で救出された犬は避難所へ行くことができなかったわけではなかったが、ペットを飼う人にとっては重要な“避難所問題”。

以前ペットを飼っていた女性「避難所がダメなら、自分の車で生活するしかない。置いていくという選択肢はないです」

犬を飼っている女性「(避難)しないと思います。ペットを連れて行けないなら」

ペットを飼ったことがある人からは、やはり一緒に避難ができないと困るという声が上がった。

◆否定的な声

一方で、避難所にペットがいることについて、否定的な声もあった。

ペットを飼っていない女性「非常事態だから仕方ないかなと思いますけど。走り回られたりしたら気にはなるかな」

ペットを飼っていない女性「鳴き声とかそういうのが問題になるかと思います。においとか」

◆自治体の対応は…

避難所のペット受け入れについて、環境省は「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」で、「災害が起こったときに飼い主はペットと同行避難することが基本」としている。

各自治体はどのように対応しているのだろうか。

多くの避難者が利用した東京・墨田区や中野区では、リードやケージなどを持参すれば、全ての避難所でペットの受け入れが可能だという。

一方で、3か所に避難所を開設した中央区では、動物アレルギーなどに配慮し、ペットの同行を禁止していたという。

中央区・危機管理課長「(ペットを連れて行けるか)問い合わせ等、基本、何件かあったんですけど、申し訳ないですけど、ご自宅の方にペットはいさせてくださいと。ペットがお嫌いな方、それからアレルギーの方がいらっしゃる。(配慮の結果)そういう対応を我々は図らせていただいた」

他にも、葛飾区などでも、最終的には避難所の判断に任せていたものの、ペットの同行は禁止となっていた。

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自治体・避難所によっても異なるペットの受け入れ。飼い主とペットが安心して避難ができる仕組みづくりが急がれる。
posted by しっぽ@にゅうす at 07:56 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする