動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年11月17日

避難所にペット 千葉県内、対応に差 千葉市「ケージやリードを」市原市「場所ない、屋外で」

Yahoo! JAPAN


災害時に自治体が設置する避難所へのペット受け入れについて、千葉市は9月の台風15号で1カ所だった受け入れ可能避難所を10月の台風19号では6カ所に増やした。一方、ケージやリードがない場合は受け入れを断る自治体もある。

 台風19号が接近した10月12日、千葉市はペットの受け入れ可能な避難所6カ所について、ツイッターやホームページで紹介した。

 市によると、台風15号の際は1カ所だけで、市民から「ペットと一緒に避難したい」という要望が多く寄せられた。ケージやリードがない場合も想定し保健所からケージを持ってくる用意もしていた。同13日にかけて、82頭の犬猫を受け入れたという。SNS上では「千葉市ではペット避難がOKらしい」「(他自治体にも)見習ってほしい」などの書き込みが相次いだ。

 一方、千葉県館山市や市原市はリードやケージがない場合、避難所にペットを受け入れない。館山市の担当者は取材に「受け入れを断ってはいないが、環境省のガイドラインでもケージやリードで飼い主の管理下に置くことを求めている。それができない場合は、知人に預けることなどを検討してもらえるよう伝えている」とする。

 市原市では避難所内にスペースを確保できず、市民に「屋外での受け入れになる」と説明した結果、受け入れは2頭にとどまった。同市の担当者は「避難者の数が膨大で、ペットの避難まで検討することができなかった。今後の課題だ」としている。

 館山市の女性(51)は台風15号の際、市から「ケージに入れてきてほしい」と言われて、飼い猫を避難所に連れて行けなかった。女性は「15号で半壊した家に猫を置いてこざるを得なかった。19号で家が全壊すれば猫まで死んでしまうかもしれないという不安があった」と話した。

 環境省は2011年の東日本大震災を教訓に「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を作成した。ペットとの同行避難を原則としつつ、アレルギーや鳴き声などで他の避難者の迷惑にならないよう、飼い主がペットを管理するよう求めている。

 だが、ケージやリードを用意できない場合もある。同省動物愛護管理室は「ペットがいて避難できなかったというケースを作らないよう同行避難できるようにしておくことが望ましい。ケージやリードがない場合、自治体には例えば洗濯用ネットに入れたり、ロープをリード代わりにしたりすることも考えてほしい」と呼びかけている。【秋丸生帆】
posted by しっぽ@にゅうす at 08:08 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする