動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年11月22日

本当は怖い「動物の感染症」…2002年にフェレットに噛まれ感染した男性が今年死亡 特に危険な「狂犬病」と「エキノコックス症」

Yahoo! JAPAN


家族同然に生活する小動物も正しく飼育しなければ命に危険を及ぼすかもしれない。2002年に交番勤務中にフェレットに手をかまれた大分県警の41歳の男性警部補が今年1月に感染症で死亡し、公務災害と認定されていたことが分かった。動物の持つ病原菌を侮ってはいけない。

 関係者によると、男性は02年、通報を受けて大分市内の公園に駆けつけ、フェレットの捕獲を試みた際に手をかまれ、細菌感染症の一種、蜂窩織(ほうかしき)炎となった。局部が赤く腫れあがり、痛みが出るほか、発熱や重篤になるケースもある。

 男性は休職と退職を繰り返したが、今年1月にに死亡。地方公務員災害補償基金県支部は、フェレットにかまれたことと死亡に因果関係があるとして、7月に公務災害と認定した。

 フェレットはイタチ科で体長30〜50センチ程度。愛くるしい表情で、ペットとしても人気だが、安田獣医科医院の安田英巳獣医師は「動物の口腔(こうくう)内には何億という菌が存在し、われわれでもグローブやマスクなどで対応する。死亡するのは非常にまれなケースではあるが、かわいいからといって安易に近づかない方がいい」と警鐘を鳴らす。

 安田氏が特に危険だとするのは狂犬病やエキノコックス症だ。

 世界で毎年3万5000〜5万人もの死者が出るという狂犬病は、潜伏期間が1〜2カ月で、犬だけでなくコウモリやアライグマからも感染する。症状は発熱や頭痛、倦怠(けんたい)感からはじまり、錯覚や幻覚、攻撃性などの脳炎症状も起こり、一度発症すればほぼ100%死に至る。

 エキノコックスは、犬やキツネの糞(ふん)から排出され、口を介して感染すると臓器を圧迫し、こちらも死に至ることがある。

 厚生労働省は、現在一大ブームになっている猫を介した感染症に注意を呼びかけている。小学5年生が「Q熱」に感染し、インフルエンザのような症状に悩まされた。犬や牛、羊からも感染するという。

 前出の安田氏は「ペットであってもトリミングや歯磨きをして常に衛生的に保つ必要がある。犬を飼う人の16%が犬の歯周病菌を持っているというデータもあるため、お互いに正しい距離感を保ってもらいたい。特に高齢者や幼児は注意が必要で、もしかまれたりすれば、自分で判断せずに早めに病院に行くようにしてもらいたい」と話す。

 正しく愛情を持って接してあげたい。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:54 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする