動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年12月10日

変わる動物園、ライオン飼育中止にサル島もなくなる? 「福祉」の観点重視、京都市動物園が構想案 

京都新聞



京都市動物園(左京区)はこのほど、園の理念や行動指針を示した新構想案をまとめた。希少種の繁殖を通した種の保存や教育研究機関としての役割に重点を置くとともに、動物福祉の観点からライオンなど飼育環境の改善が難しい動物の将来的な飼育中止を盛り込む。市民意見を公募し来年2月までに正式な構想としてまとめる。

 園は2009年に策定した構想に沿って園舎の改修や「京都の森」「ゾウの森」の新設など施設の大規模リニューアルをしてきた。現構想の策定から10年が経過したのを機に、社会の変化や多様化する環境教育のニーズに対応するため、昨年8月に新構想案作りに着手。公募の市民や学識経験者ら10人を委員とする検討会議を設置し、今年10月に園が目指す方向性と取り組みをまとめた。

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 新構想案は生物多様性の保全や動物福祉の向上、13年に開設した「生き物・学び・研究センター」を中心とした研究教育の推進などが五つの柱。これを中心に多言語対応による外国人観光客誘致や市民ボランティアとの協働など27の施策を定める。

 また動物福祉向上の観点から適切な飼育スペースの確保が困難として、ライオンの飼育を国内飼育期間最長を記録する雄の「ナイル」の後は中止する。約80年前に設置した「サル島」も飼育中のアカゲザルの群れを最後に閉鎖し、マンドリルの飼育施設として再整備する予定。

 市のホームページなどで12月6日まで意見を募る。坂本英房副園長は「都市型動物園として、どのような動物園が望ましいのか、さまざまな意見を聞かせてほしい」と話している。

posted by しっぽ@にゅうす at 08:38 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする