動物 しっぽニュース
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2020年02月18日

神奈川県動物愛護センターの土肥所長 譲渡機能高める

日本経済新聞



神奈川県平塚市で1972年から活動してきた旧動物保護センターが2019年6月、「県動物愛護センター」(同市)に名称と機能を変え、新たなスタートを切った。最大の特徴は殺処分をやめ、譲渡機能を高めたことだ。所長の土肥富有子さん(54)は「(保護施設は)知ってもらってなんぼだ」と認知向上に注力する。

所長室のケージで育てた猫「くっぴー」を抱く所長の土肥富有子さん(神奈川県平塚市)
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所長室のケージで育てた猫「くっぴー」を抱く所長の土肥富有子さん(神奈川県平塚市)

神奈川県は犬は6年、猫は5年の間、殺処分ゼロを続けている。旧施設で象徴的だったガス室も取り払い、遊具のある広い部屋を設けて動物の暮らしを考えた作りにしている。犬猫に限らず、鳥や亀など様々な生き物が保護されている。

獣医師免許を持つ土肥さんは大学卒業後、神奈川県庁に入り食肉衛生などに長年携わった。保健所勤務時には、動物に関する住民からの苦情も少なくなかったという。殺処分ゼロは「動物愛護に対する県民意識の変化とボランティアのおかげ」と話す。

19年に所長に就任してからは、センターを知ってもらう機会を増やすことに注力している。ガラス張りのトラックを使って、荷台の保護した猫を見てもらう取り組みを実施。保護動物の譲渡会は土日にも開くようにした。開所から7カ月で2200人以上が施設を訪れ、17年度の約2500人を上回る見込みだ。

殺処分ゼロがゴールになってはいけないと自身に言い聞かせている。「動物が保護施設にいること自体がかわいそうなこと。保護数が少なくなるよう、地道に頑張りたい」

(浦崎唯美子)
posted by しっぽ@にゅうす at 08:06 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする