動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2020年02月19日

穴掘り中に凍死、屋外放置…保護グループ2年余で80匹救済「飼育方法調べて」

Yahoo! JAPAN



【現代ハリネズミ事情】
 ハリネズミブームから数年。飼えなくなって、屋外に放置される捨てハリネズミが増えている。保護グループ「SAVE THE HEDGEHOGS」は2年余で80匹の命を救った。代表の1人、会社員の朝位史子さん(36)=福岡市=は「かわいいだけで飼うのではなく、飼育方法や病気についても調べて」と呼び掛けている。

 「懐かない、思ったより大きくなったと手放す人が増えています」。朝位さんはブーム前からハリネズミを飼っている。飼い主仲間のツイッターで、屋外に放置され、穴を掘っている途中に凍死したハリネズミの情報が拡散された。なんとかしたい、温かいおうちをプレゼントしたいと2017年12月、仲間約20人でグループを立ち上げ。一時預かり、里親募集の活動を始めた。

 とがった針山につぶらな瞳、無防備な表情が現代人の癒やしとなり、ブームはまたたくまに定着。しかし、日本で普及するヨツユビハリネズミは、アフリカ原産で温度、湿度の環境整備が必要。繁殖の知識がないまま飼うと、1度に10匹ほど生まれてびっくりする人もいる。家電の小さな音がストレスになることも。病気は多め。体がまひする「ふらつき症候群」にかかると人の手でエサ、水分を与えなくてはならず、飼い主の睡眠時間が削られることもあるそうだ。

穴掘り中に凍死、屋外放置…保護グループ2年余で80匹救済「飼育方法調べて」
保護グループ「SAVE THE HEDGEHOGS」の朝位史子さん
脱水、低血糖の危篤状態から生還
 朝位さんが忘れられないのは北九州市の倉庫に放置されたハリネズミ。2018年4月、母親が飼っていたハリネズミがいなくなったとの女性からの要請で真夜中に迎えに行った。1歳2カ月の子ども。普通なら400グラムほどに成長しているはずだが170グラムしかない。

 脱水、低血糖の危篤状態のところ、なんとか一命を取り留めたが、里親に出せないまま昨年11月に亡くなった。短命だったが「1年半、一緒に過ごせました」。さまざまな形で受け入れ、朝位さんはこれまで10匹ほど飼っている。

 メンバーは北海道、東京、静岡など。捨てハリネズミが見つかると連絡を取り合い、メンバーが迎えに行けない地域はネット上で協力者を募る。一時預かりなら、プラスチックの衣装ケースに100円ショップの断熱シート、冷暖房、猫用えさでしのげるという。イベントで資金を募り、活動の一部にあてている。

 長く飼うとおなかを見せてくれたり、マッサージをさせてくれたり。「ある日突然、懐かれました。その瞬間、メロメロです」。しかし相性や個体差で状況はさまざま。「本当はかわいい子たち。世話をきちんとすれば5、6年の寿命をまっとうできます」
posted by しっぽ@にゅうす at 01:29 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする