動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2020年02月26日

命つなぐ保護猫カフェ、静岡にオープン ボランティアと動物病院が協力


Yahoo! JAPAN



飼い主がおらずボランティアが飼育する「保護猫」による猫カフェ「猫宿町」が、静岡市葵区七間町にオープンした。野良猫の殺処分を減らすための保護活動を10年以上続けてきた「静岡ねこの会」が運営する。利用客は猫と触れ合えるだけでなく、しっかりと飼育する意思があれば引き取ることも可能。同会は「保護猫を新たな飼い主につなげたい」と望む。【大谷和佳子】

 猫宿町は七間町に14日ニューオープンした商業ビル「OMACHIビル」に入る。ガラス張りの店内には、和の空間を意識していろりや松の木型のキャットタワーが置かれている。常時7匹ほどが過ごし、利用料30分600円(ドリンク代は別料金)で、猫に餌をあげたり、写真を撮ったりできる。

 雄のかどまつ(12歳)は元の飼い主が施設に入ることが決まり、同会が引き取った。カフェでは日なたぼっこをしたり、人にすり寄ったりと自由に過ごす。「ぜんぜん人を怖がらずに、すぐに甘えてきてくれる。かわいいでしょ」。静岡ねこの会メンバーで、猫宿町店長の粕谷心さん(42)は笑顔で話す。

 動物の火葬などを受け付ける静岡市動物指導センターによると、捨て猫などとして持ち込まれて殺処分された猫は2005年度の2817匹がピーク。市内の有志がボランティアで08年に同会を設立し、同センターなどから年間約100匹を引き取ってきた。ワクチン接種や避妊去勢手術を行った上で、保護猫と里親をマッチングさせる譲渡会を開催している。

 活動の中で「くつろげる場所で、飼い主を見つける機会を増やしたい」と猫カフェを企画。同様の保護活動に取り組む「あん動物病院」(葵区若松町)と協力して猫宿町の開店を決めた。利用客は気に入った猫がいた場合、保護費用の一部を負担すれば引き取ることができる。支払った費用は次の保護猫のワクチン代や手術代に充てられる。

 保護活動の他に避妊去勢手術が一般に普及したこともあり、18年度にセンターに持ち込まれた猫は519匹に減った。うち263匹は里親に引き取られるなどし、殺処分は256匹とピーク時の10分の1以下になった。

 粕谷さんは「家で猫が飼えない人も、飼うのに不安がある人も気軽に癒やされに来店してほしい。触れ合うことで命の大切さを改めて感じることができると思う」と話す。
posted by しっぽ@にゅうす at 08:33 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする