世界自然遺産登録を目指す徳之島で今年1月、アマミノクロウサギなどの希少動物4匹が道路上で死んでいるのが見つかりました。いずれもネコが原因とみられています。
環境省徳之島管理官事務所によりますと、ことし1月20日から25日にかけて徳之島町や天城町で国の特別天然記念物のアマミノクロウサギと絶滅危惧種のケナガネズミの死骸が2匹ずつ相次いで発見されました。
いずれも子どもの個体で首をかみ切られており、環境省がDNA検査を依頼した結果、すべての死骸からネコのDNAが検出されたということです。
今のところ野生化したノネコなのか野良猫なのかは分かっていませんが、環境省徳之島管理官事務所では、住民にネコを家の敷地から出さないなど、注意を呼びかけています。
徳之島では去年9月、二日間であわせて8匹のアマミノクロウサギが死んでいるのが見つかり、いずれも犬によるものと見られています。
鹿児島テレビ