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ペットの犬を劣悪な環境で多頭飼育したなどとして、警視庁保安課は6日までに、動物愛護法違反(虐待)容疑で、東京都府中市新町のブリーダー門倉誠容疑者(55)を逮捕した。
容疑を認め、「人手不足と忙しさで面倒を見られなかった」などと供述している。
逮捕容疑は昨年6〜7月、府中市の店舗「コッキイ・ペットランド」などで飼育していたシェットランド・シープドッグ2匹の巻き爪を放置し、昭島市の倉庫で今年2月にコリーなど9匹を排せつ物まみれで飼育した疑い。
同課によると、門倉容疑者は2009年に十分な広さのない店舗で犬150匹を飼育し、昨年7月には犬や猫計38匹を一斉に死なせており、都動物愛護センターから繰り返し指導を受けていた。同課が今年2月に家宅捜索した際、一部施設は排せつ物などが40センチ余り堆積した状態で、保護された犬のうち21匹は狂犬病の予防接種を受けていなかったという。