動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2020年03月28日

室内でも死に至る危険が!愛犬が熱中症にならない環境作り


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熱中症は、いったん発症すると命の危険にさらされることも多い、危険な病気です。室内にいても熱中症のリスクはあり、特に全身を毛でおおわれているワンちゃんは注意が必要。今回は、熱中症にならない環境作りのコツをご紹介!遮熱カーテンやひんやりグッズなどで対策しましょう。

室内でも死に至る危険が!愛犬が熱中症にならない環境作り
日が差し込む前から遮熱機能のあるカーテンを閉めて
日が差し込む前から遮熱機能のあるカーテンを閉めて
熱中症を予防するためには、室内の温度上昇を防ぐことが重要です。夏場は早朝や夕方でも、日が差し込むと室温はドンドン上がっていきます。そのため、日が差し込む前から遮熱カーテンで日差しを遮り、涼しい環境を保ちましょう。

ただしアルミブラインドや遮熱機能の付いていないカーテンでは、日差しを遮ることができても、熱をため込んでしまいます。夏場の暑さ対策としては、遮熱カーテンを活用するのがベターです。

室内でも死に至る危険が!愛犬が熱中症にならない環境作り
ハウスは日が差し込まない場所へ移動
ハウスは日が差し込まない場所へ移動
夏の日差しは、家の壁にも熱を持たせます。特に南側の壁は熱くなりやすいので、ワンちゃんのハウスは北側に設置するのが理想です。また、エアコンの冷風はワンちゃんの体を冷やし過ぎることがあるため、直接風が当たらない場所へハウスを移動させましょう。

なお、エアコンの冷風は、床と平行になるように設定するのもおすすめ。室内の空気がうまく循環し、部屋全体をまんべんなく冷やすことができます。湿気がたまりにくくなるメリットもありますよ。

室内でも死に至る危険が!愛犬が熱中症にならない環境作り
クールマットなどのひんやりグッズを活用
クールマットなどのひんやりグッズを活用
市販のクールマットなどを活用するのもおすすめです。ワンちゃんが自由に動ける場所にクールマットを敷いておけば、自分から涼をとりに行くことができます。また、このようなひんやりグッズがあれば、床が熱くなっていても安心ですね。

他にも、水を入れて凍らせたペットボトルを、ワンちゃんのハウスのそばに設置するのもおすすめです。ハウスの上に置けば天然のクーラーになり、ハウス内を冷やせますよ。ただし結露が発生するので、ペットボトルの下にトレーを敷くか、タオルで巻くなどして、水が垂れるのを防いでください。

室内でも死に至る危険が!愛犬が熱中症にならない環境作り
留守番中は涼しい場所へ移動できるように「フリー」にする
留守番中は涼しい場所へ移動できるように「フリー」にする
たとえ熱中症対策に万全を期していても、ワンちゃんだけで過ごす留守番中は思わぬ危険が伴うかもしれません。急激な冷え込みによるエアコンの効き過ぎや、運悪く停電して冷房などが止まるなど、想定外のトラブルが起きることもあるでしょう。

1つの解決策として、夏場の留守番中はワンちゃんをクレートに入れず、フリーにしておくのも良いでしょう。自由に移動できるようにしておけば、廊下などの日が差し込まない場所や、ドア近くの風通しが良い場所など、居心地の良い空間で過ごしてくれますよ。さらに熱中症対策の一つとして、飲み干したりこぼしたりしてしまった場合でも水分補給ができるように、飲み水を複数用意することも大切です。それぞれ日の当たらない場所に置いて、水が痛むのを防いでくださいね。

以上のように、ワンちゃんの生活環境を整えて、暑い夏を乗り切りましょう!

参考/「いぬのきもち」2017年7月号『サーモグラフィーで見て納得!危険スポット別 熱中症リスク対策』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生、トリミングサロン「HONDEHOK」運営 二村陽子先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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posted by しっぽ@にゅうす at 01:28 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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