動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年08月21日

お盆に猫と人の終活を考えてみる

Wedge


医療や食の改善からノラ猫を含めペットの高齢化も進んでいる。人と猫がいっしょに老いる時代になったといえそうだ。どちらが先に逝くにしろ、時には自分と猫の行き先を真剣に考えてみるべきかもしれない。そこで、「猫と人の終活勉強会」を開いている東京キャットガーディアン代表で『猫を助ける仕事』(光文社新書)の著書もある山本葉子さんに(以下、敬称略)話を聞いた。


荒川遊園で昼寝する猫
ノラ猫の生死


『猫を助ける仕事』
 JR大塚駅から徒歩2、3分の都会のど真ん中のマンションの5階にまさか100匹もの猫が里親を待つ保護猫カフェがあるのは、意外だった。寄付金の1000円を支払い、手を消毒し、中へ入ると、キャットタワーがある部屋で、山本さんは猫のゲージに囲まれて電話に応対にしていた。誰かの相談に矢継ぎ早に受け答えしている。

 「申し訳ありませんが、今はひきとれません。うちは300を越える数いるから」、「譲渡の方策は、他の保護猫団体に電話を片っ端からかけてみる」、「週末の猫の譲渡会に出す」、「チラシを数枚友人に配る。そのとき猫の写真が大切です」

 電話が終わり、聞いてみると、猫の飼い主が末期がんに侵され、近所の方が譲渡したいと電話をしてきたのだという。このような相談の電話が始終かかってくるのである。

 さて、最初に筆者が山本さんに聞いたのはノラ猫の終活である。東京都内は福祉保健局の試算によると、飼い猫105万頭、ノラ猫は推計11万頭だという。ただし平成10年と随分前の調査なので誤差が大きいかもしれない。

 筆者の朝夕の散歩道に荒川遊園、公園、神社、隅田川の遊歩道があり、猫数匹が暮らし、餌やりのおじさんやおばさんがいる。家でペットを飼っていない私には、これらの猫はどこからきてどこへいくのか、つまりその生死が疑問だった。そこで、「外猫は4、5年しか生きないといいますが、どうでしょうか」と質問の口火を切ってみた。

 「いや、今はもっと生きますよ。もちろん、どんなフードをもらっているかということによりますが。たとえばトルコやモロッコには街に猫がたくさんいて観光客も触れあっています。一見幸せそうに見えます。でも不妊手術なんかしていません。ノミやダニもいます。痩せている子がいて短命です。ペットフードではなく、人間の食べ物を食べているからです。逆に短命なので、猫が増えすぎてこまるといった社会問題にはなりません」   

 なるほど、公園で生まれたり、そこに捨てられたりした場合、幼猫のときの生死の境目を越えるともっと長生きするのかもしれない。えさやりの方々が主に与えているのは、昔のような人間の食べ残しやおかかご飯ではなく、市販のキャットフードである。子どもが母親といっしょに猫に餌をやっている光景はほほえましい。けれども、保護団体の考え方は、外猫をなくすことだという。それには理由がある。

 「バキューム効果という言葉があるんです。ある区域で猫が増えすぎて、たとえば殺処分する。その地域は一時猫真空状態になる。でもいつの間にか他の区域の猫が来て、そこに餌やりさんがくる。見かねてご飯をあげる。また、一気に猫が増える。猫は撲滅できても餌やりさんは撲滅できません。地域猫はすべて家猫にする間の経過処置です。猫は物凄い繁殖力なんです」

 猫は年に何度か出産でき、一度に4〜8頭の子を産む。環境庁の試算だとペア猫がいれば、3年後には2000頭にもなってしまう。7万9745匹にもなる殺処分(平成26年 全国)を避けるためにも、不妊手術が必要なのは自明である。なお、地域猫とはボランティアや住民により共同管理している外猫のことをいう。 

荒川の猫たちは、手術しているときいているが
行政が行っているのだろうか?

 「誰かが見かねて個人の持ち出しでやっているのでしょう。動物愛護推進員が助言しているのかもしれません。私も推進員ですがとくに行政からの支援があるわけではありません」

 動物愛護推進員とは都道府県が公募しているボランティアである。その目的は、犬・猫等の動物の愛護と適正な飼養について住民の理解を深める。住民に対し、その求めに応じて、犬・猫等の動物がみだりに繁殖するのを防止ための手術について助言する。犬・猫等の動物の所有者等に対し、その求めに応じて譲渡のあっせんなどの支援をする、などである(環境省)。

 区によって違うが筆者が住む荒川区の場合は、ノラ猫の不妊手術にはメス猫 1万7000円(妊娠中 2万5000円)、オス猫 1万円の助成金が出る。

 「家猫と違い、ぴんぴんした猫はある意味野生ですから、すぐ逃げてしまいます。手で捕まえるのは難しい。興奮しやすいし、手術するにも、神経麻酔をうまく使う必要があります。外で捕まえるために、うちも行政と同様に捕獲器を貸し出します。でも、中には猫を持って行くような悪い人がいますし、こんな暑い時期は脱水症状で5、6時間で死んでしまう。だから、捕獲器を使うときは、きちんと見回りをしてもらいます」

 東京都の保険局によると、主な保護対象となる、つまり譲渡できなければ殺傷処分となるのは、幼猫、怪我をした猫、病気の猫、老衰の猫などで、それらの猫の多くは最初から生きながらえるのに難しい状況にあるという。平成27年、都内では殺処分724匹、譲渡469匹である。また実際に外で死体を見つけた場合は、清掃事所の担当が引き取りにきてくれ、火葬され、東京都の持つ共同墓地に埋葬されることになる(荒川清掃事務所)。

 筆者は路上生活者が死去したときどうなるかを何度か取材したことがあるが、基本的に猫も人間と変わらない。

飼い主が先に逝く時の備え


山本葉子さん(東京キャットガーディアン提供)
 『猫を助ける仕事』の中には、30代の女性が末期がんにかかり、飼い猫3匹を東京キャットガーディアンが引き取る例がでてくる。人も猫もいつ死ぬかわからないのが現実である。山本さんは月に一度最終日曜に「猫と人の終活勉強会」を開いている。どんな内容なのだろうか?

 「ぎりぎりになって、猫をひきとって欲しいという連絡が多数はいってきます。まだ御自身が意思を伝えられる方はご自分で、そうでなければ親族、近隣の人、ケアマネージャー、弁護士などです。孤独死でなくても、友人や親がいたとしても、誰も飼い猫をひきとれないということがあるわけですから、ともかく前もって用意をしておいてほしいということです」

 セミナーでは自身が提供しているサービスだけではなく、その他の選択も説明するという。たとえば、老犬・老猫ホーム。これは金額が嵩む。いくつか調べてみると、初年度70万円、その後毎年45万円、あるいは安くとも修身一括で120万円などの支払いが必要である。

 「預かった猫が10年、15年と生きれば、えさ代、医療費などで数100万円かかります。もし、株式会社だったら、一日も早く動物が死んでくれれば、利益が出るわけです。だから危ない側面をもっています。途中で支払えなくなったらどうなるのかという疑問もあります。実際そういうサービスは一時たくさん出ましたが、継続できない例が多いのです」

 さらにペット信託というのもある。信託銀行、外資保険会社、行政書士などが組んで、飼い主が死んだ時に信託金額が保全され、新たな飼い主にペットを渡す。行政書士や弁護士が信託監督人となり、管理会社に移された財産を管理し、新飼い主によるペットの飼育状況を監督するというものだ。けれどもこれも(少なくとも筆者には)決して適切な金額とはいえない。契約書作成の手数料、遺言書作成費用、合同会社設立費用などで、初期費用が50万円前後。それに加え、月々最低でも1万円の支払いとなる。

 山本さんたちも『ねこのゆめ』と名付けた成猫の引取りと再譲渡事業をはじめた。月3800円、満期6年、総額27万3600円である。これも決して安価とはいえないが、他のシステムと比べると金額の違いは明らかである。終活勉強会の参加者は、「ねこのゆめ」の内容を具体的に聞くために来るものも多いという。

ペットが先に死んだとき

 もっともありそうなのが、飼い猫が先に死ぬ場合だろう。いわゆるペットロスに苦しむ人の相談も多くよせられるはずだ。

 「終活勉強会に来る方もいます。でも、凄く苦しんでいる方は、猫がいるここには来られないんです。なぜならば逝ってしまった飼い猫を思い出してしまうから。だから今後猫がいない場所で対応できたらと考えています。それもカウンセラーが対応すると高額になるので、グループで話し合うような形式で」

 がんの患者会、アルコール依存者の会、介護者の会など、同じ悩みをかかえる人々のグループトークの場は多々ある。話すこと聞くことで悩みが軽減されるのだ。

 「実際に池袋でペットロスミーティングがボランティアベースで行われていました。まだやっているかもしれません」

 それは1999年から行われているペットラヴァーズ・ミーティング(http://www.ddtune.com/plm/)のことだ。3カ月に一度豊島区内で実施され、基本無料だが、寄付として500円募っている。また、営利目的のペットロスカウンセラーの参加は禁止し、カルト教団などの甘い言葉に誘われないように注意を払っている。

 「わたしたちも、喫茶店を借りて、ボランティアベースで行おうと思っています。ペットロスに苦しむ人はしゃべりたい、わかってもらいたいという承認欲求があるわけですから、同じ悲しみを共有することで、心が軽くなるかもしれません。それにこずるいかもしれませんが、猫好きだった方が復活してくれると、保護団体にとってもありがたい存在になるんです」

 なるほど、山本さんはある意味転んでもただでは起きぬタフなビジネスマンなのである。もともと若いときから音楽イベントの会社を起業し運営してきた経験がある。だからこそ、現れては消えるこの種の保護団体の中で9年間も継続しているのだろう。

 「NPO法人ですが、会社組織のように運営しています。人が困っていること、そこにはビジネスの種があるともいえます。もちろん猫の保護、猫の殺処分をなくすことが第一の目的です」

 東京キャットガーディアン(http://www.tokyocatguardian.org/index.html)のホームページを覗いてみると、実に多くのメニューがある。小規模の会社などは顔負けかもしれない。中にはNPOなのに企業と同じだと反感を持つ方もいるかもしれないが、ゴーイングコンサ―ンできるのは、強いリーダーがいて、組織が盤石で、利益もある団体である。問題は、利益を初期に設定した社会問題解決のための目的に使っているかどうかだろう。

 さて、この夏、猫好きや猫の悩みを抱えている方は、気が向いたら、大塚に足を向けて見るのも一興だ。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:24 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月19日

名古屋高速は「ネコ注意!」 事故多発、どこから侵入?

Yahoo! JAPAN


「猫に注意」「猫捕獲中」。名古屋市と周辺を通る名古屋高速の情報板や巡回車の電光板には時々、こんな表示が登場する。ほかの動物に比べて猫の事故死が多く、夏場に目立つといい、高速利用者が多いこの時期は注意が必要だ。でも猫がなぜ、どうやって侵入するのか。はっきりとした原因はわかっていない。

【写真】「猫捕獲中」と表示した巡回車と、パトロールなどにあたる交通管理隊員=名古屋市北区清水4丁目

 初夏の名古屋高速都心環状線。電光板に大きく「猫捕獲中」の文字を掲げた作業車両が車線を塞ぎ、路上で係員が捕獲作業をしていた。名古屋高速道路公社(本社・名古屋市)によると、猫を避けようとして起きる事故を防ぐため、8年前の夏から表示しているという。同社広報課は「動いて飛び出す場合があり、運転手にできるだけ正確に伝えるため」と説明する。

 猫発見の通報があると、交通管制室からカメラで現場を確認。2台の巡回車で猫の前後から捕獲する。同社交通管理課の稲垣了史(さとし)課長によると「週に1度はある」。

 昨年度、名古屋高速で回収した動物の死骸は107体で、半分以上が猫。今年は7月末までに30匹を回収した。うち6〜7月は18匹で、例年、夏にかけて増える。稲垣課長の印象では、市中心部の環状線とその周辺で多く、ほとんどは都市部にすむ野良猫とみられるという。

 名古屋高速の大半は高架で、道路に餌になるようなものもない。猫がわざわざ入る理由が見当たらない。

 考えられる説の一つが、高速の出入り口からの「誤進入」だ。名古屋高速の出口の多くは料金所がなく、ひとけが無い。猫が獲物を追ったり、迷ったりして、そのまま入り込んでいる可能性がある。

 また、巡回係の一人は「車に乗りこんでやってくるのでは」との仮説を唱える。停車中の車のエンジンルームや荷台に入り込んだ猫が、車とともに高速に入り、走行中に飛び降りるというものだ。ただ、いずれも「目撃証言」ではなく、社内でも謎のままだ。

朝日新聞社


posted by しっぽ@にゅうす at 00:13 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月16日

猫は賃貸で飼える?気を付けたいポイント

ネタりか


猫が賃貸で嫌われる理由

壁のひっかきあと

ペット可の賃貸住宅でも、犬は良くて猫はダメだという所も少なくはありません。なぜ犬は良くて猫はダメなのでしょうか。その理由としては、主に

爪とぎニオイ発情の鳴き声

等が挙げられます。

猫は急に思い立ったように爪をガリガリ研ぎ始めます。用意してある爪とぎで研いでくれれば良いものの、爪とぎで研いでと猫にお願いしても、時には伸びたついでに床をガリガリ・・・、壁をガリガリ・・・、ドアでガリガリ・・・。そんな事も多々あるのです。

そして猫のニオイが強い事が原因で猫がOKされない賃貸もあります。猫が無臭だと言う事は、飼育している人にしかわかりません。実は猫はおしっこのニオイが強く、体臭は無臭。しかし、おしっこのニオイがきつい事からか、昔から猫自体が臭いというイメージが強いのは確かでしょう。

実は私も猫を飼育するまでは、猫に触れる時には自然に息を止めていました。やはり猫臭いイメージが強かったからです。実際に猫を飼育してみると、体臭は犬よりも目立ちません。ニオイがきついなと感じるのはおしっこやウンチだけ。それも大体はトイレして数分も経てば、砂が消臭効果を発揮してくれてニオイを消してくれます。

発情時の鳴き声は、やはり飼育している人でも睡眠の妨げになる程ですから、同じマンション・アパートの方からの、クレームの原因にもなってしまいます。これらの様々な理由により、猫は賃貸に嫌われやすいと言えます。

猫を賃貸で飼育する際のポイント

床でくつろぐ猫

しかしながら、猫を飼っている人はみんな持家なのかと言われれば、そうではありませんよね。では、猫を賃貸で飼育する際、どのような事に注意すれば良いのでしょうか。

外に出さない躾をしっかりする避妊去勢手術修理代も頭に入れておく

様々な注意点がありますが、今回はこの4つのポイントに注目してみましょう。

まず、外に出さない。これは絶対ともいえる重要なマナーだと言えます。自分は良くても、同じ建物の住民で猫が苦手な人がいるかもしれません。そして、猫が外出した際、別の部屋のベランダに入り込み、植木鉢を荒らしてしまった!なんてケースもあるようです。

もちろん外出する猫の場合、糞尿のトラブルも少なくはありませんよね。自分の猫を信用するのも大切ですが、このような事が原因で近隣トラブルになってしまう事も。近隣の方々の気持ちや迷惑もしっかり考えるようにしましょう。

又、猫に躾は難しいと思われがちですが、そんな事はありません。我が家の猫たちもそうですが、「ごはんだよ」、「おいで」、「寝るよ」、「ダメ」、等の簡単な言葉は理解しています。

壁などの不適切な場所での爪とぎや、障子に穴をあけてしまう等の行為はしっかり躾をして、ダメだと教える事が大切です。初めはどうしてもやってしまう事が多いので、もしも壁で爪とぎをした際には「ダメ!」と言いながらその場から離します。

動物を叩いて躾をする事は虐待だと思われがちですが、私は叩いて躾をするのも場合によっては必要だと思います。叩くと言っても痛みを感じる程強く叩くのではなく、ダメな事をした時に背中等を軽くポンと叩く事を繰り返すと、猫もこれをやったら叩かれてびっくりする!と学習します。

そして発情期の鳴き声に関しては、これにより飼い主だけでなく近隣の方々も迷惑になりますし、発情中の猫はスプレーと呼ばれるマーキング行為をします。このスプレーは普段のおしっことは違い、猛烈なニオイを放ちます。

その為、一度ニオイが付くとなかなか取れません。スプレーは布団やカーテン等、自分の持ち物ならまだしも、壁やドア、窓等にもする場合があります。そのニオイを取るのにはとても苦労しますし、やはり賃貸住宅の場合、避妊去勢手術をするのが1番だと言えます。

又、賃貸住宅を出る際に猫の爪とぎの跡があった場合、修繕費を求められる可能性もあります。そうならない為にも、猫の躾はしっかりしておきましょう。

まとめ

棚の上に乗る猫

猫は賃貸住宅において嫌われがちな動物ですが、嫌われてしまう主な理由は大家さんが猫に対しての知識の問題だと言えますね。完全室内飼いで、爪とぎやマーキングの対策をしていれば心配なトラブルは避けられます。

しかし、猫もOKな賃貸住宅を探す際は、障子が無い事は1番に考えたほうが良いでしょう^^;あっという間に穴だらけになってしまう事が予想できます(笑)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:34 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月14日

<にゃんとワンポイント>増殖抑制へ最良の策

河北新報


◎野良猫の地域猫化

 地域猫と野良猫。この違いをご存じですか? 猫ブームもあり、関心を寄せる方も多いと思います。
 野良猫とは、飼い主のいない猫をいいます。最近野良猫が増えて困っているという話をよく聞きますが、増える際の典型的な例を一つ紹介します。避妊・去勢をしていない猫を放し飼いするケースです。
 屋内外を行き来できる猫は、自由に生殖活動を行います。雌の場合望まれない命を容易に宿します。産み落とされた子の多くは捨てられ野良化します。この子たちは当然避妊・去勢していません。交配・出産は繰り返され、際限なく増殖していく−というわけです。
 野良猫を増加させる原因が、飼い主のモラル欠如や知識不足にあることがよく分かるかと思います。
 仙台市は2006年、「市動物愛護行政の基本指針」を策定しました。行政、ボランティア、動物病院が三位一体となり、動物愛護施策を推進するためです。
 この中で、「飼い主のいない猫」について、捕獲、避妊・去勢手術を施し、元の場所に放して「地域猫」とし、住民とともに管理していくと定めています。
 地域猫活動の目的は、「野良猫の減少」と「地域社会における猫と人間の共生」です。しかし、活動に対する市民の認知度はいまだ低いのが現状です。地域猫化による管理は野良猫を減らす上で最良の策といえます。活動の普及により排せつ、繁殖、餌やりなどの問題が改善していくはずです。
 地域猫にとっても、活動を通じて新たな飼い主を得て、飼い猫として幸せな生涯を全うするという新たな選択肢が生まれるのです。
 誰からも祝福されない猫をこれ以上増やさないためにも、活動への理解が深まることを願っています。(専門学校講師・獣医師 成沢千香)

posted by しっぽ@にゅうす at 07:18 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫に関する資格ってどんなもの?その内容と費用について

ネタりか


猫に関する資格

看護師姿の猫の写真

現在、猫に特化した資格はたくさん存在します。猫に関わる仕事をしたい、愛猫の事をもっと知りたいなど、職業に関わらず取得を目指す愛猫家さんが増えています。ここでは、猫に関する資格をいくつかご紹介していきますね。

キャットシッター

飼い主さんの急な外泊や入院など、どうしても猫を留守番させないといけない時ってありますよね。そんな時、ペットホテルなどに預けるよりも、猫に掛かるストレスや不安が少ないという点から、ペットシッターさんに来てもらうという方法を選ぶ愛猫家さんが増えています。特に、猫専門のシッターさんも増えており、需要は高まっているといえます。

キャットフレンドリーパーソン

専門性はあまり高くなく、愛猫家さんを対象とした猫の基礎知識を得られる資格です。就職や転職に有利になるというような資格ではありませんが、猫のボランティア活動や愛猫の健康管理などで役立てる事ができます。試験内容には、猫の飼育方法や、生態、病気についての基礎知識や思考、雑学まであり、愛猫家さんはとても楽しく勉強できるかと思います。

キャットケアスペシャリスト

キャットケアスペシャリストは、猫のプロフェッショナルになる為の資格と言われています。猫の基本飼育や管理、介護学、看護学、美容学、繁殖学、歴史学など、猫に関する知識のすべてを学ぶといっても過言ではない内容になっています。愛猫家さんが愛猫の為に学ぶことはもちろん、この資格は猫に関する仕事に就く際にも、大きなアピールポイントになります。

猫健康管理士

猫健康管理士も、愛猫家さんにおすすめの資格です。猫の基本知識や、ワクチンや伝染病についてなど、その内容は長年、愛猫と暮らす方でも知らない事がたくさんあるといいます。猫がシニアを迎える前に、しっかり健康管理をしてあげたいという愛猫家さんが受講する事もあるそうです。難易度は低めですが、ペットシッターや猫カフェ、猫シェルターなどへの就職、転職にも有利な資格といえます。

動物看護師

意外にも、動物看護士の資格は民間資格です。もちろん難易度は高い資格ではありますが、受験資格は「高校卒業、又は同等の学力があれば問題ない」とされており、専門学校等の卒業資格は不要となっています。もちろん、猫以外の動物に関する知識も必要とされますが、就職、転職にはとても有利ですし、愛猫の健康管理に関しても、とても心強い資格です。

猫に関する資格の取得方法

勉強している写真

上記で紹介した資格は、通信講座で取得することが可能です。資格によっては、通学コースやカルチャー講習で学ぶという方法もあります。学習から試験まで、全てが完全在宅の講座もありますが、学習内容によっては数日間の実技講習を受けられる講座もあることから、安心して資格取得を目指す事ができますね。家庭の事情で通学が難しい方や、仕事が忙しい方でも自分のペースで学習できるところが、通信講座の魅力でもあります。

猫に関する資格の取得期間と費用

本とお金の写真

キャットシッター・キャットケアスペシャリスト

キャットシッターの資格は、上記で紹介したキャットケアスペシャリスト講座を修了する事で、取得する事ができます。また、在宅学習に加え、現役キャットシッターさんに同行し、実際にキャットシッターのお仕事を体験する実技研修を受ける事も出来るそうです。

費用 約89000円〜期間 約4ヵ月

キャットフレンドリーパーソン

通信講座「たのまな」の愛猫健康講座を修了する事で、キャットフレンドリーパーソンの認定を受けるができます。

費用 約45000円〜
期間 約2ヵ月

猫健康管理士

ペットの資格通信講座、猫健康管理士講座を修了する事で取得できます。

費用 約45000円〜
期間 約4ヵ月

動物看護士

動物看護士の資格取得には様々な方法があります。ここでは、通信講座での資格取得を目安としています。

費用 約89000円〜
期間 約5ヵ月〜8ヵ月

資格取得に掛かる費用は、安いものではありません。ただ、同時受講やキャンペーン等で費用が安くなっている事もありますし、分割払いが可能な場合もあります。

まとめ

本と猫の写真

猫に関する資格を取得する事で、猫のボランティア活動や、ペットホテル、動物病院、猫カフェ等、様々な場所で活躍する事ができます。もちろん愛猫の為に、病気や生態について学ぶ事もとても素敵だと思います。興味はあるけど、なかなか手が出ないという方も、この機会に是非一度、資料請求してみてはいかがでしょうか。

posted by しっぽ@にゅうす at 07:15 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月12日

猫は「人とのふれあい」が好きな動物だ!

@DIME


猫は人とのふれあいが好き!?
猫にしつけやトレーニングというと、なかなかうまくいかないんじゃ?と思っている人もいるかもしれないが、いやいや、そんなことはない。

参考までに、下の2つは猫にトレーニングをした動画(注:音楽あり)である。まぁ、これらはしつけというより、いわゆる“トリック”のカテゴリーに入るものであり、ゲーム感覚で楽しみながら、猫とのコミュニケーションづくりにもつながるといったところだろうか。





ところで、トレーニングというと、やはりモチベーションになるものが必要になってくる。犬では食べ物やオモチャ、撫でる、一緒に遊んであげる、というようなものがよく使われるが、猫ではどうなのだろう?

アメリカのオレゴン州立大学の研究チームは、家猫とシェルターにいる猫を対象に、「食べ物」「オモチャ」「香り」「人との社会的相互作用(交流)」の4つのうち、何をもっとも好み、刺激を受けるのかということを調査した。

それによると、それぞれの猫によって好みには差があるものの、多くの猫が「人との社会的相互作用」と「食べ物」を好んだそうだ(*1)。

一般的に、猫はどこか素っ気なく、自分の世界が中心のようなイメージを抱かれることが多い。しかし、実際は人と触れ合うことをとても好むというわけだ。

ということは、猫をトレーニングする時のモチベーションとして、「人とのふれあい」を用いるのは十分アリだということになる。

犬のトレーニングに関しては情報も溢れ、近年さらに濃度が増した感があるのに対し、猫の場合はそこまでには至っていない。そもそも猫は特別社交的でもなければ、トレーニングもできないという一般的な思い込みが、猫トレーニングの発展の足かせになってしまっているのかもしれないが、研究者は、猫が何を好むのか、何がいい刺激になるのかといった知識や情報が十分ではないことも理由の1つになるのでは?としている。

しかし、一口に猫は人とふれあることが好きとは言っても、猫によって背中を撫でられるのが好きとか、一緒に遊ぶのが好きなどいろいろあるだろう。少なくとも、自分の猫は何が好きなのか、何がもっとも好ましいモチベーションになるのか、それを見極め、トレーニングの補助的効果として用いることで、猫の“できること”はもっと広がるのかもしれない。

もっとも、「あの素っ気なさ、わがままぶりがいいんだよなぁ」という猫好きの方には、トレーニングでいろいろ覚えさせるより、そのままでいることこそが魅力なのだろうが。



参考資料:
(*1)Social interaction, food, scent or toys? A formal assessment of domestic pet and shelter cat (Felis silvestris catus) preferences / Kristyn R. Vtale Shreve et al. / Behavioural Processes, 24 March 2017, http://doi.org/10.1016/j.beproc.2017.03.016

文/犬塚 凛

構成/ペットゥモロー編集部

posted by しっぽ@にゅうす at 08:18 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月11日

どこを向いても猫だらけ−日本の猫ブームを考える

nippon.com


日本では近年猫関連の本や商品があふれ、SNSを通じて「わが家の猫」の愛らしさを拡散する人たちが大勢いる。自らも愛猫家の筆者が、猫ブームの背景を探る。
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「猫コンテンツ」ブームに沸く日本
世界で多くの人に愛されている「猫コンテンツ」は何だろう。
アニメだったら『トムとジェリー』、猫小説の定番はポール・ギャリコの『ジェニイ』(1950年に出版されたファンタジー。日本では2種の翻訳版が刊行されている)あたりだろうか。猫は人間にとって最も身近な動物の一つだし、その気ままなライフスタイルや不思議な魅力がクリエイターの創造性を刺激するらしく、世界中で猫をテーマとするあらゆるジャンルのコンテンツが作られてきた。
とりわけ日本人は、猫を題材としたコンテンツが大好きだと言ってよいと思う。1000年以上前の古典から、江戸時代の浮世絵、近代の文学や現代のアニメまで、猫コンテンツの「歴史的な名作」がたくさんあって、図書館や美術館に行けば、いつでもそれらを堪能できるし、一部はウェブ上でも楽しめる。

「猫コンテンツ」の具体例(と筆者の飼い猫)

ただでさえ猫コンテンツが充実しているところに、ここのところ日本では熱狂的な「猫ブーム」が起きていて、ブームが始まって数年以上たつにも関わらず、その勢いはいまだ衰える様子がない。
猫本の出版件数はうなぎ上り

日本の猫ブームがどのような状況なのか、データを見てみよう。上のグラフは、日本の国立・公立の図書館などに所蔵される猫関連の本の件数を、出版年別にカウントしたものだ。日本の図書館には、これまでに国内で出版されたほとんど全ての本が所蔵されているので、このデータはつまり、猫本の出版件数の推移として見ることができる。もちろん、コンテンツとは本だけを意味する訳ではないが、ここではコンテンツの代表例として本を取り上げる。
このデータによれば、猫本の出版件数は、1990年代から今に至るまで増加傾向にあり、特に2011年ごろから現在までの上昇率が大きい。
一方、犬本は長らく猫本よりも出版件数が多かったのだが、05年ごろをピークに減少し始め、08年には猫本の件数と逆転。今では猫本に大きく水をあけられている。
ちなみに、このデータを集めている時に、他の身近なキーワードについても出版件数を調べてみた。例えば、直近10年間で出版された「仏教」関連の本は累計約3800件だった。「野球」は3400件、「サッカー」は2100件、「酒」は3800件。そして「猫」は5400件。
どうやら日本人は、宗教、スポーツやお酒よりも、もっと猫に関心を寄せているらしい。

日本の猫コンテンツの特徴といえば、やはり「猫漫画」だと思う。優れた猫漫画には、猫への深い愛情と漫画家ならではの鋭い洞察にあふれていて、私たちが気付かなかった猫の新たな魅力を教えてくれる。筆者が個人的に、猫エッセー漫画の傑作だと思っているのは、日本が誇るホラー漫画家、伊藤潤二による『よん&むー』だ。英訳版(Junji Ito’s Cat Diary: Yon & Mu)も刊行されている。

ブームの背景:猫の存在感の高まり
このような猫ブームが起こった背景の一つは、「日本人にとって、猫がこれまで以上に身近な存在になっている」ということだ。
日本では深刻な少子化が進んでいて、さらに核家族化も進んでいる。一緒に暮らす家族の人数が減るにつれて、猫が家族の一員として「より重要視される」傾向にある(わが家もまさにこれで、むしろ人よりも猫のほうが主人のような顔をしている)。
総務省統計局の発表によれば、日本の子供(15歳未満)の数は36年連続で減少し、今年の4月時点で1571万人。1954年のピーク時(2988万人)に比べ、ほぼ半減している。
一方で、猫の飼育頭数に関しては、2011年以降大体1000万頭くらいの横ばい(または微増)で推移している。猫の飼育頭数については、人口のような長期的な時系列データがないので断言はできないが、「子供の人数」と「猫の飼育頭数」の差が縮まっているのは間違いなさそうだ。
つまり、身もふたもない言い方をすれば「人が減り、猫はあまり減っていないので、人間社会における猫の存在感が高まっている」というところだろう。
これについては、人間と猫の関係だけではなく、犬と猫の関係でも同じことが言える。以下のグラフは、犬と猫それぞれの、日本における飼育頭数の推移を示したものだ。これを見ると、犬はかなりの勢いで減っていて、もう間もなく犬と猫の数が逆転しそうだということが分かる。

日本では、地方から大都市への人口移動と、高齢化が並行して起こっている。犬は、都会の集合住宅ではなかなか飼えないし、また、頻繁な散歩が必要な犬は高齢者には向かない。猫は、犬に比べれば集合住宅でも飼いやすく、また、飼育にそれほど手間も費用もかからないので高齢者でも比較的飼いやすい。
このような事情で、日本では犬が減り続け、それに伴って人間社会における存在感は小さくなっている。先に挙げた図「猫と犬の関連書籍の出版件数推移」で、犬関連の書籍が減少していることを示したが、これも「犬の存在感の希薄化」を示すデータとして解釈できそうだ。
SNSでの写真によるコミュニケーションの活発化
猫ブームの背景としてもう一つ重要なのは「ソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)」の存在だ。SNSにおいて、猫画像は一種の「コミュニケーションの手段」になっている。
インスタグラムやフェイスブック、ツイッターなど、あらゆるSNS上で、今日も数多くの猫画像や猫動画が投稿され、それを目にするたびに「いいね!」を押してしまう。思い返せば、SNSが今ほど一般的でなかった頃、私たちはこんなに毎日猫画像を目にすることはなかったはずだ。
SNSのせいで(おかげで)、毎日のように猫の姿を見せつけられ、その魅力にうっとりして、筆者は猫を実際に飼い始めたし、飼うまでには至らなくても、その影響で猫好きになる人は非常に多い。
最近では、ついに猫と犬専用のSNSまで登場して、これがまたすごい勢いで広がっている。
「ドコノコ」と名づけられたこのアプリは、猫や犬の写真を投稿して、アルバム代わりに使い、その写真を他のユーザーと褒めあったり、いろいろな猫や犬の写真をただ眺めてうっとりしたりするための、とてもシンプルなSNSだ。
ここに流れてくる猫画像それぞれが、要は魅力的な猫コンテンツであるわけで、ユーザー全員が猫コンテンツの「制作者=視聴者」であるというのが、今の猫コンテンツブームを象徴しているようでとても面白い。「ドコノコ」は犬写真の投稿も多いが、最近では猫専用SNSも多い。

筆者がわが家の猫写真を投稿した「ドコノコ」

つまり、猫はもともと備えている魅力によって、SNSの「主役」の座を射止め、SNSによってその魅力が拡散されることで猫ファンが増加。猫コンテンツブームに至った。このような解釈もできそうだ。
以上、昨今の日本の猫ブームについて、その現状や背景を考察してみた。猫好きの1人としては、現在のブームが一過性に終わらずに、猫と人が末永く幸せに共生できる未来につながることを心から祈っている。
(2017年8月1日 記)
バナー写真:京都文化博物館で開催された「いつだって猫展」では全国の招き猫が並んだ(2017年4月28日撮影/ 時事)


posted by しっぽ@にゅうす at 08:13 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする