動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年11月18日

法律上はどうなるの?飼い主が高齢者で、猫の世話ができていないので助けたいと思ったけれど…?

Yahoo! JAPAN



人も猫も高齢化が進む中、問題となっているのが、飼い主さんが高齢で体が不自由になり、猫の飼育が困難になっているケースです。猫のお世話が満足にできないのに飼い続けている姿を見て、その猫を助けたいと思ったら、どのような方法があるのでしょうか。

法律上はどうなるの?飼い主が高齢者で、猫の世話ができていないので助けたいと思ったけれど…?
イラスト/イデシタタケシ、小泉さよ、ナカオテッペイ、二階堂ひとみ
飼い主さんから無理やり離すことはできない
まず前提として、猫の命に関わる場合であっても、今の日本の法律では、すぐに飼い主さんから猫を保護することはできません。それは、飼い主さんは猫に対する所有権を持っているためです。どんなに助けてあげたいと思っても、強制的に引き離すことは難しいのです。
では、どうやったらこの状況から猫を救うことができるのでしょうか。

法律上はどうなるの?飼い主が高齢者で、猫の世話ができていないので助けたいと思ったけれど…?
保護団体や行政に問い合わせてみる
その@ 保護団体や行政に問い合わせてみる
飼い主さんと話し合い、飼い主さんから了承を得ることができれば、猫を保護施設などの適切な場所に移すことができます。保護団体や一部の行政では、相談に応じてくれるところもあるので、一度、電話などで問い合わせしてみてもいいでしょう。

法律上はどうなるの?飼い主が高齢者で、猫の世話ができていないので助けたいと思ったけれど…?
不十分なお世話が「虐待」とみなされる場合
そのA 不十分なお世話が「虐待」とみなされる場合
その猫に対して、虐待や飼育放棄をしたとみなされた場合は、『動物愛護管理法第44条2項』に基づき、飼い主さんに罰則が科せられることもあります。例えば、猫を高温の部屋にずっと閉じ込めている、何日も食事を与えていないなど、猫のお世話を著しく怠った場合がこれに当たります。

知っておきたい法律 <動物の愛護及び管理に関する法律 第44条 2>
「愛護動物に対し、みだりに、給餌若しくは給水をやめ、酷使し、又はその健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束することにより衰弱させること、自己の飼養し、又は保管する愛護動物であって疾病にかかり、又は負傷したものの適切な保護を行わないこと、排せつ物の堆積した施設又は他の愛護動物の死体が放置された施設であって自己の管理するものにおいて飼養し、又は保管することその他の虐待を行った者は、100万円以下の罰金に処する。」

猫好きの人や猫を実際に飼っている人なら、近所に猫のお世話が満足にできてないお年寄りがいると、心配になるでしょう。しかし、いくら「かわいそう」と感じても、所有者である飼い主さんから、猫を勝手に離すことはできないのです。
まずは、そういった相談を受け付けている行政や保護団体に連絡してみるのが良い方法なのかもしれません。

参考/「ねこのきもち」2018年7月号『まさかのトラブルに備える!愛猫のための法律辞典 保存版』(監修:渋谷総合法律事務所 弁護士 ペット法学会事務局長 渋谷寛先生)
イラスト/イデシタタケシ、小泉さよ、ナカオテッペイ、二階堂ひとみ
文/ishikawa_A
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

ねこのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 13:24 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月17日

保護猫は、なぜかキュウリが大好物。今は幸せに暮らす猫の、何ともせつないその理由

Yahoo! JAPAN



世界で著書累計100万部の猫を愛する専門家が、猫から日々教えられている生きる知恵を綴った『猫はあきらめ時を知っている』の日本語版が刊行された。
お気に入りの隠れ家を持ち、高価な物より段ボール箱を愛し、美味しくない食事は遠慮なく残し、どうやらこっそり人間をしつけているらしい……そんな猫が、常に周りの目を気にして生きる人間たちに、もっとラクに生きるコツを伝える一冊から一部抜粋して紹介しつつ、無類の愛猫家の翻訳者・吉田裕美氏が猫への思いを綴る。
猫にありがちな日常の仕草には、どんな偉人の名言にも勝る、深い人生哲学が込められている!(以下、執筆/吉田裕美)

● 野菜を食べよう

 猫は庭の草を定期的に好んで食べる。
もちろん、アスパラガスや少量のブロッコリーも大好き。

ただし、
完全に菜食主義にかたよった食事は
よくないので控えよう。

(セリア・ハドン著 平田光美訳『猫はあきらめ時を知っている』より) 猫は基本的に肉食動物である。

 昔は日本の猫といえばかつお節がごちそうで、ご飯にかつお節で出汁をとった味噌汁をかけたものが「猫まんま」と呼ばれるとおり猫の定番食だったらしい。
 また、サザエさんの歌にもあるように、魚をくわえて逃げる猫を「ドラ猫」と呼んでいた。

 私の母が子どもの頃、味噌汁がないときにご飯の上にかつお節をかけると、猫がかつお節だけペロッと食べてご飯を残してしまうので、かつお節をご飯の中に埋めてみたそうだ。
 すると、鼻がいい猫にはかつお節の匂いがわかるだろうから、上から食べていけば大好きななかつお節に行き当たるというしくみだ。焼肉丼が焼肉おにぎりになったらコスト削減でも満足感はあまりかわらないのと同じように、画期的なアイディアだった(と思う)。

 しかし、猫はクンクンと時間をかけてエサ入れご飯の匂いを嗅ぐと、おもむろに前足でご飯を掘って、かつお節だけを器用に食べてしまった……。

 ところで、そんな肉食猫の習性に異を唱える人もいる。

友人の家の猫君は、ある日、山村で小学生の子に拾われたという。
 学校帰りにどこからともなくニャーニャーと現れ、すり寄ってきた仔猫。
 あごを撫でてやると、ゴロゴロ言ってお腹を見せる。

 すっかり仲よくなってしまった子どもに、猫をそのままそこに置いて去る選択肢など残されてはいなかった。
 連れて帰った猫を見たその子の親は、家では猫を飼えない事情があり、相当困ったのだろうと思う。しかし、幸いにも知り合いを介して里親を探すことができたのだ。

 その猫の里親となった友人が言う。
 ある日、インターネットの動画サイトで、猫の横にキュウリを置いておくとびっくりする様を見て、まねしてみた。
 ところが、この猫は、突然現れたキュウリに動じる様子もなく、バリバリとキュウリを噛んで飲み込んでしまった。

 あっけにとられる友人の前で、猫は一口、また一口とうまそうにキュウリを食べる。
 キュウリが歯に当たる感触が猫にとって心地いいのだろうというくらいは想像がつくが、お腹がいっぱいになるまで野菜を食べる猫なんて、ちょっと聞いたことがない。

 後日調べてみると、その猫が子どもに拾われた場所は、なんとキュウリ畑。
 ちょうど実がなる季節でもあった。
 捨てられた仔猫は、直後には小動物を捕ることもかなわず、そこにあったキュウリを食べていたのかもしれない。

 このことを知って以来、友人は猫に好物を食べさせてやりたいがために、どんなに野菜が値上がりする極寒の冬でも、猫のキュウリだけは絶やさないようにしている。
 猫でも子どもの頃に食べた味は忘れられないのだろうか。

吉田裕美(よしだ・ゆみ)

東京都生まれ。東京学芸大学教育学部初等教育国語科卒。在学中に文部省給費にてパリINALCO(国立東洋言語文化研究所)留学。リサンス(大学卒業資格)取得。日仏両国で日本語を教える傍ら翻訳、通訳に携わる。地域猫ボランティア活動に関わり、これまで多数の猫を預かり里親へ橋渡ししてきた。現在、2匹の愛猫とともに暮らしている。訳書に、『猫はためらわずにノンと言う』(ダイヤモンド社)がある。

セリア・ハドン
posted by しっぽ@にゅうす at 09:11 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月15日

ネコにかまれ狂犬病に、英国人男性が死亡


Yahoo! JAPAN


【AFP=時事】英公衆衛生庁(PHE)は12日、モロッコでネコにかまれた英国人男性が狂犬病で死亡したと明らかにした。狂犬病が発生している国、中でもアジアやアフリカの国を旅行する際には動物との接触を避けるよう、国民に改めて注意を促している。

 英PA通信(Press Association)によると、男性は2〜3週間前にモロッコでネコにかまれたが、狂犬病の迅速な処置を施されなかったという。

 狂犬病は感染すると脳炎を引き起こす。初期症状が出てからでは治療は手遅れで、患者はほぼ確実に死に至る。

 英国で狂犬病による死者が確認されたのは、2000年以降では7例目。

 PHEによると英国内では1902年以来、コウモリ以外の動物を介して人が狂犬病を発症した例はない。

 コウモリを感染源としたものでは、2002年にスコットランドで感染者1人が出ている。海外では2002〜17年に英国人5人が旅行中に罹患(りかん)している。【翻訳編集】 AFPBB News
posted by しっぽ@にゅうす at 02:32 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月13日

社会は猫にやさしくなれる。「法改正〜クラウドファンディングまで」

Yahoo! JAPAN



猫の飼育件数が増え、「猫ブーム」といわれる一方で、多頭飼育崩壊などの社会問題も後を絶たちません。しかしこのような問題を受け、2013年に「動物愛護法」が改正されました。今回は改正後の「動物愛護法」と、“猫を救う”と注目の「クラウドファンディング」の活動事例についてご紹介します。

社会は猫にやさしくなれる。「法改正〜クラウドファンディングまで」
箱から顔出すスコティッシュフォールドの子猫
猫に“やさしい”法改正、その内容は?
冒頭でもお話した通り、猫の飼育件数が増える一方で、虐待行為や悪徳業者などによる不適切な扱いが問題視されるようになりました。そういった問題を受け、2013年には「動物愛護法」が7年ぶりに改正されています。

主な改正内容は、以下の通りです。

主な改正内容
・動物がその命を終えるまで適切に飼うことが明記された
・都道府県の保健所などの施設は、理由によっては引き取りを拒否できるようになった
・幼齢の猫や犬の販売制限が設けられた

このような法改正によって、より多くの人が“責任を持ってペットを飼うこと”について、より真剣に考える手助けになるかもしれませんね。

社会は猫にやさしくなれる。「法改正〜クラウドファンディングまで」
リラックスして寝ている MIX茶×白
猫を救う?クラウドファンディングによる活動事例
「クラウドファンディング」という言葉を聞いたことはありませんか? これはインターネットなどを通して、目標を達成するための資金や協力を募り、賛同者にはサービスやグッズなどでお返しをするというシステムです。
近年では、猫を救う活動にこのシステムを利用する事例が増え、注目されています。ここでは、クラウドファンディングにより成立したプロジェクトを3つご紹介します。

里親募集型保護猫カフェの設立
まずは、保護猫の飼い主さんを募集するための「里親募集型保護猫カフェ」の設立を目的としたプロジェクトをご紹介します。このケースではなんと、目標額の200万円を上回る、230万円もの資金がクラウドファンディングにより集まりました。その資金で、2017年3月に『保護猫の家*arigato』がオープンし、これまでに11匹の猫の飼い主さんが決まったそうです。

フィラリア駆除に関する医療機器の再開発プロジェクト
次にご紹介するのは、フィラリアの駆除手術に使用する器具「鉗子(かんし)」の開発費用を募集した、フィラリア駆除に関する医療機器の再開発プロジェクト。製造会社の都合によって生産中止になってしまった「鉗子」を必要とする獣医師の声に応え、医療機器メーカーのシンメディコが立ち上げたプロジェクトで、現在も再販に向けて製作が進んでいるとのことです。


神奈川県動物保護センター内に譲渡施設を建設
最後は、猫の殺処分ゼロを3年連続で達成した神奈川県のプロジェクトについてご紹介します。このプロジェクトでは、次なるステージとして、新しい飼い主さんを見つけるための譲渡施設を動物保護センター内に建設するというものでした。こちらも大成功をおさめ、2019年4月に開設を予定しています。このようなクラウドファンディングでのプロジェクトの成功は、猫を愛するさまざまな人たちの想いが、社会を動かした結果ともいえるでしょう。

社会は猫にやさしくなれる。「法改正〜クラウドファンディングまで」
カメラ目線のアメリカンショートヘア
飼い主さんが考える、猫にやさしい社会とは?
猫の飼い主さんは、社会にどのようなしくみを望んでいるのでしょうか。最後に、飼い主さんに聞いた「社会の仕組みがこうなったらいいな」と考える声の一部をご紹介します。

飼い主さんが望む社会とは
・「全国の動物愛護センターや保護団体の猫の画像をまとめて見られるといいな」
・「虐待や飼育放棄がなくなるといいな」
・「愛猫が病気になったら、早退できたり手当がもらえたりできるといいな」
・「すべての猫たちが幸せに暮らせる社会になったらいいな」

法改正やクラウドファンディングなど、社会は猫たちにやさしくなっているのかもしれません。飼い主さんの猫を想う声が届き、1匹でも多くの猫が幸せになれるよう、これからも社会のしくみがよりよく変わっていくことを願うばかりです。

参考/「ねこのきもち」2018年6月号『最新技術から愛護法改正まで 社会はもっと猫にやさしくなった』
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

ねこのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 03:00 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月10日

地域に根ざした猫活動 猫と人の「お見合い」に密着

Yahoo! JAPAN



地域で増えすぎてしまったり、飼育放棄に遭ったりした猫たち。それらを一時保護して、新しい飼い主と結びつける「譲渡会(お見合い)」が全国各地の保護団体やNPOなどの主催で開かれている。今回、東京・八王子市で5年前からお見合い会場を開催している『はちねこ』に密着取材。訪れた人の悲喜交々を追った。まずは動画をご覧ください。

https://youtu.be/kyuLcUiwmQ0


さまざまな事情を抱えた猫たち
東京駅からJR中央線で約1時間。高尾駅のすぐ近くに『はちねこ』がある。一見、猫カフェのようだが、八王子市周辺の飼い主のいない猫や飼育放棄された猫などのお見合い会場である。室内でふれあえるサロン形式で、個人で猫を保護し、飼い主を捜している一般の方の参加も歓迎している。近年は、飼い主が高齢になり飼育放棄をしてしまうことも少なくないそうだ。

『はちねこ』は広さ15畳ほどで5年前にオープンした。スタッフは総勢27人。それぞれのスタッフが仕事の休みの日や家事の調整をして時間を作り、交代で毎週、水曜・土曜・日曜と祝日に「譲渡会(お見合い)」を開催している。『はちねこ』自体では猫の引き取りや預かりは行っておらず、「お見合い」に参加する猫たちは、それぞれ保護している人達が自宅から連れてきて、夕方には連れて帰る。誰でも気軽に会場に入って、猫を見たりさわったりすることが出来る。猫との触れ合いを楽しむだけの人もいる。

気に入った猫がいればスタッフに申し入れをする。しかし、誰でも無条件に譲渡されるわけではない。共に暮らす「家族」として迎え入れ、終生責任を持って飼うことを誓うのはもちろんのこと、その他にも条件がある。

・家族全員の同意

・飼育者が高齢でないか

・ペット飼育可の住宅か

・不妊去勢手術の実施

・脱走防止の対策 

・譲渡範囲は八王子市周辺 など

スタッフが自宅へお届けして飼育環境を確認、一週間ほどのトライアル期間を経て、正式譲渡となる。これは飼育放棄や、多頭崩壊、高齢者の入院や死亡などの事情から、新たな保護猫を生まないための予防である。

新しい飼い主が『はちねこ』に支払う費用(医療費負担)は、1回のワクチン接種済みだと12000円、2回のワクチン接種済みだと15000円。去勢手術済みだと20000円、避妊手術済みだと25000円と高くなるが、ほぼ実費の金額だ。

飼い主のいない猫の去勢手術も
『はちねこ』は八王子周辺の飼い主のいない猫のTNR活動も行なっている。TNRとは、Trap(捕獲し)、Neuter(不妊去勢手術を行い)、Return(元の場所に戻す)。その印として耳先をV字カットする活動で、飼い主のいない猫の繁殖を防止している。副代表の佐々木さんはこう語る。

「高齢者の中には猫の不妊去勢手術をしなきゃいけない、という意識が低いので、猫をそのまま外飼いして、気がつくと目に余る頭数になり、子猫がわらわら現れて猫だらけになって困ったって動きはじめる人が多いです。でも一人暮らしの高齢者が外猫に餌をやり続けていても、誰も気づかないことがある。それで、地域の高齢者支援センターの方が訪ねた時に、外猫が増えすぎていることに気付く事もあります。ただ、行政が縦割りだと連絡のやり取りも時間がかかるので、横のつながりも作らなきゃいけない。支援センター、市の高齢者福祉課、保健所、はちねこが情報を共有出来れば、早く対応することが出来ます。それで、横の関係者会議をいまお願いしていて、これが実現すれば八王子は先進的な実例になると思います」

子猫4匹を保護した高齢者
ちょうど私が取材で『はちねこ』に訪れている際、子猫を保護した高齢者がいた。近所で野良猫に餌を与えていたところ、いつの間にか子猫が増えてしまい、はちねこから捕獲器を借り、現在は子猫を4匹自宅で保護しているという。譲渡できるまで大きく育ったら、譲渡会に連れてくるそうだ。「その子猫をご自身で育てることは考えていないんですか?」と聞くと、「かわいい猫なんですよお」と携帯の写真を見せてくれた。

「無責任に、感傷的になって子猫を引き取っても、後が続かない。私もこの年ですから。動物を置いてこっちが勝手にあの世に行っちゃうわけにもいかないので。猫の命のことを考えると、ずっと先を見越して色々してあげないといけないでしょう」と話した。

これまではペットの問題を誰にも相談できず、抱えきれずに問題が大きくなることもあった。現在はインターネットで里親を募集したり、捨て猫を拾った時にどうするか対処法を知ったりと、自主的に問題を解決することが増えているそうだが、それでも『はちねこ』への相談は絶えない。

ペットブームの影で、無責任に放り出される猫の命が1匹でも減るように、今日も『はちねこ』は走り回っている。

『はちねこ』

東京都八王子市初沢町1298-5 丸子ビル2F

開催日

水・土・日・祝日(年末年始を除く) 13:30〜17:00

HP

http://hachineko.com
posted by しっぽ@にゅうす at 07:42 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月08日

【特集・宮崎】Next調査班 野良猫対策TNRとは

Yahoo! JAPAN



Next調査班は、野良猫ゼロを目指す取り組みに注目します。猫はペットとして人気が高まる一方、野良猫などに関する苦情は後を絶ちません。その対策となる取り組みに密着しました。

【特集・宮崎】Next調査班 野良猫対策TNRとは
妊娠期間は2か月、1回の出産で平均4、5匹が生まれる
野良猫はすぐに増えてしまう
 愛らしい姿や自由奔放なしぐさなどから、近年人気を集める猫。しかしその一方で、野良猫が問題になることが多い。宮崎市のみやざき動物愛護センターによると、猫に関する苦情は、年間およそ500件に上るという。

(猫の被害を受けた企業)「実際に敷地内で糞尿の被害や商品への破損とかですね。会社の経営的にも被害の方が出ている状態です」

 猫は、繁殖力が高く生後、半年から妊娠できるようになる。妊娠期間は2か月、1回の出産で平均4、5匹が生まれるため、野良猫はすぐに増えてしまう。宮崎市のある場所には、野良猫をかわいそうと思うのか、エサが置かれているが、不要な繁殖を防ぎ、不幸な猫を増やさないために必要なのは不妊手術だ。

 (NPO咲桃虎・山下香織代表)「避妊去勢せずに捨てていくことが、捨てられた猫が全頭幸せになることじゃないっていうことを知っていただきたいので、餌をやる方っていうのはもう一歩進んで避妊去勢手術までしてあげるようにしてほしいです」

【特集・宮崎】Next調査班 野良猫対策TNRとは
この猫たちは私たちの気持ちを満たすための生き物じゃない。
野良猫を捕獲し、避妊手術をして元の場所に戻す取り組み「TNR」
 こうした中、先週、宮崎市で県内外の動物愛護団体が協力し、県や市の許可を得てある取り組みが行われた。参加者たちが捕獲器を使って、次々と野良猫を捕まえていく。これは、野良猫を捕獲し、避妊手術をして元の場所に戻す取り組み。それぞれの英単語、トラップ、ニューター、リターンの頭文字からTNRといわれている。

 捕獲された猫たちは、どの猫も人に慣れた様子。元々、飼い猫だったり、定期的に餌をあげる人がいるためだ。今回のTNRに県外から参加した動物愛護団体代表の中谷百里さんは、現状を見て、こう指摘した。
 (NPO犬猫みなしご救援隊・中谷百里さん)「慣れた猫は、なるべく連れて帰るように、餌やりさんがおうちに、慣れた猫ほど虐待に合いやすい、だから私たちは猫に餌をやる場合、絶対に人に慣らさない。この猫たちは私たちの気持ちを満たすための生き物じゃないんですよ」

 捕獲作業は、日が暮れても続いた。(近くの会社の人)「ここ半年でがっと増えているし、増えれば増えただけ亡くなっている数も見ますし」捕獲作業中、野良猫たちにエサをやりに来た人がいた。参加者たちは、TNRの必要性を説明しようとするが怒鳴られ、理解してもらえなかった。


猫と人間が共生できる地域づくりとは何か
 この日、捕獲した野良猫は、およそ110匹。翌日から2日間実施された手術では、個人から持ち込まれた野良猫と合わせて、およそ260匹が、避妊手術を受けた。
(犬猫みなしご救援隊・中谷百里代表)「猫の健康状態が悪いです、まずは不妊手術をして頭数制限をしていかないと今の現状では行き届いてないと思います、かろうじて生かされているところ」
(咲桃虎・山下香織さん)「野良猫っていう飼い主がいない猫をゼロにしたいです」

 手術から一夜明け、猫たちは、捕獲された場所へと戻された。猫は、避妊手術を受けた印として耳が桜の形にカットされたため、再び捕獲されることはなく、そして子供を増やすことなく、一代限りの命を生きる。猫と人間が共生できる地域づくりとは何か。かわいいだけでは、すまされない問題だ。
posted by しっぽ@にゅうす at 06:00 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月05日

猫たちの身も心もズタボロにする“商業猫カフェ”と『アニマルホーダー』の闇

Yahoo! JAPAN


人気の猫カフェで起こってしまった猫パルボウイルス感染。そこには根深い問題があるようで……。

脅威のウイルス感染、なぜ起きた?
 今年8月、東京・立川の猫カフェ『MOCHA』で、一部の猫が致死率の高い感染症を引き起こす「猫パルボウイルス」に感染、死亡していたことが発覚。関東の全店舗を約1か月間、臨時休業する事態となった。

 これに先駆けて7月末には、ツイッター上で「ウイルスが蔓延しているのに営業している」などと管理体制を批判するツイートが話題に。同店の運営会社はこれを当初は否定するも、のちに合計5匹のウイルス感染・死亡を公表、ネットユーザーのさらなる批判を集めて「炎上」したことは記憶に新しい。

 一連の騒動に対して、

「もともとそういうウワサはあった」

 と話すのは、東海地方にある猫カフェの経営者。

「『MOCHA』が最初に池袋にできてから、1年もしないうちに“突然、猫がいなくなる”というウワサが立ったんです。今回、内部告発でパルボ感染がわかりましたが、そのときから隠蔽していたんじゃないかと思われてもしかたがないですよね」

『MOCHA』は都内8店舗のほか、大阪や名古屋にも出店。そんな大手が、なぜウイルス感染という事態を招いてしまったのか。

 前出の経営者が続ける。

「猫のことが大好きで、第1に考えていたら、猫カフェは儲かる仕事ではありません。いちばん経費がかかるのは医療費。今回のパルボだって、ワクチンさえちゃんと打っていれば、まず感染しません。

 『MOCHA』のように、200匹以上もの猫を飼育して多店舗で経営するには、莫大な費用がかかります。利益を上げていくには、なにかを削らざるをえない、ということ。その結果が今回の事態につながったのでは?」

 また、NPO法人『東京キャットガーディアン』代表の山本葉子さんは、猫カフェ・ビジネスの問題点を次のように指摘する。

「猫にとっては見ず知らずの人間に触られたり、抱っこされたりするのは、すごいストレスなんです。そんな場所に、成猫だけではなく、小さい子猫たちまでも長時間にわたって店に出すようでは、免疫力も、抵抗力も落ちてしまいます」

猫はストレスの塊に
 猫カフェで、いちばん犠牲になっているのが主役であるはずの猫とは……。それも、人間のために。

「要はキャバクラの構造に近いんです。キレイな女性に会いに行きたい、かまってもらいたい(笑)。でも、そこでいちばん負担がかかるのは、お客をもてなすホステスですよね。

 人間なら、それがお金という対価になるけれど、猫カフェだとすべて経営者のフトコロに入ってしまう。猫は触りたい放題、抱き放題されて、ストレスの塊になってしまいます」(山本さん)

 猫にかかる負担を減らしつつ、ビジネスとして成り立つだけの利益を上げるのは、そう簡単なことではない。前出の猫カフェ経営者は、今後の見通しについて悲観的だ。

「実際、猫カフェの数が増えすぎたということはあると思います。猫以外の動物カフェ、フクロウとかもできて、お客さんがそちらにも移ってしまっているし。

 これから新規オープンするのは、殺処分をなくすための保護猫カフェばかりになるんじゃないですかね。猫を“商品”としてしか見ない、商業猫カフェではやっていけないと思います」

 可愛さや癒しだけを追い求めてカフェに通うことの“意味”や、猫カフェのあり方について、利用する側も考えなければいけないときなのかもしれない。

《高い致死率──パルボウイルスとは?》
 非常に感染力が強く、致死率の高いウイルス。潜伏期間は2〜10日ほどで、感染すると嘔吐や下痢、脱水などの症状がみられ、最終的に免疫系が損なわれる『猫汎白血球減少症』を引き起こす。別名、猫ジステンパーとして知られている。

 酸やアルカリ、摂氏50℃までの熱に耐性があり、6か月から2年は感染力を持ち続けるといわれている。予防法はワクチンの接種で、未接種の子猫が感染した場合、致死率はほぼ100%。成猫でもワクチンを打っていない場合は死に至る危険がある。

「人間を介しても感染するので、猫カフェをはしごして、知らないうちにウイルスの運び手になっている可能性もあります。ワクチンさえ打っていれば感染は防げるので、自宅で猫を飼っている方も、しっかりとやってあげてほしいです」(猫カフェ経営者)


多頭飼育崩壊の要因を探る
 飼育環境における問題に続いて、『アニマルホーダー』にまつわる問題についても着目したい。アニマルホーダーという言葉を聞いたことがある方は、どれくらいいるだろうか?

 週刊女性の短期集中連載でも報じたように、飼育不可能な数の犬や猫を集め、それを手放せない“多頭飼育崩壊”が日本でも目立つようになってきた。

 なかでも注目されるのが、『アニマルホーダー』の問題だ。ホーダーとは、ため込んでいる人という意味。適切に飼育できる数ではないのに、動物を抱え込んでいる状態の人を指す。

 実態に詳しいNPO法人『ねこけん』代表理事の溝上奈緒子さんが解説する。

「アニマルホーダーは精神的な疾患のひとつ。正確な定義はまだありませんが、私は精神的に動物に依存した生活をしている人だと考えています。アルコール依存症やギャンブル依存症などと同じように、専門的な治療をすれば治る病気です」(溝上さん、以下同)

 ゴミを捨てられないゴミ屋敷の住人になぞらえる人もいるが、

「確かに現行の動物愛護法では、動物はモノ扱いですが、飼い主は動物をモノとは思っていません。ゴミ屋敷の問題とは成り立ちが異なります」

 アニマルホーダーには、ペットの幸せを思い、実際に可愛がっている人が多いという。だが、行き着く先は悲惨な多頭飼育崩壊だ。

「捨て猫などを次々に保護していると、経済的な困窮に陥って不妊手術代が払えない。増えすぎると、ご飯もあげられず、掃除もできなくなる。最後は猫にとって最悪の環境、虐待にもなってしまうのです」

アニマルホーダーは孤立との関わり大
 アニマルホーダーのなかでも、こうしたタイプをレスキュー型という。ペットにとって自分の側がいちばん幸せだと思っているので、他人には渡せない。しかし、自身の経済的基盤を顧みず、身の丈に合ったやり方ではないため、次第に劣悪な状況に陥ってしまうのだーー。

「高価な宝飾品を集めるのと同じ感覚で、ペットを抱え込むコレクション型もいます。社会的地位のある人に多いといわれています」

 このほかに、いかに理想に合ったペットをつくり出していくかに情熱を注ぐブリーダー型もいる。

「これら3つのタイプの共通項はいくつかあって、だらしない、高齢、幼少期に何かしらの問題があった、などといわれています」

 しかし溝上さんは、アニマルホーダーは孤立とのかかわりが深いのではないかと指摘する。

「世間とつながりがない、友達が少ない、孤独、親戚付き合いをしていない、コミュニケーション能力が低い……。そうした傾向を強く感じますね」

 ペットの飼育に適正な頭数は、家族構成や飼い主の年齢、経済状況、住環境などによって違う。多頭飼育であっても、不妊手術を施し、食事をきちんと与え、掃除も欠かさない飼い主『アニマルコレクター』もいる。どこまでがコレクターで、どこからアニマルホーダーとなるリスクがあるのか、その線引きは難しい。

「ただ、アニマルホーダーが多頭飼育崩壊の要因であることは間違いなく、対策が必要です」

 今後、この問題は、いっそう注目されてくることだろう。

《PROFILE》
溝上奈緒子さん ◎NPO法人『ねこけん』理事長。猫の保護、里親探しなど、殺される命を救う活動を通して殺処分ゼロを目指している
posted by しっぽ@にゅうす at 09:20 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする