動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年11月25日

入れると愛猫が可哀そう!?「ケージ」にまつわる3つ不安


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みなさんの愛猫は、ケージの中で過ごすことはありますか?  以前ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、ケージの役割・メリット、ケージへの慣れさせ方などについての解説記事をお届けしました。ケージがあることで、愛猫がくつろぐことができたり、日々のちょっとしたリスクなどから愛猫を守ることもできるのです。

入れると愛猫が可哀そう!?「ケージ」にまつわる3つ不安
ケージに登るスコティッシュフォールド
「ケージはあるといいもの」とわかっていても、抵抗が…
しかし、「ケージはあるといいもの」とわかっても、使用するのに抵抗がある人もなかにはいるかも……。そこでこの記事では、ケージに抵抗感のある飼い主さんのために、疑問や不安を解消できる情報を届けられればと思います!

〜猫のケージにまつわる3つの不安〜
「ねこのきもち」では、読者の方にアンケート調査を実施しました。その中から多く寄せられた「猫のケージにまつわる疑問3つ」をQ&A形式で解説していきます。

入れると愛猫が可哀そう!?「ケージ」にまつわる3つ不安
猫のケージにまつわる不安や疑問
Q1. 狭い場所に閉じ込められるのって、猫はストレスを感じないの?
A.「居場所」にさえなれば、むしろケージLOVE♥になります。

猫は、囲まれた場所を好む動物。しかし、「出入り口=逃げ場」を閉ざされると怖がることもあります。そのため、まずはしっかり時間をかけてケージに慣れさせることが大切に。慣れたあとや、必要時間以外は扉を開けたままにしておくと、「ケージは過ごしやすい場所」と猫が好んで過ごすようになるでしょう。

入れると愛猫が可哀そう!?「ケージ」にまつわる3つ不安
猫のケージにまつわる不安や疑問
Q2. 大体何時間くらいならケージに入れていても平気なの?
A. 猫が慣れているなら、1日中でも平気です。

猫がケージに慣れて居場所として使えていて、かつ必要なものが中に備わっていれば、猫はケージにいることを負担に感じません。何時間過ごさせても問題ないはずです。ただし、猫がケージに慣れていることが大切です。

入れると愛猫が可哀そう!?「ケージ」にまつわる3つ不安
猫のケージにまつわる不安や疑問
Q3. 猫が年を重ねてからでも、ケージに慣れてくれるもの?
A. シニア猫のほうが、居場所にしてくれやすいことも。

猫は1日の大半を寝て過ごしています。そしてその時間は、シニア猫になるほど増えていくもの。さらに年齢を重ねた猫は、経験から小さなことでは動じないので、その意味ではむしろケージをすんなり受け入れてくれやすい面もあるでしょう。ただし慣らす際は、猫の体調に充分配慮してあげて! 無理は禁物です。

正しく効果的に使えば、ケージは愛猫のくつろげる居場所になったり、ときには愛猫の命を守ってくれる場合もあります。飼い主さんはぜひ、ケージへの理解を深めてみてくださいね。

参考/「ねこのきもち」2018年10月号『今からでも愛猫の"マイルーム"に ケージで叶うしあわせ猫生活』
(監修:東京都新宿区にある聖母坂どうぶつ病院獣医師 鵜飼佳実先生)
※一部の写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/雨宮カイ

ねこのきもちWeb編集室
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複数飼いに向かないコも…? 2匹目の猫を迎える前に検討したいこと

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「もう1匹いたら、愛猫にさみしい思いをさせなくてすむかも」

……お留守番をさせる時間が長かったりすると、愛猫のためにも「2匹目を迎えようかな」と考えている方もいるのではないでしょうか。しかし、2匹目の猫を迎えることを決める前に、検討しておいたほうがいいことがあるんです!

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複数飼いに向かないコも…? 2匹目の猫を迎える前に検討したいこと
新入り猫を迎える前に検討しておきたいこと
「先住猫がさみしそう」と、新しい猫を迎えたけど…
今回は、先住猫・きららちゃん(メス・17才)と新入り猫・くるるちゃん(メス・6才)の飼い主さんから寄せられたエピソードをご紹介します。

きららちゃんよりも前に飼っていた猫が他界して、1年半が経った頃のこと。きららちゃんのことを思って、飼い主さんは「メス同士なら大丈夫かも!」と、子猫のくるるちゃんを迎えることに。

しかし、きららちゃん、威嚇したり唸ったり……すごい警戒してる!!!
7年近く経った今は、付かず離れずの距離を保っている状態なのだそうです。

仲良くなれると思ったのに……飼い主さんはどんなことを考慮すればよかったのでしょうか? 

複数飼いに向かないコも…? 2匹目の猫を迎える前に検討したいこと
新入り猫を迎える前に検討しておきたいこと
新入り猫を迎える前に検討しておきたいこと
愛猫のためによかれと思って新入り猫を迎えても、相性が合わなかったりすると、愛猫を苦しめることになります。新入り猫を迎える前に知っておいたほうがいいことを、「性格」「年齢」「性別」に分けて見ていきましょう↓↓

複数飼いに向かないコも…? 2匹目の猫を迎える前に検討したいこと
仲良しな茶トラ
【性格】複数飼いに向くかどうか、先住猫の性格をよく見極めよう
複数飼いをすることで楽しく過ごせる猫もいれば、逆にストレスを抱える猫もいます。どちらになるかは、実際に複数飼いをしてみないとわかりませんが、先住猫の性格がひとつの判断材料に!

複数飼いに向く先住猫の性格は…
・活発で遊び好き
・来客や目新しいものに自分から近づく
・大胆で物怖じしない

先住猫が活発で遊び好き、物怖じしない性格であれば、楽しく過ごせる可能性が高いでしょう。

複数飼いに向かない先住猫の性格は…
・神経質、怖がり
・来客や目新しいものを警戒する
・気が強い

怖がりで警戒心が強く、気が強い性格であれば、ストレスを抱える可能性が高いかも……。

複数飼いに向かないコも…? 2匹目の猫を迎える前に検討したいこと
仲良しな猫
【年齢】2匹ともなるべく幼いうちがベター
いずれ複数飼いをしたいと考えているなら、先住猫がなるべく幼いうちがベターです。また、新入り猫もなるべく幼いほうが仲良くなれる可能性は高いです。
というのも、幼いうちは縄張り意識が弱く、遊び相手を欲しているから。もちろん、成猫同士でも仲良くなれるケースはありますが、年齢が上がるとともにその確率は低くなります。

【性別】組み合わせによって、ある程度は傾向があります
相性には、性別による傾向も見られます。去勢・避妊の有無によっても変わってくるそう。オスは「未去勢」だと、オス特有のホルモンの働きで縄張り意識が強まり、ほかの猫と敵対しやすいです。一方で「去勢済み」だと、子猫っぽさを残し、ほかの猫と遊びたがる傾向に。

メスも「避妊済み」のほうが子猫っぽさを残しますが、オスに比べて神経質で、ほかの猫を受け入れないことが多いようです。

複数飼いに向かないコも…? 2匹目の猫を迎える前に検討したいこと
遊ぶ子猫
性別の組み合わせによる相性の傾向は……
【オス × オス】
未去勢なら、お互いをライバルと捉えてケンカが絶えなくなることも。去勢済みなら、遊び相手として仲良くなるケースが多いよう。

【オス × メス】
比較的仲良くなりやすい組み合わせです。しかし、メスが神経質な場合は、遊びたがるオスを威嚇して寄せ付けないことも。

【メス × メス】
気が合えば、つねに一緒にいるほど仲良くなります。しかし、お互いに神経質な場合は、頑なに相手を受け入れないケースも多いよう。

複数飼いに向かないコも…? 2匹目の猫を迎える前に検討したいこと
寄り添って眠る猫
猫の幸せを考えて慎重に検討しよう!
猫はもともと単独行動をする動物なので、1匹でも「さみしいかな?」と心配する必要はありません。また、2匹目を迎えることがよい結果につながらないケースもあります。
2匹目を迎えるかどうかは、先住猫の性格や猫同士の相性を考え、慎重に検討をしたいもの。もしも迎えると決めたなら、2匹がなるべく幸せに暮らせるように、できる限りの対策をしてあげましょうね。

参考/「ねこのきもち」2017年9月号『今のうちに考えてみて 2匹目を迎える前に知っておきたい3つのこと』
(監修:帝京科学大学助教、動物看護師 小野寺温先生)
※一部の写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
イラスト/上野うね
文/雨宮カイ

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2019年11月24日

知ってますか? 室内飼いの猫でも寄生虫予防が必要な理由


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猫は犬と比べて、ノミやダニ、フィラリアなどの寄生虫の予防を受けている割合が少ないと言われています。そこで今回は、犬と比べた猫の寄生虫予防の実施の実態と、室内で飼われている猫にも寄生虫予防が必要な理由をまとめました。愛猫にあった方法でしっかりと寄生虫予防をしましょう。

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知ってますか? 室内飼いの猫でも寄生虫予防が必要な理由
ノミ・ダニの予防を受けている犬の飼い主さんの割合
ノミ・ダニ予防をしている犬と猫の飼い主さんを比較!
ノミ・ダニ予防に関するアンケートによると、ノミ・ダニの予防を『毎月している』と回答した犬の飼い主さんは59.8%。それに対し、『毎月している』と回答した猫の飼い主さんは、わずか17.4%にとどまることが明らかになりました。また、猫の飼い主さんのうちの49.7%は、ノミ・ダニの予防を『(まったく)していない』と回答しています。
犬に比べて猫の飼い主さんはノミ・ダニの予防をしている割合がかなり低いことがわかりますね。

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知ってますか? 室内飼いの猫でも寄生虫予防が必要な理由
フィラリアの予防を受けている犬の飼い主さんの割合
フィラリア予防の実施状況は?
こちらは、フィラリアの予防に関するアンケートでわかった実施状況です。
それによると、87.1%の犬の飼い主さんが『毎月している』と回答しているのに対して、猫の飼い主さんのうち、『毎月している』と回答したのはわずか13.1%。ノミ・ダニの予防以上に開きがあることがわかりました。
なお、フィラリアの予防を『(まったく)していない』猫の飼い主さんは62.8%という数字に。こちらもノミ・ダニ予防よりもさらに高い数字となりました。

知ってますか? 室内飼いの猫でも寄生虫予防が必要な理由
飼い主さんを見つめる猫
完全室内飼いの猫でも寄生虫予防が必要な理由
ノミやダニは、猫がベランダや庭に出ることによって感染するケースがあります。また、ベランダや庭に出ることのない猫であっても、飼い主さんの靴や衣類などに付着して室内に持ち込まれたノミやダニが繁殖して猫が感染してしまうことも。つまり、完全室内で猫を飼っていても、ノミやダニを100%避けることはできないのです。

そして、かつては犬の病気といわれていたフィラリアですが、今では犬と同じメカニズムで猫にも感染することがわかっていています。猫の場合は、犬よりも少数のフィラリアの寄生で重症となり、短期間で命を落とすおそれがあるため注意が必要です。


定期的な寄生虫予防でしっかり対策を
寄生虫が何らかのタイミングで猫の体に付着すると、寄生虫自体が引き起こす症状に加えて、寄生虫が媒介する病気に感染する危険性もあります。
ノミやダニ、フィラリアは薬を使って予防ができるので、愛猫の健康のためにもきちんと予防してあげましょう。

なお、寄生虫の予防薬は、種類によって予防できる寄生虫が異なるため、獣医師とよく相談して選ぶことが重要です。また、薬の使い方としては、猫の首筋に滴下するものがよく使われますが、飲み薬もありますので、猫にあった方法で使えるものを選びましょう。

知ってますか? 室内飼いの猫でも寄生虫予防が必要な理由
お気に入りの場所でくつろぐ猫
正しく確実に予防して猫の健康を守ろう
大切な愛猫の健康を守るために必要な寄生虫予防。正しい方法で定期的に予防を行うようにしてください。
また、薬による予防だけでなく、ノミやダニなどの寄生虫の繁殖を防ぐことも大切です。ノミやダニは湿度の高い場所を好むので換気を心掛け、猫が過ごす場所はよく掃除をして、清潔を保ちましょう。

参考/「ねこのきもち」2018年5月号『データで見る 愛猫を守るためにできることが見えてくる!イマドキ猫の健康事情』(監修:聖母坂どうぶつ病院獣医師 鵜飼佳実先生)
文/くら
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんのであらかじめご了承ください。

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過度なスキンシップは危険! 猫から直接うつりやすい病気

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突然ですが、愛猫が可愛い余り濃密なスキンシップを行っていませんか?  その触れ合い、じつは動物と人との間でうつる病気「人獣共通感染症」の原因になっているかも。今回はそんな人獣共通感染症の中でも、猫から人に直接うつりやすい病気をご紹介します。

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過度なスキンシップは危険! 猫から直接うつりやすい病気
イラスト/深尾竜騎
猫と暮らしてこんなことしてませんか? されてませんか?
・猫に引っかかれる → 猫ひっかき病になるリスク有!
・猫を過度に触る → 皮膚糸状菌症になるリスク有!
・猫にキスをする → パスツレラ症になるリスク有!

こんなことをしたりされたりすると、猫ひっかき病・皮膚糸状菌症・パスツレラ症などになるリスクが! これらは具体的にどのような病気なのでしょうか? 

過度なスキンシップは危険! 猫から直接うつりやすい病気
イラスト/深尾竜騎
猫ひっかき病
その名の通り、猫に引っかかれたり噛まれたりして発症する病気です。病原菌は、猫の赤血球をすみかにしていて、3才までの猫に多く寄生しているというデータも。感染すると、3日〜数週間で感染部位が腫れ上がったり、リンパ節などが腫れる場合が。痛みや高熱、倦怠感が出ることも。

過度なスキンシップは危険! 猫から直接うつりやすい病気
イラスト/深尾竜騎
負傷したときはすぐに水で洗い流して
猫に攻撃されて負傷したときは、傷口をすぐに流水にあてて細菌を充分に洗い流して、さらに市販の殺菌・消毒剤で消毒して。傷が浅くても、悪化して重症化することもあるので、早めに受診を。

過度なスキンシップは危険! 猫から直接うつりやすい病気
イラスト/深尾竜騎
皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)
カビ(真菌)の一種である皮膚糸状菌が、毛や皮膚に寄生する病気。猫と過剰に接すると感染します。子猫や元ノラ猫は、保菌率が高め。皮膚が薄くて弱い部分に発症しやすく、かかると赤い斑点や脱毛が見られ、かゆくなります。この病気は、猫も人と同様の症状で発症します。

パスツレラ症
病原菌のパスツレラ菌が、猫が引っかいた傷などから入り込んで感染します。感染すると、30分〜2日以内に発症。傷口を中心に赤く腫れ上がり、激しく痛み、発熱することも。猫の口内に潜む常在菌なので、キスなどで感染するケースもあります。

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過度なスキンシップは危険! 猫から直接うつりやすい病気
イラスト/深尾竜騎
予防するには?
日々、暮らしにちょっとの注意をはらっていれば、猫と安全に暮らすことができます。

1. こまめに手を洗う
トイレ掃除や猫と遊んだあとはもちろん、ノラ猫に触れた場合や、猫グッズに触れたあとにも、必ず石鹸で手を洗いましょう。

2. 爪切り・ブラッシングをする
爪切りをすれば、猫に引っかかれても軽症ですみ、菌に感染するリスクを下げられます。ブラッシングをしていれば、ノミの寄生などに気付きやすいです。

3. キスなどはしない
猫の口は常在菌がいるほか、肛門を毛づくろいすることで排泄物中の病原体が付いてしまっていることも。キスや口周りを舐めさせるなどはやめましょう。

予防していても感染してしまうことはあります。もし「感染したかも」と思ったらすぐに病院へ向かいましょう。出ている症状あった科を受診するようにしてください。また、診察の際には「猫を飼っている」と医師にあらかじめ伝えると、診断の手掛かりにもなりスムーズです。しっかりと予防し、安心なスキンシップができるといいですね。

参考/「ねこのきもち」2017年9月号『猫から人にうつる病気に気を付けて!』(監修:日本大学生物資源科学部獣医学科 獣医公衆衛生学研究室教授 丸山総一先生) 
文/浪坂一
イラスト/深尾竜騎
※この記事で使用している画像は2017年9月号『猫から人にうつる病気に気を付けて!』に掲載されているものです。

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2019年11月21日

「猫はいらないか?」バケツに入れた子猫5匹を捨てた男性 懸命の捜索&保護


まいどなニュース



子どもたちが公園で遊んでいたら、中年男性が近づいてきて、「猫はいらないか?」と言った。「飼わない」と言うと、男性は、まるでゴミでも捨てるように土手に子猫たちを捨てた。子どもから事情を聞いたあゆみさんは、急いでかけつけ子猫たちを拾い集めた。



お姉さん猫たちを差し置いておやつ独占(左:ぐりちゃん、中央:春ちゃん、右:ぐらちゃん)
お姉さん猫たちを差し置いておやつ独占(左:ぐりちゃん、中央:春ちゃん、右:ぐらちゃん)
バケツから無造作に捨てられた子猫たち
甘えん坊のボミちゃん、シャツの中へ
甘えん坊のボミちゃん、シャツの中へ
2011年4月、神奈川県に住むあゆみさんの息子さんは、友達と公園で遊んでいた。すると、公園の清掃をしているような男性が「猫はいらないか」と声をかけてきたという。子どもたちは「えっ!」と声にならない声を出し、男性が持っていたバケツに目をやると中には数匹の、生まれたばかりのような子猫が入っていた。「僕たち、飼いません」と言うと、男性は公園の向かいのゴルフ場の土手に、バケツを逆さまにして子猫たちを捨てた。

すぐにあゆみさんの息子さんが、近くの実家の会社に出勤していたあゆみさんのところに来て、泣きながらいきさつを伝えた。

あゆみさんは現場にかけつけ、子猫たちを捜索。土手に転がっていた5匹の子猫を集めた。残念ながらすでに1匹は息絶えていたため、公園の桜の木の下に埋めた。みんなまだへその緒がついていた。あゆみさんは周囲に母猫がいないか探したが、見つからなかった。4月になったばかりでまだ寒く、とりあえず4匹とも自宅に連れ帰ったという。

母猫の代わりに子猫たちを育てる
ハロウィンだからおしゃれしてみたよ
ハロウィンだからおしゃれしてみたよ
あゆみさんは、3時間おきにミルクを与え、夜中も起きて授乳した。しかし、最初はまったく飲んでくれなかったので、スポイトで与えたり、ティッシュをミルクでしめらせて口に含ませようとしたりした。市販の哺乳瓶も試したがだめだった。獣医師に相談したら、夜店などで売っている、人形ごっこをするセットについている小さな哺乳瓶をくれた。その先端に鍼で穴を開けて飲ませるといいと言われ試したが、本当に子猫たちはミルクを飲んでくれた。

みんな70gしか体重がなかったが、獣医師は「100gあれば生きられる、100gを目標にがんばってください」とアドバイスされた。

あゆみさんは、お母さん猫がいたらするであろう排泄に手を貸したり、寒くないようにペットボトルにお湯を入れた湯たんぽを作って温めたりした。「温めすぎてのぼせたようになり、病院に連れて行き、保温をやめたら元気になったこともありました。過保護にし過ぎたんですね」と振り返る。残念ながら、一番小さかった子猫は息絶えた。

姉妹は、うちの子に
先住猫のぐらちゃん(左)に寄り添う春ちゃん
先住猫のぐらちゃん(左)に寄り添う春ちゃん
さて、今度は里親探しが始まった。知り合いに声をかけたところ、子猫のうちオスが欲しいという人に譲渡した。すでにオスを飼っているので、相性を考えた結果だという。

残る2匹はメスだった。後に春ちゃんと名付けた三毛猫を欲しいという人が現れたが、もらってくれるなら寂しくないように姉妹でもらってほしいとお願いした。しかし、どうしても三毛猫しかいらないと言われた。あゆみさんは、2匹の猫に情が移っていたし、譲渡したくなくなって、自分で飼うことにした。

三毛猫を春ちゃん、さび猫をボミちゃんと名付けた。先住猫のぐらちゃんが、ある日突然ボミちゃんを攻撃するようになり、攻撃されて逃げるとボミちゃんがてんかんの発作を起こすため、ボミちゃんは、他の猫とは生活圏を共有していない。ただ、ぐらちゃんの姉妹のぐりちゃんとは追いかけっこをすることもあり、ひとりで寂しいという感じではないという。あゆみさんは、それぞれの性格に合わせて、ストレスなく暮らせるよう配慮し、4匹の猫と暮らしている。
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2019年11月19日

猫がベッドでおしっこする理由5つ!やめさせる方法は?

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1. 猫砂、猫トイレが好みじゃない

猫によって猫砂や猫トイレの好みがあり、気に入らないとトイレ以外でおしっこをしてしまうことがあります。猫砂が気に入らない原因は、砂の踏み心地やお尻に当たるのが嫌だなどがあります。猫トイレでは、フード付きが気に入らないトイレの大きさが気に入らない、または猫トイレが設置されている場所が落ち着かないなどがあります。

対策はいろいろな種類の砂を試して、猫が好む猫砂を見つけることです。また、猫トイレの種類を変える、数を増やすや設置場所を変える。または、猫砂を使わないでペットシーツのみにしてみるなどがあります。

2. ベッドをトイレだと思い込んでいる

猫は柔らかい場所をトイレだと思ってしまうことがあり、ベッドをトイレだと思っている可能性があります。また、猫トイレ自体をトイレだと理解していないことも考えられます。

猫にトイレを教えるには、猫トイレの中に猫のおしっこやうんちのニオイが付いたものを入れます。そして猫がソワソワする、ベッドのニオイを嗅ぐ、掘るしぐさをする、などのトイレに行きたいサインが見られたら猫を猫トイレにつれていきます。猫トイレでおしっこができたらほめてあげましょう。猫がトイレを覚えるまで時間がかかることがありますが、繰り返し教えてあげます。

3. 飼い主さんの気を引きたい

飼い主さんにかまってほしい、ご飯が欲しい、甘えたい、寂しさなどからもベッドにおしっこをして飼い主さんの気をひこうとする猫もいます。

猫とのコミュニケーションを増やしたり、自動給餌機や猫が転がすとフードがでてくるおもちゃを用意したりて対策をしてみましょう。

4. 病気、高齢

病気によってトイレに行くのが間に合わない可能性もあります。急にベッドでおしっこをするようになった場合は動物病院を受診することをおすすめします。また、高齢になり足腰が弱りトイレにたどり着けないということもあります。

病気が疑われる場合は動物病院を受診し、高齢の猫には近くにトイレを置いてあげましょう。

5. 自分の場所をアピール

多頭飼育の場合、自分のテリトリーであるベッドにおしっこをして同居猫に主張することがあります。特に、新しく猫を迎え入れたときにすることがあるようです。

避妊去勢手術をすることで、マーキングのおしっこをやめさせられる可能性があります。おしっこがかかったベッドは、ニオイが残っていると再び猫がおしっこをしてしまう可能性があるので、きれいに掃除をしましょう。

まとめ

どんなにかわいい猫でも、ベッドにおしっこをしてしまうのは困りものです。しかし、猫がベッドでおしっこをするのは理由があります。猫砂や猫トイレの問題やベッドをトイレだと思っている、飼い主さんに注目してもらいたい。病気やマーキングなどです。何が原因なのか見極め、対策をとって猫も飼い主さんも気持ちよく過ごせるようにしたいですよね。
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2019年11月17日

空前の「猫ブーム」で起きている、人間のリンパ節炎とは?

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ペットフード協会の調査によれば、2017年、初めて猫の飼育頭数が犬の飼育頭数を上回りました。飼育世帯数では犬のほうが多いものの、減少傾向の犬に対し、猫を飼う世帯はわずかに増加しています。そんな中、猫が原因の病気について注意を呼びかけるのは、メルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』の著者で沖縄在住現役医師の徳田先生です。最近のある1週間で2人の患者を診察したという徳田先生が、その症状を解説し、愛猫に施すべき対策を示しています。

猫ブームで増えている。リンパ節が腫れて痛くなる病気
私は急性期病院と地域の診療所で外来診療を行っています。そこでは様々な症状で受診する患者さんや、別の医療機関から紹介される患者さんを診療します。このような私の日常診療で、社会のさまざまな変化を感じ取ることができます。今回は、この点で最近気づいた重要な社会的変化と、それに対する医学的対応についてご紹介します。

それは猫ブームです。最近のある1週間に、全く関係の無い2人の患者さんを別々に診察することでわかりました。1人目は20才代の男子大学生です。約10日前から右の鼠径部(太ももの付け根の部分)のリンパ節が腫れて痛くなったとのこと。最初に近くの病院に受診したが、原因が分からないので様子をみましょうと言われたようです。診察するとリンパ節炎で、直径が約5センチで大きく腫れていました。

2人目の患者さんは60才代の主婦です。約2週間前から右手の甲の一部が赤く腫れており、そのあと右の腋のリンパ節が腫れ、38度台の発熱も毎日みられるとのこと。かかりつけの医師に受診し、原因がわからないので私の外来に紹介となりました。診察すると、腋窩リンパ節炎で、直径が約2センチに腫れていました。実は、このお二人にはある共通の原因があったのです。

猫ひっかき病とは?
この二人の患者さんは共通の病名でした。局所のリンパ節炎です。局所のリンパ節炎のよくある原因は、皮膚の傷や炎症から侵入した細菌による感染症です。その原因究明に大切なことは、皮膚の傷や炎症をきたした機序を聞き出すことです。例えば料理の最中に誤って皮膚を傷つけた、スポーツの時に傷を負った、などです。しかし、時々盲点となる機転が1つあります。

私はその盲点となる病歴を聞き出しました。それは猫との接触です。猫と接触するだけで、猫が持つバルトネラという細菌が人間の体内に侵入し局所のリンパ節炎を起こすことがあります。もともとは猫にひっかかれたときにかかる病気として発見されたために、猫ひっかき病と呼ばれています。しかし、必ずしもひっかかれなくても、この感染が成立することがわかっています。お二人とも猫ひっかき病だったのです。

人間の目に見えないくらいの小さな傷から入り込んだ場合には、皮膚が赤くなったりすることもないので、細菌が侵入した跡が全くわからないことがあるのです。また、猫の唾液の中にもこの細菌がいることがあり、猫に舐められることでも感染します。人間の眼の付近が猫に舐められると、眼の粘膜から細菌が侵入し、結膜炎や耳の前のリンパ節炎を起こすことがあります。

猫ブームでの医学的対策
猫ひっかき病の多くは局所のリンパ節炎をきたすだけで、特定の抗生物質を処方するだけで症状はよくなります。しかし、中には特別な病態をきたして重症となることがあります。肝臓や脾臓の炎症、網膜や視神経の炎症、脳炎、心内膜炎などです。これらは重症となり、後遺症を残すことがあります。

猫ひっかき病の患者さんを立て続けに診察したことから私は猫について調べてみました。なんと、日本は今、空前の猫ブームなのです。数年前に、飼育数で犬を抜いていたことがわかりました。猫ひっかき病が増えるはずです。

原因となる猫のバルトネラ菌は猫に寄生しているノミによって猫から猫へと感染します。ノミの駆除が効果的で、セラメクチンなどの薬がその駆除に効きます。バルトネラ菌に感染しても猫は無症状ですので、猫が元気でも感染していないとはいえません。ノミの駆除が必要かどうか動物病院に自分が飼っている猫を受診させましょう。かわいいペットが原因で家族が病気になることを防ぐためにお勧めします。

文献: ● Bouhsira E et al. The efficacy of a selamectin (Stronghold ?) spot on treatment in the prevention of Bartonella henselae transmission by Ctenocephalides felis in cats using a new high-challenge model. Parasitol Res.2015 Mar;114(3):1045-50.

image by: Shutterstock.com

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