動物 しっぽニュース
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2020年02月15日

世界遺産のため猫が犠牲に「3000匹殺処分計画」その残酷な捕獲方法

プレジデントオンライン



奄美大島ノネコ問題 命を守りたい人々と環境省との激しい攻防――「猫3000匹殺処分計画」その後(笹井 恵里子)
猫の命を守るために闘う人々の証言――奄美大島「猫3000匹殺処分計画」の波紋 #3 から続く

昨年末より奄美大島で猫の捕獲ペースがあがっている。計画1年目の2018年11月は2匹、12月は1匹に対し、計画2年目の2019年11月は14匹、12月は25匹だ。今年に入ってからは現在のところ14匹が収容、これまでで総計149匹の猫が捕獲(1月26日時点)された。

今回記事執筆に至ったのは、猫の捕獲ペースがあがる中で、猫を捕獲してから飼育に至るまでの状況が目に見えて悪化し、特別猫好きでない私から見ても、これに目をつぶることはできないと思ったからだ。死に至らないまでも、奄美大島の猫は傷つき、常に危険な状況にさらされている。また譲渡認定人だけで引き取ることも限界を迎えつつある今、殺処分は今日明日に起きてもおかしくない。


傷つくノネコ 
半年前から激しさを増す、環境省と猫の命を守りたい人たちとの攻防を伝える――。

「子猫を1日絶食させるなんて考えられません」
「捕獲された“猫の安全”が担保されるまで、奄美大島における猫の捕獲事業を中止してほしいと思う」

獣医師の齊藤朋子氏は環境省職員を前に、そう強く言った。参議院議員会館でおよそ半年前の2019年8月30日、奄美のノネコ問題について少人数で集会が開かれたのだ。そこで齊藤氏は「捕獲された猫の命を守る」よう、繰り返し訴えていた。

「生後2、3か月の子猫は低血糖や低体温になりやすい。獣医師として子猫を1日絶食させるなんて考えられません。それなのに奄美大島ではワナの見回りが1日1回だと言います。もし子猫がそのワナにかかって、24時間飲まず食わずでいたらどうなるか……死亡要因にもなり得ます」

その日、集会に参加していた福島みずほ議員もこう言う。

「奄美大島に生息する希少種を(猫から)守りたいという環境省の思いは理解します。だからといってこういった捕獲方法では動物愛護法の観点から問題があるでしょう。つまり希少種を守るためなら、何をしてもいいという時代ではもうないと思います」

環境省が奄美大島で進める「3000匹の猫殺処分計画」は今も続いている。

私は「週刊文春」2019年4月18日号で特集記事「奄美大島『世界遺産』ほしさに猫3000匹殺処分計画」を、そして同年6月30日に文春オンラインにて「世界遺産のために猫を殺すのか――奄美大島「猫3000匹殺処分計画」の波紋」を発表した。

1週間で引き取り手が見つからなければ「殺処分」
本計画について簡単におさらいしよう。

環境省は約1年半前の2018年7月、奄美大島で野生化した猫(=ノネコ)を年間300匹捕獲する「ノネコ管理計画」をスタートさせた。計画を立ち上げた理由は「近年ノネコがアマミノクロウサギ(以下、クロウサギ)などの希少動物を捕食し、生態系への被害が明らかなため」(環境省の回答文書より)という。奄美大島の山林に生け捕り用のワナを設置し、捕獲したノネコを「奄美ノネコセンター」で収容する。飼育期間は捕獲から1週間が目安で、その間に捕獲したノネコの飼い主を募り、1週間で引き取り手が見つからなければ「殺処分」が認められている。

私の本計画に対する思いは、以前文春オンラインで発表した記事に記した通りだ。多数の猫を殺処分する必要性、税金を投入する意義など、本計画の妥当性を今一度検証する必要があると考えている。その考えは変わらないが、今回計画の是非については横に置いておく。今捕獲されている猫の命を守らなければならないからだ。

問題視されている「捕獲法」
300基ある捕獲ワナの見回りは、十分な職員がいないため1日1回。ワナの中におびき寄せる餌はあるものの、通常の食するための餌はない。真夏または真冬の悪天候時に、屋外にあるワナの中で長時間猫が放置されることも心配される。

2019年12月20日、参議院議員会館で奄美のノネコ問題について再び集会が開かれた。半年前も問題視された「捕獲法」が議題の1つになる。

猫捕獲器には、踏み板を踏むと扉が閉まる「踏み板式」と、捕獲器の奥についたフックに餌をひっかけ、それを食べようとすると扉が閉まる「吊り下げ式」というものがあるが、「なぜ旧式である吊り下げ式を使用するのか」という疑問の声が動物愛護家から挙がった。

「吊り下げ式は猫が暴れた場合、フックが猫の体を傷つけてしまい、大変危険です。最近捕獲された中で、鼻の上が傷だらけの猫もいました」

弁護士の林太郎氏も動物愛護家の訴えに熱心に耳を傾けながら「捕獲された猫について動物愛護法に沿った扱いをしていただきたい」と、環境省職員にきっぱり告げた。

環境省は「アマミトゲネズミやアマミノクロウサギなどの固有種がネコにより捕食されていることが問題。法令を踏まえ対策を進めている。希少種を守るために苦渋の決断をしていることをご理解いただきたい。また、ネコにとっても山中で暮らすことは不幸」と返答。

しかし、昨年は猫を捕獲するはずの捕獲ワナで、絶滅危惧種であるアマミトゲネズミがおよそ150匹混獲された。中には1つのわなに6匹入っていたり、死亡した個体もあった。猫だけでなく、環境省が守ろうとしている希少種も命を落とすという、多くの動物にとって安全でない状況で捕獲が実施されているといえる。


動物愛護法の“あいまいさ”
取材に来ていた朝日新聞特別報道部の太田匡彦記者は、質疑応答の際に、動物愛護法の“あいまいさ”を指摘した。

「動物愛護法では愛護動物に対し、みだりに給餌給水をやめることにより衰弱させた場合に罪に問われる。“みだりに”という文言を、環境省は24時間に1回の給水でも違反ではないと解釈していることになる。私も普段、ペットの繁殖業者を取材しますが、彼らも言うんです。丸1日以上入れ替えていないような汚い水を与えていたとしても、こちらの指摘に対して『(犬猫は)健康だよ、生きている』と。それと同じ論法を環境省が用いるのはいかがなものか。昨年動物愛護法が改正され、人と動物の共生がより求められる現代で、本来は環境省がその地点を率先して目指していかなければいけない。

クロウサギと猫の両方を守りたいなら、せめて24時間に1回の見回りを、12時間に1回にするなどの姿勢が必要ではないかと思います」

太田記者の意見に私も大いにうなずける。続けて福島みずほ議員がこう話す。

「現状を少しでも良くしたい。猫を傷つけないように、猫が苦しまないように、できるだけ速やかに収容センターに運ぶようにもう少し努力ができないだろうか」

傷口を食いちぎって死亡した猫
捕獲された後も猫は危険にさらされる。

2019年5月、捕獲された猫が不妊去勢手術後に傷口を自ら食いちぎって、出血多量で死亡した。当時すでにこの猫の引き取り手は見つかっており、飼い主となる予定のAさんは、奄美大島に出向いて講習を受け、東京の自宅で猫を迎え入れる準備をしていた。しかし捕獲された猫は「奄美大島ねこ対策協議会」が指定する獣医師のもとで不妊去勢手術を受けなければ島外に出すことができなかった。

遺体の写真と、診断書を見た齊藤氏がこう話す。

「私はこれまでに約1万6000件の野良猫の不妊去勢手術を行いましたが、傷口を嚙み切り死亡した症例はありません。死亡に至るまでに猫が大きな苦痛を伴ったことは明白です。傷口の大きさや使用した糸、縫合に問題はないか、術後管理に問題はなかったか、検証すべき点があると考えます」

東京都獣医師会中央支部長の神坂由紀子氏も「通常の手術であれば考えられないこと」という。

「私も獣医師として多くの飼い猫や保護猫の不妊去勢手術を行いましたが、このような事故は1件もありません。この事故が本当に説明にあったように、猫が嚙みちぎって起きたのでしたら、術後の管理がずさんであると思います。また飼い主となる予定だったAさんが病理解剖のために遺体の引きとりをお願いしたのに断られたと聞きました。その姿勢にも疑問を感じます」


譲渡認定人だけで猫を引き受けるのは限界
現在は、譲渡認定人が希望すれば、島外で不妊去勢手術を行うことが可能になった。しかしその場合、全額自費である。手術やワクチン接種などで1匹の猫を引き取るのに1万5千円〜3万円程度かかるという。加えて東京までの空輸代が7000円前後かかる。

譲渡される側は空輸代に加えて、猫の引き取りが捕獲から1週間を超える場合は、1日ごとに超過料金も払わなければいけなくなった。計画スタートから1年半、いまだかつて奄美ノネコセンターで一度も、上限数である50匹を一気に収容したことなどないのに、「明日収容上限を上回るかもしれないから」という理由で、猫の飼育期間、すなわち殺処分までのカウントダウンの日数は1週間より伸びることがないのだ。

〈奄美大島で殺処分は行われていません〉

譲渡認定人の1人である服部由佳氏は「この言葉を見るたびに奄美大島でも認定人を増やす努力をしてほしいと思う」という。奄美大島の猫を奄美大島の島民が引き取るのではなく、島外の沖縄や、遠く離れた東京で引き取るケースが9割を超える。

「2019年末までに捕獲されたノネコは135匹。登録している譲渡認定人は14人(2020年1月30日時点)、実際に猫の譲渡を請け負ったことがある人は10人です。その少人数で捕獲後から1週間以内に必死に猫を引き取っています」(服部氏)

齊藤氏も怒ったように言う。

「あなたたち、猫が大好きだからどんどん持っていきたいんでしょうというニュアンスで、先日奄美大島の方に言われました。冗談ではありません。仕方なくやっている。できれば地元で解決してほしい。なぜ捕獲されたエリアの一番近い集落にさえ情報をオープンにしないのでしょうか」

服部氏や齊藤氏を含むわずか10人の譲渡認定人は、毎週必死に「猫を引き取る」と手を挙げている。手を挙げすぎてしまったばかりにキャパシティをオーバーしてしまい、疲弊してしまった動物愛護団体もある。昨年12月より猫の捕獲数が急激に多くなり、譲渡認定人の間だけで猫を引き受けることがもはや限界だ。それなら、殺処分も止むを得ないのではないかと、あなたは考えるだろうか。

福島みずほ議員は「譲渡の要件を緩和し、オープンに〈奄美大島の猫を引き取りませんか〉というキャンペーンをしてもらえたら、と思う」と話す。

そうなのだ。現在、捕獲された猫の譲渡は秘密裏に進められている。

補足すると、もしあなたが奄美大島で捕獲された猫を譲り受けたいと思ったら、「奄美大島ねこ対策協議会」に必要書類を提出し、審議会をパスして「譲渡認定人」として登録されなければならない。審議会で行われる「申請者の審査会」が私にはブラックボックスのように感じる。「審査」される事柄があいまいだからだ。

現在、譲渡認定人は私を含めて14人(2020年1月30日時点)。猫が捕獲されると、この14人に向けて「猫収容のお知らせ」というメールが一斉配信される。逆にいうと、譲渡認定人にしか捕獲された猫の情報は知らされない。猫の写真も非公開だ。毎回捕獲された猫の情報とともに「もし猫の写真を公開したら、譲渡認定人の資格を剥奪する」というような、脅しともとれる文書がメールで送られてくる。


「ノネコは野生化した猫だから凶暴」なのか
また、奄美大島のノネコ譲渡認定人になるための講習会では「ノネコは野生化した猫だから凶暴で、どんな病気が潜んでいるかわからない」という説明を受ける。齊藤氏は「そんなことはない。誰でも飼える」と主張する。私も実際に猫を見て、ノネコと普通の猫の違いがわからなかった。凶暴という点でいえば、東京の路上で時折見かける野良猫のほうがギャーッと叫んでよほど怖い。服部氏は「印象操作ではないか」と言う。

「奄美大島で殺処分の対象として捕獲されている猫たちは皆、人なれしていて甘えん坊です。それなのに『アマミノクロウサギらの希少種を捕食するノネコ』などと題し、ノネコとして殺処分が行われても致し方ないという報道を見ると、悲しみで胸がつぶれそうになります。

真実とは人から聞かされた言葉ではなく、奄美の地域に足を踏み入れ、ノネコと呼ばれた猫と向き合った人が伝えていかなければならないと感じました」

服部氏は今春、奄美の猫を救うために「保護猫カフェ」を立ち上げる。奄美大島で捕獲された猫を、獣医師による診察を経て、この保護猫カフェで公開し、引き取り手がいれば有料で譲っていくという。カフェには十数個のケージを置く予定だ。

開業費としてクラウドファンディングで300万を募ると、1か月もしないうちにその額を達成した。しかし月20万円の家賃やテナント契約金、内装費などを含めると開業資金として圧倒的に足りない。服部氏は個人で銀行から500万の融資を受けた。月に7万円、6年間で返済するという計画。

「命は、取り返しがつかない」
「美容室を経営しているので、とりあえず7万円はその利益から返済します。それでも難しくなったら私がもっと働けばいい」

「どうして、そこまで……」という私の言葉を封じるように、服部氏が続けて言う。

「お金は人が働けばどうにかなる。けれども、命は、取り返しがつかない」

“怖い猫”は人のためにいなくなったほうがいいのか。服部氏の胸にはいつもその疑問がある。違う、殺処分からは何も生まれない、と繰り返し言う。そもそも怖い猫なんていない。

人と動物の共生する社会の実現を目指す動物愛護法。同法35条4項に所有者の判明しない猫について、飼い主を募集して譲渡に努めると明記され、ノネコ管理計画にも「所有者が判明しないネコの譲渡に努める」とある。同法44条2項では給餌給水をしないこと、健康と安全を保持することが困難な場所に拘束することにより衰弱させること、負傷した動物の適切な保護を行わないことを動物虐待罪として100万円以下の罰金を科している。

ずさんな術後の管理によって苦しみながら死亡したり、捕獲ワナで傷ついたり、24時間餌や水がもらえないかもしれない、そして生まれ育った地から遠く離れた場所に移住しなければいけない奄美大島の猫たち。譲渡認定人14人以外には猫が“生存”していたことさえも秘密にされている。

奄美大島は今年、世界自然遺産登録を目指す地だ。その自然や希少種を守るためだけに「共生」への努力を絶ってはいけない。
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いくら必要か。猫との生活にかかるお金のはなし

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猫と一緒に暮らすためには、猫の生活に合わせたいろいろなモノを用意する必要があります。今回は「ねこのきもち作り隊」88名を対象に実施したアンケートをもとに、猫の生活費について平均どのくらい必要なのかを検証していきます。

いくら必要か。猫との生活にかかるお金のはなし
ノルウェージアンフォレストキャット
1:フードとおやつ(食費)
食費に相当するフード代の平均は、1匹あたり2,633円/月でした。食費が高め設定の読者Oさんは長毛種の猫の飼い主さんで、グレインフリーの毛玉ケアフードを購入しているため5,000円/月(1匹飼い)とのこと。一方、低め設定の読者Aさんは2匹の猫の飼い主さんで2,500円/月(2匹分)だそうです。低めの秘密はネットショッピングの定期便でお得にフードを購入しているから。

おやつ代の平均額は1匹あたり750円/月でした。愛猫の健康を支えるフード代とおやつ代は、コスパを考えつつ必要であれば価格が高めでも購入するといったように、メリハリのある金額設定にしている方が多いようです。

いくら必要か。猫との生活にかかるお金のはなし
茶トラ
2:トイレ周りの消耗品(日用品費)
トイレ砂やトイレシーツのほか、消臭スプレーなどにかける費用の平均は1匹あたり1,242円/月でした。トイレ周りの費用を高めに設定している読者Wさんの愛猫は、紙製のトイレ砂以外はNGなため、毎月の支出を計算すると4,000円/月ほどになるそうです。低め設定の読者Hさんの場合は1,500円/月で、ネットショッピングで2〜3カ月に1回トイレ砂をまとめ買いしているとのこと。

トイレ周りの支出も、基本的には猫のニーズに合わせたうえで上手に設定している読者さんが多いようです。フードと違って、トイレ砂などは品質の劣化が気にならないもの。まとめ買いでお得にゲットしやすいため、ネットショッピングを賢く利用するのもよいでしょう。

いくら必要か。猫との生活にかかるお金のはなし
スコティッシュフォールド
3:爪とぎ器やおもちゃなどその他のグッズ(娯楽費)
爪とぎ器の費用は、1匹あたり平均2,152円/年。10,000円/年という設定の読者Sさんは、まとめ買いでストックをしているため年額では高めですが0円の月もあるとか。

おもちゃの費用は1匹あたり平均2,239円/年で、手作りおもちゃを好む猫の飼い主さんであるIさんのケースでは、2匹で1,000円/年という低めの支出に留まります。

猫ハウスやキャットタワーの費用は1家庭あたり平均11,677円/年という結果に。一度購入してしまえば長く使うものなので、はじめは高いと感じても、年単位での支出はそこまで高額にはならないようです。


必要なものには投資を惜しまない傾向に
猫は大切な家族の一員ですが、消耗品などの出費はなるべく抑えたいものです。「愛猫にとってコレは必要」と思うものには多少値が張っても惜しみなくお金を使い、セーブできるところは上手にやりくりしている飼い主さんが多いことがわかりました。みなさんのお家ではどうでしょうか? 

参考/「ねこのきもち」2019年1月号『猫との暮らしでかかるお金はいくら? CAT計簿』(監修:ファイナンシャルプランナー 「ペット相談センター」代表 大内優さん、Pet Clinic アニホス院長 弓削田直子先生)
文/紺道ゆあん
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

ねこのきもちWeb編集室
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3万匹の猫が殺される現実をなくすために。誰でもできる「#とろねこチャレンジ」って?


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1年間に日本で殺処分される猫の数、知っていますか?
その数はなんと3万匹。環境省によると、猫の殺処分数は、犬の4倍以上。犬猫ともに年々、殺される命は右肩下がりで減っていますが、ゼロとはいかないのが現状です。そこで大手日用品メーカーである花王とコンテンツスタジオのCHOCOLATEが「#とろねこチャレンジ」という企画をはじめました。どんなものかというと…?【BuzzFeed Japan/久松 怜央奈】

3万匹の猫が殺される現実をなくすために。誰でもできる「#とろねこチャレンジ」って?
みたらし加奈さんのツイートより
寝ている猫の画像や映像をTwitterやInstagramに投稿すると、1投稿につき10円が保護猫団体であるNPO法人・ランコントレ・ミグノンに寄付されるというキャンペーン。
この企画によって生まれる寄付金の使い道について、公式ホームページで以下のように説明しています。

「2割をキャットフード代に、その8割をSNSを通じた『飼い主募集広告』に活用していただきます」

寄付金を受ける同NPO法人の友森玲子代表は、「安易に飼わない、飼うなら保護猫を」とこう綴っています。

「野生動物ではない猫たちが本来は人のそばでのんびり暮らせるはずなのに、人によって税金を使って処分されてしまう、という悲しい事を減らすために活動しています」

「猫は可愛いけれど最後まで飼うのは大変です。安易に飼わない、飼うなら保護猫をということを一人一人が守って行くことで変わるしかありません。ぜひ皆さんのまわりにも伝えてください」

3万匹の猫が殺される現実をなくすために。誰でもできる「#とろねこチャレンジ」って?
みたらし加奈さんのツイートより
猫を飼っていないけれど参加したい。その場合は…?
現在、「#とろねこチャレンジ」のハッシュタグを検索してみると、企画に賛同した飼い主による多くの投稿が。そして、気持ちよさそうに、すやすや眠った猫たちの様子を見ることができます。

一方、猫を飼っていない人であっても、このチャレンジのことや、企画が生まれた背景について周りの人に話して、キャンペーンに参加してほしいとのことです。

また、この機会に保護猫の受け入れを検討したいと思った人には「保護猫団体が開催している『保護猫譲渡会』に足を運んでみてください。検索サイトで『地域名 保護猫』とお調べいただくと、近くの譲渡会が見つかりやすいです」と呼びかけています。

3万匹の猫が殺される現実をなくすために。誰でもできる「#とろねこチャレンジ」って?
#とろねこチャレンジ 公式ホームページより
一匹でも多くの命を救うために。
この企画は、4月30日までの期間中であれば、寝ている猫の写真を何度でも投稿可能だといいます。

ただし、非公開アカウントに設定している人は注意を。事務局側が投稿を確認できないため、参加を希望する人は非公開設定を解除した上で、写真を投稿する必要があります。




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2020年02月14日

猫の不審死相次ぐ 豊見城市豊崎 薬殺の可能性も

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豊見城市豊崎の臨海地で猫の不審死が相次いでいることが13日までに分かった。1月29日から2月1日にかけて、3匹の死骸が見つかった。目立った外傷はない。吐血するなど体調不良の猫も複数、見つかっている。原因は今のところ不明だが、1日には青色の物質が付着した餌と皿も見つかっており、何者かに薬殺された可能性もある。

 現場で猫の世話をしているボランティア団体の女性によると、1月29日ごろから猫の姿が見えなくなり、有志らで探したところ2月13日までに死骸や青色の物質が付着した餌が見つかった。女性は「色や形状から殺鼠(さっそ)剤を混ぜたのだろう。猫には何の罪もない。捨てることも殺すことも犯罪以外の何物でもない」と憤った。

 女性らは不審死が続いている状況と、発見した餌を豊見城署に報告した。同署は本紙の取材に「現場の調査はしっかり行っていく」とした。

 女性によると同地では約10年前から捨て猫が増えた。昨年は20〜30匹が生活している状況で、有志らが豊見城市役所と協力し、避妊去勢手術をしてその場に返す「TNR」を施したばかりだった。「人間の都合で捨てられ、一代限りの命だというのに今も十数匹の姿が確認できていない。どこかで死んでいると思うとやりきれない」と話した。
 (佐野真慈)

琉球新報社
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2020年02月13日

「猫を飼うということは、その子の一生を引き受けること」保護した猫が「猫エイズ陽性」で…里親になった思い

まいどなニュース


古民家の庭にいた子猫は、飼われている様子はなく、汚れてガリガリにやせていた。猫ボランティアさんをしている山口さんの長女が子猫を保護。既に4匹の猫を飼っていたので里親さんを探すつもりだったが、検査の結果、猫エイズかもしれないと言われた。

このままでは死んでしまう
ケージの中から外に出てきた頃
ケージの中から外に出てきた頃
2019年7月10日は、夏だというのに寒い、梅雨の晴れ間の日だった。千葉県に住む山口さんの長女が、1匹の子猫を拾ってきた。通学路の途中に築5、60年の民家があり、その家の庭にいたのだという。そこには大人の猫も何匹かいて、子猫も2、3匹いた。人の家に入るのもためらわれたので、「おいで、おいで」と声をかけたら、1匹の子猫が出てきた。

「子猫は被毛が汚れて薄汚く、ガリガリにやせて、風邪をひいていました。雨の日が続いていたせいか濡れていて、このままでは死んでしまうんじゃないかと思ったので、連れてきたそうです」

とにかく汚かったので、まずシャンプーしようということになった。

猫エイズかもしれない
こう見えて、山口家一のやんちゃ坊主
こう見えて、山口家一のやんちゃ坊主
シャンプーをすると、毛が濡れてぺたっとなったところから草の種のようなものが出てきた。ひとつつまんでみると、脚がついているのが見えた。次の瞬間、種のようなものが一斉に移動し始めた。無数の種の正体はノミだった。

「ぞっとして、タオルにくるんで、目の細かい洗濯ネットに入れて、病院に連れて行きました。家庭で取り除けるような量ではなかったんです。慌てて診察終了間際の病院に滑りこみました」

最初、山口さんは、子猫が落ち着いたら譲渡するつもりだった。既に4匹の猫を飼っていたので、これ以上増やせないと思った。動物好きの長女にも「これ以上飼わないよ」と言った。

しかし、血液検査をすると、猫エイズの抗体が陽性だった。感染しているか判断するために生後6か月以上になったら再検査をすることになっている。幸い、エイズでない確率は高いということだった。

「猫エイズ陽性だと里親さんが見つかり難く、一方、子猫は少しでも早く里親さんを募集したほうが決まりやすいんです。でも、エイズ陽性の可能性もあったので、うちで飼おうということになったんです」

名前はソラくんにした。

このおうちにいて良かったなと思ってもらえるように

ソラくんは、野良猫だったのでびびりで慎重。先住猫のモカちゃんやムースちゃんは、おやつがあると飛んでくるが、ソラくんはすぐには来ない。じっくり臭いをかいで、食べるまでに時間がかかる。甘えん坊で、先住猫ラテちゃんのお尻を枕にして寝るのが好き。キャットタワーのハンモックにも、他の猫と一緒に入りたがる。

「最初は寄ってこなかったんですが、看病をしているうちにすっかり甘えん坊になったんです。『ソラ』と呼ぶと、寄ってきます」

保護猫のシェルターでボランティアさんもしている山口さん。長女がミルクボランティアをしたいと言った時には、「猫は人形じゃない。20年以上生きる子もいるし、ごはんやトイレの世話をしてあげないといけないし、出かける予定があっても、猫たちの体調が悪ければあきらめなければならないこともある」。と説明した。

長女は、5匹の猫のごはんとトイレの世話をしてから学校に行っている。

「簡単に飼うというけれど、その子の一生を引き受けるということ。その子が亡くなる時に、『ああ、このおうちにいて良かったな』と思ってもらわないといけない。幸せを感じてもらわないといけないとも言いました」
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2020年02月12日

猫の寿命 行動観察で病気早期発見

北海道新聞


猫の寿命は、昨年度のペットフード協会の調べによると、約16歳です。この長寿化は完全室内飼育や生態を考慮した飼育方法に関する情報の啓発、栄養学を含めた予防医療や獣医療全般の発展によるものといえます。ちなみに、北海道では「猫の飼い主は疾病の感染や不慮の事故を防止し、健康、安全を保持するため室内での飼養に努めなければならない」と条例で定めています。

 今回は、「シニア猫」の注意すべき三つの病気を取り上げます。これらの病気は、猫の行動に注意を払うことで早期発見、早期治療が可能なので、シニアライフのQOL(生活の質)に大きく影響します。

 まず一つ目は「破歯細胞性吸収性病巣」。5歳以降に発症が増え、罹患(りかん)率は雑種猫で38%、シャムやペルシャなど純血種猫は70%と報告されています。食欲が低下し、特に固いフードを嫌がる、よだれの量が増える、口臭などがよく見られます。動物病院でレントゲンを撮ると、歯の一部が吸収されているのがわかります。

 二つ目は「慢性腎不全」。罹患率は10歳で約10%、15歳で約30%との報告があります。猫は水分摂取量が少なく、尿を濃縮する機能が高いので腎臓への負担が大きい動物です。罹患初期は水を飲む量が増え、排尿回数が増加。尿の臭いが薄くなるなどがみられます。慢性とあるように徐々に進行し、食欲の低下や体重の減少がみられるようになり、最終的には尿毒症で命を落とすことになります。

 最後に「変形性関節症」です。11歳以上の猫の90%が罹患するというデータがあります。手首、肘、肩、足首、膝、股関節、そして脊椎などの関節軟骨がすり減ることにより痛みが出ます。動きが鈍くなる、高いところに登らない、背中部分へのグルーミングが減る―などがよく見られる行動変化です。トイレの段差が嫌で他の場所で排せつをすることもあります。

 シニア猫にとって飼い主さんは病気を見つけてくれる大切な存在です。長く連れ添った猫に幸せに暮らしてもらうために日ごろから観察眼を鍛えてくださいね。(南佳子=みなみ・よしこ、みなみ動物病院副院長)
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2020年02月10日

多数の応募から「世界最悪の猫」の里親が決定 飼い主にとって最高のメリットとは?

Yahoo! JAPAN


「あなたはここにいる猫を、

健やかなるときも病めるときも、

富めるときも貧しいときも、

愛し、敬い、いつくしむことを誓いますか?」

猫を飼うとは、つまり、パートナーを迎え入れることではないでしょうか。

米ノースカロライナ州で「世界最悪の猫」と紹介されたメス猫の里親が決まりました。このことから、猫を飼うことについて読み解いてみましょう。

世界最悪の猫とは
米ノースカロライナ州の動物保護施設にいたメス猫で、里親募集のフェイスブック広告でユーモアたっぷりに、「世界最悪の猫」と宣伝されました。この子が嫌いなものは

「ピンク色、子猫(元気が良すぎて吐き気がする)、犬、子ども、ディクシー・チックス、ディズニー映画、クリスマス、それにハグ」

と発表。つまり、賑やかで元気すぎるものが嫌いなツンデレの猫だったようです。

世界最悪の猫
CNNのTwitterより

里親になるときは、欠点を尋ねる
女子は、好きな人に気に入られようと、本当は料理が好きではないのに、彼氏に「料理は得意です」といいます。やがて結婚すると、毎日、笑顔で料理を作ることが当然になり、自分のいったことに後悔します。しかし「私、料理が苦手で」といって、美味しい料理を出すと彼には、とても喜んでもらえるでしょう。

猫を飼うことは、結婚生活にもよく似ていて、ずっと自分のいい面ばかり見せることは無理な話です。

一緒に生活することは、自分の欠点も嫌な面もさらけ出すことになるのです。猫の場合も例外ではありません。「性格がいい子です」といってもらってきたのに、ハグをした途端、 爪を出されて逃げられたら、飼い主は、不信感を抱くかもしれません。

このアメリカの「世界最悪の猫」は、ハグが嫌いと知っているから、飼い主としては撫でさせてくれただけで、絶大な喜びに変わるのでしょう。ですから、猫の里親になるときは、施設の人からその子の最悪のことを聞きましょう。

なぜ、最悪のことを聞くといいのか
いまの時代、猫を飼うことは、十年以上、苦楽を共にすることになります。長い場合は、二十年を超える子もいます。そういう長い寿命を持っている猫とやはり、一生涯共に暮らして欲しいのです。

文頭に書いたように、健やかなときも病めるときも、ずっと愛して、いつくしみ傍らにいてあげましょう。途中で放棄することのないように。飼う前に、このような嫌な面を知って、それを覚悟で一緒に暮らそうと思えないといけないと考えています。

具体的にどんなことを質問するか
実際、どのようなことを尋ねるといいのでしょうか。以下です。

・社交的か。

・食べ物の好み。

・ハグは好きか。

・他の猫と遊ぶか。

・人みしりをするか。

・子どもは好きか。

・男性は好きか。女性は好きか。

・抱っこは好きか。

・静かなところは好きか。

・猫は好きか。

・犬は好きか。

などです。一緒に住む前から、そのようなことを知っておいて、覚悟して生活を始めましょう。

FIV(ネコ免疫不全ウイルス) FeLV(猫白血病ウイルス)を持っているか
猫を飼うときに、FIV、FeLVを持っているかどうかを調べておきましょう。

これらの病気を持っていると、すぐに命に関わるということもない時代になりました。でもこれらのウイルスは、猫同士では感染するので、飼い方が変わってくるからです。そして、その子だけ一頭で飼っていても、FIVやFeLVを持っていると、免疫不全なので他の病気が治りにくいことなどがあるからです。

FIVの感染経路

・ケンカなどによる咬み傷からの体液の接触感染が考えられます。

・母子感染は、少ないといわれています。

FeLVの感染経路

・母猫が感染している場合は母胎や乳汁を介して感染します。

・FIVより感染力が強いです。

・感染猫と同じお皿を使ったり、毛づくろいをし合ったりする程度でも感染します。

・交配、喧嘩なども感染します。

FIV FeLVを持っている場合

・FIV FeLVを持っている子は、交配しないように、避妊・去勢手術をする。

・なるべく一頭飼いで。

・多頭飼いのところは、FIV FeLV持っている子は隔離する。

・FIV FeLVを持っている子の排泄物は速やかに処理する。

・FIV FeLVを持っている子の食器は、他の子とわけて、清潔に保つ。

まとめ
猫とひとつ屋根の下に住むことは、猫のツンデレのところ、病気をするところ、老いることを見せながら、生きていくことになるのです。人間も猫も同じで、時間を共に紡ぐことは、年齢を重ねて、歯が抜けて、フードをパラパラ落とすとか、上手く食べられない状況を見せることになります。老猫がトレイに行こうと思ったけれど、間に合わずトイレの前でウンチやオシッコを漏らしてしまうこともあるのです。飼う前に、その子の欠点を包み隠さず知ることで、生涯、その子を愛し通す覚悟ができるのではないでしょうか。
posted by しっぽ@にゅうす at 07:53 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする