動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年11月16日

猫に依存されやすい人の特徴3つ

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猫に依存されやすい人とは

猫ちゃんに依存されやすい人には共通点があります。それは簡単に言ってしまえば猫ちゃんに嫌われるような行動を控えて、逆に好かれる行動を多くとることです。そもそも猫ちゃんは人間ほど嫌われたいとか好かれたいとかを思って行動しているわけではありません。あくまで自然体で行動していますので、それを邪魔せずにこちらも自然体で接していればいずれ好かれやすい人にかわっていきます。

1.消極的な性格

猫ちゃんに依存されやすくなるためには、飼い主さんの性格も影響します。不思議なもので飼い主さんが猫ちゃんを愛そうとするあまり、積極的に構ってしまうと猫ちゃんには距離を置かれやすくなります。逆に消極的だったりそもそも猫嫌いな人ほど猫ちゃんの方から近づいてこられやすいです。

人間同士では観察し性格や特徴をつかんで付き合っていくことがコミュニケーションの基本ですが、猫ちゃんの世界ではじっと目を見つめたりすることを嫌います。遠くから気づかれない程度に観察してあげるのがいいかもしれません。構いすぎず、むしろ放っておくような勢いで接してあげると猫ちゃんにはちょうど良いでしょう。ここはぐっとこらえて下さい。

2.優しく落ち着いた人

言い換えると感情の起伏が激しくない人ともいえます。それでいてかつホンワカでいる人は基本的に動きがゆっくりです。大きな声を出すこともなく、焦ったり慌てたりもせず冷静に生活できる人のことです。猫ちゃんは警戒心のある生き物ですので急なスピードで近づいてこられたり、大きな声を出されたりすることが苦手です。猫ちゃんを見かけて「可愛いー!!」と黄色い声で近づこうとすると勢い良く逃げ出していくでしょう。優しく落ちついた性格の人はそれだけで猫ちゃんに好かれやすく依存されやすい人になりえるのです。

3.ペースを合わせる事ができる人

人にペースを合わせることができる人は猫ちゃんにも好かれやすい人です。例えば仕事で自分よりも遅いペースで仕事をする人がいたときにすぐイライラしてしまう人や目に見えて機嫌が悪くなってしまう人は猫ちゃんを相性が悪いかもしれません。

猫ちゃんは自由で自分のペースで生活をします。そしてそれを邪魔されることも嫌いです。そのため寝ているときに無理やり起こされたり、遊びたくもないのに目の前で猫じゃらしを振るわれても気乗りしません。人に合わせられる人は猫ちゃんにも合わせることができるので、好かれやすくなるのです。

まとめ

今日のねこちゃんより:コナン / ♂ / 1歳 / 雑種(ミックス) / 4.7kg

猫ちゃんの意思を尊重し付き合っていける飼い主さんが一番依存されやすいのかと思います。お互いを一番理解しているという意味で依存しているのかもしれません。そのようなパートナー関係が目指すべき関係かと思われます。
posted by しっぽ@にゅうす at 07:57 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月15日

獣医師に聞く「一人暮らしでも猫は飼える?」「気をつけることは?」


まいどなニュース


こんにちは。暦の上では立冬を迎え冬が始まります。日中は暖かくても朝晩は気温が下がり、冷えの影響で体調を崩しやすくなります。中医学の冬の養生の原則は「養腎防寒」。生命力と密接に関係のある腎臓の働きが活発であれば寒い冬にも適応できます。猫は寒いのが苦手です。寒さ対策を忘れずにしましょう。

【質問】猫を初めて飼おうと思っています。集合住宅で一人暮らし、昼間は仕事に出ています。一人暮らしでも猫は飼えますか?気をつけることや、初心者が飼いやすい種類もあれば教えてください。

【回答】猫はおとなしく、お散歩の必要もありません。そのため、朝晩の食事、トイレのお世話ができれば、飼うことは可能であり、一人暮らしのペットとして人気が高まっています。

 まずは、ペットを迎え入れる前に、責任を持って最後まで飼い続けることができるかどうかよく考えてくださいね。そして、トイレグッズ、爪とぎなどの費用、毎日の食費の他に冷暖房費や医療費など、場合によってはかなり高額な費用がかかることがあります。ペット保険加入や猫用に資金を積み立てておくことも必要だと思います。長期不在になる場合は、預ける場所、あるいはペットシッターを探す必要があり、それにかかる費用も頭に入れておかなければなりません。

 お住まいの集合住宅が、猫の飼育が可能か必ず確認してくださいね。ペット可でも動物種が限定されているところもあります。壁や家具で爪とぎをしてしまったり、カーテンを登ったり、高い所のものを落としたり、予期せぬことをすることもあります。お部屋の中を、猫が遊びまわっても大丈夫な環境にしておくことも大切です。

 また、これは稀なケースですが、猫を飼い始めて猫アレルギーの症状が出る方もいます。心配があれば前もって検査を受けることも良いかもしれません。

 飼いやすさに関して言えば、子猫か成猫、雌雄、毛の抜けやすさ、大きさ、猫種特有の性格などもありますが、当然猫それぞれの性格や特徴には個体差があります。だからこそ猫を家に迎える時は相性で決めることをおすすめします。相性のいい猫が見つかれば、きっと日々の癒やしになることでしょう。

(Erik Lam/stock.adobe.com)
(Erik Lam/stock.adobe.com)
◆小林由美子(こばやし・ゆみこ) 獣医師。1990年開業の埼玉県ふじみ野市「こばやし動物病院」院長。米国で動物の東洋医学、自然療法を学ぶ。治療以外に予防やしつけなどにも精通し、ペットと飼い主双方に寄り添う診療が評判。
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2019年11月14日

SOSサインに気付いてあげて!猫のこんな行動は危険信号


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猫だって心の葛藤がある
人間が悩んだり困ったりするように、猫も心の中で「葛藤」していることがあります。そんな時に見せる猫のしぐさで、代表的なものは2つ。それは、「転位行動」と「転嫁行動」。この2つの行動を知ることで、猫が葛藤しストレスを抱えている状態だとわかることがあります。この2つの行動を詳しく見ていきましょう。

SOSサインに気付いてあげて!猫のこんな行動は危険信号
転位行動とは
転位行動とは
転位行動とは、猫がストレスを感じたとき、気持ちをしずめるために本来の原因とは関係ない行動をすることです。人間でいうならば、失恋をした時のやけ食いや、ミスをごまかすために頭をかくようなイメージです。

猫の場合は
・少しびっくりした後に自分の体をなめ始める
・高いところから足を滑らせたときにおもむろに顔を洗う
・おもちゃをうまく捕まえられずに爪とぎを始める
などが、この転位行動にあたります。

猫は緊張や恐怖などの感情で葛藤が生まれたとき、ストレスの原因と関係ない行動をとることで気分転換を図ります。転位行動は気分転換でうまく対処しているものなので、この行動が見られても深刻な問題を心配する必要はそれほどないでしょう。

SOSサインに気付いてあげて!猫のこんな行動は危険信号
注意が必要!転嫁行動とは
注意が必要!転嫁行動とは
転嫁行動とは、ストレスを感じたときに、その気持ちを八つ当たりとして変えることです。人間だと、喧嘩に負けて自分よりも弱い相手を攻撃する、学校のテストの点数が低くて親や兄弟に八つ当たりするようなイメージです。

これが猫だと
・お気に入りの居場所を同居している別の猫に奪われて、飼い主に噛みつく
・外から聞こえる猫の声に興奮して、関係のない同居猫にパンチする
・飼い主の結婚や出産などで環境が大きく変わり、攻撃的な性格になる
といった行動として表れます。

転位行動と違って転嫁行動には注意が必要。転嫁行動によって、飼い主さんや同居猫との関係が悪化してしまうこともあります。さらに、他の問題行動の引き金にもなりやすいので、早めの対処が必要です。

SOSサインに気付いてあげて!猫のこんな行動は危険信号
ストレスのサイン「転嫁行動」にはこう対策を
ストレスのサイン「転嫁行動」にはこう対策を
転嫁行動が数日間見られた場合は、猫が持続的にストレスを抱えている可能性があります。ストレスの原因にもいろいろありますが、まずはこのような対策をしてみましょう。

・複数飼いの場合、落ち着ける居場所や、トイレ・食事の場所はそれぞれの猫に用意する
・窓の外に野良猫が来たら、カーテンなどで視界に入らないようにしてあげる
・爪とぎ器はあちこちに用意して、いろいろなところで気分を発散できる環境を作る

基本的には、猫にとってストレスフリーな環境とは何かを考えてあげてください。ステレオタイプと違って、実は繊細な部分も持ち合わせている猫。ストレスの原因を放置していると、思わぬ病気になってしまうことも少なくありません。普段の様子と違う感じがしたら、大ごとになる前に、対策を練ってあげましょう。

出典/「ねこのきもち」15年11月号『猫が抱える心の葛藤』
文/kate
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

ねこのきもちWeb編集室
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2019年11月13日

猫との関係がうまくいっている人がやっている事5つ


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1. 良くお世話をする

猫は人の行動を良く見ていると言います。やっぱり、自分のお世話を良くしてくれる人には心を開きやすいもの。積極的にご飯やトイレ掃除などのお世話をして行くと、猫とうまくやって行くことができるでしょう。

2. 一緒に遊ぶ

大抵の猫は、遊ぶのが大好きです。猫と遊ぶのは猫のストレス解消になるばかりか、飼い主さんとの絆作りにもなります。

是非少しでも良いので、猫と一緒に遊びましょう!猫の体力に合わせてあげるとより良いですね。また猫によって遊びの好みが異なるので、猫好みの遊び方を見つけてあげてください!

3. 優しく接する

あなたは、優しく接してくれる人は好きですか?嫌いですか?一般的には「好き」と答える方が多いでしょう。

猫も例にもれず、優しくしてくれる人は大好きです。もちろん、危険なことをしようとしている時は注意した方が良いですが、それ以外は優しくしてあげましょう。

可愛い猫の顔を見ると、ついつい優しくなってしまうとは思いますが。優しく声をかけ、優しく撫でて…と接していると猫との関係は良くなって行くでしょう。

4. 猫が嫌がることをしない

猫が嫌がるようなことをしないのも大切です。猫はムリヤリ何かをさせられたり、大きな音を立てられたりするのが嫌いです。

猫が嫌がったらすぐに止める気遣いが大切です。猫が嫌がることを繰り返すと、猫が飼い主さんを怖がり、関係は悪化していく一方になってしまうでしょう。

5. 猫のペースを尊重する

良く言われますが、猫は気まぐれな動物です。撫でてと言ってきても満足すれば今度は「ヤメて!」となりますし遊ぶ気まんまんで遊んでいても、他に興味をひかれるものがあれば、スッとそちらに行ってしまいます。

そんな猫の行動に腹を立てても仕方ありません。気まぐれなのが猫、という生き物ですから。猫のペースを尊重してあげると良い関係を築いていくことができるでしょう。

まとめ

今日のねこちゃんより:ぽぽ / ♀ / ラグドール / 2kg

猫との関係をうまく行かせるには、まず信頼関係を築くことが第一です。信頼関係を築く為に、ご紹介したことを試してみてください。

猫の信頼を得られれば、それはそれは幸せな日々が待っているでしょう!
posted by しっぽ@にゅうす at 09:00 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【獣医師が解説】猫の歯周病&口内炎は人よりも重症化しやすいは本当!?

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ねこの病気、そこが知りたい!〜「歯周病&口内炎」〜
『ねこのきもち』本誌で毎号連載中の「ねこの病気、そこが知りたい!」。実際に愛猫が病気になった飼い主さんが治療中に「知りたかったこと」について、獣医師の重本 仁先生が教えてくれます。今回は「歯周病」&「口内炎」についてです。

猫に多い口腔の病気 人よりも重症化しやすいので要注意!
「歯周病」や「口内炎」はどの年齢でも発症し、重症になりやすい傾向にあります。
「歯周病」は、歯肉に炎症が起きる「歯肉炎」や歯の根元の歯槽骨などに炎症が起きる「歯周炎」の総称。おもな原因は、歯に付着した歯石や歯垢中の細菌の増殖によるものです。

一方、「口内炎」は口の中の粘膜に炎症が起きる病気のこと。人でも同名の病気がありますが、猫の場合は口内に赤みや腫れ、肉芽増殖(粘膜が盛り上がる)などが見られ、何年も治らないケースがあります。発症の原因として、口腔内の細菌バランスの乱れや、猫カゼを引き起こすカリシウイルス、エイズウイルスなどの関与が疑われていますが、まだ解明されていません。

どちらも初期症状として、フードを口に入れることを嫌がる、よだれが増える、口臭がきつくなるなどがあります。治療は、軽症なら歯石の除去や抗生物質の投与、重度の場合は全身麻酔のうえ抜歯を行います。

【獣医師が解説】猫の歯周病&口内炎は人よりも重症化しやすいは本当!?
画像/2019年7月号『猫の病気、そこが知りたい!』
歯周病
3才以上の猫の80%近くが歯周病にかかっているといわれています。
下記の写真は、歯周病により、上の歯に歯石が多量に付着して歯肉が赤く腫れた状態。このくらい歯垢や歯石が付いているときは抜歯による治療を行うのが一般的です。

【獣医師が解説】猫の歯周病&口内炎は人よりも重症化しやすいは本当!?
画像/2019年7月号『猫の病気、そこが知りたい!』
口内炎
とくに口内炎ができやすい部位は上あごと下あごをつなぐ口峡部(こうきょうぶ)下記写真の赤い囲みのある部分です。
写真は口峡部の粘膜に炎症や肉芽増殖が起きているほか、舌がただれて舌炎の症状が見られます。口内炎は歯垢や歯石が付着しない箇所にも発症します。

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【獣医師が解説】猫の歯周病&口内炎は人よりも重症化しやすいは本当!?
手術の同意書を見ると、治療には1万5千円かかったよう。 画像/2019年7月号『猫の病気、そこが知りたい!』
歯周病でこんな体験をしました
9才の頃、フードを食べるときに痛がるしぐさが見られて受診。「歯周病」と診断され、歯石除去をしましたが、その3年後に口臭が気になり、再受診。歯石除去とぐらつく犬歯を抜歯しました。その後、慢性腎臓病を発症したため、全身麻酔を要する歯石除去ができず、歯周病に悩まされ続けました。
8才の頃から口臭が気になっていましたが、9才で受診。視診後、全身麻酔をして歯石除去をしてもらいました。その後、12才で再受診。このときは抜歯による治療も行いました。その後も再発したのですが、慢性腎臓病になり、全身麻酔が必要な歯石除去の治療ができませんでした。晩年、痛みで食欲がないときは、処方された抗生物質を与えてしのぎましたが、食事のたびに痛そうだったので「若い頃にデンタルケアを習慣にしておけばよかった」と後悔しました。
−−東京都 S・Oさん クロコちゃん(メス・享年20才)


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2019年11月12日

元気で長生きを目指すために! 猫の年齢別・動物病院の通いどきを知っておこう


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猫も年齢の変化に伴い、必要なケアや健康のため気をつける事柄も変化します
そのため、年齢の変化によって動物病院への通い方も変わってきます。健康だからとつい忘れがちですが、長生きのためにも年齢に応じた動物病院の通いどきを把握しておきましょう!

0〜2ヵ月:初めての健康診断
子猫をおうちに迎えたら、月齢にかかわらず、まずは動物病院へ。体重や週齢、性別がわかるほか、感染症などにかかっているかどうかも調べてもらうことができます。

2〜4ヵ月:ワクチン接種
ワクチンの接種時期や回数については諸説ありますが、目安は2〜3ヵ月齢で1回、3〜4ヵ月齢で1回です。詳しくは、かかりつけの獣医さんに相談してみましょう。

6〜8ヵ月:去勢・避妊手術
繁殖の予定がないのであれば、去勢・避妊手術を行いましょう。とくにメスの猫は子宮蓄膿症や乳腺腫瘍など病気にかかるリスクを減らすことができるので、長生きにつながります。

1才〜:年1回の健康診断(血液検査、尿検査)をスタート
成猫になったら、年に1回は動物病院で健康診断を。とくに猫はオシッコの病気にかかりやすいので、尿検査を受けることをおすすめします。また、さまざまな病気の発見につながる血液検査は必須です。

5才〜:レントゲン検査や超音波検査も追加を
まだまだ若いものの、そろそろ病気にかかりやすくなる年齢です。とくにガンは早期発見したいので、年に1回の健康診断にレントゲン検査や超音波検査も追加するといいでしょう。

7才〜:ホルモン検査も追加して
いよいよシニア期に突入し、病気の早期発見の必要性が高まり始める時期です。シニアになるとかかりやすくなる甲状腺機能亢進症などの病気も見据えて、年に1回の健康診断にホルモン検査も追加しましょう。

11才〜:年2〜4回の健康診断を
ついに本格的なシニア期の到来です。猫の体調を踏まえ、かかりつけの獣医さんとも相談して、健康診断のペースを年2〜4回に増やしてみてもいいでしょう。動物病院の受診は、猫によってはひと苦労なことも。往診なども利用して、病気の早期発見に努めましょう。

愛猫の健康管理は飼い主さんの大切な務めです。年齢の変化に応じた動物病院への通い方を知って、愛猫が健康で長生きできるよう、気を配ってあげたいですね。

参考/「ねこのきもち」2017年12月号『季節、年齢、猫の様子、環境etc. 猫の「変化」はお世話の替えどきです』(監修:モノカどうぶつ病院院長 小林清佳先生)
文/terasato
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

ねこのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 09:20 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

愛猫との同伴避難の実情とやるべき準備

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動物を連れた避難の現状

災害時、人的被害が発生する可能性が非常に高く、既に被害が出ている際に出される「避難指示」。この避難指示が出た場合は、直ちに避難しなければ命に関わるほど危険とされる最終警告になります。この最終警告を受けたとき、通常であれば最寄りの避難所に避難するでしょう。

また、最近では災害に対する危機的意識が高まり、一歩手前の「避難勧告(避難することを勧めるが、強制ではない段階)」から避難する人も増えています。その一方で、強制力が高い避難指示が発令されても尚、避難を躊躇する人々がいます。それは、動物と暮らすご家庭です。

日本の約3割がペットを飼育
現在、日本では約3割の家庭が犬や猫などの動物と暮らしています。更に、2017年には猫の飼育頭数が犬を上回りました。単身の家庭でも、散歩がないことや、トイレの躾がしやすいなどの理由から猫と暮らす人が増えたのでしょう。つまり、避難しなければならない状況に陥ったとき、現代では猫を連れた被災者が多いことになります。猫をはじめとした動物連れでの避難にはまだまだ厳しい現実があります。だから、避難しなければ命の保証がないほど危険な状況でも躊躇ってしまうのです。

さて、動物を連れた避難について災害時のマニュアルではどのような決まりが定められているのでしょうか?「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」では次のように紹介されています。

同行避難を勧める

未曾有の大規模震災であった東日本大震災発生時、多くの動物と飼い主さんが離れ離れになり、再会できずに放浪してしまった結果、そこから更に犬や猫が増えるという問題が発生しました。言葉を話すことができず、全ての言葉を理解することができない動物たちは、「大切な人に見捨てられてしまった」と誤解してしまいます。

その誤解が生じる中で子孫が増えると、「人間を信じてはいけない」と子どもたちに教育してしまうのです。もちろん飼い主さんは見捨てたのではありません。それでも離れたままになってしまった場合の動物は、そのように認識してしまうのです。そして、街には「人への信頼をなくした動物」と「人を全く知らず、人を恐れる動物」が彷徨う結果になってしまいました。

このときの教訓を踏まえ、環境省によって新たに推奨されたのが「同行避難」です。同行避難は、避難指示が発令された際に動物を連れて一緒に避難することを指します。ここで大切なポイントがあります。同行避難とはあくまでも一緒に安全な場所へと避難することに留まるということです。同一の空間でともに避難生活を送ることはできず、避難所内外のペットスペースにペットを置き、人間のみ避難場所で避難生活を送ることとなります。ペットの避難スペースの環境や、条件については各自治体によって異なります。

理想は同伴避難

動物と暮らす人々にとって願うことは、動物と同じ空間で避難生活を送ることでしょう。先ほどの「同行避難」という言葉は、動物も同一条件で避難できることと思われがちです。しかしこの言葉は、飼い主さんの理想とは異なる現実が意味されています。人間も動物も、同じ条件で避難が可能な状況は「同伴避難」といいます。

「避難勧告」と「避難指示」という言葉が理解されにくいように、この両者も意味の違いが非常に分かりにくいものになっています。日頃から動物との暮らしに癒され、家族のように感じている飼い主さんの意向に最も寄り添う意味合いの言葉は「同伴避難」です。しかし、実際には同伴避難が可能な避難所は少ないのが現状です。その主な理由は次のようなものが挙げられます。

✔アレルギー疾患のある人も避難していること
✔犬や猫が苦手で恐怖を感じる人がいること
✔衛生面での問題が発生し得ること
✔動物の行動面でトラブルが発生し得ることなど

同伴避難にはいくつかの問題がある
震災という、通常とは全く異なる危機的状況では、人間も極限状態にあるといっても良いでしょう。そのような状況下では普段以上にアレルギー疾患が悪化する可能性があります。そこへ、アレルギーの原因である犬や猫が同じ空間に避難してくるということは、非常に危険な状態を作りあげてしまうことになります。そして、ただでさえ不安が続く中、恐怖の対象が目の前に出現したらどうなるでしょうか?最悪の場合、パニック発作に襲われる被災者も出てくるでしょう。

また、排泄物や体の汚れ、ダニなどの問題もあります。更に、動物の鳴き声がストレスを増幅させてしまう可能性もあります。そして、これが更なるトラブルへと発展する恐れがあるのです。これらは、どれも配慮しなければならない重要なものです。特にアレルギーの問題は深刻であり、優先的に守られなければなりません。これらの現状から、避難所での同伴避難は厳密なルールを制定しない限り不可能に近いことなのです。

同行避難及び同伴避難のメリット

同伴避難が困難な現状の中、同行避難が推奨されることにはあるメリットがあります。それは、動物と避難することによる安全性の担保です。東日本大震災のように、動物を連れての避難が全くできない環境では、敢えて避難しない道を選ぶ人が出てきます。それが救助要請を増やす要因や、犠牲者を増やす要因になります。しかし、せめて安全な場所まで一緒に避難できることで、助かる命が増えることに繋がります。また、飼い主さんが管理することで放浪する動物も減らすことができます。以上のような内容が同行避難が推奨されるメリットです。

今現在、動物を連れた避難においては「同行避難」までが限界に近いことが現状になります。この同行避難ですら各自治体によって対応は異なり、万全な体制とはいえない環境で動物が避難生活を送らなければならないこともあります。そして、避難所によっては完全に動物連れが不可能という場所も多く存在しています。たとえガイドラインで推奨されている内容であっても、実際の受け入れには厳しい現実があるのが実情です。

同行避難に備えてすべきこと

いざという時に備えて、まずは「同行避難」が可能な避難所を探しておくことが重要です。各自治体に問い合わせるか、HPなどで確認をしてみましょう。このときに、可能であればペットがどのような形で避難生活を送ることになるのかも確認しておくと、その状況に応じた準備をすることができます。

猫に前もってしておくべきこと
猫と非難する場合、平常時に次のようなことをしておいてください。

✔ワクチン接種
✔首輪やハーネスの装着
✔キャリーケースへの抵抗感を失くす訓練
✔人馴れする
✔トイレの躾
✔可能であれば避妊去勢手術を済ませる
✔迷子札もしくはマイクロチップの装着

完全室内飼育が主流となる中、外部の猫との接触がほとんどないためにワクチン接種の必要性が問われるかもしれません。しかし、災害時はたとえケース越しであっても様々な動物と同じ空間にいることを余儀なくされます。過酷な状況下では直接接触することがなくても、病気や寄生虫などのリスクが高まります。

ワクチン接種証明書を避難袋へ

愛猫を守ると同時に他の猫への感染を予防する意味でワクチン接種は必要です。接種時期に応じて、なるべく接種することをお勧めします。接種後は証明書(原本又はコピー)を避難袋に入れておきましょう。また万が一に備えて、繁殖を望まない場合は避妊・去勢手術を受けさせておくことも大切です。

キャリーケースに慣れさせておく

猫はキャリーケースやケージに対してネガティブな印象を抱いてしまう場合があります。日頃から遊びの一環として、これらに入る習慣をつけておくとよりスムーズに入ることができます。更に首輪(セーフティ機能付き)やハーネスもスムーズに装着できるように、日頃から身につける習慣を付けておきましょう。首輪には、猫の名前・飼い主さんの情報を明記しておきましょう。もし可能であれば、マイクロチップを装着しておくことも安全策のひとつです。首輪のように紛失の恐れがないことが最大のメリットになります。かかりつけの動物病院に相談してみてください。

トイレの躾と人慣れ

そして重要なことは、トイレの躾と人馴れです。避難先では、最低限の躾はマナーになります。所定の位置で排泄できること、人や他の動物に慣れていることは大切なポイントになります。簡易トイレでの排泄もトレーニングしておくと良いでしょう。また、日頃からストレスにならない程度に生活音に触れさせるようにしてください。

飼い主さんがしておくべきこと
同行避難にあたり、飼い主さんにも前もって準備してほしいことがあります。それは次のようなものです。

✔猫の情報を記録したもの
✔飼い主さんの情報を記載したもの
✔猫の食品及び飲料水
✔食器類
✔常備薬や救急セット
✔首輪やハーネス、リード
✔ガムテープ
✔洗濯ネット
✔日用品各種

アナログ形式での情報を作成しておく

デジタル化が普及する現代では、主にスマートフォン(以下スマホ)に猫の写真や情報を記録していることが多いでしょう。自分自身の電話番号もスマホで情報を呼び出すことが可能なため、記憶していない場合もあるでしょう。普段の生活であれば問題ありません。しかし、非常時にスマホが使用できるとは限りません。水没や故障で起動しないことも考えられます。そこで役に立つのはアナログ式の記録です。猫の避難に関する情報が掲載されたリンク内で、フォームを入手することもできます。予め印刷し、それに沿って書き込むと、簡単に猫や飼い主さんの情報を作成することができます。

必要なものは避難袋に準備しておく

次に避難にあたり、必要なものを揃え避難袋に入れておく必要があります。ここで紹介したものは概ね優先的に用意してほしい順番に記載しています。フードや飲料水は5日以上は確保しましょう。特に療法食を必要とする場合、確実に食べられるものを準備するようにしてください。薬を服用している場合は、必ず常備薬も忘れずに入れておきましょう。避難先に持ち込むものは全て愛猫の名前をフルネームで書いておきましょう。また、ここで用意する飲料水及び救急セットは必ず猫用のものを用意しましょう。

洗濯ネットは避難時や、避難先で診察を受ける際に猫を入れると脱走防止に役立つためです。これも日頃から活用してみることをおすすめします。日用品とは、簡易トイレやペットシート、排泄物を処理する道具、ブラシ、ブランケット、おもちゃなどです。ガムテープは、ケージやキャリーケースが故障してしまった際の補修に役立ちます。

避難時の心構え

非常事態に陥ってしまった際に、動揺するのは人間だけではありません。動物は特に、本能的に危機を察知する能力に長けているとされています。実際に思い返してみると、大きな災害の前には普段とは異なる行動を取っていたという報告が何例も挙げられています。大切な愛猫を守るために、次のようなことを心がけてください。

✔まずは飼い主さんが無事でいること
✔避難所のルールを守ること
✔愛猫の健康管理を責任持って行うこと
✔他の動物連れの方と協力し合うこと

「人命優先」という言葉をよく耳にするでしょう。この言葉は、平凡な日常で聞くと動物を蔑ろにしているように感じてしまうかもしれません。でも、冷静に考えてみてください。飼い主さんが命を落としてしまったら、愛猫は誰が守るのでしょうか。非常時には、誰もが自分自身のことで精一杯です。だから、まずは飼い主さんが助かる努力をしてください。そして全力で愛猫を守ってあげてください。

非常事態での飼い主の重要性
災害という非常事態では、普段とは異なり猫も落ち着きをなくしてしまうでしょう。こういうときは、飼い主さんの声かけが重要な鍵になります。不安で我を失いつつある中、大好きな飼い主さんが声をかけてあげるだけでも安心できます。猫にとっては最も聞き慣れた心地よい音声だからです。

また、飼い主さんの不安な気持ちも猫に伝染すると覚えておきましょう。難しいことですが、できるだけ冷静さを保ち、愛猫を励ましてあげましょう。避難先では、その場所のルールを守るようにしてください。そして、愛猫の健康管理も飼い主さんが管理しましょう。猫は環境の変化が苦手です。食事や排泄が思うようにできなくなる可能性も予め理解しておきましょう。更に、他の動物連れの飼い主さんと情報交換をし、お互いに協力し合うことが大切です。

同伴避難の事例

先にも述べたように、同伴避難にはクリアすべき課題が多く存在します。一見不可能なように思える同伴避難を実践した事例があります。それが、熊本県内にある動物病院です。ここでは熊本地震の際、運営する病院を「同伴避難ができる場所」として解放し、のべ1500人の飼い主さんと千匹もの動物たちを受け入れました。どのような経緯で実践したのかを紹介させていただきます。

きっかけはやはりあの震災
動物病院を経営する院長は、東日本大震災を教訓に、避難場所として機能する病院作りを目指したそうです。免震工事で病院を建て直す際に、300人程度は収容できるスペースと自家発電、堅牢などを用意しました。熊本県でこれほどまでの対策が必要なのかという指摘もあったそうですが、院長は意志を貫き通しました。残酷なことに大地震が熊本県を襲いました。しかし、院長の機転のおかげで同伴避難が可能な環境として多くの人や動物を救うことができました。

院長自らが指揮を執る
同伴避難を想定してはいても、正式な避難所ではなかったため、物資には限界がありました。そこで院長が熊本市長に直談判し、支援物資が集まったそうです。そして院長の指揮の元、避難者をグループ分けし、病院のスタッフをリーダーに置くことでまとめたそうです。

避難所なのに明るい環境になった
大切な家族である動物が一緒に居られる環境は、何よりも安堵感でいっぱいだったでしょう。そして、避難者はみな動物に対する理解のある人たちです。院長の迅速な対応も相まって、その場は明るくなったそうです。

熊本県では、この他にも同伴避難を実施した避難所が複数あります。どのように課題を克服したのでしょう。それはベースになる避難場所は体育館などの広い場所、同伴避難の場合は別の空間に分けるというものでした。ここでは体育館から離れた校舎内のフロアや教室を活用し、アレルギーや動物を苦手とする人が不安にならないように対応しました。熊本県における事例は、一例に過ぎませんが貴重なものといえるでしょう。

まとめ

今日のねこちゃんより:ウリ / ♀ / ラグドール / 0kg

まず、これまでの震災で被害に遭われた方や、今も尚、避難生活を余儀なくされておられる方にお見舞い申し上げます。そして、大切な人やしっぽのある家族を失われた方にお悔やみ申し上げます。とても悲しいことですが、平凡な日常はいつ危機に見舞われるか分かりません。大きな震災があった後は、猫と避難することについて意識するでしょう。しかし、時の流れとともに風化されてしまうことも事実です。

今や台風も勢力を増して襲いかかってきます。やはりいざと言うときに備えて、ハザードマップや同行避難についての確認をしておくことが重要でしょう。日本の約3割の家庭が動物と生活する中、同伴避難が普及していないことは残念なことです。熊本県の事例も、成功例のようでありながら、まだまだ課題はあるでしょう。それでも実践した経験のある事例として、全国各地で今後の避難所の在り方について検討するうえでの参考にしていただけたら嬉しいです。動物と暮らす人もそうでない人も、安心して避難できる環境が整備されることを願います。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:16 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする