動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年09月23日

ノネコ捕獲で論争 クロウサギ捕食で

毎日新聞



鹿児島県の奄美大島で、環境省が国の特別天然記念物のアマミノクロウサギなどを襲うノネコ(野生化した猫)の捕獲に乗り出したことに、動物愛護団体が異を唱えている。捕獲したノネコは飼い主が見つからなければ殺処分される。「生態系を守るための苦渋の決断」とする環境省と「猫を悪者にしないで」と訴える愛護団体。どちらも動物の命を守るという立場は同じだけに、正解を導くのは容易ではない。【末永麻裕】

<アマミノクロウサギをノネコが捕食、初撮影…徳之島>
<ノネコ問題>希少動物襲う 環境省、捕獲へ山中にわな100基設置
<ノネコ>捕獲譲渡に殺処分是非も 奄美の希少種を捕食
<希少動物保護>猫にチップ埋め込み義務化へ 奄美大島
<絶滅危惧種>ケナガネズミをネコが捕食 カメラ捉える
 捨てられた飼い猫や野良猫が山中で野生化したのがノネコだ。奄美大島では以前から、絶滅危惧種のアマミノクロウサギやケナガネズミなどを捕食するノネコ対策が課題だった。そこで環境省は「将来にわたって生態系を守るため」として島内に100基のワナを仕掛け、7月からノネコの捕獲を始めた。

 これに動物愛護団体などが反発した。8月15日には、ペットの殺処分に反対する公益財団法人「どうぶつ基金」(兵庫)が奄美市に猫の不妊去勢手術専門の「あまみのさくらねこ病院」を1年間の期間限定で開院した。

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inRead invented by Teads
 どうぶつ基金の佐上(さがみ)邦久理事長(58)は「ノネコになる前の野良猫に不妊去勢手術を施し繁殖防止に力を入れることで、結果的にノネコは減っていく」と強調。寄付で設置費用や手術費をまかない、月600匹以上の手術を目標に掲げる。

 環境省は捕獲したノネコについて「できるだけ飼い主を見つける」としている。ただ飼えなくなって再び捨てられるのを防ぐため、譲渡希望者に住民票や所得証明書提出など一定のハードルを課している。人慣れしていないノネコを飼うのは容易ではなく、これまで捕獲した15匹はすべて譲渡したが、引き受けたのは県外を含むいずれも動物愛護団体だった。

 捕獲後、一定期間収容する専用施設の収容数も約50匹と限りがあり、飼い主が見つからなければ最終的には殺処分する方針だ。同省がアマミノクロウサギの生息数について、2003年(推計2000〜4800匹)を最後に公表していないことも愛護団体側の疑念を膨らませており、どうぶつ基金などは今月18日、調査と公表などを求める要望書を奄美市などでつくる奄美大島ねこ対策協議会に提出した。

 環境省奄美野生生物保護センター自然保護官の早瀬穂奈実さん(25)は「ノネコは増えており、アマミノクロウサギだけでなく他の固有種も襲っている」と理解を求める。

 NGO日本自然保護協会(東京)の辻村千尋さん(50)は「生態系本来の姿を守るためには仕方ない」と同省の方針を支持しつつ、「環境省も計画への理解が得られるような説明や努力が必要だ」と指摘。そのうえで「ノネコの問題は人間の責任。安易に飼い猫を捨てない、放し飼いにしないことが飼い主にも求められる」と話した。

島内で最大1200匹か
 環境省によると、奄美大島に生息するノネコは推計で600〜1200匹、野良猫は5000〜1万匹。飼い猫を含めると1万5000匹に上るとみられる。同省の調査では、ノネコのフンからアマミノクロウサギなど固有種の成分が見つかり、山中に仕掛けたカメラにアマミノクロウサギをくわえるノネコの姿が捉えられたこともある。

 島の自治体も、野良猫に不妊去勢手術を施したり、飼い主情報が分かるマイクロチップの飼い猫への装着を義務付けたりするなど、対策に乗り出しているが、猫は繁殖力が高く追いつかないのが現状だ。

 一方、国は奄美大島を含む鹿児島、沖縄両県の4島について、今夏の世界遺産登録を目指していたが、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関から5月に登録延期勧告を受けた。その際に絶滅危惧種への更なる対策なども求められた。


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2018年09月19日

築地市場の野良猫保護、5千万円かけて施設建設

読売新聞


築地市場が10月に豊洲市場(東京都江東区)に移転されることを受け、中央区は、築地市場内にすみ着いていた野良猫を収容するための施設を整備する。
これまで市場内の猫を保護してきた区内の民間団体に無償で貸し、飼育や譲渡先探しの拠点にしてもらう。

区は、区立晴海臨海公園内に約30匹を収容できる施設を建設する。
空調設備や水道も備える。

来年4月までの完成を目指し、区は整備費5626万円を盛り込んだ今年度一般会計補正予算案を今月20日開会の区議会に提案する。

都によると、築地市場には約10年前の時点で100匹以上の野良猫が生息していた。

衛生上の問題があることから、去勢したり不妊手術を行ったりした結果、約2年前の時点で20〜30匹に減ったという。

その後、築地市場が解体されれば、工事に猫が巻き込まれたり、周辺にすみ着いたりする恐れが出てきたため、都や民間団体が市場内の猫を保護してきた。
保護はほぼ終えたが、民間団体がほかの猫を受け入れるにはスペースが足りず、区が整備を決めた。
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2018年09月17日

【ライフライン】市営住宅入居者のペット預かり

北海道新聞



札幌市は、被災者に厚別区の市営住宅もみじ台団地の約100戸を無償で貸し出す。市民以外でも可。罹災証明書などが必要。問い合わせは市住宅課(電)011・211・2806へ。


 札幌市動物管理センターは、市営住宅への入居を検討している市内の被災者を対象に、ペットの一時預かり相談を受け付けている。市営住宅ではペットを飼うことができないため。市の「災害時動物救護ボランティア」制度に登録している市民に預かってもらう。問い合わせは平日午前8時45分〜午後5時15分に市動物管理センター(電)011・736・6134へ。
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野良ネコ問題、地域で考える 多摩区役所で8日「どうぶつ愛護フェア」

東京新聞



ペットの正しい飼い方や家のまわりにいる野良ネコなどをどう扱うかを学ぶ「どうぶつ愛護フェアinたま区」が八日、川崎市多摩区の同区役所で開催される。 (安田栄治)

 増え続ける野良ネコの問題は地域の課題となっており、同区ではボランティア団体などがネコを保護して去勢手術を施すなどの対策に取り組んでいる。

 生まれてすぐの子ネコも多く、フェアでは飼い主を探すネコの譲渡会も開かれ、動物好きの子どもから大人まで多数の参加を呼びかけている。

 譲渡会は午前十時から正午まで。飼い主を探しているのは子ネコなど十匹ほどで、当日は見るだけで直接触ることはできない。希望者の家庭環境や動物との相性などをボランティア団体などが判断して後日正式に決定する。昨年は二匹が飼い主に引き取られた。

 他のイベントは、同区内の小学生が散歩時のふん尿の取り扱いなどペットの飼い主に守ってほしいルールを描いたポスター展、市内でネコを保護するボランティア団体の活動などを紹介するパネル展などがある。ペットの迷子札づくりや動物のお面づくり、動物のバルーン(風船)アートの作成、オリジナル缶バッジなどの配布も行われる。

 フェアは今年で五回目。昨年は約四百人が来場した。同区役所の担当者は「野良ネコの問題は地域が抱えているもので、区民のみなさんもいっしょに考えてほしい。動物愛護の啓発の意味でもたくさんの人に参加していただきたい」と話している。

 開催は午前十時〜午後三時。ポスター、パネル展はフェア前日の七日から十一まで開催される。問い合わせは同区役所保健福祉センター衛生課=電044(935)3306=へ。
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2018年09月13日

【犬のために何ができるだろうか】保護犬を引き取った飼い主さんの思い 「みやざき動物愛護センター」

Yahoo! JAPAN



殺処分ゼロの先にある「収容ゼロ」を目指して。
県と市が一丸となって運営する「みやざき動物愛護センター」の取り組みを紹介します。
出典/『いぬのきもち』2018年2月号
取材・撮影・文/尾アたまき

※保護犬の情報は2017年12月8日現在の情報です

ホームページを見て、とにかくかわいかったからこの犬に決めてきたという親子。実際会ってますます気に入ったそう

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【犬のために何ができるだろうか】保護犬を引き取った飼い主さんの思い 「みやざき動物愛護センター」
撮影/尾アたまき
保護犬を迎えて家族も、犬自体も変わる
「みやざき動物愛護センター」(以後センター)からモモちゃんを迎えた田代さん一家は、センターのホームページを何度も見て足を運びました。センターでまず目にしたのがモモちゃん。もともと違う犬を目指してきましたが、モモちゃんに会った途端、家族全員が気に入ったのだそう。こうして運よくモモちゃんは田代家に迎えられることになりました。朝は父の昭徳さん、夕方は長男の主税(ちから)さんが散歩に連れていくので、モモちゃんが来てから二人とも健康になったのだとか。また、学習障害(LD)を抱えている主税さんは、これまで自分から話すことはあまり得意ではありませんでしたが、今では、モモちゃんに声をかけたり、家族にもにこやかに話すようになったそうです。

農業を営む田代昭徳さんといっしょに畑に行くのが大好きなモモちゃん。実際に畑に行くと、満足そうなこの笑顔!

家族みんなを笑顔にしてくれるモモちゃん。みんなに囲まれ、気持ちよくなでられ、リラックスした表情を浮かべる「モモちゃんのおかげで家族みんなの笑顔が増えました」と、母の里香さんもうれしそうです。
譲渡対象犬を保護する施設「ひまわりの家」時代から保護されているエイトくんは、臆病な性格だったため、なかなか新しい飼い主さんとの出会いがありませんでした。とくに初対面の人は苦手で、すぐに触らせてくれることはありませんでした。「ひまわりの家」にボランティアで通っていた西岡多恵さんは、そんなエイトくんが少しずつ心を開いてくれる姿に、「いつかエイトくんを迎えてもいいかな」と漠然と思っていたそうです。
センターの開所に合わせて「ひまわりの家」が閉鎖され、エイトくんもセンターに移動。しかし、エイトくんは、一向に譲渡犬が入る犬舎に行けません。
時を同じくして西岡さんが見つけた引っ越し先が、ペット可の物件でした。いざ迎えようとしたものの、臆病なエイトくんを幸せにできるのか、不安で何度もセンターに行き、相談したのだそうです。
「家庭犬になったらエイトはどんどん変わると思うよ」
センター職員の上野久治さんの言葉に背中を押され、エイトくんを迎える決心をしました。



大好きな縁側で西岡さんに甘えるエイトくん。「ひまわりの家」に2年、センターに1ヶ月いたのち、めでたく西岡家に迎えられた。広い場所でのびのびと走るのが大好き家に到着すると、これまでの心配をよそに、すぐに縁側で寝そべり、くつろいだエイトくん。
「エイトを迎えて、今まで知らなかったことをたくさん発見できています。いっしょに散歩に行くことで、町の美しさにあらためて気づいたり、自然とふれあえたり。犬は人と自然をつなげる動物〞と聞いたことがあったけど、本当だなと思いました」と語る西岡さんに、エイトくんがうれしそうにおなかを見せて甘えていました。

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 09:33 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

飼い犬は「神奈川犬民」…県が公認のカード発行

読売新聞


神奈川県は10日、全国で初めて飼い犬に「犬民カード」を発行すると発表した。黒岩知事は「ペットは家族の一員。犬民カードという形で公認される感覚を楽しんでもらいたい」とPRした。

 犬民カードの発行業務はペット情報メディア「PECO」(東京都)が担い、黒岩知事は同日、同社の岡崎純社長と連携協定を締結した。同社が今月下旬に開設する県民向けサイトに愛犬の名前や生年月日、写真などを登録すれば、無料でカードを発行する。

 県は今年7月、迷子犬を飼い主の元に戻せるよう、識別番号を登録したマイクロチップを装着する費用を補助する事業を始めたが装着率は県内の登録頭数の28%にとどまっている。開設するサイトでこの事業の普及啓発を図ることで、カードに興味を持った飼い主にマイクロチップ装着も促したい考えだ。

2018年09月11日 07時51分 Copyright c The Yomiuri Shimbun
posted by しっぽ@にゅうす at 09:23 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月03日

犬猫「殺処分ゼロ」民間頼み 改正動物愛護法5年 引き取り急増

北海道新聞



多くの自治体が犬猫の「殺処分ゼロ」を掲げるきっかけとなった改正動物愛護法施行から1日で5年。飼い主が安易な理由で引き取りを要請した際に自治体が拒否できる規定が設けられ、道内の保健所などの殺処分数は改正前の2012年度に比べて8割以上減った。しかしその陰で、民間ボランティアら動物愛護団体の引き取り数が急増し、団体運営を圧迫。飼い主の安易な飼育意識は根強く、殺処分ゼロは民間団体の熱意と負担で支えられているのが実情だ。(木村直人)

 8月下旬。札幌市のNPO法人「猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道」代表理事の吉井美穂子さん(58)は、砂川市の一軒家にいた。室内では猫30匹以上が鳴き声を上げ、ふん尿がこびり付いた床を歩き回っている。

■安易な意識

 家主の60代女性は8年ほど前に野良猫7匹を飼い始めたが、繁殖が始まると次第に手に負えなくなった。一時約120匹まで増え、ツキネコに助けを求めた。

 今も道内で相次ぐ「多頭飼育崩壊」。吉井さんは「飼い主の意識を変えるのは難しく、法改正でも抜本的解決は遠い」と漏らした。

 改正動物愛護法は、飼い主に対し、死ぬまで飼う「終生飼養」の努力義務を規定。特段の事情がないにもかかわらず、市民や業者が保健所などに持ち込んだ場合、自治体は引き取りを拒否できるとし、多くの自治体が殺処分ゼロを掲げた。

■減少の陰で

 道内でも殺処分は大幅に減少。道によると、12年度の4329匹から、昨年度は708匹と約8割減った。14年1月から犬の殺処分ゼロが続く札幌市動物管理センター担当者は「飼い主の仲介や民間団体との連携に努めた成果」と強調する。

 ただ「大半は民間団体に持ち込まれている」と吉井さん。特に、犬に比べて繁殖期や1回の出産数が多い猫の飼育放棄は深刻だ。ツキネコの引き取り数は、法改正前の12年は223匹だったが、昨年は約5割増の328匹に。中には保健所に引き取りを断られたとみられる飼い主もいるといい、現在適正な飼育数を超える約150匹を保護。吉井さんは「行政は『連携』と言うが、民間への丸投げのように感じる」とこぼす。

 14年度から活動する札幌市のNPO法人「ニャン友(とも)ねっとわーく北海道」も引き取り数は年々増え、17年度は活動開始当初の2倍となる約800匹を保護。勝田珠美代表(52)は「年間約70回の譲渡会に参加するが、一向に減らない」。ペットショップで購入してすぐに「世話が大変だから」と飼育放棄する人や、金銭的理由で不妊去勢手術をしない飼い主も少なくない。

 民間団体の運営は窮迫する一方だ。犬猫のえさ代や室内の清掃費、繁殖を防ぐための不妊去勢手術費も欠かせない。手術費は1匹当たり1万〜3万円。運営費を寄付金に頼る団体が多く、どこも資金繰りは厳しい。

■赤字に悩む

 現在約80匹を保護している帯広市のNPO法人「猫たちを守る十勝Wishの会」は今春、一時約100万円の赤字が出る事態に陥った。原田美加代表(49)は「特に多頭飼育されていた動物は、けがや病気が多く医療費が継続的にかさむ。50匹以下の飼育が理想だが、地方だと譲渡機会も少ない」と窮状を明かす。

 「殺処分ゼロの掛け声だけでは、犬や猫は幸せにはならない」と不妊去勢手術専門の獣医師大門みゆきさん(39)=江別市=は言う。「民間団体に対する行政の積極的支援に加え、最後まで命の責任を持つという飼い主を増やすしかない」


posted by しっぽ@にゅうす at 08:47 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする