動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年11月14日

学校の飼育動物崩壊、うさぎが大変なことになっている…

Yahoo! JAPAN



保育園や幼稚園、小学校で、「命の大切さを学ぶために」動物を飼育しているところは多い。文部科学省も「豊かな人間性の育成に資する」としている。だが、どうだろう。実際の飼育現場では、とんでもない惨事が起きているのだ。15年間にわたり、大阪府でうさぎの保護活動を続けている一般社団法人リバティ代表の藤田敦子さんに話を聞いた。

【写真】大変なことに…小屋のなかにうさぎがいっぱい

■うさぎの飼育費、医療費は予算がついていない

 藤田さんによると、文部科学省は、小学校などの教育機関で動物飼育を推奨してはいるが、そのための予算は組まれていないという。少なくても大阪府下の、ある教育委員会に電話で確認したところ、飼育費や医療費は配分されていないという事実が確認できた。

 うさぎは牧草を主食にしているが、そうしたエサ代も誰かが自腹を切らねばならない。もっと深刻なのは、医療費である。うさぎとて、生き物なので病気をすることもある。ところが、動物の場合、人間のように皆保険制度などというものは存在しないので、自由診療なのである。民間の動物保険会社もあるにはあるが、保険料も高額で、学校の飼育動物は加入していないという。そのため、うさぎが怪我や病気をしていても見て見ぬふり。放置されているケースがあるのだ。骨盤骨折をしたまま小学校で放置されていたうさぎもいるという。このうさぎは、藤田さんが、半ば無理矢理引き取って治療したそうだ。

■不妊手術もできず多頭飼育崩壊

 教育現場でそのようなことが起こっているとは、にわかには信じられないのだが、それが現実だ。

 病気だけでなく、不妊手術の費用も出せず、雄のうさぎと雌のうさぎを一緒のうさぎ小屋で飼ってしまうケースもあるそうだ。当然、うさぎはすぐに妊娠する。その繁殖力は非常に旺盛で、一度の出産で産まれるうさぎは7〜8匹。産んだ、その日のうちに妊娠することができ、また1ヶ月後には出産することもあるという。さらに、生後3ヶ月から妊娠できるので、まさしくねずみ算式に増えていくのだ。なかには、うさぎがまたたく間に60匹にもなってしまい、多頭飼育崩壊したケースもあるという。せいぜい数匹が暮らすために作られたうさぎ小屋が、すし詰めになった場合、母うさぎは、子うさぎが生きられないことを本能で察知し、自らの手で首を噛み切って殺害することもある。

 教育現場で起きている、大変ショッキングな、うさぎの虐待とも取れる飼育状況。いままでに藤田さんが保護しただけでも、5校から25〜30匹いるという。予算がつかなくては、飼育や治療、不妊手術は困難だ。学校動物の飼育のあり方が問われている。

(神戸新聞特約記者・渡辺陽)
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2018年11月10日

養鶏のトマル、欧米の「動物福祉」意識し飼育

日本経済新聞



採卵用養鶏大手のトマルグループ(前橋市)は、養鶏場でニワトリを飼育するカゴ(ケージ)を大型化するなどニワトリがストレスを感じにくい環境を整える。「動物福祉(アニマルウェルフェア)」と呼ぶ考え方で、欧米ではこれに沿った飼育が大手流通・外食の調達基準となることが増えている。日本にも同様の動きが波及する可能性があるとみて対策を急ぐ。

ニワトリが快適に暮らせるよう、ケージを大型化した(栃木県茂木町)
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ニワトリが快適に暮らせるよう、ケージを大型化した(栃木県茂木町)

グループの養鶏会社、茂木のたまご(栃木県茂木町)がこのほど完成させた養鶏場で、間口120センチ、奥行き78センチ、高さ68センチの大型ケージを全面的に採用した。従来型よりも間口を60センチ、奥行き15センチ、高さは11センチ大型化した。

羽を広げることができる大きさで、ニワトリが感じるストレスが少ないとされる。こうした大型サイズのケージを導入するのは全国でも珍しいという。

養鶏場の総工費は65億円で、敷地面積は6万平方メートル。5棟ある産卵用の鶏舎は、大型ケージに対応するため高さ約15メートル、1棟当たりの面積2250平方メートルと、国内養鶏業界で最大級となった。

養鶏業界有数の大型施設を開設した(栃木県茂木町)
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養鶏業界有数の大型施設を開設した(栃木県茂木町)

環境や動物愛護に対する意識が高い欧州では、動物福祉の考え方が広く受け入れられており、1羽当たりの飼育面積を広げたり、ケージそのものを廃止して広いスペースで「平飼い」したりすることが主流になっている。ケージで飼う場合も止まり木や爪研ぎ場を設置するなどニワトリの本能に配慮した環境を整えるという。

欧米での1羽当たりの飼育面積は750平方センチ程度。茂木のたまごではコスト増を避けるため当面は国内標準よりやや広い飼育面積450平方センチ程度にとどめるが、需要の動向次第でケージに止まり木などを設置し、ケージ当たりの飼育羽数を減らせば簡単に欧米基準が達成できるようにした。今後はトマルグループの他の養鶏場でも、設備更新をする際に同様の規格に変えていく考えだ。

トマルグループは前橋市に本社を置くトマルを中核会社に他の6社をグループ化。年間売り上げは2018年12月期見通しで約140億円で、群馬県内のほか福島県、埼玉県などに事業所を持つ。
posted by しっぽ@にゅうす at 07:24 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月07日

動物の福祉 「アニマルウェルフェア」の食材を

毎日新聞



東京オリ・パラ選手村に 市民団体がキャンペーン展開
 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、大会期間中に提供される畜産物などの調達基準を、家畜の飼育環境を重視する「アニマルウェルフェア」(動物の福祉、AW)に基づいて生産された食材に徹底するよう、市民団体などがキャンペーンを展開している。海外のアスリートからは「選手村での食事に懸念がある」との声が上がっており、米国の五輪メダリストらが9月、小池百合子・東京都知事と東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会あてに要望書を送付した。

 食材の調達基準について改善を求めるのは、米国のドッチィ・バウシュさん(自転車競技、ロンドン五輪・銀メダリスト)、レベッカ・ソニさん(水泳、北京、ロンドン五輪・金メダリスト)ら9人。要望書では「選手の食べるものが競技の結果に直結する。ストレスを与える方法で飼育されたグレードの低い栄養のものでは、それなりの結果しか出せない」と強調し、ケージフリー(平飼い、放し飼い)の鶏が産んだ卵や、妊娠中にストール(拘束)飼育をしていない豚肉などを使うよう訴えている。

世界に遅れを取る日本

妊娠ストールに入れられた雌の豚=アニマルライツセンター提供
 日本の養鶏業界では「バタリーケージ」と呼ばれる、足元が金網になった狭いかごの中で鶏を飼育するのが主流だ。NPO法人「アニマルライツセンター」(東京都渋谷区)代表理事の岡田千尋さん(40)は「鶏は本来、地面をつついて餌を食べ、砂浴びをして体の汚れを落とす。雌鶏(めんどり)は巣の中で安心して卵を産みたいという欲求がある」と説明する。

 豚についても「大半の養豚場で繁殖の管理がしやすいということで妊娠ストールを採用している」。母豚は1度のお産で8〜15頭ぐらいを産み、生まれた雌の豚は早ければその半年後に雄豚と交配させられ、狭いストールに送られる。出産とその後の授乳期は子豚用のスペースが併設された分娩(ぶんべん)ストールに移されるという。

 海外はどうか。動物保護団体や市民らの運動が実を結び、欧州連合(EU)は12年にバタリーケージを、13年に妊娠豚のストール使用を禁止した。米国では、カリフォルニア、オレゴン、マサチューセッツ州などが双方について禁止を打ち出しており、オーストラリアやニュージーランド、カナダなどでも同様の動きが進んでいる。世界最大手のブラジルの食肉加工業者「JBS」は妊娠豚のストールの段階的廃止を決めた。

スポーツの祭典を機に改善を

東京都などに要望書を送付した米国の五輪メダリスト、ドッチィ・バウシュさん=アニマルライツセンター提供
 五輪にも影響した。ロンドン大会(12年)で組織委が定めた基準では鶏卵は放し飼いのもので、豚の飼育では妊娠ストールは禁止。チーズなどの乳製品や魚介類などにも基準を設けた。日本はこのような世界の動きから後れを取っている。

 東京大会の組織委が定める食材の概念には「アニマルウェルフェア」が含まれる。だが、農産物の国際認証規格「グローバルGAP」にはバタリーケージや妊娠ストールの不使用を定めているものの、日本版の「JGAP」にはそれがなく、組織委はJGAPの基準を満たしていれば適合とみなす方針だ。

 日本でも1989年から「平飼い放牧」を実践する山梨県の「黒富士農場」のような生産者はいるが、世界のスタンダード(標準)には及ばない。「家畜の飼育環境が消費者にあまり知られていない。すなわち認知度が不足している」と岡田さんは指摘する。

 新しい流れをつくろうと、北海道の畜産農家や研究者、獣医師らが一昨年、「アニマルウェルフェア畜産協会」を結成し、乳牛について独自の認証制度を設けた。1頭当たりの牛床の面積や子牛をつなぐロープの長さなど、動物・施設・管理の3部門で評価の項目を設け、一定の基準をクリアした農場やその牛乳、乳製品などに認証マークを発行している。生産者では九州の鶏卵生産・販売大手「フュージョン」(宮崎県)が鶏舎の1割に屋内で縦の移動ができる「エイビアリー」方式を導入した。

 アニマルライツセンターの岡田さんや学者らが現在、都オリンピック・パラリンピック準備局と話し合いを始めた。「実態を知れば、日本でも動物の飼育環境の向上を求める声が高まってくると思う。市民が声を上げれば企業が変わる」と岡田さん。「スポーツの祭典である五輪を機にアニマルウェルフェアの普及を進めたい」と言葉に力を込める。
posted by しっぽ@にゅうす at 08:39 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月05日

アライグマ、安易に飼い「流血の日々」 次第に見せた「野生の顔」 それでも手放さなかった8年10カ月

Yahoo! JAPAN



10月17日夜、東京都港区の赤坂の繁華街にアライグマが現れ、警察も出動する大騒動になりました。でも、アニメ「あらいぐまラスカル」(1977年放映開始)は、少年との心温まる交流が人々の心を捉え、愛らしいイメージだったはず……。かつて自宅でアライグマを飼育し、流血を繰り返した壮絶な日々を経験。甘い考えで野生動物を飼ったことへの後悔から、本も出した児童文学作家のさとうまきこさん(70)の思い出を聞きました。

【写真特集】あんなに可愛かったアライグマが、みるみる「凶暴化」していくまで…… 最後はおりに

8年10カ月間共に暮らしたペー太
 さとうさんの自宅の居間のテーブルの隅には、小さい穴がたくさん空いていました。

 「それ、ペー太がかんだ跡ですよ」

 「ぺー太」はさとうさんが1989年、生後2カ月の時にペットショップで購入した、北米から輸入されたアライグマです。8年10カ月間共に暮らし、最期をみとりました。

「かわいい!」「ラスカルだ!」
 アライグマが容器のポンプを押して液体石けんを出し、器用に手を洗うーー。テレビで当時よく流れていたCMを見て、さとうさんと次男(当時9)は、「かわいい!」「ラスカルだ!」と夢中に。町でアライグマを乗せて走っている車にも出合い、飼いたい気持ちがふくらみました。

 アニメのヒットで、アライグマは北米から大量に輸入され、個人で飼育していた人もいた時代でした。そのアニメは、米国の作家が幼い頃にアライグマと交流した体験をもとに書いた本が原作です。ラスカルは少年のベッドで一緒に寝たりもする、大切な友達として描かれていました。

 実は、それだけではなく、ラスカルは成長して畑を荒らすようになります。少年はやむなくラスカルをおりに入れ、最後は、本来の居場所である森に返すのですが、さとうさんの頭の中から、その部分はすっぽりと抜け落ちていました。

するどい爪で流血、泣く泣くおりに
 ペットショップの店員から「猫ちゃんみたいなものです」と説明を受け、15万円で購入。「ぺー太」と名付け、次男は大喜びでした。「ハクビシンなど、人と違うペットを求める人が増えた時代。私も、珍しい動物を飼っていることに喜びを感じていました」

 哺乳瓶に両手を添えて猫用ミルクを飲み、タバコの煙をつかもうとする。愛らしい姿を見せていたペー太は、次第に野生の顔を見せるようになりました。

 生後4カ月になると、戸棚や扉を開け、中身を出してしまうように。公園で木登りをさせようとして車に乗せた時は、甲高い鳴き声を出して暴れ回りました。

 「子育てと同じように根気よく繰り返し教えれば、きっとしつけられる」と思っていましたが、抱っこすれば暴れ、頭をなでようとすればうなられます。思い切りかまれるので、するどい爪が突き刺さり流血することもたびたび。6カ月を過ぎると、おりに入れざるをえなくなりました。獣医のすすめで、去勢とキバを切る手術もしました。


きれいごとでは語れない生活
 さとうさんは、自分たち人間のせいで遠い日本に移され、自由に動くこともできず、手術までされてしまったぺー太への罪悪感にさいなまれました。そして、甘い考えで野生動物を飼ったことへの後悔にも襲われたといいます。

 ただ、コミュニケーションができないぺー太への思いは、きれいごとでは語れないものでした。さとうさんの著書「ぜったいに飼ってはいけないアライグマ」(1999年、理論社)に、こうつづられています。

 「朝、二階から降りてくると、リビングのドアの前で、思わず足が止まる。ああ、このドアをあけるとペー太がいるんだ、またウンチの始末かと思うと、ため息が出る」

 おり越しにしかスキンシップができず、「おいで」と呼んでも応えてはくれない存在。「情」を感じられず、「どう接していいか分からない状態でした」と振り返ります。

 それでも、手放すことは考えられませんでした。1週間に1度ほどはお菓子で誘い、抱いてお風呂に入れ続けていました。

 夜中になるとゲージから外に出たくて暴れるぺー太の背中を、指でかいてグルーミングしてやったりもしました。

「いつのまにか、家族の一員になっていた」
 当時、飼い主に捨てられたと思われるアライグマが、市街地で群れているというニュースが報道されていました。

 さとうさんは気になって、ペー太を買ったペットショップの店長に「飼いきれないから引き取って欲しいというお客さんはいる?」と尋ねてみました。

 店長は「います。移動動物園とかにドッグフードとかつけて押しつけるというか、引き取ってもらうというか……」と答えたそうです。

 ペー太は晩年、腎臓の病気になりました。運動できない環境と、食べ物が原因だったようです。さとうさんは自分でも意外なほどに、ショックを受けたそうです。

 「何歳まで生きるのかと思ってしまった時もあったけれど、いつのまにか、ペー太は私たち家族の一員になっていた。そう気付いたんです」


「ぺー太は何にも悪くない」
 病気後はびっくりするほど穏やかな性質に変わり、最期の1年ほどはケージから出し、自由に過ごさせることができました。

 ある朝、息を引き取ったペー太の顔を見て、さとうさんは「おりの中で飼ってごめんね」と、話しかけたそうです。

 「ぺー太は何にも悪くない。野生動物がどういうものかを調べもせずに飼った自分への怒りと、安易に売りつけた店への怒りがあります」

 阪神大震災(1995年)の際、地震が起きたらペー太を連れて逃げられるかと考えてみたら、「他の人を傷つけないためには、飼い主の私たちがペー太の命を絶つしかないかもしれない」と、泣けてきたそうです。

 「いざという時に連れていけないような動物を決してペットにすべきではない。そう、大きな声で伝えたいです」

「保護団体につながれる余地を」
 人間が捨てたり飼育施設から逃げたりして、アライグマは各地で農作物を荒らす被害をもたらし、2005年には「特定外来生物」に。個人による飼育は原則として禁じられました。そしていま、都会でも増えています。

 先日は東京・港区の赤坂に現れたアライグマが捕獲されました。業者に引き取られ、安楽死させられるそうです。

 「害獣」として扱われるアライグマ。捕獲のニュースを見るたび、さとうさんは「またぺーちゃんが殺される」と複雑な気持ちになると語ります。

 「被害が起きているし、数が非常に増えている。仕方ないと思う一方、犬や猫のように保護団体につながれる余地を、アライグマに残してやれないかとも思うのです」

取材を終えて
 さとうさんに取材をしたのは、10月17日の夜に東京・赤坂の繁華街でアライグマが見つかり、捕獲されたニュースがきっかけでした。各地で繁殖し様々な被害が出ていると記事で読んだ記憶はありましたが、都心にも住んでいるのかと、驚きました。

 過去の記事や環境省などの資料には、テレビアニメの影響で1970年代以降、北米からペットとして大量に輸入されたものの、捨てられたり逃げ出したりして野生化した、とありました。「捨てられた」という言葉が気になりました。

 環境省の「アライグマ防除の手引き」には、捨てられる理由のひとつとして、成長すると粗暴になる個体が多く、飼育に困難を伴うということが挙げられていました。

 そんな時にさとうさんの本を知り、アライグマを飼うということはどんなことなのか尋ねたくて、取材を申し込みました。

 アマゾンのレビューには最後までみとったことへの評価や、ペットショップへの批判の声がある一方、知識なく飼ったさとうさんへの批判も多く書き込まれています。

 それでもさとうさんは、自分が「ペー太」にしてしまったこと、そして複雑な自分の気持ちの動きを、取材で改めて率直に語って下さいました。だからこそ、「野生動物を飼ってはいけない」というメッセージが、強く響いてくるように思いました。

 今も「珍しい動物」に心引かれる人は少なくありません。アライグマに対して私たち人間がしたことを二度と繰り返してはいけない。そんな思いを、さとうさんのお話から感じました。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:17 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月04日

アライグマ、都心で増殖か 感染症懸念、専門家「計画的に駆除を」

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在来の生態系に影響を及ぼすおそれのある「特定外来生物」に指定されているアライグマの目撃が都心で相次いでいる。10月中旬には東京・赤坂の繁華街に出没し、深夜の捕物劇を繰り広げた。環境適応能力が高く、餌が豊富にある都心でも増殖している可能性がある。かわいらしいしぐさで子供たちにも人気の動物だが、野生のアライグマは感染症を引き起こす恐れもあり、専門家は計画的に駆除していく必要があると指摘している。(久保まりな)

 10月17日、東京都港区赤坂5丁目の交番に「アライグマがいる」と通行人から届け出があったのは午後8時20分ごろ。出動した赤坂署員が街路樹にいるアライグマを見つけ、いったんは捕まえたが、逃走。その後、消防も出動するなどして、付近は騒然となり、繁華街は報道陣ややじ馬たちでごったがえした。

 東京都自然環境部によると、都内のアライグマ捕獲数は右肩上がりに増えている。平成28年度は過去最多の599匹で、18年度の77匹から大幅に増加した。近年は23区内でも捕獲されるようになった。環境省が今年8月に公表した調査では、アライグマの分布域は全国で10年前の3倍に広がり、生息が見られなかったのは秋田、高知、沖縄の3県だけだった。

 アライグマは北米原産。昭和52年にアライグマを主役としたアニメ「あらいぐまラスカル」が放映されると、一躍人気を集め、ペット用に大量に輸入された。しかし、成長するにつれて気性が荒くなるため飼育は難しく、捨てられたり、飼育施設から逃げ出したりして野生化。平成17年には、特定外来生物に指定され、現在は、学術研究などを除き、輸入や飼育は禁じられている。

 北海道大の池田透教授(60)=保全生態学=は、アライグマについて、「環境適応能力が高いので、都市部にいても不思議ではない」と話す。繁殖期は春から初夏にかけてで、1匹のメスは平均で3、4匹、多い場合で7、8匹の子供を産む。雑食性で生ゴミなどを食べることから、都心でも河川や下水道などを利用して、生息地が広がっている可能性がある。

 野生化したアライグマはニホンザリガニなど絶滅危惧種を捕食するほか、農作物被害や人への感染症被害も懸念されている。そのため、池田教授は対策が急務とし、「どのくらい捕獲すればよいのかを科学的根拠に基づいて算定し、各自治体などがきちんと目標を立てて減らしていく必要がある」と指摘している。
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2018年10月30日

何者かが射殺? 函館の放牧地 生後3か月のばんえい競走馬 死がいで見つかる 北海道


Yahoo! JAPAN



函館市の放牧地で、26日、放牧されていた馬が死んているのが見つかりました。馬には銃弾が貫通したと見られる痕があり、馬の持ち主は、警察に相談しています。

 26日午前6時半ごろ、函館市鉄山町の牧場で、この牧場の利用者が、倒れて死んでいる馬を見つけ馬の持ち主に連絡しました。

 馬は生後3か月のオスで、診断書によると馬は皮膚から内臓まで、貫通したような傷がありました。

 状況から、馬は、何者かに撃たれ、死んだ可能性がありますが、体内に銃弾はなかったということです。

 秋山邦雄さん:「クマではないのははっきりしてんだ。馬を鉄砲で撃つってのはとんでもないこと。馬もってる人は心配。これからまた狙われたら大変なこと」

 馬は帯広のばんえい競馬の競走馬として、育てられていたもので、所有者は警察に、馬の死んでいた当時の状況などを説明し、対応を相談しています。

UHB 北海道文化放送
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2018年10月27日

愛護団体、馬にむちの伝統祭告発

共同通信



熊本市の藤崎八旛宮で9月にあった伝統の秋季例大祭で、行列に加わる飾り馬を必要以上にむちで打つなど虐待したとして、NPO法人「アニマルライツセンター」(東京)が動物愛護法違反の疑いで、祭りの参加団体を熊本県警に告発したことが25日、分かった。


9月16日の例大祭を巡っては、行列が練り歩く合間の休憩中に、男性が背後から何度もむちで馬を打つ動画がインターネットで拡散し、市などに動物虐待との指摘が相次いでいた。

 センターによると、告発対象としたのは計3団体。

 祭りの参加団体で構成する「奉賛会」は「馬をけがさせたのではなく、虐待とは考えていない」とした。

【共同通信】
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