動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年10月17日

グッチが毛皮使用の禁止を宣言「ちょっと時代遅れ」

The Huffington Post Japan


イタリアの高級ブランド「グッチ」は、2018年から動物の毛皮を製品に使用しないと発表した。9月に発表した2018年春夏コレクションから、ミンクやウサギなど養殖を含めた動物の毛皮の使用をやめるという。

グッチは毛皮に反対する国際連盟「ファーフリーアライアンス」(FFA)に加入。グッチのマルコ・ビッザーリ社長兼最高経営責任者(CEO)はこの日、イギリス・ロンドンでの講演で「社会的な責任を果たすことは、グッチの大切な価値観の1つです。環境と動物に対して、より良い方法を採れるよう、今後も努力を続けます」などと述べた。

ピッザーリ氏は講演に先立ち、「毛皮の使用が今でもモダンだと思いますか? 私はそうは思いません。それが、私たちが今回の決定をした理由です。(毛皮の使用は)ちょっと時代遅れです」「毛皮を使わなくても創造性によって、別の方向に飛躍することができます」などとファッションメディア「ビジネス・オブ・ファッション」に語った。

ピッザーリ氏は講演で、「このことが革新を促し、人々の意識を高め、高級ファッション業界をより良い方向に変えていくことを願っている」などと述べ、業界全体の取り組みができるよう訴えた。

ファッション業界においては、カルバン クラインやラルフローレン、トミー・ヒルフィガーなどが既にすでに毛皮の不使用を表明している。FFAのジョー・ビンディング代表は、グッチの決定を「ゲームチェンジャー」との表現で評価。「高級ファッション業界全体が、後を追うことになる」と、期待を寄せた。

毛皮を使ったグッチの在庫商品は、今後、チャリティーオークションにかけられる予定だ。

posted by しっぽ@にゅうす at 08:08 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月16日

女性に大人気「フクロウカフェ」のあぶない実態

現代ビジネス


問題が多いアニマルカフェ

動物は簡単には死なない――。

たとえひどい環境であっても、食べ物と水があれば、ある程度の期間、生きることができる。しかし、自由がなく、習性や欲求を満たすことのできなければ、動物は徐々に身体的・精神的にも追い込まれていく。

ストレスが人間の病気の大半の原因となっていることは誰もが知る事実だが、同じことが他の動物にも言える。このことを考慮せず、簡単には死なないことを利用した娯楽が日本で広がっている。

フクロウなどの野生動物を利用した「アニマルカフェ」だ。

フクロウカフェでは、フクロウの足をリーシュという短い縄で繋いで飛べないように拘束し、様々な種類のフクロウを多数並べて展示する。


客は金を払って入場し、フクロウのそばに近づき、スマホで写真を撮り、触り、好みのフクロウを指名し、腕に乗せてみたりする。

フクロウは、拘束されて飛べないがバタバタと羽を広げ飛翔を試み、足の拘束を解こうとリューシュを噛むという行動を見せる。獲物を探すときや異変を感知した際に行う、首をぐるぐると回し状況を把握しようとする行為をすることもある。

その他の時間は周りで写真を撮り動き回る人間の行動や、室内の微妙な変化を見続ける。休憩を取るときは、フクロウの前に”休憩中”という張り紙がされるなど、変わらず拘束され続ける。

客がフクロウカフェに滞在する時間は30分〜1時間程度だが、フクロウたちは一日中そこに居続けなければならないのだ。

「かわいい」「癒される」……その裏側には多くの問題がある。私が代表理事を務めるNPO法人アニマルライツセンターが調査した16軒のフクロウカフェからみた実態を具体的に見ていこう。

元従業員の内部告発

アニマルライツセンターは今年、昨年までフクロウカフェで働いていた元従業員からの内部告発を受けた。

そのフクロウカフェでは、1年間で約30羽のうち7羽が死亡した。元従業員はこのように述べる。

「動物は本能的に、体調が悪くてもそのような素振りは見せません。死んでいったフクロウたちもそうでした。

中には、急に止まり木から落ちて倒れるような形でそのまま死んでいった子もいましたが、倒れたときにはもう身体は固く冷たくなり始めていました。

本当にギリギリまで我慢していたんだと思います。死ぬ間際まで生きようとし、平常を取り繕っていたのです」


自然界では、フクロウを含め動物たちは体調が悪ければ身を隠し、ひっそりと体力の回復を待つ。そうしなければ捕食されてしまうからだ。しかし、フクロウカフェではそれができず、不調な上に緊張が続くことになる。

よく観察をすると、死ぬ前に不調がわかるフクロウもいたという。

「片足で過ごさず1日中両足で止まり木に止まっている、目を瞑っている時間が多くなりずっと寝ているように見える、肩で息をしている・息づかいが荒い――私が分かった異変は特にその3点だったと思います」

動物を多く飼育している場では、飼育者は動物の苦しみに鈍感になりがちだが、フクロウカフェも例外ではない。

水が自由に飲めない

アニマルライツセンターの改善要望により水を置くようになったカフェもあるが、多くの場合水を自由に飲める環境にはない。

これは、糞尿が増えることや、「必要ない」という業者の都合の良い考え方による。動物は頻繁に水を飲むわけではないが、自分が必要とするときに飲めることが重要だ。

飛べない

「カフェ内を飛ぶとぶつかってしまい危険であるためフクロウのことを考えて拘束している」と業者は言うが、前提がおかしい。

オーストラリアのニューサウスウェールズ州の規制では、メンフクロウであれば1羽にたいして幅3m×長さ6m×高さ3mが最低限必要であると規定している。一方、日本のフクロウカフェでは、その広さの中に10羽、20羽と詰め込まれている。


飛ぶことを妨げるのは、適切な運動をさせないということであり、当然必要な筋力は衰え、ストレスが溜まる。環境省が定める基準でも運動をさせることが挙げられているが、守られていないところがある。

フクロウは日中ほとんど動かないから問題ないと業者は言うが、あなたなら自分の意志でベッドで休むことと、ベッドに縛られ拘束されることが同じだと思うだろうか。

配置場所が低すぎる

獲物を見下ろす位置で過ごすフクロウは、高い位置に巣箱や止まり木が設置されていなくてはならない。

前述のニューサウスウェールズ州の規定には「止まり木や棚は最大限に飛行できる場所に取り付けること。少なくとも地面から2m以上にすること」とされている。

フクロウカフェでは人が写真を撮りやすい位置に配置され、ときには地べたに置かれてすらいる。

単独行動ができない

フクロウは単独行動をする動物だ。フクロウカフェではフクロウ同士が異常に近い距離で並べられ、顔を見合わす状態であったりもする。

さらには大小のフクロウが同じ空間にいるとなると、小さなフクロウは常に危険を感じ続け、緊張を強いられる。

店内は騒音だらけ

多くのフクロウが夜行性であるが、そうした動物の多くは聴覚がとても優れている。

フクロウも羽音やネズミがはう音などを敏感に感じとり、真っ暗な中で聴覚だけを頼りに動く獲物を狩れるほどだ。

ある程度の音には慣れることができるが、フクロウカフェでは異なる人々の笑い声や話し声、シャッター音が絶え間なく響き、これはフクロウにとって騒音にあたる。

明るい

夜行性の場合、目の構造が光を多く集めるようにできている。そのため、人間が感じる光よりも遥かに多くの光を感じ取る。しかし、フクロウカフェの多くは、人間に都合の良い明るさに保たれており、フクロウに適切な照度とはいえない。


見知らぬ人間に触られる

”ふれあい”と表現されるが、人間が一方的にその欲求に任せて撫で回しているに過ぎず、触られるフクロウからすると強いストレスの原因でしかない。

温度管理が不適切

寒い場所に生息しているフクロウから、暑い場所に生息しているフクロウまでが一つの部屋に展示されているため、適切な温度管理が不可能な状態にある。寒い場所にいるべきフクロウはハァハァと荒い息を吐き続ける。

24時間365日カフェ住まい

客は1時間ほど過ごすだけで、店員も仕事が終われば家に帰り、休暇には旅行にも行ける。

しかしフクロウたちはずっとカフェに監禁され続ける。飛ぶこともできず、基本的に拘束されたまま、死ぬのを待っている。

アニマルウェルフェアとは何か

「アニマルウェルフェア(動物福祉)」という言葉を聞いたことがあるだろうか。ヨーロッパを中心に発展してきた科学的根拠を元にした動物の適正な飼育を規定するための言葉だ。

動物行動学や生態学にもとづいており、いわゆる飼育の”ノウハウ”や”愛情”などの感覚的な捉え方とは異なる。動物にはその動物本来の取るべき行動があり、それらの行動が阻害されると強いストレスを感じるのだ。

では、フクロウのアニマルウェルフェアはどう保つべきなのか。

弧を描いて飛べるだけの十分な広さ、高さの中に、複数の止まり木、水浴びができる人工の池や容器を用意する。他の種類のフクロウと同じ空間を避け、同じ種で空間を共有させる場合でも、お互いの視界を遮断できるようにする。拘束具などの装着物の使用は一時的のみに限定すること等が最低限必要であるとされる。

しかし、これはどうしても飼育をする場合であって、上記環境を用意しても十分とはいえない。

たとえばメンフクロウの行動範囲は5,000ヘクタール、東京ドーム1,000個分だ。これだけの広さを自由に行き来する動物を、人間の欲求のまま囲ってしまって本当によいのか。

また、犬や猫のように人が飼育管理してきた歴史が長い動物以外は、デリケートでストレスを感じやすく、その飼育は綿密なルールのもと行われるべき、もしくは、飼育自体行ってはならないものだ。

野生動物はたとえ人間に慣らされた個体であっても、人との生活はストレスになる。生態は数十年では変わらない。

自然との付き合い方を見直すとき

そろそろ苦しむ動物を見て楽しむということをやめるときではないだろうか。

フクロウカフェのような野生動物を利用したカフェのなかには、「かわいければどの動物もペットにしてよいのだ」「自分が楽しむためであれば他者を拘束したり習性を無視したりしてよいのだ」という誤ったメッセージまでをも発しているものもある。

私たち日本人は、殴る蹴るなどの暴力には敏感だが、ネグレクトや拘束など静かな虐待には鈍感だ。アニマルウェルフェアの考え方を知らないだけでなく、自然や動物本来のあり方や尊重するという考え方から遠ざかってしまっているためではないかと思う。

お隣の台湾では、フクロウをペットや撫でる対象にすることが禁止されている。拘束具が残酷であるという声があがり、日本人は野生動物との付き合い方を誤っていると捉えられ、批判の的にもなっている。私たちアニマルライツセンターにも、外国人観光客からのアニマルカフェや動物園についての通報が後を絶たない。

多くの注目を集める東京オリンピック・パラリンピックが行われる2020年までに、野生動物を利用したカフェを終息させ、娯楽のあり方を見直すべきであろう。

最後に、フクロウはその大きくてくりっとした目でまっすぐ人を見るため、あなたは「かわいい」と感じるかもしれない。しかしまっすぐ人を見据えるのは、眼球を動かす能力がないためであり、けっしてあなたのことが好きだからではない。

posted by しっぽ@にゅうす at 08:19 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月07日

ペットを飼うということ 食べたら危険な物、まず把握

毎日新聞


人間と一緒に暮らしているペットは、思いもよらない物を誤ってのみ込んでしまうことがある。命に関わることもある誤飲を避けるには、どうすればいいのだろう。

 大阪市の女性(67)は昨年、愛犬の誤飲を経験した。「ちょっと目を離した隙(すき)の出来事。止める暇もなかった」と振り返る。遊びに来ていた孫のゴム製のおもちゃに、ゴールデンレトリバーのレオが興味を示し、口にくわえていたのだ。「駄目よ」と取り上げると、おもちゃの一部が欠けていた。「ひょっとしてのみ込んだの?」。動物病院でレントゲンを撮ったが、何も写っていない。レオはしばらく食欲がなかったが、数日後、おもちゃのかけらが便と一緒に出てきたという。女性は「飼い主の私が気を付けなきゃいけないと反省しました」と話す。

ゴムやプラスチック製品、フライドチキンの骨などをかみ砕いたり、コインや縫い針、菓子を袋ごとのみ込んだり、誤飲にはさまざまなパターンがある。ペット保険大手「アニコム損害保険」(東京都新宿区)によると、誤飲事故は全国で毎月1000件前後起きており、約8割が家の中での出来事だ。コンセントをかみちぎってのみ込んだ犬の場合、約15万円ほどの開腹手術費用がかかったこともあるという。

 アニコムは2012年秋から「STOP誤飲」を呼びかけ、サイト(https://www.anicom-sompo.co.jp/prevention/stopgoin/)で、誤飲の実例紹介や予防策の提案をしている。動物が食べてはいけない食材やのみ込んだら危険な素材=表=を飼い主がしっかりと把握し、注意をしよう。【倉田陶子】

ペットが食べてはいけない食材
タマネギ、ニラ、ニンニク類

チョコレート、お茶類

牛乳などの乳製品

キシリトール入りのガム

アボカドやナッツ

生のイカ、タコ、エビなど魚介類

レーズン、ブドウ

生卵の白身

鳥や魚の骨

生肉

食べたら危険な物
糸やひも状のもの

竹串、画びょう、針

タバコ

ボール、おもちゃ

人の医薬品

保冷剤

靴下、タオルなどの布

観葉植物

posted by しっぽ@にゅうす at 07:55 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最近、愛犬がおしっこを失敗しちゃう… 「慣れ」のせい!?

Yahoo! JAPAN


愛犬のトイレは、ワンコと暮らす上ではとても重要です。

 一戸建てで庭があって、広いお庭で用を足せる、そんなおうちはそう多くないのでは? わが家もマンション暮らし。愛犬ぷりぷりを迎え入れたとき、何をおいても最初に教えなきゃと思ったのが、室内でのトイレでした。

【写真特集】瞳うるうる、純真な子犬たち

 まずはペットシーツの感触を覚えさせ、「トイレはペットシーツでする」と理解させるーー。この作戦で行こう! ということで、最初は部屋中にペットシーツを敷きまくりました。

 そして、どのシーツでおしっこやウンチをしても、とにかくほめる、ほめまくる! 「わー! やるねーいい子だね天才だね秀才だねカワイイね超カワイイね!」……って、バカ親だね(笑)。

 そして、ちょっとずつシーツの数を減らしていきました。すると、なんとなく「ペットシーツ=トイレ」と理解し始めたのか、トコトコとシーツに行って用を足すように。最後にはシーツをセットしたトイレのみ残しました。

最近、愛犬がおしっこを失敗しちゃう… 「慣れ」のせい!?
これがアタチのトイレです
 このトレーニング法は王道ではないかもしれませんが、愛犬はこれでトイレを覚えました。当時つけていた育犬日記を見ると、わが家に来て1カ月後には「ちゃんとトイレでおしっこができた!」と書いてあります。

 同じトイレを購入し、実家にも設置。こちらもかなり早い段階でちゃんとできるように。これで実家にも格段と預けやすくなりました。

 それから10年。基本的には問題ないのですが、最近ときどき「失敗」しちゃうのです。一瞬「老化?」とも思いましたが、なんかそういう感じでもない。

 どうも「慣れ」っぽいのです。

 慣れちゃったがゆえに、トイレに前脚さえ入れば「トイレでしてる」という認識のようで、完全にお尻が入る前に「じょー」。ウンチのときも、トイレの中では踏ん張ってるものの、超端っこ。結果、うんちは外にポロン。

 どうもきれいなトイレでしたいらしく、新しいシーツだと失敗率が低い。なので、せっせと取り換え。コストはかかるけど、そりゃきれいな方が気持ちいいよね。

 ウンチはいいとして、おしっこは周辺に飛び散って床を汚してしまいます。そこで、ペット用の床を汚さないシートなるものも敷くようにしました。シートは結構大きいので、半分に切って使用。シーツの回転をよくして、こっちで節約節約。

最近、愛犬がおしっこを失敗しちゃう… 「慣れ」のせい!?
犬種と色をセミオーダー。愛犬に近い感じ
 にしても、ワンコがトイレしてる姿ってなんでこんなに愛らしいんだろ? ……って変? そう思うのって私だけでしょうか??

 以前、そんな私にドツボなグッズとワンコショップで遭遇し、セミオーダーだったので速攻予約しました。

 うんうん! やっぱり同じことを考えてる飼い主さんはたくさんいるんだな〜。なんだかとってもうれしくなりました。

sippo(朝日新聞社)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:35 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月05日

“家族の一員”ペットのために遺言を書こう

Yahoo! JAPAN


いま、遺言や相続で悩まれている方が増えています。人それぞれ、いろいろな問題を抱えていますが、遺言があった場合となかった場合では、どう違うのでしょうか。ユニークな遺言の書き方を提唱する『90分で遺言書』の著者・塩原匡浩氏に、遺言のポイントを聞く。● 残念ながら、日本では ペットに相続させることはできない

 ペットのために遺言を書く人が増えているのをご存じですか。

 あなたの大切な家族の一員であるペット、その子が頼れるのはあなただけです。万が一のとき、きちんとペットの将来も考えて、引き取ってもらえる人を決めているでしょうか。もしくは、友人に何かあった場合に、自分がそのペットの引き取り手になってあげられるでしょうか。

 ちょっとした配慮が、そのペットの命を救うことにつながります。

 ペット飼主老後問題も話題になっていますが、自分が他界したあと、ペットの将来を法的に守る方法を真剣に考える人が増えています。私の事務所に相談に来られる方々も、ペット遺言やペット信託などを検討されることが多くなりました。

 でも、すべての飼い主とペットの問題を解決しうる方法はありません。それは、飼い主とペットを取り巻く状況や諸条件が、ひとつとして同じものがないからです。そこで、ペットを取り巻く基本法律である民法について一緒に考えてみましょう。

 少し難しい話になりますが、民法では「権利の主体と客体」という考え方をします。権利の主体というのは契約を結ぶ者(法人・自然人)のことで、権利の客体というのはその契約で売買や賃貸の対象となるものです。

 そして、この客体を目的物(有体物)、つまり「物」と呼んでいます。「物」は不動産と動産に分けることができますが、ペットの犬や猫は動産にあたります。

 犬や猫は契約などの目的物にはなりえるのですが、権利の主体になることはできないのです。

 このような理由により、日本ではペットに財産を直接相続させることは原則できません。そこがアメリカなどと違うところです。

 アメリカでは被相続人の遺言により、2008年、ニューヨークでマルチーズのトラブルちゃんが約14億円(1200万ドル)を相続したり、2010年にフロリダでチワワのコンチータちゃんが約31億円(4000万ドル)の遺産をめぐって裁判に巻き込まれたりしましたが、日本ではペットは「物」であるため、このような問題は起こらないわけです。

● ペットの将来を託せる 負担付遺贈

 ご高齢のご婦人から、二人で相談に行きたいとお電話をいただいたのは朝10時頃でした。その日の夕方に事務所にいらしたご婦人の腕には、小さなチワワが抱きかかえられていました。

 その姿を見て「あれっ?」と思ったものの、最近はペットも家族の一員なのだと合点がいった私は、お話をじっくりとお伺いしました。

 「最近、体調が思わしくなく、身寄りもいないので、チワワの太郎ちゃんのことだけが気掛かりなんです。私の財産のすべてを太郎ちゃんに残したいのですが、どうしたらいいでしょうか。アメリカではマルチーズが14億円相続したとニュースで聞きましたが……」

 私は一呼吸置いて、残念ながら日本ではペットに直接財産を残すことができないことをご説明しました。いくらかわいがろうとも、ペットは民法上では「物」として取り扱われてしまうため、権利の主体とはならないのです。そこがアメリカの法律と違うところです。

 しかし、そこは私もプロの意地があります。考えうる方法をご提示しました。ペットの世話をしてもらうことを条件に、第三者または身内などに遺産を贈る遺言の方法です。

 これを負担付遺贈といいますが、ペットの将来を託せる人を見つけられるか否かがポイントです。ご本人が亡くなったあとに頼りにしていた人(受遺者)が遺贈を放棄することがあるからです。負担付遺贈をする場合には、受遺者と事前に十分話し合っておくことが大切です。

 また、遺言によって、遺言執行者をご自分の相続とは利害関係のない専門家に指定しておけば、遺言の履行の請求や取消の請求をその専門家にさせることができる点もお伝えしました。

 ご婦人の不安そうな顔はぱっと明るくなり、「私の友人に太郎ちゃんの世話を頼むので、遺言執行者は引き受けてくださいね」と私の手を取り、にっこりと微笑まれました。私は責任の重さを感じながらも充実感に満たされたのでした。

 もしあなたに、ペットという名の家族がいるなら、このような方法も参考にされてみてはいかがでしょうか。

塩原匡浩

posted by しっぽ@にゅうす at 09:06 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月03日

豪雨で犠牲、愛犬悼む 日田でペット合同慰霊祭

西日本新聞


大鶴地区藤井さん「泣いてばかりだと悲しむ」 [大分県]
2017年10月03日 06時00分
「テン」を悼み、合同慰霊祭に参列する藤井浩喜さんと愛さん
「テン」を悼み、合同慰霊祭に参列する藤井浩喜さんと愛さん
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九州豪雨で犠牲になり、納骨堂に安置されている「テン」
九州豪雨で犠牲になり、納骨堂に安置されている「テン」
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 日田市玉川3丁目のこうだ玉川斎場で1日、ペットの合同慰霊祭があり、飼い主らが静かに手を合わせ、冥福を祈った。同市大鶴地区の会社員藤井浩喜さん(56)と愛さん(44)夫妻は、愛犬「テン」を九州豪雨で亡くした。大切な“家族”の死に「まだ実感は湧かないけど、泣いてばかりだとテンが悲しむから」と前を向く。

 テンは雑種で7歳。スイカが大好物で「甘え上手で、人の気持ちを理解してくれる子でした」。子どもがいない藤井さん夫婦は家族同様、愛情いっぱいに育てた。体調が悪い時には心配そうに寄り添ってくれ、夫婦げんかの時には2人に近寄り“仲裁”することも。

 豪雨当日、夫妻は仕事で留守だった。雨がひどくなった午後3時ごろ、浩喜さんはテンを助けようと家に向かったが川が氾濫し、消防団員に制止された。車が通れない道を翌日、1時間半かけて歩いて戻ると、自宅は裏山の土砂が埋め尽くし、変わり果てた姿になっていた。テンが土砂の中から見つかったのは数日後。「雨も雷も苦手だった。怖かったね」。夫妻は丁寧に体を洗い、火葬した。

 3カ月がたった今も夫妻は市内の親戚宅に避難し戻れるめどは立っていない。日々の生活で精いっぱいだったが「そろそろ落ち着いた場所に預けたい」と1週間前、こうだ玉川斎場のペット納骨堂に安置した。

 慰霊祭には約50人が参列し読経の中、次々に焼香。ペットをしのんで手を合わせていた。藤井さん夫婦も手を合わせ、テンの写真に語りかけた。「これだけたくさんの友達がいるなら寂しくないね。また来るから」

=2017/10/03付 西日本新聞朝刊=


posted by しっぽ@にゅうす at 08:06 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バリ島火山、危険区域に残された動物たちを愛護団体が救出

Yahoo! JAPAN


【AFP=時事】アグン山(Mount Agung)の噴火の可能性が高まり十数万人が避難したインドネシアの観光地バリ(Bali)島で、残された多数の動物たちの救助にボランティアが命懸けで当たっている。

【関連写真】わんこも避難

 同島の主要観光地クタ(Kuta)から約75キロのアグン山周辺では先月から揺れが観測されており、いつ噴火してもおかしくないとの専門家の警告を受けて、この約1週間で約14万4000人が避難所や親戚宅などに避難している。一方でニワトリ、ブタ、牛などの家畜や犬、野生のサルなどが、噴火が起きた際に火山灰や火山岩、高温のガスなどが降り注ぐ可能性が高い危険区域に取り残されている。

 ジャカルタ動物救済ネットワーク(Jakarta Animal Aid Network)をはじめとする動物愛護団体は12人から成る緊急対応部隊を編成し、アグン山の山頂から半径9〜12キロに広がる危険区域で動物たちの救出活動を行っている。

 救出された動物たちは保護施設で餌を与えられ、世話されている。また飼い主たちに対しては、可能な限り動物たちに会いに来るよう呼び掛けられている。【翻訳編集】 AFPBB News


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