動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年05月18日

「犬の多頭飼い」メリットとデメリットは? 人とペットの赤い糸

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【人とペットの赤い糸】

 犬は人と暮らすのにベストなパートナーといっても過言ではない。ペットフード協会の2018年調査データによると、一世帯当たりの平均飼育頭数は1・24頭である。なかには3頭以上の多頭飼育をしている世帯もある。多頭飼育のメリットとデメリットを考えてみたい。

 まず、メリットとしては次の点があげられる。

 (1)相互作用が期待できる。遊び相手が常にいることでお互いに飽きることはない。

 (2)2頭以上いることで、お互いに社会化ができ、他の犬と初めてドッグランや散歩で出合ったときにうまくあいさつができるようになる。

 (3)犬同士が遊んだり、抱き合ってじゃれている様子を見たり、彼らの絆が深まる過程や、ボディーランゲージを観察できるのは飼い主にとっての喜びでもある。

 (4)1頭の犬が意気消沈したり憂鬱になったとき、他の犬が癒やしてあげることができる。特に高齢犬は若い犬が来ると元気になることが多い。

 (5)家族が出掛けている間、犬も寂しくなるが、他の犬がいると孤独感が癒やされ、2頭仲良く留守番ができる。

 (6)犬はもともと群れで暮らす動物だ。もちろん飼い主が犬のリーダーだが、先住犬が新たな犬にさまざまなことを教えてくれる。また、犬同士の間で上下関係ができるが、協調性が醸成され、問題行動を起こしにくい。

 (7)2頭以上いることで、1頭が不幸にも亡くなった場合でも「ペットロス」を防ぐ可能性がある。

 一方、デメリットとしては以下の点だ。

 (1)犬は歴史的に群れで暮らす動物だが、群れになじめない犬もいる。現代では、家で飼われているが、うまく一緒に暮らせず、犬同士が緊張状態に陥ってしまうケースもある。

 (2)2頭以上飼うことは、経済的に負担増になる。ペットフード協会の調査では、犬の平均寿命は14・29歳、1頭当たりの飼育に伴う生涯経費は179万3005円であるので、2頭だと358万6010円必要になる。

 (3)災害が発生した場合、責任を持って一緒に避難できるかという疑問が出ている。

 (4)十分な飼育スペースを確保しなければならない。

 (5)世話をするのに体力がいる。

 (6)鳴き声がうるさくなる可能性がある。

 (7)お互いの犬の悪い習慣を取り入れるリスクがある。

 2頭以上飼育している人の喜びの声を聞いてみると、「家がにぎやかになって楽しい」「2頭になったので、夫婦そろって散歩に出かけるようになった」「帰宅したときに3頭そろって出迎えてくれる」などなどだ。

 しかしながら、多ければ多いほど良いということはなく、最適な飼育頭数となると、災害時でもケアできる頭数が望ましい。先住犬との相性、経済面、家族で責任が持てるかどうかなど、必要な要素を考慮の上、楽しい犬たちとの暮らしを実現していただきたい。

 ■越村義雄(こしむら・よしお) 一般社団法人「人とペットの幸せ創造協会」会長。同ペットフード協会名誉会長。一般財団法人日本ヘルスケア協会理事、「ペットとの共生によるヘルスケア普及推進部会」部会長など。
posted by しっぽ@にゅうす at 00:24 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月16日

海外で注目「VSW」、社会福祉に潜む「動物問題」

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最近、メディアでも「ケアマネージャーが高齢者の自宅を訪問すると、適切な飼養管理ができていない大量のペットがいて、対応に困った」などという話をよく耳にします。社会福祉関係職であれば、「家庭内暴力の疑いで家庭訪問した家において、人間の家族だけではなく、ペットも虐待されている痕跡があった」など、人間に社会福祉の支援の手が必要な状況において、動物も助けが必要なのでは?と疑う現場に遭遇したことがあるのではないでしょうか。(寄稿・一般社団法人アニマル・リテラシー総研理事=山崎 佐季子)

このような人間側の社会福祉の課題における「動物問題」、すなわち人間と動物双方に支援の手を差し伸べなければならない状況に対応する領域として、海外では「Veterinary Social Work (VSW)」という概念が注目され始めています。

VSWは、「獣医療とソーシャルワークの実践が交差する場面における人間のニーズに対応する」1)領域として、2000年代初頭にアメリカのテネシー大学により初めて提唱された概念です。

実際、獣医療(動物にかかわる問題)とソーシャルワーク(人間社会の課題)が交差する現場は多岐にわたり、人間のニーズに対応するためには、結果として動物にも目を向けそのニーズに対応せざるを得ない場合が多々あります。



例えば、先の大量のペットが不適切に飼養管理されている高齢者の自宅については、もし、住環境が大量の動物とその糞尿や食べ残しで極めて劣悪な衛生状況であれば、そこに住んでいる高齢者のためにも、汚れを清掃し、動物の世話を手伝ってもらえるようなサービスと高齢者をつなげる必要があります。

人間の住環境を整えるために、結果的に、その人間に付随する動物の福祉も維持する必要があるのです。また、この高齢者が福祉施設に入所しなければならない、となった場合… 「家族の一員」として生活を共にしていたペットを残し入所するのは高齢者にとって心理的負担であると同時に、彼らが入所を拒否する可能性も出てきます。

もし、ペットを幸せにしてくれる新しい飼い主を斡旋できるサービスがあれば、高齢者も安心して施設に入所でき、人間側の要支援者の心の安定に寄与しますが、動物の将来の生活環境を整えるという意味で、結果として動物を支援するということにもなります。

もちろん、ソーシャルワークは、人間に社会福祉的な支援を提供する領域であり、決してその担い手である社会福祉専門職が「ペットも支援しなければならない」ということではありません。

VSWが提唱している点は、飼い主という人間にとっては動物が人間家族と同じ位置づけにあり、人間を支援するためには、その人間が大切にしている動物にも対応する必要があるということです。人間に対する支援をより良いものにするためにも、社会福祉専門職と動物関係者が連携し、日本においてもVSWが対応すべき領域に目を向けていく必要があるのではないでしょうか。


注釈:
1) https://vetsocialwork.utk.edu/
posted by しっぽ@にゅうす at 07:13 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

殺到したのはもらい手ではなく野良猫の引き取り依頼…ペットボックスの飼い主探し、個人は対象外

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ペットボックスを経営するオム・ファム(北谷町)がボランティア団体が保護している犬や猫を引き取り、飼い主を探す取り組みをしていることを紹介した12日の本紙記事を受け、個人から犬や猫を引き取るよう依頼する電話がペットボックスに殺到している。ペットボックスで引き取りをするのはボランティア団体が保護する犬猫のみで年間最大6匹まで。個人からの引き取りや相談は受け付けていない。

 ペットボックスによると、引き取りの依頼は12〜13日で35件ほどあった。ほとんどが野良猫の引き取り依頼で、「子猫を拾ったがどうしたらいいか」との問い合わせもあった。

 野良猫を一時捕獲し、不妊・去勢手術を施して放す「TNR」の啓発活動を行う「琉球わんにゃんゆいまーる」の畑井モト子代表理事は「捨てる人が増えないか心配だ。動物の遺棄は動物愛護管理法違反で犯罪になることをちゃんと知ってほしい。最後まで飼うのが飼い主の責任だ」と話した。

 飼い主がいない猫に関する相談は市町村の担当課や県動物愛護管理センターで受け付けている。

琉球新報社
posted by しっぽ@にゅうす at 03:47 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月15日

犬猫殺処分は、暗躍する“死の商人”たちを根絶しない限りなくならない

wezzy



東京都福祉保健局は4月5日、「2020年に向けた実行プラン」で2019年度に目標としていた動物の殺処分ゼロを、2018年度に前倒しで達成できたことを発表した。

 発表によると、2015年度〜2018年度までの犬の年間殺処分数は10匹、0匹と推移し2016年度にはゼロを達成。猫も193匹、94匹と16匹、0匹と推移しており、2018年にゼロを達成したのである。

 行政と民間ボランティアの努力により、殺処分は著しく減少している。しかし、殺処分ゼロはあくまで公共施設による成果だ。これだけでは解決できない問題が残っている。

激減している自治体の殺処分 
 東京都福祉保健局では殺処分ゼロを目指して、飼い主に対する啓蒙活動や飼い主のいない犬猫の譲渡先確保に取り組んできており、そのための登録団体は50を超えている。

 この活動の結果、攻撃性の強さや病気などにより飼育が困難と判断されて安楽死させた場合を除けば、殺処分はゼロになった。



 それでは全国ではどのような状況だろうか。

 環境省の統計資料によれば、全国的にも殺処分数は劇的に減少している。2007年度の犬の殺処分は9万8556匹、猫は20万760匹で計29万9316匹だった。だが10年後の2017年度になると犬は8362匹(10年前の8%)、猫は3万4854匹(10年前の17.4%)で計4万3216匹(10年前の14.4%)にまで減らすことができた(環境省統計資料「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」)。

 それでもまだ、2017年度は合計4万3216匹が殺処分されているわけだが、10年前に対してわずか14.4%にまで減少していることは大きな成果だと評価されるだろう。東京都以外でも、殺処分ゼロを達成する自治体は増えてきている。

 問題は、殺処分数減少の影で見えにくくなっている課題だ。たとえば、飼い主から捨てられた犬猫の路上事故死や虐待による死、飼い主の高齢化に伴う入院や死亡により餓死する犬猫も後を絶たない。

 また、ペット産業の裏側で行われている不適切な繁殖飼育や不適切な流通ストレスによる死亡も多い。ここには、動物をペットショップやホームセンター、あるいはブリーダーなどから購入するという入手手段がある限り根絶できない問題がある。

殺処分を免れた動物たちの保護も手一杯
 多くの課題が残されているとはいえ、とりあえず殺処分については、大きな成果が出てきた。次の問題は、殺処分を逃れた犬猫を快適な環境で天寿を全うさせられるかどうかに移る。殺処分数の減少は裏を返せば、保護施設やボランティア団体が保護している犬猫の数が増えてきているという意味だからだ。

 しかし、どの施設も団体も、おそらくもはや手一杯なのだ。犬猫を保護するためには、物理的なスペースと、餌や排泄物処理・治療費などといった経済的負担がかかる活動が伴う。これらの施設や団体の支援も検討せねばならないが、そもそも保護しなければならない犬猫が次々と現れることに問題がある。キリがないのだ。地域猫に関しても、去勢や避妊を進めていかなければ、野良猫は減らない。

 ここで問題の根源として浮かび上がってくるのは、お金さえ出せば、誰にでも犬猫を供給してしまうペット産業の存在だ。

流通段階で死んでいく動物たち
 殺処分の数字には決して反映されない犬猫の死は、ペット産業の過剰な供給システムにある。2017年5月30日付けの朝日新聞DIGITAL『子犬・子猫、流通にひそむ闇 死亡リストを獣医師が分析』は、ペット産業における犬猫の流通過程で多くの犬猫が不適切に扱われたために死んでいることをスクープした。

 同紙によれば、日本では繁殖から小売りまでの流通過程で毎年約2万5000頭の犬猫が死んでいるという。同紙は大手ペット店チェーンが作成した犬猫の死亡リストを入手し、獣医師らに分析させた。目立った死因は「下痢・嘔吐・食欲不振」だった。次に「パルボウイルス感染症・ケンネルコフ(伝染性気管支炎)・猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)・猫伝染性腹膜炎(FIP)」などがあったという。

 この結果は、繁殖・流通段階において衛生管理が行き届いていないことを示している。また、犬猫たちが強いストレスを受けるような劣悪な環境下に置かれていることも予想がつく。特に犬猫たちは、何回もの移動を繰り返す流通に乗せられる。

 その流通の主な経路は、繁殖業者から競り市に出され、ペット店で販売されて消費者に買い取られるというものだが、チェーン展開しているペット店の場合は競り市の後にいったん流通拠点に集約してから各店舗に配送することになる。



 同紙は、全国の自治体から情報を集めて流通過程で死んだ犬猫の集計を試みている。その結果、2016年度に流通途上で死んだ犬は1万8687頭、猫は5556頭で計2万4243頭としている。

 前出の環境省統計資料によれば、同じ2016年度の殺処分は5万5998匹だった。つまり、殺処分の43%に匹敵する数が流通途上で死んでおり、犬に限っていえば、同年の殺処分の1万424匹を上回る数の犬が流通途上で死んでいるのだ。ペット産業がいかに多くの犬猫をビジネスのために殺しているかがわかる。

 しかも、ここにはなんとか店頭まで生き延びたものの、売れなかったために悲惨な末路を辿った犬猫は含まれていない。

良心的なペット店と安直な手段に頼るペット店
 ペット店に辿り着くまでに多くの犬猫が死に、たとえ無事に店に辿り着いても、売れなければ「処分」されてしまうという現実。

 それでもまだ良心的な店は、犬猫の成長に合わせて値段を下げることで、少しでも新しい家族が見つかるように手を打ってはいる。店によっては、最終的には無料にしてでも飼い主を探す所もあるそうだ。

 だがすべての店がそのように良心的ではないし、動物愛護の精神を持っているとは限らない。単純に商売と割り切っている店もあるだろう。そのような店は、犬猫に商品価値がなくなると(つまり売れやすい子犬・子猫の時期を過ぎると)、以前は保健所に持ち込んで殺処分にしていた。まるで大量に作った恵方巻きやクリスマスケーキを処分するようにだ。しかし、すでに多くの自治体が殺処分ゼロを目指すようになっており、現在は保健所がこのような持ち込みを拒否できるため、この手は使えなくなった。

 そこで、抜け道として、店の名を出さずに個人として保健所に持ち込むこともあるらしい。ここに、保健所に持ち込めなくなった犬猫を引き取る「引き取り屋」なる業者が登場したのだが、これについては後述したい。

 その前に、ペット産業で供給を請け負っているブリーダーについて少しだけ触れておこう。


“死の商人”パピーミルブリーダーとは?
 犬猫を繁殖させてペット店などに子犬や子猫を供給している業者をブリーダーと呼ぶ。ブリーダーにはシリアスブリーダーとバックヤードブリーダー、そしてパピーミルブリーダーの3種類がある。

 シリアスブリーダーはいわゆるプロのブリーダーで、特定の種に関して専門的な知識を持ち、その種の保存のために飼育環境を整え、健康管理を行いながら繁殖させている。

 バックヤードブリーダーとは素人のブリーダーで、趣味として自分が飼っている犬や猫に子どもを産ませている。専門的な知識はないため、単なる動物好きが小遣い稼ぎでやっているようなものだが、これがお金を儲けることに味をしめると、パピーミルブリーダーになる可能性がある。

 そして、このパピーミルブリーダーが最大の問題だ。パピーミルブリーダーは「子犬工場」と訳されることが多く、金儲けのためだけに動物を無理やり繁殖させている。そこには動物に対する愛情はない。特に犬を対象としていることが多く、親犬を生きていける最低限の餌と空間で飼い、大量に子どもを産ませようとする。



 シリアスブリーダーの場合は母体の健康管理のために、生涯の出産回数を調整するなど配慮するが、パピーミルブリーダーは母体の健康には一切関心を示さず、限界まで乱繁殖させる。しかも排泄物まみれの不衛生な狭い空間で散歩にも連れて行かず、病気になったり繁殖できなくなったりすれば捨てる。

 そのうえ安く品質の悪い食事を最低限の量だけ与え、本来面倒をみきれないほどの頭数を飼っている。動物に関する知識も乏しく、本来は制限しなければならないインブリーディング(近親交配)も行っている。そのため、先天性もしくは劣悪な環境による後天性の病気を持つ個体が生まれることが多い。そのような商品価値がないと判断された子犬は不法に処分されていく。パピーミルブリーダーは不法遺棄事件や多頭飼育崩壊の原因になっているのだ。

 彼らは血統書も偽造して売っているという。このようなパピーミルブリーダーが存在しているのは、彼らから安価に子犬を仕入れているペット店があることを示している。

「引き取り屋」の登場
 ペット店に常に展示されているのは愛らしい子犬や子猫たちで、成体はいない。それでは子犬・子猫のうちにすべて売れているのかというと、そのようなことはない。売れ残る子犬・子猫も多くいる。

 ペット店側にすれば、売れ残った商品価値のない動物を飼っておくスペースと餌代は無駄なコストになってしまう。以前は、売れ残った子犬や子猫を保健所に持ち込んでほとんどが殺処分されていた。

 ところが、2013年に動物愛護法が改正されると、ペット店やブリーダーなどの業者が保健所に動物を持ち込むことができなくなった。(環境省 平成24年に行われた法改正の内容「動物愛護管理法第35条関係」)

 そこで、「引き取り屋」と呼ばれる業者が登場した。引き取り屋は、売れ残った犬猫を数千円〜数万円の代金を受け取って引き取る業者だ。彼らは動物保護のためにそのようなビジネスを行っているのではない。パピーミルブリーダーと同様、単なる金儲けのために活動している。

 引き取った子犬や子猫は、狭いケージに放り込まれ、死ぬまで放置される。餌は十分に与えられず、排泄物の清掃も行われない。当然散歩などあり得ず、ただ死ぬのを待たれるだけの存在となる。あるいは山の中に捨てられることもある。

 雌の場合は悪質なブリーダーに5000円〜2万円ほどで売却されることもある。その後は、産めなくなれば死ぬまで劣悪な環境下に放置される。つまり、冒頭に紹介した殺処分ゼロ目標が、「引き取り屋」という業者を生み出してしまったとも言える。

 今のところ「引き取り屋」のビジネス自体は違法ではないが、引き取った後の動物の扱いは虐待になっている可能性はかなり高い。ただ、一部には、引き取った犬の散歩と保管場所の掃除を毎日行っている業者がいることも報じられている。


殺処分ゼロが生み出した悪循環
 自治体が殺処分ゼロを目指すことで、ペット店の安易な殺処分持ち込みを自制し、安易な仕入れと販売を自制することが期待されたが、実態は「引き取り屋」なる闇ビジネスが生まれてしまった。その結果、以下のような悪循環が生まれている可能性がある。

パピーミルブリーダーによる犬猫の過剰生産

 ↓

ペット店による抱かせ商法による衝動買いを狙った販売のための仕入れ

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売れ残りを保健所に持ち込めないため「引き取り屋」に売却

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「引き取り屋」が山中に遺棄か飼い殺し。雌はパピーミルブリーダーに売却

 ↓

パピーミルブリーダーによる犬猫の過剰生産

 もし本当にこのような悪循環が生じているのであれば、これを断ち切るためには行政は殺処分ゼロだけではなく、殺処分をなくすことで浮いた施設や予算を有効に活用すべきだろう。動物保護活動、ブリーダーに対する厳しい認可制度や認可ブリーダー以外から仕入れたペット店への罰則、そして各種ボランティア団体への経済的支援などできることはいくらでもある。

 個人でできることは、できるだけペット店(ホームセンターなども含む)で安易に衝動買いしないことだ。とは言っても、すでに売られている犬猫については、誰かが購入しない限り悲惨な末路を辿るというジレンマもある。

 ペット店で購入するのであれば、病気になろうが老い衰えようが最期まで面倒をみる覚悟を持ってほしい。あるいは、犬猫を飼いたければ、まず保護されている犬猫を引き取ることも検討してはいかがだろうか。



 ちなみに、我が家には現在、姉弟2匹の猫が暮らしている。縁があり引き取って保護した猫たちだ。すでに10歳を超える外猫たちで2匹とも口内の状態が悪かったので、我が家に連れてきたときは痩せており、弟猫のほうは少々凶暴だったが、その後2匹とも治療して今は体重も増え、ソファの上で仲良く身を寄せ合って穏やかに寝ている。
posted by しっぽ@にゅうす at 08:33 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月14日

あなたにとってペットとは? ペットとお金の関係性

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「少子高齢化」「生涯未婚率の高さ」などの社会問題を反映していると言われているのが、昨今の「ペット事情」です。

博報堂生活総合研究所の「生活定点」によると、「家族について、あなたにあてはまるものを教えてください」という質問に対し、「ペットも家族の一員だと思う」と答えた人の割合は56.6%(2018年)でした。

ペットをわが子のように、兄弟のように、はたまた恋人のように考えている方は少なくありません。ここでは、「ペットとお金」に関する情報をご紹介します。

ペットにかける費用はどれくらい?
アニコム損害保険株式会社が、毎年発表している「ペットにかける年間支出調査(2018年)」によると、「支出は2年連続の増加で、犬にかける費用は年間48万円、猫は23万円」、「自分よりもペットの美容院に費用をかける飼い主が3割超え」だそうです。

費用の中で一番お金をかけているのが、犬の場合「病気やケガの治療費」で、猫の場合「フード・おやつ」でした。やはり、ペットが病気やけがをした際の治療費は、それなりに高額になってしまうようです。

ペットの保険や病院代は?
ペットには公的な健康保険制度がないため、治療費の際は全額自己負担となります。高額な治療費に備えて、ペット保険に加入する人が増えているようです。

ペット保険シェアナンバー1のアニコム損害保険株式会社では、2018年に保有契約件数が70万件を突破。同じく、ペット保険のアイペット損害保険株式会社でも、2018年に保有契約件数が40万件を突破しました。

例えば、アイペット損害保険株式会社のホームページには、骨折で30万8700円、白内障が31万8300円、異物誤飲が8万4300円、下痢が12万2500円と、高額の診療費用例が掲載されています。

ペット保険は、ペットの種類や大きさ、また補償内容により保険料が変わってきます。そのため、保険料は月々およそ700円〜1万8000円と幅広いようです。また、ペット保険は人間同様、一定の年齢を超えると加入できなくなるので、気を付けましょう。

今どきのペットの葬儀代は?
私の友人の住職の話ですが、ここ数年、ペットの葬儀が増えてきており、ペットのお墓の割合がどんどん広がっているそうです。ペット葬儀専門の業者も年々増えてきており、ペット葬儀の口コミサイトまでできているほどです。

さて、今どきのペットの葬儀代の相場はどのくらいなのでしょうか。自治体の場合、お住まいの自治体により費用も取り扱い方も異なってきます。

例えば大阪市の場合、10kg以上のペットは1匹につき2800円、5kg以上10kg未満の場合は1匹につき2100円、5kg未満は1匹につき1700円です。なお、亡くなったペットは、引き取りに来てくれます。

一方、民間の葬儀を利用する場合は、およそ1万円〜6万円の費用がかかるようです。民間の葬儀においても、ペットの種類や重さで料金が変わります。

また、他家との「合同葬」よりも、個別に火葬する「個別火葬」、家族立ち会いのもとに行われる「立会火葬」のほうが、費用がかかるようです。プランによっては10万円、20万円かかる場合もあります。

多くの方が家族の一員と考えているペット。しかし、一緒に過ごせる時間は限られています。悔いが残らないように、ペットとの何気ない日常を大切に過ごしてくださいね。

出典:博報堂「生活定点 1992−2018」
   アニコム損害保険株式会社「毎年恒例! ペットにかける年間支出調査(2018年)」
   アイペット損害保険株式会社 「ニュースリリース 保有契約件数が40万件を突破!」
   アイコム損害保険株式会社『ニュースリリース アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」保有契約件数が70万件を突破』
   アイペット損害保険株式会社「ペットの病気ケーススタディ」
   大阪市「ペットなどが死んだ場合の引き取り」

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
posted by しっぽ@にゅうす at 06:35 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月13日

保護犬・猫を救いたい!ペットボックスが団体から引き取り、飼い主探し 保護団体の負担軽減にも

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 「ペットボックス」を経営するペット小売業のオム・ファム(北谷町)は4月から、飼い主がいない保護犬や保護猫をボランティア団体から引き取り、新しい飼い主を探す取り組みを始めている。これまで定期的に開いていたボランティア団体による譲渡会とは異なり、ペットボックス那覇店で引き取り、世話をしながら飼い主を募集する。那覇店の富村あゆみ副店長代理は「保護団体の負担軽減に向けて力になれたら」と話している。
 「不幸な犬や猫を産まない社会をつくる」を企業理念に掲げるペットボックス。昨年は犬猫の生体販売をしない方針を示した。今回の取り組みもその一環で、ボランティア団体が保護している犬猫に限定し、年間最大6匹の引き取りと譲渡を目指す。4月には「NPO法人ワンズパートナーの会」から犬のカナサ(メス)を引き取り、現在、飼い主を募集中だ。

 今月3日、那覇店には新たな仲間がやってきた。オス猫の元気(推定生後5カ月)だ。飼い主のいない犬猫の保護などに取り組む団体、個人でつくる「琉球わんにゃんゆいまーる」のメンバーが自宅前で保護した。

 「ゆいまーる」は現在、構成団体での保護を含めると94匹の犬猫を保護し、新たな引き取り手を探している。猫の保護には病院代や餌代で1匹最低1万円かかるという。それぞれ仕事の傍ら保護活動をしているため、譲渡会を開く時間も人手もなく、これ以上の保護は難しいと感じていた。

 「ゆいまーる」の畑井モト子代表理事は「保護は力が要る仕事。(ペットボックスで)世話をしてもらえて県内で譲渡の機会があるのはありがたい」と話す。富村副店長代理は「まだ手探りだが、譲渡の窓口が広がっていけば」と笑顔で話した。

 新たな飼い主を探している犬のカナサと猫の元気は、ペットボックス那覇店内のペットボックストラディショナルのコーナーで見学できる。毎週日曜は、ペットボックス那覇店と北谷店で譲渡会が開かれている。問い合わせは那覇店(電話)098(941)1117。
(田吹遥子)

琉球新報社
posted by しっぽ@にゅうす at 08:42 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブリーダーにも種類がある!安心できる見極め方とは

ネタりか


そもそもブリーダーになるには?
犬を抱く女性

ブリーダーになるためには何か資格が必要だと思っている人も多いかもしれませんが、ブリーダーになるために必要な公的な資格はありません。実際にお客さまと取引をするとなると、動物取扱業の登録が必要にはなってきますが、それさえクリアし、「自分はブリーダーだ!」と自称してしまえば、誰でもブリーダーになることができてしまうわけです。そのため、良いブリーダーを見極める力が買い手には求められるのです。

最も一般的!セールスブリーダー
ペットショップの子犬たち

ブリーダーと聞いて多くの人が想像し、また、買い手にとって最も身近でとっつきやすいのが、セールスブリーダーではないでしょうか。数としてはブリーダー全体の半数以上を占め、最も一般的といえます。

「セールス」と聞くと何となく「子犬の命を商品扱いしている」と悪いイメージを抱いてしまうかもしれませんが、商品は商品でも「大事な商品」と捉えているので、経営状況や接客態度も良好な業者さんがほとんどです。
ただし、「規格外の商品」についてはオークションを通じてペットショップなどに流通されてしまうこともあります。

趣味の延長で販売も!ホビーブリーダー
子犬たちを抱える男性

ホビーブリーダーとは、その名の通り、趣味の延長で販売も行っているブリーダーのことをいいます。要は、子犬を売ることで生計を立てようとは思っていない人たちです。多くは家庭で繁殖活動をしており、自分たちの世話ができる範囲までしか繁殖をさせません。子犬を見に行きたいとなると、個人の自宅に見学に行かせてもらうことになる形が多いでしょう。

ほぼほぼ個人間のやりとりとなるうえ、出産のタイミングを狙わないと取引ができないなど、販売ルートとしては安心感・安定感に欠けるかもしれませんが、本当に犬に愛情を持って育てている人も多く、自分の好みや性格に合う子を見つけるには適しているかもしれません。

ブリーダーの原点?バックヤードブリーダー
資格証

ブリーダーの原点ともいえるのが、バックヤードブリーダーです。大々的な事業としてではなく、趣味の延長でやっているという点ではホビーブリーダーと同じですが、ホビーブリーダーよりもやや「商売」に寄っているイメージでしょうか。これから成長を狙っている、駆け出しの素人ブリーダーといえるかもしれません。ブリーダーのうち10%ほどがこのバックヤードブリーダーだといわれています。

ブリーダー界のトップ!シリアスブリーダー
トロフィーに囲まれた犬

一方、ブリーダー界のトップに君臨するのが、シリアスブリーダーと呼ばれる人たちです。ブリーダーと名前はついていますが、その目的は子犬の販売で収益を上げることではなく、犬種の保存や研究のためです。品評会やコンテストに出場させるために、優良な血統の両親から良質な子犬を産ませて育てています。

繁殖や販売が目的ではないので、シリアスブリーダーから子犬を買いたいと思ったら、何らかのコネを頼るか、子犬が生まれたタイミングに上手く巡り合うしかありません。

劣悪子犬工場!パピーミル
ケージの中に詰め込まれた犬たち

近年、テレビやネットで話題となっている「悪質ブリーダー」と呼ばれる多くが、このパピーミルです。「子犬工場」の名前のとおり、子犬をただの金儲けの手段としてしか考えておらず、「産めよ増やせよ」で犬の健康や品質には全く関心がありません。劣悪な環境の中で飼育されていることも多く、繁殖犬の中には一度も外に出て遊んだことがないといった子もいるのが現実です。

もちろん犬の生命を軽視していること自体も大きな問題ではありますが、セールスブリーダーとは違って「商品」の質を高めようという経営努力もないので経営破綻することも多く、破綻後に残された子犬たちのその後が大きな問題としてクローズアップされることも多くあります。

良いブリーダーの見分け方とは?
子犬を囲む家族

まず動物取扱業の確認
冒頭でブリーダーに必要な資格はなく、動物取扱業の登録が必要だと述べましたが、この動物取扱業の登録をしていない業者はまちがいなく正規ブリーダーではありません。何はともあれ、登録を確認しましょう。

自分の目で子犬を確認する
最近はインターネットなどで子犬を販売しているブリーダーも増えていますが、できる限り、ネットの情報だけで子犬を選ぶのはやめましょう。実際に子犬や親犬、そしてブリーダーの飼育環境を自分の目で確認することが大切です。見学を断ってくるようであれば、その理由をしっかり聞いてください。

購入後のフォローを確認する
購入後のしつけや病気など、気になったことがあったときに相談できるかどうかを確認しましょう。良いブリーダーであれば、自分のところで産まれた子犬のその後はいつまでも気にかけてくれるものです。

まとめ
子犬たちと女性

いかがでしたでしょうか?ペットショップで子犬を買うのは日本だけともいわれ、最近ではブリーダーから直接買いたいという意識の高い飼い主さんも増えてきています。ですが、正しい知識を持っていないと、そのせっかくの高い意識を悪質ブリーダーに利用されてしまいかねません。ぜひ一度、しっかりと勉強しておくことをおすすめします。
posted by しっぽ@にゅうす at 08:40 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする