動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2020年01月27日

「奴隷」になった犬、そして猫 太田匡彦(まさひこ)著

東京新聞


◆命の消費に異議唱える
[評]宮晶子(ジャーナリスト)
 二十年ほど前、いくつかの犬種がブームとなり、数年後には多くが捨てられた。そして今“空前の猫ブーム”となり、メディアはこぞって猫の話題を娯楽的に取り上げる。さらにSNS(会員制交流サイト)がブームに拍車をかける。多くの人は見た目の愛らしさだけに夢中になり、その裏側を見ようとしない。こうした風潮に対して本書は、かわいさだけの一方的な消費に異議を唱える。タイトルにある「奴隷」になった犬、猫とは「命の大量生産、大量販売を前提とする生体販売現場」にいる犬、猫のことだ。

 著者は長くペット業界の闇を取材してきた。本書にある調査では、猫ブームによって猫は増産態勢となり、二〇一四年度からの三年間で年間流通量は三割以上も増えている。猫の入手方法も、三十歳代では「ペットショップで購入」するのが「野良猫を拾う」のと同じくらい多い。しかし繁殖から流通、小売りまでの過程で毎年、少なくとも四千〜五千匹の猫が死んでいるという。原因として、発情を促すため長時間照明を当てるなど自然に反した繁殖、ずさんな健康管理を指摘する。

 遺伝性疾患も多い。例えば人気ユーチューバーが飼い始めて話題になったスコティッシュフォールド種は、特徴の折れ耳が骨軟骨形成不全症という遺伝性疾患によるもので、発症した猫は鈍痛に苦しむこともある。だが、これらの問題を訴える研究者や動物愛護団体の意見は、圧倒的なブームにかき消されてきた。

 こうした流れの歯止めになると期待されたのが、昨年の動物愛護法改正だ。子犬・子猫は幼いほど売りやすいため幼齢販売される傾向にあったが、健全な発育を重視して、ようやく販売は八週齢以降と定められた。しかし日本犬六種は適用を逃れた。著者はこの改正の過程で多くの業界関係者にインタビューを行い、政治家を巻き込んだ動きを生々しく伝えている。

 今後は売る側にも少しずつ変化が起きるだろう。買う側もそろそろブームに流されるのはやめ、真に共生する相手として動物を考えたい。

(朝日新聞出版・1650円)

1976年生まれ。朝日新聞記者。著書『犬を殺すのは誰か−ペット流通の闇』。
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2020年01月26日

「感染源」は身近にも、警戒すべき5種類のペット


Yahoo! JAPAN



米国では過去10年間だけをみても、動物が持つ細菌が原因となった感染症の発生例が数多く報告されている。ペットとしてかわいがる人が多い一方で、非常に危険な細菌を保有する動物もいるためだ。以下、かわいらしさと危険度から考えた「ワースト5」のペットを紹介する。

5位:ヤモリ

米国では2014年1月1日から2015年6月16日までに、ペットとして飼われていたトカゲの一種「オウカンミカドヤモリ」が保有するサルモネラ菌(サルモネラ・ミュンヘン)への感染例が17州で報告されている。

4位:ひよこ/子ガモなど

2011年には「サルモネラ・アルトナ」に20州の68人、「サルモネラ・ヨハネスブルク」に15州の少なくとも28人が感染した。いずれもペットのひよこやコガモが原因だった。2010年代にはほぼ毎年、サルモネラ感染症が集団発生している。

ただ、自宅の裏庭で何羽もの鳥を飼っている人の多さを考えれば、これは驚くことでもない。鳥をペットにすること自体には、基本的には何の問題もない。だが、居住空間やその周辺で飼う場合には、適切な予防措置を講じることが必要だ。口や鼻、目、耳には、鳥を近づけてはいけない。

3位:ハリネズミ(ヘッジホッグ)

見た目は本当にかわいらしいハリネズミだが、2012年に12州、そして2019年には23州で、サルモネラ感染症の原因として特定されている。

1位(タイ):カメ

2019年にはカメが保有する「サルモネラ・オラニエンブルグ」に14州の26人が感染し、8人が入院した。また、2017年には「サルモネラ・アグベニ」に19州の76人が感染、30人が入院した。そのほか2012年、2013年、2015年にも同様に、カメが持つ「サルモネラ・サンディエゴ」「サルモネラ・プーナ」が原因のサルモネラ症患者が多数発生している。

1位(タイ):子犬

2017〜2019年にはカンピロバクター感染症の患者が多数の州で発生。原因はペットの犬が持つ「カンピロバクター・ジェジュニ」だった。この細菌は、薬剤耐性化が進んでいることに懸念が持たれている。

予防策を取ることが重要

もちろん、すべての人がこのリストに同意してくれるわけではないだろう。トノサマガエルやアゴヒゲトカゲ、モルモット(いずれもサルモネラ菌を持つ)などの方がかわいいという人も多いはずだ。

サルモネラ菌が原因で起きる主な症状は、下痢(2〜7日間続く)のほか発熱、悪寒、悪心、嘔吐、腹部痙攣、血便など。また、この菌が血中に入り込むと、脳のほかや脊髄、骨、心臓壁の内膜に炎症(脳炎、髄膜炎、骨髄炎、心内膜炎)、反応性関節炎といったより深刻な問題が引き起こされる可能性がある。免疫力が弱い人や妊婦などの場合、こうした合併症のリスクはさらに高くなる。

動物を扱うときには、常に適切な予防策が必要だ。ペット、または何であれペットが触れたものを触った後には、しっかりと手を洗うこと。手洗いは頻繁に行うこと。さらに、食べ物のほか自分が口に入れる可能性があるものは、ペットに触れさせないこと。

また、ペットには定期的に獣医の検診を受けさせること。細菌などの危険性がないかどうかを確認するには、獣医に診察してもらうほかない。病気の原因となる細菌を持っていても、発症しない場合もある。そして、たとえ発症したとしても、ペットは飼い主であるあなたにそれを伝えることができない。

Bruce Y. Lee
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2020年01月25日

人とペット「共生社会」のために子供の教育強化を


Yahoo! JAPAN



【人とペットの赤い糸】

 日本で学校飼育動物が年々減少していると同時に、動物のことを教える教師が激減していることは、人とペットの共生社会の実現に向けての最大の懸念材料だ。

 また、日本では悪徳ブリーダーのペットの不適切な取り扱いや、殺処分ゼロ運動の重要性が頻繁に報道される傾向がある。もちろん改善すべきではあるのだが、悪徳ブリーダーや殺処分をゼロにすることが最終目標だろうか?

 今年は東京五輪・パラリンピックが開催される。スポーツの素晴らしさや魅力が大々的に報道されている。子供たちもそれらの報道や実際の競技に刺激を受け、将来は五輪の選手になることを夢見ることだろう。

 現在のペット関連産業の場合はどうだろうか? 人とペットの素晴らしい関係性や、QOL(生活の質)を高められるといったペットとの暮らしの重要性などが欧米に比べてまだまだ発信されていない。子供を育てる場合に、褒める方がやる気を引き出して良い結果が出ると報告されているが、同様に人とペットの共生によるメリットや正しい知識を普及することが大切ではないだろうか。

 海外での飼育環境を実際観察せずに、他人の発言や誤った広報(例えば欧米には殺処分はない、ペットショップでは生体を販売していないなど)を信じているケースも少なくない。

 日本の獣医師の中には、海外の学会に参加し、シェルターやティアハイム、高齢者がペットと暮らしている施設を視察されている先生方も多く、筆者もご一緒させていただく機会があった。そのような先生方や視察されたボランティアの方々は動物介在教育、動物介在療法、動物介在活動を積極的に行っている。

 小学校の先生方が直接そのような施設を視察することが望まれるが、その実現には時間がかかると思われる。飼育頭数や飼育率が減少している日本では、視察された獣医師の先生方による「人の健康、動物の健康、環境の保全のワンヘルスという考え方」に関する講演活動を提唱したい。それには、ペット関連、獣医療関連の企業などが講演を支援するシステムを確立することが大切だ。「教育」が素晴らしい産業を確固たるものとすることにつながるだろう。

 欧米では、教室にペットを連れてきて、生態の説明やペットの果たす役割、人との共生による効用などを教える授業がある。ストレスのかかる試験期間中には、校内で動物と触れ合う時間を設定し、生徒や学生の気分転換を図ったり、ストレスを軽減したり、動物との触れ合いの大切さを教えている学校もある。

 ワンヘルスを積極的に提唱している獣医師の先生方を中心に、学校や各地で子供たちに教える取り組みをされることを提案したい。産業界が大々的に獣医師の先生や専門家を支援して、子供たちへの教育や動物との触れ合い活動を行えば、人とペットの共生社会の実現に結びつくことだろう。

 子供たちの情操教育に動物の果たす役割が大きいことを知らしめるとともに、人とペットの共生社会を担う人材を令和の時代に多く輩出する教育システムを確立したいものである。

 ■越村義雄(こしむら・よしお) 一般社団法人「人とペットの幸せ創造協会」会長。同ペットフード協会名誉会長。一般財団法人日本ヘルスケア協会理事、「ペットとの共生によるヘルスケア普及推進部会」部会長など。
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2020年01月23日

震災当時「被災ペット」を山奥で保護 跡地を訪ねた


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災害時に飼い主が被災し、行き場所を失った犬や猫を「被災ペット」と呼び始めたのは阪神・淡路大震災だった。その数は1万匹近いと推定される中、兵庫県三田市と神戸市北区に保護専門の施設が開設されていた。その名は「動物救護センター」。人の支援もままらないのに−などと批判を受けつつも、獣医師やボランティアら1万人以上が活動を続けたと聞き、三田の跡地を訪ねた。(山脇未菜美)

【写真】犬の散歩コースはマムシが出るほど険しい道だった

 三田の施設は「三田救護センター」と呼ばれ、高次の「狐ケ谷」という山奥にあった。廃屋となった牛の飼育施設「JA兵庫六甲畜産センター」に入り、木々や雑草が茂る山道から道を下ると、さら地が現れた。

 「この谷底をコンクリートで造成してプレハブ小屋を置いたんです」。支援に携わった三田市下内神の獣医師・嵐泰造さん(66)が語った。多い時には犬や猫、ハト、ウサギなど約460匹を収容した。

 三田救護センターは地震から約1カ月後の2月16日、県と神戸市の獣医師会などでつくった「県南部地震動物救援本部」が開設。1月末には神戸市北区にも「神戸本部」が造られた。「震災ではぐれた」「避難所暮らしが長引きそう」と飼い主の手を離れた理由はさまざまだった。

 苦労は尽きなかった。土地探しは鳴き声やにおいに配慮して難航。造成するにも重機は被災地に集中して少なく、引き受けてくれた業者も神戸で被災していた。「運転手の男性は家族に『動物の救護に行く』と言えず『災害復旧へ』と伝えていたそうです。胸がズキッとしましたね」と県獣医師会の小林周之さん(64)=同県川西市=は振り返る。

 収容した動物は慣れない環境に気が立ち、下痢や嘔吐を繰り返した。獣医師らが泊まり込みで世話を続け、飼い主が分からなければ里親を探した。「何かの役に立ちたい」と全国から1万人以上の学生や市民らが駆け付け、義援金も2億4400万円に上った。

 被災ペットが減って野犬が増えてきたことから、三田救護センターは役目を終えたとして12月末で閉じて神戸と統合。神戸も翌年5月に閉鎖した。記録では、両施設の引き取りは1500匹を超え、約350匹を飼い主に戻した。

 一方で約千匹は新たな飼い主を探したといい、三田救護センターを閉める際にもボランティアが残った数匹の動物を連れて帰った。嵐さんは「ペットは家族です。一緒にいることで心も癒やされる。ただ、やむを得なく捨ててしまうと野犬やカラスなどに狙われ、命に関わってくることも考えてみてほしい」と話す。

■模索続く被災ペットのルールづくり

 被災ペットを巡っては、東日本大震災を受けて環境省が自治体向けにガイドラインを作成。飼い主とペットが同行避難することを原則に、普段からの予防接種▽不妊去勢処置▽吠えさせないなどの「しつけ」▽飼い主情報を記録した「マイクロチップ」の取り付け−などを呼び掛ける。

 ガイドラインは、飼い主の心のケアに災害時の動物救護活動は必要と指摘し、放置すれば野犬化するなどして住環境に悪影響を与える恐れもあるとする。熊本地震でペットを救護した「災害派遣獣医療チーム」(VMAT)は全国で設立の動きが広がりつつある。

 三田市は指定避難所38カ所の運営マニュアルに、ペットの飼育スペース設置などを検討すると明記、ただ、場所は施設管理者らとの協議次第という。

 近年の自然災害でも周りに遠慮した末に車中泊をしたり、被災した自宅にペットを残してえさを与えに帰ったりする人が後を絶たず、ルールづくりが模索されている。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:00 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去最高市場規模、ペット用サプリ正しい取り方と注意点

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免疫力アップや眼精疲労の緩和、病気の予防、関節の動きをサポートするなど、近年はペット用サプリメントの種類が増え、その需要が伸びている。でも、ペットにもサプリメントは必要なの? 今回はサプリメントの正しい摂り方や注意点に迫る。

 2018年のペット用サプリメントの市場規模は63億円に上り、過去最高を記録したという(「ペット関連商品の国内市場調査」によるデータ(マーケット調査会社・富士経済が発表))。

 さらに2021年には、73億円まで拡大すると予測されており、ペット用サプリメントの需要は急激に伸びている。

「サプリメントは、ペットフードでは足りない栄養素を補うための栄養補助食品の1つです。犬猫とも、良質な総合栄養食を食べている場合は基本的に必要ありませんが、手作りのフードや、おやつなどを多く与えている場合は、サプリメントを用いるといいでしょう」

 と、猫専門病院Tokyo Cat Specialistsの獣医師・有田早苗さんは言う。

 また最近は、ペットの高齢化に伴い、生活の質の維持や改善のために、サプリメントを取り入れるケースも増えているという。

「不足している栄養を補うだけでなく、老化などにより低下した身体機能のサポートや、病気の予防、慢性病の症状の緩和などが期待できるからです」(有田さん・以下同)

◆副作用はないが、アレルギー体質の猫は注意

 ただし体によさそうだからといって、やみくもにサプリメントを与えてはいけない。

「たくさんの種類が出回っており、また気楽に購入できるため何種類ものサプリメントを併用している飼い主もいますが、サプリメントの過剰摂取は肥満や病気を招くなど、健康を害す恐れがあります。

 体によさそうだからと、漠然とした理由で与えるのではなく、免疫力向上のため、目の病気の予防のためなど、目的を明確にし、正しい用量を守って与えることが大切です」

 さらに、常用している薬がある場合は注意が必要だ。ものによっては、薬の作用が増強、または減弱されることもある。サプリメントを与える時は必ず、かかりつけの動物病院で確認しよう。

 サプリメントには基本的に副作用はない。しかし、愛猫に食物アレルギーがある場合は、原材料にアレルギー物質が入っていないかのチェックも必要になる。

「サプリメントは医薬品ではなく、あくまで食品ですので、即効性があるものは少なく、長期的な服用が必要です。

 特に猫の場合、嗜好性に偏りがあり、好まない味のサプリメントを与えられると、それがストレスとなって、生活の質を落とす可能性もあります。愛猫の様子を見ながら無理のない範囲で与えてください」

 サプリメントに含まれる成分にはどんな効果が期待できるかをしっかり理解したうえで上手に活用しよう。

※女性セブン2020年1月30日号
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2020年01月22日

ペットの被災どう対応 備え急務「餌7日分備蓄、避難先想定を」

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25年前の阪神・淡路大震災では、人だけでなく、多くの犬や猫も被災した。飼い主とはぐれたり、飼育が困難になったりした動物計1556匹を保護した「兵庫県南部地震動物救援本部」の活動は、官民一体で初めて取り組んだ災害時の動物救護と言われる。一方で、その後の災害でもペット救護の在り方は問題に。当時の関係者は「災害時にペットをどう守るか、飼い主が責任を持って考えておくべき」と呼び掛ける。(長谷部崇)

【写真】僕のハート撮れたら恋かなうかニャン? 腰に“良縁”模様の人見知りネコ

 県の推計によると、阪神・淡路では犬4300匹、猫5千匹が被災したとされる。震災後は、がれきの中をさまよったり、倒壊した家屋で飼い主を待ち続けたりする犬や猫の姿があちこちで見られた。長引く避難で生活再建の見通しが立たず、ペットを手放さざるを得ない被災者も多かった。

 同本部は震災から4日後、兵庫県と神戸市の獣医師会、日本動物福祉協会阪神支部が中心となって立ち上げ、神戸市北区と三田市の2カ所に動物救護センターを開設。1年4カ月にわたって被災動物の保護や診療、別の飼い主である「ペットの里親」探しに取り組んだ。延べ2万人以上のボランティアが参加し、2センターで犬や猫など計1556匹を保護・収容した。

 神戸のセンターは当初、ビニールハウスの中にケージを並べただけの簡素な施設だった。動物のストレスや受け入れ能力の問題もあり、震災翌月には別の飼い主への譲渡を開始。同本部はペットを預かる期間を原則1カ月とし「その後も引き取ることができなければ所有権を放棄する」という契約書にサインしてもらった。飼い主の元に戻れたのは全体の2割。1割は病気などで死に、7割は全国から募集した新しい飼い主に引き取られていった。

 三田のセンター運営に携わった県職員杉原未規夫さん(61)は「見知らぬ環境での保護生活はストレスが大きく、下痢などで衰弱する犬や猫もいた。つらい判断だったが、彼らの幸せを考えると、普通の家庭環境に戻してやることが最優先だった」と振り返る。

 災害時のペット救護を巡っては、東日本大震災でも多くの飼い主がペットを置いて避難し、人に危害を加えたり、繁殖して数が増えたりして、自治体がその後の対応に苦慮するケースが発生。飼い主がペットを避難所まで連れて行く「同行避難」の考え方が広まった。環境省も2018年に改訂したガイドラインで、同行避難を原則とした上で、餌とトイレ用品の備蓄や日頃のしつけなど飼い主の責任を強調している。

 杉原さんは「避難が長引いた場合の預け先を決めておくなど、決して置き去りにしないでほしい。飼い主が犬や猫の命を守るために備えなければならない。例えば避難訓練に犬や猫を連れて行くのは当たり前というように、社会の意識も変わらなくては」と話している。
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2020年01月21日

メンタリストDaiGo氏やサンシャイン池崎氏も! 「保護猫」を飼うにはどうすればいいの?


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メンタリストDaiGo氏やサンシャイン池崎氏は、保護猫を飼われています。彼らはSNSで猫の話をたくさん発信しています。猫好きには、たまりませんね。帰宅して、ツンデレの猫が部屋にいると思うと、家路を急ぐようになります。最近は、猫を家に迎える方法として、ペットショップ、ブリーダー、公園で保護する以外にも、保護猫を飼うという選択肢があることが知られつつあります。今回は、保護猫を飼うことの心構えや方法のお話を。

インスタより mentalistdaigo https://www.instagram.com/mentalistdaigo/
保護猫とペットショップの猫を迎えることの違い
殺処分される猫や保護している人に少しでもお役に立てば、と思い、保護猫を飼うことを決めたあなたは、講義を受けたり、身分証明書がいったりと、いろいろなことが必要になります。そのことを頭に置いて、行動しないとめげるかもしれません。

ペットショップは、極端な話、ウインドーに並んでいる子に「一目惚れ」したら、お金さえ出せば、すぐに連れて帰ることができます。一方、保護猫たちは、そのような衝動的な感情ですぐに自分の猫にすることはできないのです。猫と暮らすことは、「いのち」を迎えることです。その辺りのことをしっかりと考えてもらう仕組みになっています。それを頭に入れておいてもらうとスムーズに「保護猫」が自宅にやってきます。

なぜ、猫を飼うことを勉強しないといけないか
最近の猫は、飼い主の意識の向上、医療の発達で、長寿になりました。しかし、「一目惚れ」した猫でもがんや慢性腎不全になったりと病気をします。ただ可愛いだけではなく、「老い」や「病気」も全て引き受ける覚悟がないと、一緒に暮らせないのです。その子の命が終わるまで、傍らで見守る(終身飼育)ことは、当然のことです。決して、途中で、放棄したりしないでくださいね。「老い」さえも愛しいと思えるように願っています。以前、お酒のCMであったように「少し愛して、なが〜く愛して」です。

そして、責任ある飼育で、周囲に迷惑をかけないことは、大切ですね。たとえば、避妊・去勢手術をしないで、放し飼いをされると、猫は猫算(一回の出産で、4頭前後、産み。年に2、3回妊娠するので)というぐあいに増えて、糞尿の問題で地域とトラブルになることもあります。「いのち」が粗末にされないように、しないといけないので、これらの手術は必ず要求されます。

どこに行けば、保護猫がいるの?
公的機関としては、各都道府県に動物愛護センターなどの施設があります。そこのサイトを見れば、いろんな子が載っています。それ以外にも民間で保護猫活動をしているところがたくさんあります。保護猫、里親募集中などで検索をかけると出てきます。

たとえば、いつでも里親募集中というサイトです。

どんな手続きがいるの?
各都道府県に動物愛護センター(地域によって、名前が違います)

書類を提出し、家庭訪問(飼育環境等によっては不要)、譲渡前講習会を受けてから、希望の猫をマッチングして譲渡してもらえます。

民間の保護猫施設

民間だから、簡単に譲渡してもらうというわけではありません。民間で保護猫活動をしている人は、当然、猫を「いのち」と考えているので、契約書にサインをすることになります。以下のような項目です。

・経済的に自立していて、終身飼育をしてもらう。

・他の人には、譲渡しない。

・動物実験に使わない。

・猫の場合の飼育環境は、完全室内飼いを求められることが多い。

・避妊・去勢手術をする(成猫になると、保護猫団体でされていることが多い)

・ワクチンや定期健康診断を受ける。

などにサインをして、身分証明書を確認して契約書を交わすことになります。

このような手続きをしてから、保護猫を飼うことが始まります。

誰でも譲渡してもらえるの?
どのような人でも譲渡してもらえるとは、限りません。各団体によって違います。

・60歳以上だと譲渡してもらえない。

・留守がちのところも難しい。

・小さい子どもがいるところもよくない

など、いろんな条件があがっています。でも、以前と比べて、愛護団体はたくさんあります。自分の考えと似ているところを見つけて、譲渡してもらうのがいいですね。

私たちの病院には、愛護団体の人も来られていますが、「この子を渡すかどうか、やはりその人の人間性です」といわれていました。細かい条件ではなく、長年、この活動をしていると、そういう勘も働くそうです。あなたが、本当に「保護猫」を飼いたいと思うと、最近は相性のいい猫が見つかる可能が増えました。

トライアル期間(お試し期間)とは?
猫は、性別、年齢、によって、性格が違います。里親さんのところに行って、生活に合うかどうかという相性を見る期間が、トライアル期間です。

そして、いままでわからなかったけれど、猫アルレギーを持っている飼い主もいますので、そのときは、「トライアル期間」が終了して、猫の保護団体に戻すことになります。または、先住猫を飼っている場合は、その猫との相性を見たりします。保護団体が、この家では猫を飼うのは問題があると判断すると、譲渡を取り消すこともあります。

譲渡の料金はいるの?
里親になって譲渡されるときに、料金が発生するケースとそうじゃない場合もあります。ノミの駆除代や登録料などいるところもあります。それらは、譲り受ける前に、しっかり確認してください。

いまの保護猫
獣医師の間では、以前は、もし犬や猫を譲渡する場合は、出来るだけ高い料金をつけ渡した方がいいといわれていました。人間は、悲しいことに、高いお金を払った方が大切にする生き物だったのです。無料だと、ついつい粗末にしている風景を何度も見てきました。たとえば、血統書付きの犬には、フィラリアの予防薬を飲ませて、もらったミックス犬はしないとか。血統書の猫には、高級な缶詰めをあげるけれど、外で保護した子は、スーパーで売っている安価なものにするとか。

いまや時代は流れて、令和になり、「いのち」をお金で買わない、そして、その子には、わが子同様に愛情を注いでいる飼い主がいます。

大福ちゃん

大福ちゃん インスタ daifukunosippoより
私の病院には、意識の高い飼い主が多く、保護猫、保護犬の子は割合にいます。今日、ご紹介するのは、保護猫の大福ちゃん。鼻腔内リンパ腫の治療で来院されています。子猫で譲渡されたわけではなく、保護団体から、あと数ヶ月で3才になるという成猫でした。その上、下部に尿路疾患になりやすい体質もありました。以前に怪我もしていて、足にその跡もしっかり残っていますが、それでもおっとりしたこの猫が、愛おしく自宅で完全室内飼いをされています。飼い主は「大福の年齢も体質も傷痕も全く気になりませんでした」とのことでした。

そんな大福ちゃんでしたが、他院で健康診断も定期的に受けていましたが、鼻腔内リンパ腫にかかり、大学病院で放射線治療までされています。その後、私たちの病院に来られていますが、発症してから、1年以上が過ぎて、この4月で2年になり、このまま寛解が続けば、完治の予定です。毎日、ご自宅で丸山ワクチンを注射されたり、サプリメントを飲ませたりと「ただ可愛がるだけの毎日では無くなりましたが、それを含めても大福との生活はとても楽しいものです」といわれています。

まとめ
Twitterより「サンシャイン池崎 超裏垢」(@ikezaki_wow)
サンシャイン池崎氏が、SNSで猫を「うおおおおおおおおおおおーーーい!!!!! それ俺のダウーン!!!どきやがれコノヤロー!!!まあでもそこまで外から寒くないから今日は許してやるよ!!暖房もつけたろか!」などという、悪口にみせかけた愛情で愛猫2匹の愛らしい画像を投稿しています。そして、メンタリストDaiGo氏は、猫の保護団体に多額の寄付をしています。著名人が、このようなことをすれば、みなさんが、「保護猫」に関心を持つようになります。動物を迎えようと思ったときに、保護猫、保護犬という選択肢がみなさんにあるようになっていくのでしょう。

猫との関係が、可愛がる気持ちから、愛情、そして「生命」に対しての尊敬に変わり、「なが〜く愛して」欲しいですね。
posted by しっぽ@にゅうす at 07:21 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする