動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年07月22日

人よりも発見が遅れやすい? 意外と知らない犬の「がん」のこと

Yahoo! JAPAN


犬の死因の1位ともいわれる「がん」ですが、犬の「がん」について意外と知らない飼い主さんも多いのでは?  そこで今回は、犬の「がん」についての疑問ついて、わかりやすくご紹介します。知っておくと、愛犬が「がん」になったときに進行を抑えることにも役立つはずです!

Q「がん」って何? どうしてなるの?
人よりも発見が遅れやすい? 意外と知らない犬の「がん」のこと
A.細胞が傷つくことで起こる「突然変異」です
A.細胞が傷つくことで起こる「突然変異」です
犬も人も、体は多くの細胞によってつくられています。体内の細胞がなんらかの原因で傷つくと、突然変異を起こして正常な働きを失い、過剰に増殖を繰り返すことがあります。これが「がん」細胞です。「がん」細胞は健康な犬の体の中にも毎日発生していますが、通常は免疫によって消されています。しかし、年をとると「がん」細胞が増える一方で、免疫の働きは衰えるので、生き残った「がん」細胞がかたまりとなり、「がん」になるというわけです。

Q.犬の「がん」って遺伝するの?
A.事例はありますが、まだ解明されていません
「がん」そのものが、遺伝することはありません。犬種でなりやすい「がん」があったり、親子で同時期に肺がんにかかったケースなどがあるため、「がん」の要因が遺伝されることは考えられますが、まだ解明されていません。

Q.犬と人の「がん」に違いはあるの?
人よりも発見が遅れやすい? 意外と知らない犬の「がん」のこと
A.人に比べて発見が遅れやすいです
A.人に比べて発見が遅れやすいです
避妊や去勢手術で一部の「がん」のリスクを低下できるなど、治療についてはやや異なりますが、「がん」になる仕組みは同じです。ただし、犬は痛みや違和感を言葉で訴えられないため、発見が遅れやすい傾向にあります。

Q.犬が「がん」になるのは飼い主のお世話の仕方が悪いせい?
A.そうとは言いきれません
人の「がん」でも同様ですが、「がん」になるまでにはさまざまな要因が絡み合うため、原因を特定することはできません。ただしストレスは免疫力を低下させるので、犬に強いストレスを与えるのはNGです。

「がん」はどの犬でもなりうる病気。正しい知識を知っておき、いざというときにあわてないようにしましょう。

参考/いぬのきも18年6月号『知っておきたい犬の「がん」』(監修:池尻ペットクリニック院長 遠藤美紀先生)
イラスト/ワタナベモトム
文/melanie

いぬのきもちWeb編集室
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法律改正でどう変わる?|国家資格制度の導入が決まった動物の看護師さん

Yahoo! JAPAN



取材・文/柿川鮎子 撮影/木村圭司

第一線で活躍しているベテラン動物看護師の佐々木優斗さんに、動物看護師の現状と国家資格に関するお考えを教えていただきました。佐々木さんは動物看護師の方たち向けに看護の具体的な方法の講演をされるなど、動物看護師の現状に詳しい立場にいます。

■動物看護師の現状
――資格制度の無い現在、どんな人が動物の看護師さんになっていますか?

佐々木さん「少し前までは専門学校を卒業後になる方が多かったのですが、現在は大学で専門知識を学んだ後、動物病院に勤務するケースが増えました。動物看護師専門の大学が設立されて、大学を卒業後に、動物看護師の道に進まれる方が多いです。

動物医療にかかわる仕事をしたいという、明確な目的を持った人が多く、獣医師と看護師の両方を目指していて、獣医科に合格できなかったので、看護師になった、という人も増えました。国家資格の導入で、動物看護師を目指す人にとっても、期待できる面が増えたと思います。

■資格制度の導入のメリットとは?
――国家資格が導入されると、どんな点が看護師さんにとって有利なのでしょうか?

佐々木さん「有利かどうかは別として(笑)、これでやっと社会的に認められたという感じですかね!現在、活躍している動物看護師は、動物病院で獣医さんと一緒に働いていても、社会からみたら、正式な資格も無い、ただの一般人という位置づけです。

したがって、いくら実績を積んでも、採血や注射、投薬などの医療行為は人間の看護師と違ってNGでした。それが変わるという点が、今回の資格制度において、大きな意義になるのではないかと、私は考えています。

海外、特に米国では獣医療における動物看護師の役割はとても大きく、病院によっては獣医師が診断を下した後は、看護師がほとんどの処置や治療を行うようです。ベテランの動物看護師と若手獣医師だったら、動物看護師の方がスキルが高く、獣医師が意見を聞いて診断を下すこともあると聞きました。

■資格をもった動物看護師で病院が変わる?
――実際に国家資格が導入されると、動物医療の現場はどのように変化するでしょうか?

佐々木さん「具体的な内容は決まっていないので、あくまでも私自身の考えですが、一番は獣医さんへのサポートの質の向上かと思います。採血や注射なども可能になるかと思いますので。新たに開業する獣医さんも「ベテランの動物看護師がいれば事足りる!」ってことで、開業しやすくなるかもしれないですね。

あとは飼主さんに対して、より医療的なアドバイスが可能になるかと思います。動物看護師が飼い主さんの立場に立つことで、より具体的なアドバイスができるようになると期待しています。

お金がかかってもよりよいサービスを受けたいという人と、ある程度ペットにかけるお金を制限したいと考える人の、二通りの飼い主さんがいるかと思います。動物看護師が上手に架け橋を作って、飼い主さんのニーズに合った治療を提案できるようになるかもしれません」

■看護師資格導入によるデメリット
――逆に国家資格になることで予想される問題点は?

佐々木さん「先ほど社会的に認められる!、と言ったのですが、これがデメリットにもなるのかなと、懸念もしております。

現状は国家資格の取得方法は決定していませんが、国家試験があると予想されています。現職の動物看護師であっても「試験に落ちたら、動物看護師ではない!」となり、試験ひとつで判断されてしまいます。現役動物看護師であっても試験に落ちてしまうと、次の試験まで動物看護師は名乗れないのが痛手となるでしょう。

現職で働かれている動物看護師は、エキゾチックなど専門の道を極めていたり、中には現場よりもマネージメントに力を入れている方も少なからずいらっしゃいます。そうなってくると試験範囲によっては、不利になってしまう可能性もあるでしょう。

学校で動物医療や公衆衛生などを習っていても、現職で使わないために、埋もれている知識もありますから。獣医さんでさえ、たまに「あれ学生時代に習ったけど、いったい何だったのかなぁ?」なんて笑いながら話す人もいます。

試験内容によっては、現職の看護師の方が不利になるかもしれません。試験前に再講習などがあれば有難いのですが、働きながら通えるかどうかが、問題になるでしょう。資格となると本当に難しい問題がいくつも出てきます。期待もありますが、不安もあり、どうなっていくか見守りたいですね」

■看護師さんと飼い主さんが良い関係でいるために
――動物病院で看護師さんとの付き合い方のコツがあったら教えてください。

佐々木さん「動物看護師は獣医さんと飼い主さん、獣医さんとペット、飼い主さんとペットの3つの懸け橋的な役割をしております。分からないことがあれば何でも聞いてください!『こんなことを聞いたら恥ずかしい』と思わないで、聞きたいことはどんどん納得するまで、徹底的に説明してもらった方が、ペットのために良い結果となることが多いのです。

最近では看護師以外に、受付や、コンシュルジュなどが病院にいるので、獣医さんにできなかった質問などは、その方たちに聞いてもらってもいいですね。

動物看護師が国家資格をもった職業として注目されることで、動物看護師を目指したいと考える優秀な若い人材が増えることを期待しています。よく講演で聞かれますが、動物看護師の適性とは、まず「動物が好きであること」です。ありきたりですがこれが一番です。

あとは飼主さんとの懸け橋の役割を担うので、人と接することが苦にならないこと。「究極のサービス業」ですから。向き不向きはやってみないとわかりませんが、不向きの点は自分の気持ち次第でいくらでも覆せると、私自身の体験から断言できます。

今でこそ獣医さんは私を頼ってくれますが、初めはヘッポコ動物看護師でした。最初に就職したのが動物救急病院だったので、獣医さんの口調も厳しく、「そんなんじゃダメ!」とか「もっと効率よく動け」と叱られ、「自分には向いていない」と不安な時期もありました。

ただ、よく考えると獣医さんの怒りの本質は「もっと動物達の為になる仕事をしよう」だということがわかって、自然と前向きに捉えられるようになりました。多くの看護師は、私と似たような体験をしていると思います。

私の場合は忙しい中でも1日10分は自分が担当した症例を勉強していました。煮詰まってしまわないように、少しずつです。現場で先生の治療を見ながら、自分で症例の治療シミュレーションをして、その差を考えたりもしています。どんな仕事も同じでしょうが、看護師になって終わり、という職業ではありません。

ただ、自分の知識や技術が身に着けば、自然に動物の為に繋がっていく。飼い主さんとの話の幅も広がり、内容が濃くなって、言葉に説得力も出てきます。動物が好きであれば、いくらでも成長できる職業です。国家資格の導入で、看護師になりたいという人が、増えてくれれば良いですね」

* * *

佐々木さんのお話で、動物看護師がさんより身近で頼りになる存在に感じられてきました。ペットと暮らしていると、絶対に縁の切れない動物病院。これからは動物看護師さんとも、より良い関係を築いていきたいものです。

取材協力/動物介護・看護師 佐々木優斗さん
動物看護師として0.5次予防医療から救急医療まで幅広い分野を経験。愛犬の死を機に、もっと「わんちゃんの為にできる仕事」をと考え動物介護士としての道を選択。犬の大型介護施設勤務、ハイホスピタリティ老犬ホームの立ち上げ、老犬&老猫ホームのマネージャーを経て、新たに動物往診事業や動物介護+動物看護の提供、人材育成やキャリアデザイン構築をかかげ株式会社B-sky統括マネージャーに就任。その傍ら、理念を共にする者と一般社団法人高齢動物医療福祉協会を設立し専務理事に就任。
・株式会社B-sky
・往診専門動物病院 わんにゃん保健室
・一般社団法人 高齢動物医療福祉協会

文/柿川鮎子
明治大学政経学部卒、新聞社を経てフリー。東京都動物愛護推進委員、東京都動物園ボランティア、愛玩動物飼養管理士1級。著書に『動物病院119番』(文春新書)、『犬の名医さん100人』(小学館ムック)、『極楽お不妊物語』(河出書房新社)ほか。

撮影/木村圭司
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「子猫殺し」から13年…… SNSが増幅させる「善意のバッシング」一瞬で食らいつく「人格否定」の猛威

withnews



ネット炎上を語る上で外せないテーマの一つに「善意のバッシング」がある。「○○がかわいそう」「○○するのは許せない」などの共感を土台にした「善意」が動機になっているが、結果として誹謗中傷や脅迫まがいの行為が横行する、いわゆる「集団リンチ」の様相になるのが特徴といえる。今からおよそ13年前の2006年に起こった「子猫殺し」を告白した作家をめぐる「炎上」はその先駆けともいえるものであった。作家の死後、明らかになった「意外な顛末」も含め、一連の騒動は、「感情の拡張」を制御できない私たちへの警鐘として生き続けている。(評論家、著述家・真鍋厚)

問題提起として書かれた1本のエッセイ
「子猫殺し」は、直木賞受賞作家として知られる坂東眞砂子が、日本経済新聞の夕刊「プロムナード」欄に週1回で連載していたエッセイが発端だった。
「私は子猫を殺している。家の隣の崖の下がちょうど空地になっているので、生れ落ちるや、そこに放り投げるのである」。当時住んでいたタヒチで飼っていた三匹の雌猫とその子猫の取扱いを通じた問題提起だった。

坂東が述べた理由はこうだ。

避妊手術は「本質的な生」を人間の都合で奪う面があり抵抗がある。しかしこれに異は唱えない。ただ、「避妊手術」と「生まれてすぐの子猫を殺すこと」は同じことだ。「子種を殺すか、できた子を殺すかの差」である。「どっちがいいとか、悪いとか、いえるものではない」。そもそも動物を飼うこと自体が、「人のわがままに根差した行為」であり、どこかで必ず矛盾や不合理が生じてくる。私は猫の「生」=生殖行為の充足を優先し、その「責任として子殺し(の方)を選択した」。

――という内容だった。

人格否定であふれた書き込み
坂東は、文中で「人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない。生まれた子を殺す権利もない」として、自分も「矛盾や不合理」の渦中にいることを明確に認めている。エッセイそのものが、広範な議論の提起を目的としたものであった。
しかし、結果として、そのメッセージは正確に伝わらなかったと言わざるを得ない。当時のネットの電子掲示板やブログなどの書き込みでは、一部で人間と動物の関係をめぐる活発なやりとりが行なわれたが、その多くは子猫を殺した著者の人間性を疑うといった人格否定へと傾いた。

「子猫殺しの変わった作家」というレッテル貼りである。週刊誌も興味本位で書き立て、扇情的な空気を作り出した。

スポットライトとしての共感
つまり、議論のための材料を提供したと思ったら、材料そのものへの批判が殺到したというわけだ。
それは分かりやすくいえば「動物愛護」に対する共感の輪が、そのままバッシングの包囲網となっておそいかかったようなものであった。

心理学者のポール・ブルームは、このような「共感」に基づく関心が一つの物事に集中し、それ以外が見えなくなる現象を「スポットライトとしての共感」と呼んでいる。

著書『反共感論 社会はいかに判断を誤るか』(高橋洋訳、白揚社)では「スポットライト的な性質を持つ情動は、共感に限られない。怒り、罪悪感、恥、感謝の念などの情動も、共感に類似する」と主張している。

害を大きくしてしまう「共感」
ブルームは、「共感」を2種類に分ける。「情動的共感」と「認知的共感」だ。
「情動的共感」は、無意識的なもので「他者の心の中で起こっていることを自分も感じること」。

「認知的共感」は、「他者の心の中で起こっていることを感情を差し挟まずに理解すること」である。

ブルームがとりわけ問題視するのは「情動的共感」だ。

普段の日常生活で身内などを思いやる分には害は少ないが、道徳的な課題や政治問題など公共政策を考える場面では害が大きくなるという。なぜなら前述した「スポットライト」の効果によって、問題の焦点そのものが狭まり、残りの暗がりにある様々な事情が見えにくくなるからである。

<この効果はまた、私たちが持って生まれた感情について、より一般的なことを教えてくれる。つまり、それらが数的感覚を欠いていることを。私たちの関心が特定の個人の苦難に関する思考によって駆り立てられているのなら、一人の苦難が1千人の苦難より重要と見なされるような倒錯した状況を生み出し得る。>――ポール・ブルーム『反共感論 社会はいかに判断を誤るか』(高橋洋訳、白揚社)

呪詛に満ちたメール、議論が萎縮
坂東のエッセイでは、「子猫を殺した」という部分だけに注目が集まり、そこに「情動的共感」でつながる人々が大量に生じたとみなすことができる。
「共感のスクラム」は「一つの動物虐待」という事件性にのみ固執する。そうなると、中立的な立場から突き放して分析することすら非難の対象になりかねず、自由な議論が委縮し、個人攻撃が野放しにされるようになる。

著者の元には呪詛に満ちたメールが多数寄せられ、コラムの担当デスクの名前がネット上でさらされ、新聞社主催の公開討論は中止に追い込まれることになった……。

ソーシャルメディアが増幅させる「泥沼」
当時はまだ電子掲示板やブログなどが主流(mixiがサービスを開始して約2年)だったが、現在では速報性と感情の連鎖を重視するソーシャルメディアによって、この「情動的共感」は化学反応のスピードを増し、ますます先鋭化する状況になっている。
いわば「情動的共感の泥沼」にはまり込むのである。その時、ソーシャルメディアは、わたしたちの「感情を劇的に拡張させる」方向に作用する。

もう一つ、現代に特有の重大な落とし穴がある。それは、「スポットライト」による効果と非常に似ている、ネットによる「特定の出来事の可視化」と、その結果として生まれる「目に入らない領域」の増大である。

「この世の悪はネットによってすべて暴かれる」
確かにソーシャルメディアは、これまで表に出てこなかった「事件」を「可視化」するツールという面ある。
しかし、それは「可視化された特定の出来事」以外への興味や関心が抑えられ、言い換えると「目に入らない領域」が際限なく拡大していくことだ。

今年2月、散歩中の犬を飼い主である女性が足で蹴り上げる様子が映った動画が、Twitterに投稿されてネット炎上を誘発し、テレビ局が取り上げる「事件」にまで発展した。

もちろん動物虐待は決して許されるものではないが、もっと大きな視点で見れば、年間数万件に及ぶペットの殺処分の問題があり、その背後には飼い主による飼育放棄が存在している。さらに深く掘り下げると、「動物の権利」(アニマルライツ)や「動物福祉」(アニマルウェルフェア)という概念も考えなくてはならないだろう。

しかし、そのような根本的な解決が困難な重苦しい全体図よりも、衝撃性のある分かりやすいストーリーの方が好んで拡散され、あっという間に炎上ネタ≠ニして消費されることとなる。

まるで「この世の悪はネットによってすべて暴かれる」かのような錯覚が生まれやすくなると、ソーシャルメディアを一種の監視システムとして運用する傾向が強まり、「膨大な目に入らない現実」の存在を忘れさせてしまう。

ただでさえ情報で飽和している時代、人々は自分に必要な情報が何かを見分けることは難しい環境に置かれている。何が大事な情報なのか考える余裕がない中、この「情動的共感」とリンクした「可視化」の波、つまり、画面に表示される「わかりやすいストーリー(見世物)」をクリックしてしまいがちになっている。

現実をも変えるリスク
「目に入らない領域の拡大」は、現実をも変えてしまう。
人間関係が希薄になった現代において、その空白を、ネット空間に生まれる間接的で手軽なリアリティで代替しがちになるからだ。

それは、広大なオフラインの領域があるという単純な話ではない。ソーシャルメディアでの滞留時間が増えると、コミュニケーションの密度が濃くなり、「情動的共感」と「可視化」が結合した特殊なリアリティが立ち上がってしまう。その結果、オンライン上に文字や画像として現れる一部の現実だけをもとにしたネットユーザーの主観的な社会像を再構成していくのである。

統計的には減っているにも関わらず、凶悪犯罪に対する過熱報道とソーシャルメディアによる過剰な情報共有により、「体感治安」が悪化して社会不安が増幅される現象が典型だ。

そのような人々がこぞってネット炎上に便乗すればするほど、社会的課題としてもっと熟慮しなければならない数々の「矛盾や不合理」を素通りしてしまう。それは脊髄反射的なリアクションの対極にある「引いて見る」「全体像を掴む」思考の停止を意味する。

「じつは子猫を殺してなどいなかった」
坂東の死去後、作家の東野圭吾は、『集英社WEB文芸 RENZABURO(http://renzaburo.jp/bando_memorial/index.html)』で「じつは子猫を殺してなどいなかった坂東眞砂子さんのこと」と題した追悼文を寄稿した。坂東本人の口から「子猫殺し」の話が脚色したものであることを聞いたと書いている。
「実際は二メートル程度の段差。下は草むらやから、落としたぐらいでは死なへん。つまり正確にいうと、子猫を裏の草むらに捨てた、ということやね」「つまり、殺すも同然ということやね。けど、私は子猫を殺してるも同然である、と書いたのでは意図が伝わらへんと思た。そこでひとつ、子猫を殺している、と」などと誇張した経緯を喋ったとしており、「たった一本のエッセイのせいで作られた誤ったイメージを、とうとう彼女が生きている間には払拭できなかったこと」が無念に思うと記している。

ところが、かつて坂東を叩いた人々はその事実をケロリと忘れたのか、ほとんど何の反響も呼ばなかった。このような顛末も含めて一連の炎上騒動は、今日ネットに氾濫する「行き場のない善意の空騒ぎ」の原点といえるものであり、「共感の飢えに促された感情のはけ口」としてのソーシャルメディアの現在地を予見させるものであったのだ。

わたしたちには「感情の拡張」というマジックと上手く付き合っていく知恵が必要である。
posted by しっぽ@にゅうす at 08:36 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月21日

ペット「衝動買いしないで」 俳優・浅田美代子さん講演

佐賀新聞


動物愛護の活動に取り組む俳優の浅田美代子さんによる講演会が20日、佐賀市天神のアバンセで開かれた。劣悪な環境で飼育するブリーダーやペットショップに子犬が並ぶ現状を示し、「生きているのだから衝動買いしないで。簡単に犬を飼える状況だから簡単に捨てる人もいる」と指摘した。

 動物保護活動をしている有田町のNPO法人アニマルライブが主催した。浅田さんは、劣悪な環境で繁殖させるブリーダーから犬を保護する活動をしている。6月に成立した動物愛護法の改正に向けた運動にも尽力した。

 悪徳な繁殖業者について、実際に訪れた時の写真を示しながら、親犬がふんまみれになったり、ゲージが狭くて骨折したりするなど、粗末な環境で生活していると説明。「遊んだり、触れたりしてもらえず、親たちは地獄。この場所で一生を終える」とし、「産めなくなると業者に処分される。『殺処分ゼロ』という自治体もあるが、ペットブームにおいてこの殺処分数がすごく多い」と話した。

 このほか、犬猫が異常繁殖して飼育ができなくなる「多頭飼育崩壊」や老犬がすぐに手放される現状にも触れ、「最後までみとる覚悟を持って」と呼び掛けた。

 県内外から約150人が訪れた。聴講した佐賀市の古賀かおるさん(45)は「ペットショップでは子犬をかわいい、としか思ってなかったし、劣悪な環境の親犬もいるなんて思いもしなかった。寄付など、自分にできることをやっていけば変わるかもしれない」と話した。
posted by しっぽ@にゅうす at 00:30 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

保護犬や猫を引き取るならどんな団体から? ペットの年齢・種別、クセなど譲渡側と事前相談を


Yahoo! JAPAN




【住まいの処方銭】ペットのいる暮らし

 前回、シニアがペットを飼うなら、保護犬や猫を受け入れる方法があることを紹介した。こういった譲渡会は自治体の動物愛護センターやNPO法人などが開く。

 では、引き取るならどんな団体からがよいのか。人と動物が幸せに共生するため、ペットに関する資格認定や検定の実施を行う日本愛玩動物協会(東京都新宿区)の東海林克彦会長に聞いた。

 「譲渡会を行っている民間団体は玉石混交です。たとえば、会った日にすぐ引き渡さないところや、新しく飼い主になりたい人としっかり面接し、そのイヌやネコのクセを、時間をかけて説明してくれるようなところがよいでしょう」

 誠実な団体であれば、ペットの年齢や種別、将来の変化などを詳しく教えてくれる。たとえば、「このイヌは高齢で長時間散歩するのが難しい」「このイヌはリードを引っぱるクセがある」などだ。

 「引き渡し時に契約書を取り交わすかどうかも一つの目安です」

 飼う側も意識を正したい。飼育には費用が必要だ。ワクチン代やペットフード代などは意外にかかり、飼育後「こんなにお金がかかるとは思わなかった」という声がある。譲渡をしている民間団体のなかには自宅に来て、飼育環境にふさわしい住まいかどうかをチェックするところもある。自分も選ばれるということだ。

 これを「面倒」と思うか、あるいは「親切」と解釈するかだろう。ペットのための対応と考えれば、ペットとも長く仲良くできるはず。

 「譲渡する側からすると『引き取られても、またすぐ捨てられてしまう』という状況を避けたい。事前にじっくりと『こんな飼い方をしたい』という相談をしてはどうでしょうか」(不動産・住生活ライター 高田七穂)
posted by しっぽ@にゅうす at 00:29 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペットの熱中症対策、知っておくべき10カ条! 人とペットの赤い糸

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【人とペットの赤い糸】

 夏は海に行ったり水遊びができたりと、ペットとの絆を強める楽しみも多いが、特別なケアが必要になる。特にペットは人間と違い、汗腺がなく、汗をかけず体温調節ができないので、暑さに影響を受けやすく、熱中症にもなる。

 今月末から猛暑の予測もある。対処法として、次の10項目をあげたい。

 (1)十分な水と日よけを用意する。脱水症はペットの生命を脅かす疾患である。新鮮な水や冷たい水を多く飲めるようにしておく。直射日光が当たらないように配慮したい。出掛けるときは常に冷たい水を入れたペットボトルを持参する。特に短頭種(鼻が低いパグやペルシャ猫)、高齢や肥満のペットは猛暑に弱い。

 (2)水分を取らない場合はウエットフードを与え、水分摂取ができるようにする。

 (3)日中の散歩は避ける。強い日光の下では熱中症にかかるリスクがある。アスファルトが熱くならない早朝か、夜の散歩がお薦めだ。保冷剤のスカーフをしたり、夜になっても道路が熱い場合は、肉球のやけどを防ぐため、ペット用の靴を履かせる。

 (4)室内の冷房は22〜25度くらいに設定し、冷感マットなどを敷く。冷房することで食欲も出る。

 (5)ペットの状態を観察する。犬猫の平均体温は約38〜39度前後だ。水を飲んだり、息をハァハァして、体温を下げる調整を行う。これらの体温より高い場合は要注意だ。おしっこがほとんど出ない。息を激しくハァハァしたり、歯茎が渇いていたり・赤くなったり、よだれの量が多い場合、嘔吐(おうと)や下痢、脚がふらつく症状などがあった場合は、すぐに動物病院で診察してもらう。冷たい水の中にペットをつけるのはショックを起こす場合がある。病院に着くまで、ぬれタオルで背中より、おなかの方を冷やしてあげると良い。

 (6)蚊や虫に刺されないようにする。夏はさまざまな虫が病気を媒介するので、刺されないように注意する。庭の芝生は短く刈り、動物病院でノミ・ダニ予防をしてもらうことも大切だ。

 (7)車の中に放置しない。車内は40度以上になる場合がある。また、車の不凍液が漏れ出す危険性もある。不凍液は甘い味がすることからペットが口にする危険性があり、致命的な状態に陥ることがあるので、注意が必要だ。

 (8)日焼け止めクリームを用意。短毛や皮膚がピンク色のペットは日焼けでやけどする恐れがあるが、どのクリームが合うかどうかは動物病院で確認してほしい。また、ペットの被毛は夏には体温を下げ、冬には体温を温める役割をしている。夏だからと、全ての毛を刈るのではなく、被毛は少し残すようにしたい。

 (9)水遊びは注意。真夏はペットとプールや海で遊ぶ機会もあるが、ロープや障害物にひっかかりペットが溺れる場合もあるので、救命用具を身に付ける。

 (10)キャンプ場では火から遠ざける。キャンプファイアなどで、風向きによってやけどする場合があるので、注意したい。

 以上、夏のペットケアについて述べた。ペットと一緒に旅をしたり、遊ぶ機会も多いと思うが、十分注意して絆を強め、夏の楽しい思い出を作ってほしいものである。

 ■越村義雄(こしむら・よしお) 一般社団法人「人とペットの幸せ創造協会」会長。同ペットフード協会名誉会長。一般財団法人日本ヘルスケア協会理事、「ペットとの共生によるヘルスケア普及推進部会」部会長など。
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保護犬の飼い主さんが明かす「私がこのコを家族に選んだ理由」

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犬を飼おうと思うときに、「保護犬を家族に」と考える人はどれほどいるでしょうか。

今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、保護犬を家族に迎えた飼い主さん40名に、「私が保護犬を飼おうと決めた理由」を聞いてみました。

飼い主さんたちがどのような経緯で保護犬を迎えたのか、その思いを紹介します。

保護犬の飼い主さんが明かす「私がこのコを家族に選んだ理由」
保護犬
保護犬のことを知る機会があって
最初は保護犬のことをよく知らなかったけれど、なんらかのきっかけで保護犬の存在を知り、興味を持ったということもあるようです。

・「保護犬を飼うのは、現在2頭目。初代のコは息子が中学の職場体験で見て、そのときに初めて引き取った。2頭目も、同じ施設から引き取った」


・「2匹目を迎えようといろいろ調べていたときに、助けなければいけない命がペットショップではないところにたくさんある、ということを知ったから」

たしかに、保護犬について知る機会は、まだ少ないといえるのかも。まずは知ることが大事ですよね。

保護犬の飼い主さんが明かす「私がこのコを家族に選んだ理由」
保護犬
犬を飼うときは「保護犬を選択肢の1つ」と考えていた
ペットショップで犬を買う人が多い中で、選択肢の1つとして、保護犬を迎えることをずっと考えていたという人もいます。

・「犬が飼いたいというだけで、子犬からでなくてもよかった。そのため、保護犬は最初から選択肢の1つだったので!」


・「事情があって犬を手放す人がいることを知っていたから」

犬を迎えたいと思うときに、家族を待っている保護犬がいることを思い出してみてください。

保護犬の飼い主さんが明かす「私がこのコを家族に選んだ理由」
保護犬
ペットショップで買うことに違和感
犬を飼おうと思うとき、ペットショップで購入するのも手段の1つですが、それ自体に違和感を感じていたという声もあります。

・「命をお金で買うのがイヤだから」

・「殺処分される犬もいるのに、と思うと、ペットショップで犬を買うことに違和感を感じた」

・「飼い主が必要な犬を引き取ったほうがいいと思ったから」

・「最初から家族を『買う』なんて思っていなかった」
お金を出して買うのなら、いま悲しい思いをしている犬を引き取ってあげたいーー保護犬を飼い始めた飼い主さんたちは、そういう気持ちだったようです。

殺処分されてしまう犬を減らしたい
殺処分されてしまう犬が数多くいる現実を悲しみ、保護犬を引き取ることでかわいそうなコを救いたいと思った人も、とても多いようです。

・「1匹でも殺処分を減らせたらって常に思っている」

・「1匹でも命が救えて、家族が増えて楽しくなるならと」

・「命を救いたかった。そのコに運命を感じた」

・「悲しい思いをする犬がいなくなってほしいから」



実際に保護犬を家族に迎えた人たちは、このような気持ちで飼う決意をしたようでした。

「保護犬ってどんな感じなんだろう」とわからないことも多くて踏み出せない人もいるでしょう。さまざまな境遇のコがいて、性格やどの程度しつけが必要なのかなど、もちろん個体差があります。

ただ、今回お話を聞いた中では、次のような声も聞こえました。

・「とても人懐っこい犬だった」

・「ただ人間の都合で捨てられたりしたコ」

ペットショップで売られているコも、保護施設にいるようなコも、みんな同じ命。そこに差はないのだと考えさせられます。



犬猫の「殺処分をやめよう」という運動もなされていますが、それでも約5万6,000頭もの犬猫が殺処分を受けているのが現実です(2016年度 環境省データより)。

これから犬を飼いたいと考えている人は、ぜひ保護犬を飼うという選択肢を覚えておいてくれたら嬉しいです。

『いぬのきもちWEB MAGAZINEアンケート vol.46』
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/sorami

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 00:26 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする