動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年11月15日

犬のトリミングってどんなことをするの?頻度や費用の目安は?

Yahoo! JAPAN



愛犬のトリミングのペースや費用は、どのくらいですか? 今回は、トリミングに関する基本知識と費用や頻度の目安についてご紹介します!トリミングは見た目の問題のみならず、とても重要な役割があるので、必要に応じて行ってあげるようにしましょう。

犬のトリミングってどんなことをするの?頻度や費用の目安は?
ノーフォークテリア
そもそもトリミングって?
トリミングとは、犬の毛をハサミやバリカン、トリミングナイフ、クリッパーなどでカットしたり、刈り取ったりしてキレイに切り揃えて整えることです。毛が伸び続ける犬種の場合は、定期的にトリミングをすることで毛玉ができにくくなるので、皮膚病予防など健康管理にも役立つでしょう。
また、余分な毛を取り除くことで、犬本来の美しさを引き立たせることもできます。

犬のトリミングってどんなことをするの?頻度や費用の目安は?
ミックス犬
トリミングサロンでやってくれること
サロンにより内容は多少異なりますが、シャンプー、カット、ドライヤーだけではなく、耳そうじや爪切り、肛門腺搾りなどのお手入れも行ってくれるところがほとんどです。

ちなみに、サロンでトリミングをお願いする場合は、1年以内に接種したワクチン証明書や狂犬病予防接種済票を求められることがよくあります。事前にHPなどで確認し、必要書類は忘れずに持参するようにしましょう。

犬のトリミングってどんなことをするの?頻度や費用の目安は?
ミックス犬
トリミングの費用はどのくらい?
基本的な料金の目安
犬種やカットスタイル、お住いの地域やサロンによって、費用は変わってきます。サイズ別の料金の目安としては、以下の通りです。

【トリミング料金の目安】
・チワワなどの小型犬 … 3,000円〜
・ビーグルなどの中型犬 … 5,000円〜
・ゴールデン・レトリバーなどの大型犬 … 10,000円〜

ただし、小型犬といっても毛質に個性があるトイ・プードルやミニチュア・シュナウザーなどの場合は、8,000円前後になることも珍しくありません。

追加料金がかかるケースも
オプションとして、薬用シャンプーに変更したり、オゾンミストや炭酸スパ、マイクロバブルなどをプラスしたりする場合は追加料金がかかります。また、噛みグセや狂暴な性格の犬の場合は、追加料金が発生するケースのみならず、お断りされることも…。
ほかにも、子犬の場合は成犬より安い「パピー料金」になるサロンもありますよ。料金が気になる場合は、サロンに問い合わせてみるのがおすすめです。

トリミングの頻度は?
基本的には月1回が目安ですが、犬種はもちろん、季節やカットスタイルなどによって頻度は異なります。トイ・プードルなどの毛が伸び続ける犬種の場合は、月1回程度を目安に行うようにしましょう。
一方、チワワのように毛が一定以上伸びない犬種は、特にトリミングの必要はありません。ただ、季節に応じてカットスタイルの変化を楽しみたいという飼い主さんもいるので、そのスタイルに合ったペースで通うとよいでしょう。

このほかにも、毛が伸びてきて絡まりそうなときや目に毛入りそうなとき、体臭を感じる場合などは、早めにサロンに連れて行ってあげるようにしましょう。トリミングはおしゃれだけではなく、愛犬の皮膚の健康や快適な暮らしのためにも必要な場合があります。自宅でトリミングしているという飼い主さんもいますが、難しいお手入れのひとつなので無理はせず、プロの手を借りるなどしてベストな毛の長さを保ってあげてくださいね

◎参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『【専門家が解説】おしゃれだけじゃない? 犬のトリミングの役割や方法、費用について』(監修:SJDドッグ グルーミングスクール代表 中央ケネル事業協同組合連合会 会長 鈴木雅実先生)
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 02:00 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月14日

発見率80%のペット探偵に密着24時、行方不明動物の探し方

Yahoo! JAPAN


10月某日月曜の午後3時。迷子ペットの捜索・相談を行っている『ジャパンロストペットレスキュー』に1本の電話が入った。内容は、3日前に都内でいなくなったという三毛猫に似た猫がいると、ビラを見た人が電話をしてくれたのだ。

この記事のその他の写真

 代表理事の遠藤匡王さん(42才)は、落ち着いた口調で、電話主に語りかける。

「今、周りには何が見えますか? その猫ちゃん、首輪はしていますか?」

 など、状況や特徴を詳しく聞き出す。電話を切るとすぐに、捜索中のスタッフに現場に向かうように指示を出し、飼い主に電話をかける。

「似た猫ちゃんがいるという情報がありました。捜している子だといいですね」

 遠藤さんは、明るい声で電話を切った。

◆圧倒的に多いのが猫の迷子

 ペット探偵とは、行方不明になった猫や犬などの動物の捜索依頼を受けて捜す仕事。依頼の8割は猫で、残りの2割が犬だが、まれに、鳥やウサギ、フェレット、蛇、亀などの小動物の相談も来る。

「猫はすばしっこく、跳躍力もあり、狭いすき間からも逃げられます。柵を作っても、それを飛び越えて、網戸を上手に開ける子もいて、逃げる確率が犬より高いんです。その代わり、捕まえやすいのは猫の方です」(遠藤さん・以下同)

 犬は長距離走に強く、小型犬でも一晩で5km以上も移動するため、捜すのに時間がかかる。一方の猫は、長い距離を移動することはなく、半径1km圏内にとどまっていることが多い。

「猫は室内飼いか、そうでないかでも変わってきますが、たいていの場合は近くで見つかるケースが多いんです。ごくまれに、トラックの荷台に飛び乗ってしまい、遠方まで行ってしまうケースもありますが…」

 そんな話を聞いていると、先ほど現場に向かったスタッフから、捜していた猫だったという連絡が入る。遠藤さんの顔から笑みがこぼれた。

◆依頼の7割は電話で

 昼間の業務は、捜索のほか、依頼主に会いに行ったり、情報をもとにMAPを作成したりと慌ただしく過ぎていく。捜索依頼は1日平均5〜10件ほどだ。


新たな電話が入ったのは、深夜0時。こんな夜中にもかかわらず、依頼の電話だ。遠藤さんの会社では、電話とホームページの問い合わせフォームの2通りの依頼方法を設けているが、7割以上は電話での問い合わせだという。

「それも深夜であることが多いんです。皆さん、昼間は仕事などで気を張っていることも多いのですが、夜になると急に不安になって眠れなくなるようです。深夜2〜4時の問い合わせなどしょっちゅうです」

 電話に出ると、すぐに詳しい状況を聞いていく。いついなくなったか、どのあたりを自分で捜したか、ツイッターなどのSNSやビラ、ポスターを作って情報を求めているかなど、現状を把握したら、飼い主に今すぐしてほしいことを伝える。

「室内飼いの猫の場合、私たちが捜している最中に、自力で帰って来る場合もあるんです。そのために、玄関や窓を開けておく、ペットシーツなど自分のにおいがついたものは、猫たちにとっても安心材料になるので外に出しておく、猫のトイレの砂を入口にまいて様子を見るなど、帰って来やすい環境づくりをお願いします。その上で、正式にご依頼いただくかどうか、判断していただきます」

◆事細かな情報で居場所を推理

 正式に依頼が決まったら、今度は飼い主と直接会って、さらに細かな状況を聞く。

「事前にメールでペットの写真や年齢、性別、特徴などを送ってもらいます。そこからさらに直接会って、いなくなった時の状況や、人見知りなのか人懐っこいのか、インターホンが鳴っただけで隠れてしまうのか、保護された犬や猫なのか、生まれてからずっと室内飼いか、去勢・不妊手術は受けているかなど約40項目にわたる質問をします。たとえば、去勢や不妊手術を受けていない猫は冒険心もあって行動範囲が広いんです。そのように、少しでも手掛かりになる情報が得られるよう、細かく聞くようにしています」

 その後、ポスター100枚、ビラ1000枚の制作を行い、それを持って情報収集も兼ねて依頼主の家の近くでビラを配り、地域住民の許可を取って、掲示板などにポスターを貼る。


さらに、住宅地図を細かくマーキングし、いなくなったペットの行動を推理していく。

「ポスターを貼った場所にマーカーで色をつけ、犬を飼っている家には“犬”と記入。猫よけに水の入ったペットボトルが置いてあるガレージなどには×をつけ、野良猫などにエサを与える“エサやりさん”がいるところにも色をつけます。エサやりさんのいる場所は、他の猫も集まるため、室内飼いの猫は怖がって近寄らないことが多いんです。これらの情報を書き込んで、居場所を絞り込んでいくのです」

 捜索は地道に足を使う。1匹につき1人のスタッフで、猫なら1日20km、犬なら25km以上を歩くこともある。時間帯は、犬は昼間だが、猫は日が暮れてからが本番だ。

◆深夜2時!猫発見

 今回、捜すのは白黒の毛を持った3才のメス猫のモモちゃん。遠藤さんはモモちゃんが好きなにおいという、マタタビを持って午後11時に捜索のために事務所を出た。

「昼間は人の行き来が多いため、室内飼いの猫は、ひっそりとどこかに隠れていて、人通りが少なくなった夜に行動を起こすことが多いのです」

 深夜2〜4時は猫のゴールデンタイムといわれており、見つからない場合はこの時間帯にまで捜索が及ぶこともある。猫は側溝や、車の下に隠れていることもあり、奥まで捜すためには、ファイバースコープなども使うという。

 捜索1日目は、見つけられぬまま翌朝9時で一端終了。2日目も、深夜から捜索を開始し、朝方はビラ配りと聞き込み、夜は捜索を行うが見つからず。3日目。深夜2時に、いなくなった場所から150m圏内の住宅で、ついに捜していた猫と同じ特徴を持つ猫を発見!

 保護と思いきや、すぐには動かない。このまま遠くから様子を見つつ、まずは飼い主に連絡をするのだ。

「しばらく外で迷子になっていた場合、猫は飼い主さんでも近づくと怯えて、逃げてしまうことがあります。そこで、飼い主さんにフードやおやつなどを持って来てもらって、低い姿勢をとり、フードなどを持って、おびき寄せるのです」


ここから飼い主と5〜10mの距離をとってスマホで指示を出しながら、猫の近くで好物のフードを持ってもらい、「モモちゃ〜ん」と、優しく猫に呼び掛けてもらう。

 猫は当初、怯えて身を硬くしていたが、飼い主の声に安心し、名前を呼ばれることで徐々に飼い主を思い出したのか、少しずつ近づいてくる。その後、モモちゃんであると確認ができた時点で徐々に距離を縮め、約1時間かけて保護に成功! 飼い主は涙を流していた。

◆3日以内に見つかることがほとんど

 遠藤さんによると、行動範囲が推測できれば、たいてい3日で迷子ペットは見つかるという。そのため、初期捜索期間は3日。1日8時間、3日間の捜索で8万円が相場。

 北海道から沖縄まで全国の依頼を受け付けており(交通費、宿泊費は別途必要)、依頼前の相談は無料で行っている。

「以前は不当な業者もいて、料金前払いで捜しもしない、似たような猫を見つけたが時間が足りないと、不当に延長料金を要求するなどのトラブルもあったようです。今は口コミが広がり、そのような業者への依頼は減り、潰れたところもあるようですよ」

 また、人間の調査を行う探偵事務所に依頼し、着手金と高額な成功報酬を請求されたケースもあるという。

「それが悪いとは言いませんが、ペット捜索業者には、成功報酬はありません。さらに動物関連の研究をしている人など、動物の生態に詳しいスタッフが多いので、短期間で見つけられるため、料金も安くすみます。動物の生態に詳しくないと、行動が読めないので捜すのに時間がかかることが多く、その分、見つかっても高額になるケースが多いのです」

 もし、愛するわが子がいなくなったら、嘆く前に、まずは相談してみよう。

※女性セブン2018年11月22日号

posted by しっぽ@にゅうす at 09:08 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬の飼育放棄 実際に目撃したケースと保護するための方法

ネタりか



犬の飼育放棄とは?
シーズーの写真

愛犬家は、愛犬を心から慈しみ愛しています。愛犬が幸せなまま、一生を終えるまでずっと愛し続けます。
心身ともに健康でいられるように、食事や運動に気を配り、快適に暮らせる環境を整えます。
それが当然と思っています。しかし、現実は、私たちのような飼い主ばかりではありません。
寒暖差のある外に住まわせ、散歩にも連れて行かず、食事は、汚れた食器に安価なドックフードを与えるだけ。排泄物も、ろくに処理せず、不潔な場所にずっと繋ぎっぱなし。
そんな飼い方をされている犬を見たことはありませんか?
飼い主さんからすると、それでも犬を飼っていることになるので、「飼育放棄」している自覚はないのかも知れません。
しかし、犬の習性からすれば、こんなに残酷な仕打ちはありません。

私が目撃した飼育放棄のケース1
シーズーの写真2

炎天下の駐車場で飼われていたシーズー
そのシーズーは、気温40℃を超えるような真夏でもトリミングにいかず、毛玉だらけで、被毛は伸び放題でした。
たまに、飼い主さんがハサミか、バリカンで刈り上げるのか、丸裸に近い姿になることがあり、その時だけ、そのシーズーの顔立ちがはっきりとわかりました。片目が白内障なのか、白く濁っていました。
冬も、小さな木で出来た小屋には、毛布が敷かれただけで、風よけもありません。
排泄物は、一日一回、ホースで飼い主さんの家族が流すので、そのシーズーの小屋の周りは水浸しになりました。
夏、特に暑い日の日中に、私はそのシーズーの小屋の近くに、牛乳パックに入れて凍らせた大きな氷を置いたことがありました。
吹き付ける熱風が少しでも涼しくなるようにと置いたつもりでしたが、そのシーズーは、その氷にぴったりと体を寄せて涼んでいました。
飼い主さん一家は大人ばかりの世帯で、昼間はみんな外出しているのか、シーズーの側に大きな氷が置かれていることも、全く気が付きませんでした。
私は、「このおうちに飼われていても、このシーズーは幸せではない」と思っていました。
でも、あまりにもご近所過ぎて、「あなたの飼い方は犬を不幸にするから、私にシーズーを譲ってください」とは言えずにいました。

それでも、飼い主さんが大好きだった
私は、飼育放棄されているそのシーズーのことを、飼い主さんに構われず、体に触れられることもなく、不幸な犬だと思い、可哀そうに思っていました。
そのシーズーの飼い主さんの家には、ミニチュアダックスとトイプードルがいました。
その2頭は家の中で飼われているのに、なぜ、シーズーだけが外飼いされて、飼育放棄にすら見えるような環境で飼っているのか、その事情はわかりません。
でも、3頭が一日一回の5分程度で終わる散歩に連れ出されていく時、キレイにトリミングされた2頭の前を、しっぽをピンとまっすぐ上に立てて、誇らしげに歩くシーズーの姿を見ました。
餌をくれたり、毎日、排泄物を洗い流す奥さんよりも、一日一回きりの散歩に連れて行ってくれるご主人を見上げて、千切れそうなほどしっぽを振って、喜びを体いっぱいに表しているのを見た時、私はショックを受けました。
汚れ切ったモップのような姿をしていても、シーズーは、自分が不幸だとは思っていなかったのです。
どんな心無い仕打ちを受けていても、そのシーズーは、ご主人が大好きでした。
ほんのわずかな時間、一緒にいられることだけがそのシーズーの生きがいで、その時間以外は、死んでいるのと変わりないほど味気ない時間なのでしょう。
私がそのシーズーの飼い主なら、もっともっと「飼い主さんと一緒にいられる」という幸せを感じさせてあげられるのに、しかし、そのシーズーは自分に与えられている幸せの分量だけで満ち足りていて、飼い主さんと引き離されることなど望んでいないのだとわかりました。

私が目撃した飼育放棄のケース2
バーニーズの写真

鉄格子の中で飼われているバーニーズ
私の愛犬、アメリカンコッカースパニエルのめいぷるとの散歩は、ほぼ毎日、コースを変えて、約30分ほど歩きます。その中で、高級住宅街の中を散歩するコースがあり、その途中、手作りの檻の中でバーニーズを飼っているお家の前を通ります。
その檻に書かれている名前から察すると、どうやらそのバーニーズは男の子のようでした。体重は、おそらく50s以上はあるでしょう。
でも、その檻は大きなバーニーズがオスワリした状態くらいの高さしかなく、広さは、畳1畳程度です。
床は、網状になっていて、排泄をすればその下に落ちるようになっているようで、そのお家の人が夕方になると、ホースでその檻の下へ水をまき、排泄物の掃除をしていました。
そのお家のご近所の人によると、バーニーズを連れて来たのは娘さんだったそうです。しかし今はその娘さんはお家を出てしまい、バーニーズだけが実家に残ったのだとか。
力が強くて、散歩に連れて行ったご主人が引っ張られて腕を痛めてしまい、散歩に連れて行けるのは娘さん一家が帰省している時だけらしい、と聞きました。
これは、現在飼っている親御さんご夫婦の飼育放棄ではなく、娘さんの飼育放棄ではないかと私は思います。

飼い主の飼育放棄によって、殺処分される犬
モノクロの犬

現実に、昨年、行政によって殺処分された犬の頭数は、5万頭を超えています。
そのうち、1万5千頭が飼い主からの持ち込みです。
持ち込み以外でも、所有者不明の上、引き取り先もなく、1万頭の犬が殺処分されました。
持ち込みの場合だと、自分が飼っていた犬を持ち込むケースもあれば、悪徳ブリーダーや、多頭崩壊による持ち込みの数も含まれています。
所有者不明、という事は、野犬が保護されたというケースもあるとは思いますが、自分の犬が行方不明になっても、保健所に問い合わせもせず、放置している飼い主もいる、という可能性も考えられます。
いずれにせよ、人間の身勝手で、毎年たくさんの犬が殺されています。
私は、「飼えないから」と自分の飼っていた犬を保健所に持ち込む人間と比べれば、自分の飼い犬でありながら、死なないように餌を与え、排泄の処理をするだけであっても、「飼育放棄」する人間の方がまだ許せる気がします。

飼育放棄されている犬を保護したい時
つないだ手

「保護する」と言うのは、動物保護団体の方に助けを求め、その犬を保護団体に引き取ってもらうことではありません。
「飼育放棄されている犬を見つける」→「保護団体に連絡する」と言う行動だけで、その犬を助けた気になるのは、自己満足に過ぎない、という考え方もあります。
今回は「里親を探す」…と言う形ではなく、「自分がその犬を引き取って飼育する」という意思のもとに行動する場合についての記述といたします。

飼育放棄は、動物虐待に当たる
日本には、「動物の愛護及び管理に関する法律」という法律があります。
この法律には、動物虐待の定義が明記されていて、その中には飼育放棄も含まれています。
平成22年には、環境省から各都道府県の動物愛護に関わる部署の最高責任者宛てに飼育改善の指導が必要な例についての指針が示されています。
このことから、実際に暴力などを振るわなくても、ネグレクト(飼育放棄)も動物虐待と見なされ、第三者からの通報があれば、警察や保健所などの行政機関は、動物虐待をしている疑いのある飼い主に対して、現状の確認を行わなければならない義務が生じます。

警察、保健所に通報することでのリスク
飼い犬を飼育放棄している自覚なく、惨い目に合わせている人のところへ、「保健所」なり、「警察」なりの行政機関の人が指導を行っても、あまり効果が見られないこと方が多く、改善どころか、犬がどこかに移されてしまったり、遺棄されたりすることがあります。

近隣の保護団体にコンタクトを取り、相談してみる
ですから、いきなり警察に相談するよりも、まず、近隣で活躍されている保護犬、保護猫をレスキューしている団体さんにコンタクトを取り、アドバイスを貰った方が良い結果をもたらすのではないかと思います。
ホームページやブログなどでたくさんの経験を積んでいることを確認した後、メールだけはなく、電話したり、直接会って話をして、信頼できる団体かどうかは、自分の責任で見極めましょう。
そして、「私が引き取る用意があります。」としっかりと意思を伝えて、どのように行動するべきか、どのように協力してくれるのかの相談を重ねます。

まとめ
撫でられる犬

「保健所に持ち込む飼い主より、飼育放棄しているように見えても、愛犬の命を繋ぐための最低限の世話をしている飼い主の方がまだ許せる気がする」と思うものの、どちらも動物を飼う資格などないとも思っています。「動物を飼う」という事は、ただ生かしていればいいというものではありません。「愛犬」「愛猫」「鳥」と言う言葉があるように、飼い主さんが「飼い犬」には、生きていくための栄養や、病気にならないための住環境だけではなく、「愛」も与えるべきなのではないでしょうか。「愛」を与えられず、ただ死ぬまでの時間を費やすだけの命を見つけた時、あなたの中の「愛」をその犬が最期を迎えるまで与え続け、看取る覚悟が出来るなら、ぜひ、行動を起こしてください。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:07 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

愛犬を甘やかしすぎると将来どんな迷惑犬になるか考えたことがありますか?

ネタりか



なぜ、愛犬を甘やかして好き放題にさせてはいけないのか?
子犬のジャックラッセルテリア

なぜ、人間と犬が一緒に暮らす時、犬にいろいろなルールを教えなければならないのでしょうか?
まず、犬の生活の中に人間が入り込むのではなく、人間が暮らしている環境の中で犬と人間が一緒に暮らすのですから、犬がいることで人間の暮らしに悪影響が出るようなことがあってはいけません。
そのために「人と暮らすこと」になった犬に対して、その犬の「飼い主」となった人間は、飼い主の責任として、その家族の生活環境の中のルールを犬に学ばせなければなりません。
子犬であれ、成犬であれ、人間と一緒に暮らしたことのない犬を迎え入れたなら、その犬を「家畜」でも「番犬」でもなく、共に暮らしていく「家族」にするために、トレーニングを施す必要があります。

愛犬を甘やかして、トイレトレーニングをしなかったら…
子犬と濡れたカーペット

一緒に同室で泊まる旅行に連れて行けない
最近は、犬を一緒に連れて泊まれる宿が増えました。
しかし、そういった「犬連れ歓迎」の宿でも、ほとんどの場合、「トイレの躾がされていること」と言う注意書きがあります。
全くトイレトレーニングが出来ておらず、犬が「したい時にしたい場所で」排泄するのであれば、せっかく家族として一緒に暮らしているのに、旅行に行く際はいつもペットホテルに預けたり、ペットシッターさんにお願いするしかありません。

家の中に悪臭が沁みつく
旅行だけでなく、家の中でも場所を定めず好き勝手に排泄するようになれば、その後始末だけでも大変です。
しかも、排泄する場所が複数ある場合、手入れが行き届かず家中に犬の排泄物のニオイが染みついてしまうことになります。
持ち家ならまだしも、もし賃貸物件に住んでいるのであれば、近隣の人にもその悪臭の影響が出てくるかもしれません。
そうなると、ご近所トラブルにもなりかねません。

愛犬を甘やかして、「マテ」のコマンドを教えなかったら…
口を開けているジャックラッセルテリア

散歩の途中や、ドックランで他所のわんちゃんと喧嘩になりそうになった時、「マテ」のコマンドを知らないままだと、愛犬の衝動的な行動を止めることが出来ません。
犬同士の喧嘩だけでなく、リードが外れて暴走した時も、犬の動きを止めることが出来ず、道路に飛び出して車に轢かれてしまう…と言った事故にもなりかねません。

愛犬を甘やかして、「コイ」「オイデ」のコマンドを教えなかったら…
走っている柴犬の後ろ姿

「コイ」「オイデ」は、「呼び戻し」という行為です。
どんなに離れても、家の中のどこにいて何をしていても、飼い主さんが「オイデ!」と呼べば、戻ってくるようにトレーニングを施します。

ドックランで犬が疲れるまで帰れない
「絶対にリードを外したり、フリーにしないから、教える必要はない」と思って、「コイ」や「オイデ」を教えなかったとします。
まず、どんなに人間が本気で走っても、本気で走る犬を捕まえることは出来ません。
ドックランで楽しく遊んでいる犬に、「オイデ」「コイ」と教えていなかったら、犬が飽きるか、疲れるまでずっとドックランの中を追いかけまわすしかありません。

逸走した時、捕まえることが出来ない
囲いのあるドックランの中ですら、本気で走っている犬を捕まえるのは困難です。それが、全く囲いのない場所で、万が一リードやハーネスが外れて、犬が走って逃げてしまったら、迷子になってしまい、最悪の場合、車にはねられたり、迷子になって帰ってこられず、命を落としてしまうことも十分に考えられます。「人に迷惑をかける」ことよりも、大切な愛犬の命を失う事になりかねません。

愛犬を甘やかして、「ハウス」のコマンドを教えなかったら…
ケージの中で寝る犬

「ハウス」は、クレートやキャリー、ケージなどに犬を入れる時に出すコマンドです。ただ、「ハウス」のコマンドは、ただ狭い場所に閉じ込めるだけでなく、「絶対的に安心できる安全な場所に入る」ことも同時に理解させる必要があります。「狭いところに閉じ込めるなんて可哀そう」と、「ハウス」のコマンドを教えなかったら、人にどんな迷惑をかける犬になってしまうのでしょうか。

病院、ペットホテルで獣看護師さんなどに迷惑をかける
動物病院は、予防接種や避妊手術、健康診断などで利用する場合もありますが、具合の悪い動物を連れてきている方もいるので、待合室で愛犬を走り回らせたり、好き放題させたりするのは、非常識です。
飼い主さんの指示でじっと大人しくできないような愛犬の場合、特に声が甲高い小型犬の場合は、キャリーやクレートに入れて順番を待つべきです。
もし犬が「ハウス」のコマンドを知らなかったら、飼い主さんが他の人への気遣いが出来る人であっても、実行することが出来ません。
また、入院やペットホテルに預ける場合、「ハウス」のコマンドを知らないと、ケージに入れる時に大変な手間がかかり、スタッフの方に迷惑をかけることになります。

公共交通機関を利用できない
愛犬が10s以下であれば、電車に乗せることが出来ます。ただし、クレートやキャリーなどに入れることが条件のため、「ハウス」が出来なかったら電車などの公共交通機関を利用することは出来ません。
無理やりキャリーに入れてしまうと愛犬が驚いてしまい、移動中ずっと鳴き続ける可能性もあります。世の中の全ての人が犬を好きなワケではないので、犬の声が耳障りな人にとっては大迷惑です。

災害時、避難出来ない
現在、日本では災害時に「同行避難」を推奨しています。災害時、飼い主さんはペットと一緒に安全な場所へ避難し、無事に避難所に着いてからは、人とペットとそれぞれ決められた場所で避難生活を行うことです。もし、「ハウス」のコマンドを教えていなかったら、ペットの居住空間にいる間、ずっと鳴き続けたり、愛犬に大きなストレスを与えることになるでしょう。

愛犬を甘やかして、車に乗る時に車内を自由に動き回らせていたら…
車から乗り出すゴールデンレトリバー

交通事故の際、車外に投げ出される危険性がある
人間の場合でも、交通事故の際、シートベルトをしていなかった子供さんだけが車外に投げ出されて命を落とすといった事故が起こっています。

運転の邪魔になり、交通事故の原因になる可能性がある
小型犬でも、突然興奮して運転手さんにじゃれかったら、それが原因で事故を起こしてしまうかも知れません。また、小型犬ではなく、まだ落ち着きのない大型犬の子犬だったら、もっとそのリスクは高くなるでしょう。
愛犬を車に乗せる場合、クレートに入れるか、犬用のシートベルトで体を固定する必要があります。

愛犬を甘やかして、吠えるのをやめさせなかったら…
鳴く子犬

理由なく犬が吠えることはありません。「無駄吠え」と言う言葉がありますが、それは犬が吠える理由を人間が理解していないだけです。
犬が吠える理由や原因を理解し、吠える必要のない状況を作り出すことで、いわゆる「無駄吠え」を徐々に減らすことは出来ます。
とはいえ、やはり本能的に吠えたり、なにかに驚いて興奮し、鳴き続けてしまう…といったこともあります。
そんな時に、犬が人や物に吠えかかるのを止めることが出来なかったら、どうなるのでしょうか。

近所トラブルの原因になる
普通に暮らしている中で、ちょっとした物音に驚いて吠え続けたり、また、飼い主さんが不在で留守番をしている最中、ずっと吠えている、といったことがあれば、いわゆる「ご近所トラブル」を引き起こす原因になります。
世の中には、「犬がうるさい」と恨まれ、それが高じて、散歩のコースに毒物を置かれたり、家のまわりに嫌がらせをされたりと言った事件も実際に起こっています。

人に怪我を負わせる可能性がある
犬が怖い人は、小型犬に吠えかかられただけでも、緊張します。
それが、体の大きな犬であればなおさら恐怖を感じることでしょう。
吠えるだけでなく、もし、走っているバイクや自転車に吠えかかったら、運転している人が驚いて転倒し、怪我をしてしまうかもしれません。

愛犬を甘やかして、散歩の時、引っ張られるままにしていたら…
飼い主を引っ張る犬

特に、大型犬の場合、犬にぐいぐいと引っ張られて散歩をしている飼い主さんをよく見かけます。もし、本気で大型犬が走ったら、大人の男性でも制御出来ません。
飼い主さんと愛犬、両方の安全のためにも、愛犬が衝動的に走り出したりすることなく、落ち着いて歩けるようにトレーニングしておく必要があります。
もし、犬の行動を制御できず、常に犬の気ままにまかせて、飼い主さんが引っ張りまわされていると、どんな問題が起きるでしょうか。

散歩に連れていけなくなり、飼育放棄に繋がる
運動量が足りていないと、犬のストレスが溜まります。その結果、家の中で走り回ったり、家具や座布団、クッションなどを食い破ると言ったストレス発散のための行動をとるようになります。
また、大型犬は小型犬よりも排泄物の量が多く、家の中できちんとトイレトレーニングが出来なかったら、排泄をさせるために何度も外に連れて行かなくてはいけません。
結果、飼い主さんの手に余り、外での飼育になってしまいます。
そうなると、徐々に散歩の頻度も時間も減り、排泄物も一日中放置し、ただ、繋いで餌を与えるだけ…という飼育放棄に繋がります。
そんな状態になると、犬も、犬が暮らしている環境も悪臭が立ち込めて、近隣に住んでいる人たちに大きな迷惑をかけることになります。

飼い主さんが怪我をする
愛犬との散歩の最中、勢いよく引っ張られて飼い主さんが転倒し、怪我をしてしまうことが考えられます。もし、お仕事をされている飼い主さんが、腕を折ったり、足を挫いたりして日常生活に支障をきたすほどの怪我をしてしまったら、間接的ではありますが、結果として「犬を甘やかしていたこと」が原因で、一緒に働いている人にも迷惑をかけてしまうことになります。

運動不足になり、逸走する可能性が高くなる
犬のストレスが溜まって、何かの拍子に逃げ出してしまうこともあります。
安全に愛犬を保護し、連れ戻すためにはたくさんの人の手を借りなければならない場合もあります。

まとめ
キョトンとする犬

愛犬に惜しみなく愛情を注ぐのと、甘やかして好き放題させるのとは、全く違います。
一度、家族として迎え入れたからには、生涯、その犬が幸せで暮らし、飼い主さんもその犬を家族として愛し続けるためにも、また、周りの人に迷惑がられることなく暮らすためにも、愛犬には人間と一緒に暮らしていけるように、トレーニングをし、躾をするのが愛情の証なのではないでしょうか。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:06 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

学校の飼育動物崩壊、うさぎが大変なことになっている…

Yahoo! JAPAN



保育園や幼稚園、小学校で、「命の大切さを学ぶために」動物を飼育しているところは多い。文部科学省も「豊かな人間性の育成に資する」としている。だが、どうだろう。実際の飼育現場では、とんでもない惨事が起きているのだ。15年間にわたり、大阪府でうさぎの保護活動を続けている一般社団法人リバティ代表の藤田敦子さんに話を聞いた。

【写真】大変なことに…小屋のなかにうさぎがいっぱい

■うさぎの飼育費、医療費は予算がついていない

 藤田さんによると、文部科学省は、小学校などの教育機関で動物飼育を推奨してはいるが、そのための予算は組まれていないという。少なくても大阪府下の、ある教育委員会に電話で確認したところ、飼育費や医療費は配分されていないという事実が確認できた。

 うさぎは牧草を主食にしているが、そうしたエサ代も誰かが自腹を切らねばならない。もっと深刻なのは、医療費である。うさぎとて、生き物なので病気をすることもある。ところが、動物の場合、人間のように皆保険制度などというものは存在しないので、自由診療なのである。民間の動物保険会社もあるにはあるが、保険料も高額で、学校の飼育動物は加入していないという。そのため、うさぎが怪我や病気をしていても見て見ぬふり。放置されているケースがあるのだ。骨盤骨折をしたまま小学校で放置されていたうさぎもいるという。このうさぎは、藤田さんが、半ば無理矢理引き取って治療したそうだ。

■不妊手術もできず多頭飼育崩壊

 教育現場でそのようなことが起こっているとは、にわかには信じられないのだが、それが現実だ。

 病気だけでなく、不妊手術の費用も出せず、雄のうさぎと雌のうさぎを一緒のうさぎ小屋で飼ってしまうケースもあるそうだ。当然、うさぎはすぐに妊娠する。その繁殖力は非常に旺盛で、一度の出産で産まれるうさぎは7〜8匹。産んだ、その日のうちに妊娠することができ、また1ヶ月後には出産することもあるという。さらに、生後3ヶ月から妊娠できるので、まさしくねずみ算式に増えていくのだ。なかには、うさぎがまたたく間に60匹にもなってしまい、多頭飼育崩壊したケースもあるという。せいぜい数匹が暮らすために作られたうさぎ小屋が、すし詰めになった場合、母うさぎは、子うさぎが生きられないことを本能で察知し、自らの手で首を噛み切って殺害することもある。

 教育現場で起きている、大変ショッキングな、うさぎの虐待とも取れる飼育状況。いままでに藤田さんが保護しただけでも、5校から25〜30匹いるという。予算がつかなくては、飼育や治療、不妊手術は困難だ。学校動物の飼育のあり方が問われている。

(神戸新聞特約記者・渡辺陽)
posted by しっぽ@にゅうす at 09:05 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リード付けず飼い犬散歩、容疑の男逮捕 「かまれた」と訴え…出頭要請に応じず

Yahoo! JAPAN



飼い犬2頭を放し飼い状態で散歩させていたとして宮城県警仙台東署は13日、県動物愛護条例違反の疑いで、仙台市宮城野区の無職、今原友宏容疑者(34)を逮捕した。調べに対し「覚えていない」と容疑を否認している。飼い犬にリードを付けずに散歩させるなど、係留義務違反による逮捕は県内で初めて。

 逮捕容疑は昨年11月、同区内の路上で飼い犬の中型犬「コーギー」2頭を係留せずに散歩させていたとしている。

 この犬に足をかまれたという20代女性からの相談があり、同署が出頭を要請するなどしてきたが、今原容疑者がこれに応じなかったという。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:02 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月13日

突然の事故で下半身麻痺に…「野犬」が寄り添い、支えてくれた

Yahoo! JAPAN



野犬は恐ろしいなどと伝えられているが、動物保護管理センターに保護された子犬の「里親」があつまる交流会で野犬たちを見てもらえたら、少しは悪いイメージを取り除いてもらえるのでは―。本職はトリマーで、滋賀県動物保護管理センター(湖南市)が捕獲した野犬の子犬の飼い主を募るボランティア活動にも取り組む松若菊美さん(48)はそう語る。10月半ばに松若さん宅で開かれた、「里親」たちが集まる交流会を訪ねた。
■野犬「相棒のような存在」
 この日は、松若さんから野犬を引き取って育てている里親約40人と犬約30匹が集合。庭に作られたドッグランスペースで犬たちを遊ばせながら、関西や中部地方から参加した里親たちが犬に関する情報交換を行った。
 「野犬は子犬でも警戒心が強く、慣れてくれるまでは大変だが、信頼関係ができると忠誠心が強く、ペットというより相棒のような存在になる」と松若さんは話す。
 2013年、センターで保護されていた子犬を目にして「譲渡の対象なのか」と尋ねると、「野犬だからできない」と返答され、疑問を持ったのがきっかけだった。「野犬はいないのが理想だが、もとは人間の無責任から生まれたもの。子犬だけでも生きるチャンスを与えたかった」
 センターと交渉し、健康状態が良い子犬を引き取り、趣旨に賛同した知人らに引き渡す活動を始めた。「それも人間のエゴかと考えることもあったが、犬と飼い主が幸せなら良いと思えるようになった」と振り返る。
 動物病院に案内チラシを置いたり、会員制交流サイト(SNS)で呼び掛けるなどして、5年間で約250匹を引き渡した。松若さん自身も5歳の雄と3歳の雌の2匹を飼っている。今春には大阪府や愛知県の飼い主と「チーム野犬」を結成し、3拠点で里親の募集を行っている。「野犬の性質をきちんと説明した上で、責任を持って飼ってもらうために、1週間ほど希望者に預けて、飼えるかどうか確かめてもらう」という。「野犬を飼う人は周りに少ないので、悩みを打ち明ける場にもなる」と15年から年2回、自宅で交流会を開いている。
■車怖がり失禁も、飼い主に寄り添い
 チーム野犬の一人で、交流会に参加した小野啓子さん(54)=大阪府貝塚市=は、2年前に夫の知之さん(54)が仕事中の事故で下半身麻痺(まひ)になった時に、野犬ならではの長所を実感したと語る。「空気感を読むのが上手。病院の駐車場で夫に会わせると、状況を察してずっと夫に寄り添っていた。夫にとってはセラピー犬だった」。知之さんは「一生車いす生活と分かって心が腐っていた時期に、自宅のベッドで一緒に寝てくれた。言葉を使えなくても思いがあるのだと知ると、生きていこうと思えた」。
 谷久美子さん(49)=湖南市=は1歳の雌犬を飼っている。「知らない人が来ると、今でもケージや机の下に隠れて出てこないし、車や自転車などの人工物を怖がり失禁することもある」と、独特の習性を説明する。逃げると戻ってこない不安もあり、屋外ではリードを外せない。でも「トイレを汚さない、無駄ぼえをしないなど、生きる上での賢さがある。飼い主には優しく寄り添ってくれる」という。
 松若さんは「野犬は人を襲うから怖いというのは偏見だし、かわいそうというのも違う。ペットショップで売られる純血種とは違う良さがある。多くの人に魅力を知ってもらい、野犬の数も殺処分数もゼロに近づけていきたい」と語る。
■殺処分が10分の1以下に
 滋賀県での野犬の現状や犬飼育の状況を、県動物保護管理センターの佐野哲也次長(獣医師)に聞いた。
     ◇
−県内の野犬の生息数は。
 長浜市の姉川河川敷に20〜30匹の群れがあり、明確には分からないが、昭和初期から続いているようだ。人から餌を与えられた痕跡もある。
 狂犬病予防法や県条例に基づき、捕獲のための檻(おり)を群れの近くに設置している。成犬は年に数匹ほどしか捕まらないが、まだ警戒心の薄い子犬は捕まりやすい。病気の有無や性質を判定した後、松若さんに引き取ってもらう。以前は全頭殺処分だった。成犬は今も殺処分している。
−野犬の特徴は。
 人への警戒心の強さが野生動物と一緒。県内の群れは人を襲うことはないが、こちらが近づくとすっと数十メートルの距離を置いて離れる。野犬を飼う場合、子犬のうちに環境に慣れさせ、ゆっくり性格を変える必要があり、それを楽しめる人でないと難しい。
−殺処分数の推移は。
 2017年度にセンターに収容された犬は、飼い主からの引き取りと、飼い主不明の引き取りや捕獲を合わせ、計299匹だった。そのうち、飼い主が判明して返還したのが84匹、新たな飼い主への譲渡が136匹、殺処分が79匹だった。
 犬の収容数は、1985年度に1万2159匹だったのが、95年度は半数以下になり、2010年度には初めて千匹を下回り、その後も減少傾向にある。殺処分数(センター内での病死も含む)も、06年度に千匹を超えていたが、10年間で10分の1以下に減った。現在、望まない子犬が生まれて持ち込まれるケースはほぼゼロだ。放し飼いをしないことや不妊去勢手術が飼い主に周知された成果と考えている。
■野犬譲渡、京都府も訓練中
 京都府内では現在、京都市が野犬の譲渡を行っているが、子犬を引き渡したケースは今のところない。
 京都市医務衛生課によると、右京区の桂川河川敷に十匹ほどの群れが見られるほか、南区や伏見区でも野犬が確認され、捕獲の檻を設置している。市は府とともに2015年度から、ドッグトレーナーの有資格者らが、捕獲した野犬の性質などを判定し、譲渡可能なものは人に慣れさせる訓練をした上で引き渡す仕組みを採用。これまで捕獲した成犬約30匹のうち数匹を譲渡した。今年は子犬も数匹捕まえたが、まだ訓練中で譲渡はしていないという。
 一方、京都市を除く地域を管轄する京都府は17年度に成犬98匹を捕獲したが、野犬は含まれていなかった。府生活衛生課は「山中で猟をした時にはぐれた猟犬を保護するケースが多い。野犬の群れがいるという相談は聞いていない」とする。
 大津市では09年度の中核市移行で設立された市動物愛護センターも「市内に野犬の群れはない」としている。
posted by しっぽ@にゅうす at 06:03 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする