動物 しっぽニュース
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2018年11月16日

もしかしたら「第1反抗期」かも?犬の反抗期に見られる行動と対処法


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一般的に、人は14歳ごろになると「反抗期」を迎えますが、犬も生後6カ月〜1才ごろになると「第1反抗期」と呼ばれる時期を迎えるといわれています。ここでは、「第1反抗期」に犬が見せる行動と、飼い主さんが取るべき対処法をご紹介します。

もしかしたら「第1反抗期」かも?犬の反抗期に見られる行動と対処法
チワワ
犬の「第1反抗期」とは?
個体差はありますが、体が成犬時とほぼ同じサイズに成長し、自我が芽生え始める生後6カ月〜1才ごろの犬は「ここで○○してみたら、飼い主さんはどう反応するのかな?」と、飼い主さんを試すような行動を見せることがあります。その中には、反抗的な行動が数多く見られることも…。

しかし、ここで飼い主さんがひるまずに正しく対応すれば、まだまだ従順な年ごろなので、比較的短期間で反抗期がおさまることも期待できます。ではこの時期、犬はどのような反抗的な行動を見せるのでしょうか。飼い主さんの取るべき対処法もあわせてご紹介します。

もしかしたら「第1反抗期」かも?犬の反抗期に見られる行動と対処法
秋田犬
「第1反抗期」に犬が見せる行動と対処法 @
リードをつけようとすると、逃げて反抗する!
リードをつけるときに反抗する場合は、愛犬の好きなおやつを使うのがおすすめ。おやつをなめさせながら、愛犬の首輪を持ち、リードをつけてあげましょう。この方法を毎回繰り返すと、落ち着いてリードがつけられるようになるはずです。

ハウスに入れると、吠えて反抗する!
この場合、飼い主さんが根負けしてしまうこともありますが、ここで愛犬を出すと、「吠えれば要求が通る!」と勘違いしてしまいます。ハウスで愛犬が吠えたときは、心を鬼にして、見ない・話しかけないを徹底し、『無視』を貫きましょう。愛犬が諦めて吠えやみ、落ち着いたときは声だけでほめるのがポイントです。

もしかしたら「第1反抗期」かも?犬の反抗期に見られる行動と対処法
トイ・プードル
「第1反抗期」に犬が見せる行動と対処法 A
抱っこしようとすると、暴れて反抗する!
この場合、暴れるたびに愛犬を床へ下ろしていると、「抱っこのときは、暴れれば解放してもらえる!」と勘違いしてしまうことがあります。愛犬が暴れたら飼い主さんの体にピタッとくっつけて、諦めて暴れなくなるまで、じっと待ちましょう。完全に落ち着いたら下ろしてもOKです。

お手入れをしようとすると、噛んで反抗する!
犬は噛んで嫌なことが回避できると、次からも噛むようになってしまうので、注意が必要です。お手入れするときは、長くなめたり噛んだりできるタイプのおやつをなめさせながら行うと、お手入れ自体の印象がよくなり、噛まなくなるでしょう。犬の「第1反抗期」をうまく乗り越えるためには、飼い主さんの毅然とした対応が功を奏します。ぜひ参考にしてみてくださいね!


参考/「いぬのきもち」2018年1月号『うちの犬にも反抗期が来た!どう向き合う? どう乗り越える? 』(監修:ジャパンケネルクラブ、日本警察犬協会および日本動物病院協会認定インストラクター 戸田美由紀先生)
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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【獣医が教える】犬のクッシング症候群〜原因から治療のすべて〜

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11/15(木) 19:35配信 いぬのきもち WEB MAGAZINE
クッシング症候群は、内分泌・ホルモン性の疾患です。代謝の変化や免疫力・筋力の低下など、様々な症状を引き起こします。また、その病態は一通りではなく、複雑です。
今回は、原因や症状といった基礎知識から、実際に役立つ診断方法・治療法およびその治療費についてまで、クッシング症候群に関する知識を詳しくご紹介していきます。

【獣医が教える】犬のクッシング症候群〜原因から治療のすべて〜

クッシング症候群とは
クッシング症候群という言葉は、もともと人間の医療で使われていた名称です。そのため、犬には関係しないタイミングで、耳にする機会があったかもしれません。しかし、人間や猫に比べると、犬のクッシング症候群の発症率は格段に高くなっています。そのため、犬を飼ったことがある人であれば、より多くの方がその言葉を耳にしたことがあるでしょう。
クッシング症候群は、別名、副腎皮質機能亢進(こうしん)症と呼びます。副腎とは、腎臓のすぐ近くにある小さな臓器で、左右に一対で存在し、内分泌物質(ホルモン)の産生と放出をします。副腎の構造は皮質と髄質とに分かれていますが、それぞれの場所で複数の種類のホルモンを産生します。クッシング症候群では、なんらかの原因により、副腎皮質からのホルモン分泌が過剰になる状態が生じます。

クッシング症候群になりやすい犬種
日本におけるクッシング症候群の好発犬種は、ダックスフンドやプードルと言われています。しかし、飼育頭数の母数の差による影響も大きいため、この2種に限らず、主に5〜7歳以上の全ての犬種で発症します。

【獣医が教える】犬のクッシング症候群〜原因から治療のすべて〜

クッシング症候群の種類と原因
クッシング症候群には、大きく分けて3つの種類があります。

1.下垂体性
先述したとおり、クッシング症候群は副腎皮質から過剰なホルモンが分泌される疾患です。副腎は常に一定量のホルモンを分泌しているわけではなく、その量は増減しています。副腎がホルモンの分泌を増加させるとき、副腎を刺激するACTH(副腎皮質刺激ホルモン)というホルモンのはたらきがあります。このACTHは、脳の下垂体から分泌されます。つまり、下垂体に腺腫(せんしゅ)、腺癌(せんがん)などが起こり、ACTHの分泌量が過剰になったとき、それにともなって副腎が刺激され、クッシング症候群を引き起こすのです。
犬のクッシング症候群の約90%がこの下垂体性です。


2.副腎腫瘍
副腎自体が腫瘍化している場合です。副腎が腫瘍化すると、そのはたらきが過剰となり、クッシング症候群となります。
犬のクッシング症候群の約10%がこの副腎腫瘍です。

3.医原性
自然発生のものとは別ですが、医原性のクッシング症候群があります。医原性とは、他の疾患の治療をおこなった結果、二次的に発症してしまう疾患ということです。ステロイドの長期・高用量の投与が原因となる例が多くみられます。
ステロイドは、免疫の抑制や炎症を抑える作用があり、比較的即効性で、その治療効果も大きく、さらに安価な薬です。疾患によっては代用できる薬も少なく、とても恩恵が大きい薬です。
しかし、実はステロイド自体が副腎皮質ホルモンのひとつであるため、長期に過剰に投与すると、副腎の機能に影響を与え、クッシング症候群を引き起こしてしまうことが有ります。また、ステロイド投与量の限界値は個体差が大きく、一概には言えません。

クッシング症候群の症状
クッシング症候群はホルモンの疾患であるため、代謝の変化、免疫力の低下、筋力の低下などの様々な症状を引き起こします。その中でも代表的なものには、以下のようなものがあります。

多飲多尿
もっとも気づきやすい症状のひとつです。水をたくさん飲み、排尿の量も多くなります。
クッシング症候群の代表的な症状で、治療経過の指標としても観察されます。

皮膚症状
身体の広範囲に、左右対称性にみられる症状です。
菲薄化(皮膚が薄くなり、血管が目立つようになる)、感染症による発疹、脱毛、慢性炎症による色素沈着、石灰化などの症状が起こります。

腹部膨満
肝臓の腫大、内臓脂肪の増加に加え、腹部の筋力の低下により、お腹が大きくふくらむ症状です。
なんとなく太ったなと思って病院に行ったら、クッシング症候群だったというケースもよくみられます。

パンティング
ハッハッハッとベロを出して速い呼吸をしている状態です。呼吸筋の筋力の低下、腫大した肝臓による圧迫により、呼吸が苦しく速くなります。

神経症状
クッシング症候群が、下垂体性クッシング症候群であった場合、下垂体は腫大します。下垂体のすぐ上には脳があるため、腫大した下垂体は脳を圧迫し、沈鬱、痴呆、旋回、視覚障害などの神経症状が起こることがあります。


クッシング症候群の診断
クッシング症候群の診断は、上記の臨床症状に加え、動物病院で以下のような検査をおこなうことによって診断されます。

血液検査(1) ACTH刺激試験
ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を用いて、血液中の副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の測定をすることで診断する方法です。いくつかの条件と手順があります。

1)検査の前、数時間は絶食、安静にし、午前中に検査を行う。
2)すでにクッシング症候群の薬を内服している場合は、内服後3~6時間に検査を開始する。
3)採血をし、コルチゾールを測定する。
4)筋肉内、もしくは静脈内にACTHを投与する。
5)30〜90分後に再度採血し、コルチゾールを測定する。
6)2つの検査結果から診断する。

ACTHは副腎を刺激するため、2回目の採血のときにはコルチゾールは最大限に放出されています。副腎腫瘍であれば、副腎の機能が亢進しているため、コルチゾールは異常高値を示します。また、下垂体性であった場合も、副腎が過形成を引き起こしていることが多いため、同様にコルチゾールの異常高値を示します。
一方、コルチゾールが異常低値を示した場合、医原性のクッシング症候群を疑います。これは、ステロイドにより下垂体のACTH分泌能力が低下し、同時に副腎のコルチゾール分泌能力も低下しているためです。

血液検査(2) 低用量デキサメタゾン抑制試験
デキサメタゾンとは、ステロイド系の抗炎症薬です。医原性のクッシング症候群で触れたように、ステロイドは副腎皮質ホルモンのひとつであるため、身体に投与されると副腎のはたらきに影響を与えます。
低用量のデキサメタゾンが投与された場合、血液中には過剰に副腎皮質ホルモンがあると判断され、下垂体からのACTHの分泌量が低下します(ネガティブフィードバック)。その結果、副腎皮質への刺激が減り、分泌されるコルチゾールの量も低下します。
しかし、クッシング症候群の症例であった場合、血液中に過剰に副腎皮質ホルモンがあってもネガティブフィードバックがうまくはたらかず、コルチゾールの分泌量も低下しません。
手順は以下のようになります。

1)一晩絶食する。
2)デキサメタゾンを低用量、静脈内に投与する。
3)絶食、自由飲水のまま、安静に過ごす。
4)8時間後に採血し、コルチゾールを測定する。

この検査方法の問題点は、時間がかかるということと、絶食時間が長いこと。また、その間にストレスが加わると結果が変わってきてしまうということです。絶食しながら動物病院の中で長時間過ごすことがストレスにならない犬の方が少ないため、結果の判定が難しく、ACTH刺激検査での判定が難しい時などに選択されます。


血液検査(3) 高用量デキサメタゾン抑制試験
高用量のデキサメタゾンを投与して、コルチゾールの変化を測る検査です。
低用量のデキサメタゾンを用いた検査との違いは、クッシング症候群が下垂体性なのか副腎腫瘍なのかの鑑別に用いることができる点です。
手順は以下のようになります。

1)デキサメタゾンを高用量、静脈内に投与する。
2)4時間後に採血し、コルチゾールを測定する。
3)8時間後に採血し、コルチゾールを測定する。

高用量のデキサメタゾンを投与すると、下垂体性であった場合はネガティブフィードバックが働き、コルチゾールの値が低下します。副腎腫瘍であった場合は、ネガティブフィードバックは働かず、コルチゾールの値も抑制されません。
ただし、例外もあるため、この検査は補助的に選択されます。

超音波検査
超音波を使って、左右の副腎の形や大きさを検査する方法です。

■下垂体性の場合
下垂体性クッシング症候群である場合は、副腎があまり変形せずに腫大します。下垂体からのACTHは、左右両側の副腎に同様に作用するため、副腎は左右とも腫大します。

■副腎腫瘍性の場合
副腎腫瘍であった場合、副腎は変形して腫大しています。
腫瘍が左右の副腎に同時に発症することは少ないので、基本的に左右どちらかの副腎だけが変形腫大します。
腫瘍化していない方の副腎は、むしろ萎縮し、描出が困難になります。

■非機能性副腎腫瘍の場合
まれに、副腎が腫大しているにも関わらず、副腎ホルモンの過剰分泌が起こらず、クッシング症候群とはならないことがあります。
クッシング症候群の症状を呈さないため、他の疾患の検査時や健康診断などで発見されます。

CT・MRI
CTやMRIを使って、下垂体や副腎を描出する検査です。
下垂体の形態の評価をするには最も適した検査と言えます。他の検査と比べると、対応できる施設も少なく、費用もかかり、全身麻酔をかけるなど大掛かりな検査ですが、下垂体の形態の評価は、病気の予後を知る上で重要です。

クッシング症候群の治療法
クッシング症候群の治療法は、下垂体性か副腎腫瘍か医原性かによって異なります。

下垂体性の場合
●内服
飲み薬による治療法です。錠剤とカプセルがありますが、人も吸引しないように気をつけます。副腎のホルモン産生を抑制します。
他の治療法と比べると、身体への負担が少ないことがメリットです。また、副作用も比較的少ないです。可逆的であるため、投与回数、量による病気のコントロールがしやすいことも利点としてあげられます。
一方、デメリットは、投薬量が過剰となった場合、コルチゾール分泌が抑制され過ぎ、副腎皮質機能低下症(アジソン病)の症状を起こすことがある点です。投薬開始後、元気食欲低下、嘔吐、下痢、ふるえなどの症状がみられたら投薬を中止し、すぐに動物病院を受診しましょう。
また、比較的まれですが、投薬によってネガティブフィードバックに変化が起き、下垂体の腫大を助長し、脳を圧迫して神経症状を引き起こしてしまうことがあります。 

●放射線療法
放射線を照射し、腫大した下垂体を直接たたく治療方法です。
正常組織へのダメージを少なくしつつ、腫瘍細胞にしっかり効果を出せる線量で複数回にわたって治療します。
現在、放射線治療が可能な施設の数は多くありません。費用も高額になりますが、治療が奏効すれば、数ヶ月間無治療で生活を送ることが出来ます。

●外科切除
腫大した下垂体を、外科的に切除する方法です。
下垂体は脳の下にあるため、鼻の奥〜喉からの切開になります。
手技が難しく、小型犬や短頭種では適応となりません。
対応できる施設が少なく、費用も高額になりますが、根治的な治療法です。
治療後は下垂体がなくなってしまいますので、必要なホルモンを補充する治療を、生涯通じて行います。

副腎腫瘍の場合
●内服
飲み薬による治療法です。
下垂体性の場合と同様の薬を使用します。しかし、下垂体性と比べると治療のコントロールが難しいことが多いです。

●外科切除
腫瘍化した副腎を外科的に摘出する治療方法です。
副腎腫瘍は血管に浸潤しやすく、転移もしやすいため、これらの可能性がある症例では適応外になります。
また、副腎腫瘍の犬では、血管がもろくなっており、術創の治癒も遅いため、リスクが高い手術になります。


医原性の場合
●ステロイドからの離脱
医原性であった場合は、まず原因となっているステロイドを中止します。
ただし、急にステロイドを中止すると、副腎不全を起こすことがあるので、徐々に減らしていきます。
ステロイドは多くの疾患の症状を良化させてくれますが、逆にいうと、診断が間違っていても症状がよくなることがあります。基礎疾患に対して本当にステロイドが必須であるのか、他の疾患が隠れていないか再検討します。
他の治療法による基礎疾患のコントロールが難しい場合は、シクロスポリンなどの他の種類の免疫抑制剤の使用を検討します。
それでもコントロールができない場合は、基礎疾患と医原性クッシングのリスクを評価しつつ、治療法を調節します。

クッシング症候群の治療期間
クッシング症候群は外科切除を除いて完治しません。外科切除をした場合も、術後のホルモン補充治療が必要となります。したがって、基本的には治療期間は生涯に及びます。

【獣医が教える】犬のクッシング症候群〜原因から治療のすべて〜
クッシング症候群の治療費用
クッシング症候群の治療費用
各治療法にいくらぐらいの費用がかかるのか確認していきましょう。

内服治療
定期的な検査を除けば、内服薬の費用だけで治療ができます。ただし、クッシング症候群に使われる薬は、現状まだ原価が高額なものしかありません。
一回の投与にかかる費用は300〜600円ほどですが、症例によって、また病態の進行により必要になる投与量、投与回数は変わってきます。
1日に2回の投与が必要であれば、1日で600〜1,200円ほど、1ヶ月では18,000〜36,000円ほどの計算となります。大型犬では、これの3倍ほどかかることもあります。
クッシング症候群の症例は、心臓病や腎臓病、膵炎などを併発することが多く、そちらの治療費も加わると、より高額な費用がかかってきます。

放射線治療
放射線の費用は、治療効果にもよりますが、4回で40〜60万円ほど、必要であれば追加で治療します。
治療が奏効した場合、6ヶ月ほど無治療で過ごせることもあるため、治療が奏効した場合は6ヶ月で40〜60万円、1ヶ月に分割して考えると6〜10万円ほどの計算となります。

外科切除
副腎腫瘍の外科切除は15〜25万円ほど。ただし、副腎腫瘍は転移しやすく、部分切除になってしまった場合は症状が改善せず、結局他の治療法を併用し、費用がかさむことが多いです。

【獣医が教える】犬のクッシング症候群〜原因から治療のすべて〜
クッシング症候群になってしまったら
クッシング症候群になってしまったら
以上、犬のクッシング症候群について紹介してきました。
比較的よくみられる内分泌疾患ですが、完治することは大変難しく、生涯の治療が必要となることがほとんどです。
クッシング症候群の治療を内服治療でうまくコントロールすることができれば、犬の生活の質をほとんど落とさずに過ごさせることが可能です。多飲多尿をはじめ、易感染性による膀胱炎などの症状を、うまく抑えることを目標にしましょう。
クッシング症候群は、その症状が重度に進行してしまう前に治療を開始すると、よりコントロールがしやすくなります。日頃からよく愛犬の様子を観察し、些細な変化でも動物病院に相談できるよう心がけましょう。


監修/滝田雄磨(SHIBUYAフレンズ動物病院 院長)

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2018年11月15日

殺処分された犬の数、香川が5年連続で全国最悪

読売新聞



香川県内で昨年度に殺処分された犬は1711匹で、全国ワーストだったことが、環境省の統計調査でわかった。前年度より164匹減ったものの、ワーストは5年連続。引き取られた数に占める殺処分率は69・4%で、8年連続のワーストとなった。


 保健所などに2467匹が引き取られ、うち譲渡されたのは612匹、飼い主に返還されたのは114匹だった。

 県によると、殺処分された大半は野良犬を含めて所有者不明。香川は気候が温暖で、餌がある街と隠れ家になる山が近いため、野良犬が繁殖しやすい環境にあるという。

 猫の殺処分数は657匹。殺処分率は61・7%で、全国中位だった。

 県と高松市は来年3月、同市東植田町に犬猫の譲渡を進める施設「さぬき動物愛護センター」を開設する予定。県生活衛生課は「新たな飼い主とのマッチングや、責任を持って飼育することの啓発に力を入れていきたい」としている。

2018年11月14日 07時57分 Copyright c The Yomiuri Shimbun
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ペットの高齢化で人気、訪問看護・介護サービス

日経ビジネス



「みとり」の需要も増加中
桑原 恵美子

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2018年11月15日(木)
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 家庭での飼育数が、犬が約892万頭、猫が952万頭(2017年、ペットフード協会)。2008年のピーク時に比べて犬が約3割、猫も約1割ほど減少しているが、依然としてペットブームが続いている。だが、その一方でペットの高齢化が深刻な事態となっている。

往診専門動物病院「わんにゃん保健室」の江本宏平院長は、「30年ほど前は、犬も猫も平均寿命は7歳程度だった。だが、現在は犬が約14歳、猫が約15歳と2倍ほど長生きになっている」と話す。ペットの長寿化には、フードの改良とともに医療技術の進化も大きく関わっている。現在は、アレルギーをはじめ多くの病気が発見され、治療できるようにもなった(関連記事「ペットがアレルギーを発症? 検査拡大の理由」)


ペットフード協会によると、家庭での飼育数は犬が2008年に約1310万頭、猫が約1089万頭だったが、2017年は犬が約892万頭、猫が952万頭と減少している(写真:Anurak / PIXTA)
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 「高齢で体力が衰えたり、加齢に伴う病気で衰弱したりしていると、ペットにとって通院が体力的にも精神的にも大きな負担になることがある」(江本院長)。だが一般の動物病院では、診療時間以外は手術や検査に充てられることがほとんどで、往診まで行う余裕があるところはごくわずかなのが現状。そんななかで注目されているのが、わんにゃん保健室のようなペットの往診サービスだ。

 通院が難しくなる理由には、飼い主の高齢化もある。特に、大型犬を飼っていたり、多頭飼いだったりすると、高齢者は体力的に動物病院に連れていくのが難しくなることが多い。そうした人たちにも往診サービスは歓迎されているという。


2018年7月に開設された「わんにゃん保健室」。往診の基本料金は5000円(事前予約した場合。対象エリアは要確認)。そのほかに初診料、再診料などがかかる。17年3月1日の開院から18年8月15日までの往診回数は累計で1400回、月平均で80回ほど。
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往診では血液検査や糞便検査、超音波(エコー)検査などを含めた健康診断のほか、ワクチン接種やフィラリアやノミ・ダニ予防などの予防医療も行う
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 往診専門は医師にとってもメリットがある。「往診は開設にかかる費用が動物病院開設に比べて圧倒的に安いので、獣医師であれば大きな借金を抱えることなく気軽に開業できる」(江本院長)。また、1日の診療数をある程度コントロールできるため、ひとつの症例に十分な時間を取って、しっかり診察することができるという。

 また、往診希望の3、4割は高齢のペットに対する緩和ケア(完治を目的とした治療ではなく、痛みや苦しみを少しでも減らすためのケア)とのこと。「ペットの介護は入院して集中治療を行うことだけが正しいと考えられがち。だが、『最後の時間を病院ではなく自宅で』と考える人もいる。動物医療にもさまざまな選択肢があったほうがいい」(江本院長)。

看護師に「精神的サポート」を求める飼い主も
 高齢ペットのための往診サービスとともにニーズが高まっているのが、訪問看護・介護サービス。16年に開業した「CARE PETS(ケアペッツ)」は専属の動物看護師による愛犬・愛猫のホームケアサービスをフランチャイズ展開しており、加盟企業は73社(2018年7月現在。開業していない企業も含む)。通常のペットシッターサービスも行っているため、高齢ペットは全体の約半数だという。

 30分から利用可能で、ウエアラブルカメラ装備、専属動物看護師は全員女性というのが特徴。これは、同社の藤田英明社長がかつて小規模デイサービスを運営していた経験から着想したものだという。フランチャイズ方式で全国に多店舗展開している理由は「ペットの看護、介護に対する考え方や感じ方が地域によって違いがあるから」と同社ケアペッツ事業担当の菊地美咲氏は話す。


一人暮らしの女性の飼い主も多いため、女性の動物看護師に限定しているという。基本料金は30分2000円〜(エリアによって異なる)
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 高齢のペットの場合、通常の看護や介護以外の依頼もある。重病でひとときも目が離せないペットがいるが、どうしても外出する必要がある飼い主からの終日の付き添いの依頼や、みとりが近くなってナーバスになった飼い主から「何もしなくていいから一緒にいてほしい」という、精神的なサポートの要請があったりするそうだ。

サービスの認知度向上のため、異業種と積極的に提携
 注目度の高いサービスながら、一般の認知度はまだまだ低い。そこでケアペッツでは異業種企業との業務提携を積極的に行っている。「犬を飼っている人は自動車を所有している場合が多いので、JAFと提携。現在は都内限定で、JAFの加入者に対して利用料の割引を行っている」(同社広報)。今後はペット共生型マンションを所有する不動産会社との提携も視野に入れているという。

 わんにゃん保健室の江本院長も、「今後はひとつの動物病院だけではなく、他の動物病院や他業種との連携が必要」と話す。「各科専門医が日替わりで各地域を訪れ専門診療を行うことができれば、飼い主も高度な治療を受けるために遠くの医療施設まで行く必要がなくなる。高齢ペット向きと思うサービスがあれば、積極的に連携していきたい」(同氏)。


「通院できない状況になると、責任感の強い飼い主ほど一人で悩みを抱え込んでしまいがちだが、適切な緩和ケアを行うことで、残された時間のQOL(生活の質)を高めることができる」と話すわんにゃん保健室の江本宏平院長
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(文/桑原恵美子)
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老犬の介護の仕方と心構え〜食事、排泄、散歩、夜鳴き、寝たきり、介護施設、介護疲れ

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可愛い愛犬も、いつかは老いて介護を必要とする時期がきます。老犬の介護では、トイレを失敗したり、夜鳴きをしたりと、飼い主を悩ませることも。愛犬の補助はもちろんですが、飼い主がストレスなく介護することも大切なポイントです。愛犬が歳を取る前に、早めに考えて準備をしておきたいですね。

老犬の介護の仕方と心構え〜食事、排泄、散歩、夜鳴き、寝たきり、介護施設、介護疲れ
犬の介護の基本の考え方とは?
1. 犬の介護の基本の考え方とは?
老犬介護の心の準備
日本の飼い犬の寿命は年々長くなっています。飼い主さんたちの「愛犬と出来るだけ長く一緒に過ごしたい」、「健康で元気に暮らしてほしい」という気持ちと日々の努力が、このような結果につながっていることと思います。これから先、愛犬と末永く楽しく過ごすためには、病気の予防や治療と同じように、愛犬が高齢になったときの介護についても、早めに考えて準備をしておきたいですね。

いつまでもかわいい愛犬ですが、高齢になって体が変化すると、行動にも変化が出てきます。飼い主さんは「どうして、ずっと出来ていた事が出来なくなったのか?」と不思議に思ったり、不安に感じたりするかもしれません。しかし、「老犬は、出来ないことが増えてくるのが当たり前」なのです。犬が年を取ると、どのようなことが出来なくなってくるかを知って、心の準備をしておけば、愛犬の介護に余裕をもって対応することが出来るのではないでしょうか。

介護は犬が出来なくなった事を手助けすること
愛犬の行動で、今までは出来ていたのに出来なくなってきた事を見つけたら、まずは、体に異変がないか、痛がっている部分はないかなどを確認しましょう。病院で治療して違和感や痛みがなくなれば、普通の生活に戻れることもあります。ですが、年をとったために出来なくなったとわかったら、手助けしてあげることを考えましょう。犬が出来なくなった事を手助けすることが介護です。

介護の形は一つではありません。これが絶対に正しいというものもありません。愛犬の状態や好み、飼い主さんの生活スタイルに合った方法を選びましょう。介護が必要となった犬と末永く快適な暮らしを続けるためには、無理せずに出来そうなことを暮らしに取り入れることが大切です。

最近は犬と一緒に出掛けられる場所もたくさん増えてきました。自分の飼っている犬といろいろな所へ行き、楽しい時間を共に過ごせるようになるためにも、トイレのしつけは大事なポイントになりますね。


2. 老犬の食事の介護の仕方
食事介護の重要性
老犬は元気そうに見えても、噛む力が弱くなったり、食べる姿勢が取りづらくなることがあります。また、食が細くなり消化能力も低下しがちです。そのままにしておくと必要な栄養素が取れなくなり、筋肉量も落ち、免疫力の低下や貧血を招くこともあります。

次のような食べる力が弱くなった様子が見られたら、しっかり栄養を消化吸収できるように手助けすることを考えましょう。

食が細くなったら
完食することが少なくなった、ガツガツ食べなくなった、といった様子が見られたら、小分けにして与えましょう。1日の量は変えずに、1回に与える量を減らして回数を増やし、様子を見ましょう。それでも残す量が目立つようなら、フードをふやかす、少し温めて香りをたてるなど食べやすいように工夫したり、消化吸収の良いフードに変更しましょう。

食べる姿勢が取りづらそう
首を下げて食べるのが負担になっているようでしたら、犬が食べやすい高さに食器を置いてあげましょう。収納用ボックスをひっくりかえしたり、雑誌を積み重ねたりと、身近なものを利用して愛犬が好む高さを見つけてあげましょう。足腰が弱って踏ん張りきれなかったり、立てなくなってしまうと、食べる気はあってもなかなか食べられず、徐々に食欲がなくなってきてしまうことがあります。食事台の前に滑り止めのマットを敷いたり、食べている間、飼い主さんが後ろから支えてあげましょう。

噛む力が弱くなってきた
いつものフードを噛みにくそうにしていたり、口からこぼすようになったら、噛む力が弱くなっているかもしれません。まずはフードをふやかしてみましょう。それでも食べにくそうなら、ふやかしたフードをすりつぶしたり、ペースト状の介護食に切り替えるなどの工夫をしましょう。

もし愛犬が何も口にしなくなったら
口当たりが良い物や大好きな物を与えて食欲をわかせてあげても良いでしょう。しかし、健康を害する物、病気を悪化させる物など、愛犬にとって与えてはいけない食べ物があるかもしれません。必ずかかりつけの獣医に確認してから与えましょう。


3. 老犬の排泄の介護の仕方
排泄の介護をするには?
老犬になると徐々に筋肉が衰えてきます。特に腰や後ろ足の筋肉が衰えやすく、中腰の姿勢がうまく取れなくなって、上手に排泄が出来なくなることがあります。思い通りに排泄出来ないことは、犬にとってストレスになったり、皮膚病や、膀胱炎などの病気を起こす可能性があります。また、排泄の汚れやニオイは飼い主さんの悩みになることもあるでしょう。排泄に関しては、愛犬の病気を予防しつつ、飼い主さんの快適さも守るような介護の方法を考えましょう。また、排尿や排便の手助けは、犬の状態に合わせた方法でしましょう。

ふらついたり、排泄の姿勢がうまく取れなくなったら
足がふらつくと、トイレに移動する間、堪えきれずにおもらしをしてしまうことがあります。いつも休んでいる場所や寝床の近くに、トイレを移動してあげましょう。また、ふらつきながらも自由に行動している場合は、複数のトイレを設置したり、サークルなどで区切った中に愛犬の居場所を作り、ペットシートを敷き詰めてどこに排泄しても問題がないように用意しましょう。

トイレの中で足が震えたり、滑ってしまう犬は、腰を支えて排泄の姿勢の補助をしてあげましょう。このような場合、足まわりやお腹が汚れてしまうことも多いので、こまめに拭いて清潔にすることも大切です。ペット用ウェットティッシュや水がいらないドライシャンプーなどで拭き取ってあげると良いでしょう。

失禁が続くようになったら
おもらしが目立つ犬や、長時間留守番させる時は、おむつを使用するのも良いでしょう。犬専用の紙おむつもありますし、人の赤ちゃん用の紙おむつを代用することも出来ます。しっぽを出す穴をあけ、テープが背側にくるように作ります。おむつを付けていると蒸れやすいので、こまめに取り換えましょう。

寝たきりになったら
寝床でそそうをしても、オシッコやウンチで犬の体が汚れないように、手早く掃除出来るようにしておきましょう。寝床のマットの上に防水加工のシートやビニールシートを重ね、その上にトイレシーツを敷きます。体の下に大きいペットシート、さらに腰の辺りに小さめのペットシートを敷いておくと、交換の際に便利です。必要に応じておむつを利用しても良いでしょう。排泄後は、ペット用ウェットティッシュやドライシャンプーを使って体をきれいに拭き、シートやおむつを交換してあげましょう。

自力で排尿や排便が出来なくなったら
寝たきりになり、お尻周りの筋肉が弱まると、自力で排泄しにくくなる犬もいます。お腹をさすったり、お尻を刺激して排泄を促しましょう。

自力で排尿するのが難しくなったら、下腹部をさすって刺激します。中々出ないときは、下腹部の膀胱のあるところをやさしく両手で挟んでおしり側に押し、圧迫します。おしっこは出来るだけ全て出し切るようにしましょう。おしっこが膀胱に残っていると、細菌が繁殖しやすくなり、膀胱炎などの病気になってしまうことがあります。オスは前方にメスは後方におしっこが出てきます。ペットシートを敷く位置に気を付けて、犬の体を汚さないようにしましょう。

自力で排便するのが難しくなったら、肛門付近の筋肉を刺激します。しっぽを持ち上げて肛門を囲む筋肉を手で軽くもみます。肛門の方に押し出すようにもみほぐすと出やすくなります。

自力で排泄が出来なくなった犬の介護は、初めのうちは難しいので動物病院で指導してもらうと良いでしょう。病院と相談しながら無理のない範囲で行うようにしてくださいね。

排泄の介護には、排尿や排便の手助けの他にも大切なことがあります。愛犬も飼い主さんも気持ちよく生活するためには、犬の体や室内を清潔に保つようにしましょう。

愛犬の体を清潔に保つために
寝たきりや立てない犬は、排泄するたびにお尻周りが汚れやすく、清潔に保つ工夫が必要になってくることがあります。肛門周りの毛をカットしておけば、ウンチの汚れが拭き取りやすくなります。しっぽを持ち上げて、バリカンで肛門付近の毛を内側から外側に向かって、肛門がはっきり見えるくらいまで毛を短くしておきましょう。

ふさふさしたしっぽの毛を束ねておけば、排尿や排便を手助けした時のしっぽの毛先の汚れを防ぐことが出来ます。包帯をしっぽのつけ根に一巻きし、先端に向かってらせん状に巻きます。きつく締め付けないように気を付けましょう。

排尿や排便後に汚れたら、その都度かたく絞った濡れタオルやペット用ウェットティッシュで拭き取りましょう。場合によってはシャンプーをしなければならないほど汚れてしまうかもしれません。体力も落ち疲れやすくなっているため手短に済ませるように考えてください。水がいらないドライシャンプーを利用する、部分浴だけにする、タオルは吸水性の高いものを使用するなどの工夫をしましょう。


家の中を清潔に保つために
老犬は、思わぬ場所でそそうしてしまうことが増えてくることも考えられます。手早く室内をきれいにする工夫を考えておけば、飼い主さんのストレスを減らせそうです。

例えば、フローリングでそそうをしていたら、雑巾やタオルで拭く前に、ペットシーツでオシッコなどの水分を十分に吸収させてしまいましょう。その後に洗剤を使って、タオルや雑巾で拭けば手間がかかりません。カーペットなら、ペットシーツで水分を吸い取り、タオルなどで汚れを拭きとった後に重曹をまきます。1〜2時間後に掃除機で重曹を吸い取れば、ニオイも軽減されるでしょう。

老犬の介護の仕方と心構え〜食事、排泄、散歩、夜鳴き、寝たきり、介護施設、介護疲れ
犬の散歩の介護の仕方
4. 犬の散歩の介護の仕方
散歩の重要性
散歩は老犬にとっても大切です。毎日の適度な散歩は筋肉を維持し、健康で長生き出来る体を作ります。また、好きなことが出来る場所や、楽しい場所を歩けば、脳が活性されて若さを保つ良い刺激にもなります。愛犬の歩く力が弱くなっても手で支えたり、歩行補助器具などを使って手助けして、体力に合わせた散歩をできるだけ続けられるようにしましょう。愛犬の前足に問題がない場合は、次のような介護を試してみましょう。

歩くときによろけるようになったら
愛犬のペースに合わせて歩くようにしましょう。よろけてもすぐに抱っこしてしまわず、一休みさせて、再び歩きだす事ができるようにします。尻もちをついてしまったら、犬の後ろに回り込み両手で腰を支えて上に持ち上げます。後ろ足の裏が地面に着くように下して歩く様子を見ます。よろける様子が続くなら、腰を支えて歩きやすいようにサポートしましょう。

後ろ足に力が入らなくなったら
補助器具やタオルを使って支えてあげましょう。タオルは犬のサイズに合わせて用意します。小型犬ならフェイスタオル、大型犬ならバスタオルが良いでしょう。タオルをお腹の下に通して腰を持ち上げ、後ろ足が地面につくように持ち上げます。大型犬やタオルが前にずれてしまう犬は、タオルに2つ穴をあけて足を通すとよいでしょう。犬側の手でタオルを束ねて持ち、もう片方の手でリードを短く持ちましょう。犬が前足を使って一歩進んだら、後ろ足を浮かせ気味にして前足の動きに合わせてついていきましょう。

補助器具には、歩行補助ハーネスや車椅子があります。歩行補助ハーネスはタオルと同じように後ろ足を支えて、犬のペースに合わせて飼い主さんが一緒に歩く場合に使いましょう。

車椅子は前足が元気に動かせて、犬が自由に自分の力で動きたがる場合には使用してみても良いでしょう。完全に歩けなくなる前から使用すれば、リハビリの効果も期待出来そうです。

前足も後ろ足も力が入らなくなった場合には次のような方法があります。


前足後ろ足ともに支えられる歩行補助器具の利用
前足と後ろ足をそれぞれベルトで支えて、4本の脚がそれぞれ地面につくように犬の全身を持ち上げます。犬が足を動かしたら、そのペースに合わせて、犬の体を前方に移動させます。無理せず短い距離をゆっくり歩かせるようにしましょう。

カートの利用
支えて歩くのが難しいようなら、犬用カートなどに乗せて、好きな場所まで連れていってあげるのも良いでしょう。そこで少し時間を過ごして戻っても、犬にとっては楽しいお散歩になるでしょう。

老犬は歩く力だけではなく、聴力や視力も衰えて、急な物音に驚いたり障害物につまずきやすくなることがあります。もし、愛犬にこのような様子が見られたら、散歩を安心して楽しめるように、静かで障害物の少ない道を選んであげましょう。

老犬の介護の仕方と心構え〜食事、排泄、散歩、夜鳴き、寝たきり、介護施設、介護疲れ
犬の夜鳴きの対応の仕方
5.犬の夜鳴きの対応の仕方
夜鳴きの対応はどうすればいいの?
老犬を介護する上で、大きな問題の一つとなるのが夜鳴きです。夜遅く、または、明け方に大きな声で鳴き続ける場合もあるので、飼い主さんの睡眠が妨げられたり、近所迷惑になったりと、飼い主にとって辛い悩みになることがあります。飼い主さんだけではなく、犬にとっても夜鳴きはストレスを感じたり、体力を消耗したりと辛いものです。完全にやめさせることは難しいですが、少しでも減らせるように対応を考えましょう。

老犬が夜鳴きをする原因はいくつか考えられます。愛犬の様子を観察して原因が分かったら、それに合わせた対応しましょう。

痛みによる夜鳴き
病気やケガによって痛みがあると夜鳴きをすることがあります。元気や食欲に変化はないか、触ると痛がるところはないか、など愛犬の状態を確認しましょう。異変が見つかったらすぐに受診しましょう。

不安による夜鳴き
視力や聴力が衰えた老犬は、大好きな飼い主さんの居場所が分からなかったり、飼い主さんの声が聞こえなかったりして不安になると、夜鳴きをすることがあります。愛犬の普段の居場所や寝床などを飼い主のそばにするなどして、出来るだけ不安がらないようにしてあげましょう。

要求による夜鳴き
お腹が空いた、トイレに行きたい、寝床が暑いなど、今までは我慢出来ていたことが老犬になると我慢出来なくなり、夜鳴きをすることがあります。トイレの設置場所や食事の時間などを工夫して、ある程度愛犬の要求に応えてあげましょう。ですが、要求によっては、続けることが難しかったり、飼い主さんの負担になるものもあるでしょう。そのような要求は、我慢させなくてはならない場合もあります。


認知症による夜鳴き
認知症による夜鳴きは、他の認知症の症状と共に現れることが多いでしょう。認知症は、
・意味もなく単調な声で鳴く
・昼夜逆転してしまう(昼に寝て夜は起きている)
・狭いところにもぐりこみ出られなくなる
・同じ方向ばかりに旋回する
・名前を呼ばれても無反応
・食欲旺盛でよく食べるのに痩せてくる
・トイレの失敗が多くなる
といった症状が1つ、または複数で見られます。

夜鳴きと一緒にこのような症状が見られるようでしたら、認知症による夜鳴きが疑われます。犬の認知症に有効な治療薬は、残念ながら今のところ存在しません。しかし夜鳴きがひどい場合、動物病院では鎮静剤や睡眠導入剤などを処方したり、認知症の症状の改善を期待して、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)の入ったサプリメントやフードを利用することがあります。飼い主さんの生活を守り愛犬の健康を維持するためにも、認知症を疑う様子が愛犬に見られたら早めに動物病院に相談しましょう。

老犬の介護の仕方と心構え〜食事、排泄、散歩、夜鳴き、寝たきり、介護施設、介護疲れ
いぬのきもち相談室
認知症を軽減させる工夫とは?
日常生活の中でも認知症の症状を軽減させる工夫をしてみましょう。夜鳴きを減らすことが出来るかもしれません。

・日光浴をさせる
日光浴は体内時計をリセットさせる効果があります。その結果脳に良い刺激を与えることが出来ると言われています。

・昼寝をさせないようにする
昼夜逆転してしまった場合、なるべく昼間に起こしておくことが大切です。こまめに声をかけてあげましょう。動ける犬には、おもちゃで遊ぶなどの刺激を与えてあげましょう。

・積極的に運動をさせる
筋肉の衰えや寝たきりを防ぐことは、認知症の進行防止にもつながります。
無理のない範囲でお散歩に出かけたり、おもちゃで遊んであげましょう。また、外の音を聞いたり、室内と違うニオイを嗅ぐのもとても良い刺激になります。

・こまめにコミュニケーションをとる
マッサージやボディ・ケアなどのスキンシップで、皮膚や手足に刺激を与えることが脳の活性化につながると言われています。あまり動けない犬にとっては、優しく名前を呼ぶ、ほめるなどの声かけも良い刺激になります。このようにコミュニケーションをこまめにとると愛犬に安心感を与えることも出来ます。

以上のことを全て毎日実行しようとすると、飼い主さんにはかなりの負担になり、イライラやストレスが溜まってくるかもしれません。そうした飼い主さんの状態は愛犬に伝わり、かえって落ち着きをなくしてしまうかもしれません。ストレスを出来るだけ溜めないように、まずは無理せずにできる事から始めてみましょう。

この記事は、いぬのきもち相談室の獣医師が執筆しています。

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posted by しっぽ@にゅうす at 09:03 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネコにかまれ狂犬病に、英国人男性が死亡


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【AFP=時事】英公衆衛生庁(PHE)は12日、モロッコでネコにかまれた英国人男性が狂犬病で死亡したと明らかにした。狂犬病が発生している国、中でもアジアやアフリカの国を旅行する際には動物との接触を避けるよう、国民に改めて注意を促している。

 英PA通信(Press Association)によると、男性は2〜3週間前にモロッコでネコにかまれたが、狂犬病の迅速な処置を施されなかったという。

 狂犬病は感染すると脳炎を引き起こす。初期症状が出てからでは治療は手遅れで、患者はほぼ確実に死に至る。

 英国で狂犬病による死者が確認されたのは、2000年以降では7例目。

 PHEによると英国内では1902年以来、コウモリ以外の動物を介して人が狂犬病を発症した例はない。

 コウモリを感染源としたものでは、2002年にスコットランドで感染者1人が出ている。海外では2002〜17年に英国人5人が旅行中に罹患(りかん)している。【翻訳編集】 AFPBB News
posted by しっぽ@にゅうす at 02:32 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬のトリミングってどんなことをするの?頻度や費用の目安は?

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愛犬のトリミングのペースや費用は、どのくらいですか? 今回は、トリミングに関する基本知識と費用や頻度の目安についてご紹介します!トリミングは見た目の問題のみならず、とても重要な役割があるので、必要に応じて行ってあげるようにしましょう。

犬のトリミングってどんなことをするの?頻度や費用の目安は?
ノーフォークテリア
そもそもトリミングって?
トリミングとは、犬の毛をハサミやバリカン、トリミングナイフ、クリッパーなどでカットしたり、刈り取ったりしてキレイに切り揃えて整えることです。毛が伸び続ける犬種の場合は、定期的にトリミングをすることで毛玉ができにくくなるので、皮膚病予防など健康管理にも役立つでしょう。
また、余分な毛を取り除くことで、犬本来の美しさを引き立たせることもできます。

犬のトリミングってどんなことをするの?頻度や費用の目安は?
ミックス犬
トリミングサロンでやってくれること
サロンにより内容は多少異なりますが、シャンプー、カット、ドライヤーだけではなく、耳そうじや爪切り、肛門腺搾りなどのお手入れも行ってくれるところがほとんどです。

ちなみに、サロンでトリミングをお願いする場合は、1年以内に接種したワクチン証明書や狂犬病予防接種済票を求められることがよくあります。事前にHPなどで確認し、必要書類は忘れずに持参するようにしましょう。

犬のトリミングってどんなことをするの?頻度や費用の目安は?
ミックス犬
トリミングの費用はどのくらい?
基本的な料金の目安
犬種やカットスタイル、お住いの地域やサロンによって、費用は変わってきます。サイズ別の料金の目安としては、以下の通りです。

【トリミング料金の目安】
・チワワなどの小型犬 … 3,000円〜
・ビーグルなどの中型犬 … 5,000円〜
・ゴールデン・レトリバーなどの大型犬 … 10,000円〜

ただし、小型犬といっても毛質に個性があるトイ・プードルやミニチュア・シュナウザーなどの場合は、8,000円前後になることも珍しくありません。

追加料金がかかるケースも
オプションとして、薬用シャンプーに変更したり、オゾンミストや炭酸スパ、マイクロバブルなどをプラスしたりする場合は追加料金がかかります。また、噛みグセや狂暴な性格の犬の場合は、追加料金が発生するケースのみならず、お断りされることも…。
ほかにも、子犬の場合は成犬より安い「パピー料金」になるサロンもありますよ。料金が気になる場合は、サロンに問い合わせてみるのがおすすめです。

トリミングの頻度は?
基本的には月1回が目安ですが、犬種はもちろん、季節やカットスタイルなどによって頻度は異なります。トイ・プードルなどの毛が伸び続ける犬種の場合は、月1回程度を目安に行うようにしましょう。
一方、チワワのように毛が一定以上伸びない犬種は、特にトリミングの必要はありません。ただ、季節に応じてカットスタイルの変化を楽しみたいという飼い主さんもいるので、そのスタイルに合ったペースで通うとよいでしょう。

このほかにも、毛が伸びてきて絡まりそうなときや目に毛入りそうなとき、体臭を感じる場合などは、早めにサロンに連れて行ってあげるようにしましょう。トリミングはおしゃれだけではなく、愛犬の皮膚の健康や快適な暮らしのためにも必要な場合があります。自宅でトリミングしているという飼い主さんもいますが、難しいお手入れのひとつなので無理はせず、プロの手を借りるなどしてベストな毛の長さを保ってあげてくださいね

◎参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『【専門家が解説】おしゃれだけじゃない? 犬のトリミングの役割や方法、費用について』(監修:SJDドッグ グルーミングスクール代表 中央ケネル事業協同組合連合会 会長 鈴木雅実先生)
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 02:00 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする