動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年09月19日

道路に飛び出した愛犬が車にひかれ、修理代を請求された!

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愛犬との暮らしがトラブルに発展し、裁判にまでなってしまうこともあります。
ここでは、「いぬのきもち」でご紹介してきた、実際にあった犬に絡んだトラブルと、判決について解説します。愛犬との幸せな暮らしのために、万が一のトラブルに備えて、知っておきたい事例をご紹介します。

道路に飛び出した愛犬が車にひかれ、修理代を請求された!【愛犬のための法律事典vol.5】
散歩
道路に飛び出した愛犬をひいてしまった相手から修理代の請求が!
深夜11時に愛犬を散歩中、ほかの犬を見つけた愛犬が道路に飛び出し車にひかれて死亡。
ひいてしまった運転手から、車の修理代を求めて訴えられてしまいました……。

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道路に飛び出した愛犬が車にひかれ、修理代を請求された!【愛犬のための法律事典vol.5】
裁判までの経緯イラスト
〔裁判までの経緯〕
裁判では…愛犬を亡くしたことへの慰謝料は認められなかった
訴えられた飼い主のAさんは、愛犬の購入費30 万円と、愛犬を亡くしたことへの慰謝料50
万円を、車の修理代の請求額から差し引くよう主張しました。
これらの訴えを受けて、裁判所は、飛び出してきた犬の姿を認めていたのにブレーキを踏むなどして減速しようとしなかった点で、車を運転していたBさんにも過失があると認定。
しかし、事故のそもそもの原因は、散歩中にリードから手を離してしまった飼い主のAさんにあるとして、Aさんの犬の購入費と慰謝料の差し引きを認めず、車の修理代の大半をAさんが負担するように命じました

《判決》車の修理代の8割を支払う命令
散歩中にリードを離した飼い主さんの過失が大きいとして、車の修理代の8割を支払うよう命じた。

<名古屋地方裁判所 平成13年10月1日判決>

[この事例の教訓]リードを絶対に手離さないよう、大きな道ではとくに注意を
事故当時Aさんは、リードを片手でつかんでいただけだったそうです。
突然のアクシデントにも対応できるよう、散歩中、とくに交通量の多い車道の近くを通るときは、愛犬のリードをしっかり両手で持ち、不幸な事故が起こらないようにしましょう。

※掲載事例は、ひとつの例に過ぎず、まったく同一の解決・判決を保証するものではありません。個々の事件の判決については裁判所に、解決策はその当事者に委ねられます。


参考/「いぬのきもち」2016年8月号別冊『まさかのトラブルに備える! 愛犬のための法律事典』(監修:弁護士/渋谷総合法律事務所  渋谷 寛先生)
イラスト/えのきのこ
文/\(m.h)/

いぬのきもちWeb編集室
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築地市場の野良猫保護、5千万円かけて施設建設

読売新聞


築地市場が10月に豊洲市場(東京都江東区)に移転されることを受け、中央区は、築地市場内にすみ着いていた野良猫を収容するための施設を整備する。
これまで市場内の猫を保護してきた区内の民間団体に無償で貸し、飼育や譲渡先探しの拠点にしてもらう。

区は、区立晴海臨海公園内に約30匹を収容できる施設を建設する。
空調設備や水道も備える。

来年4月までの完成を目指し、区は整備費5626万円を盛り込んだ今年度一般会計補正予算案を今月20日開会の区議会に提案する。

都によると、築地市場には約10年前の時点で100匹以上の野良猫が生息していた。

衛生上の問題があることから、去勢したり不妊手術を行ったりした結果、約2年前の時点で20〜30匹に減ったという。

その後、築地市場が解体されれば、工事に猫が巻き込まれたり、周辺にすみ着いたりする恐れが出てきたため、都や民間団体が市場内の猫を保護してきた。
保護はほぼ終えたが、民間団体がほかの猫を受け入れるにはスペースが足りず、区が整備を決めた。
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2018年09月18日

犬猫殺処分ゼロめざす/島根

読売新聞



◇県獣医師会、不妊去勢助成や飼い主特定チップ装着


 動物愛護週間(20〜26日)を前に、県獣医師会は犬と猫の不妊去勢手術の助成と、飼い主を明示するマイクロチップ装着の普及キャンペーンを始めた。県内の2017年度の犬猫の処分件数は271件。5年前の1割強に減ったが、殺処分ゼロに向けて小さな命を守る相乗効果に期待している。(山本紀)

 県薬事衛生課によると、県内では昨年度、犬や猫805匹が保健所に収容され、元の飼い主や新しい引き取り手が見つからないなどの理由で271匹が殺処分(保健所での病死を含む)された。

 犬猫の引き取り頭数は08年度に2868匹だったが、17年度は約2割に減り、殺処分件数は1割以下になった。

 県獣医師会によると、処分を減らすには、収容される犬や猫を少なくする必要がある。保健所が引き取る理由としては「生まれたが飼えない」が多く、繁殖を抑える手術が有効だ。

 手術は通常1万〜2万5000円かかるが、助成は1匹5000円で700匹が対象。公益社団法人「日本動物福祉協会」(東京都)が行う助成対象に県が選ばれ、県獣医師会が施術協力する。

 また、昨年度に県に収容された犬猫のうち、飼い主の手に戻ったのは118匹。犬が113匹で返還率33%、猫5匹で同1%だった。各保健所が捕獲した犬138匹のうち、装着が義務である鑑札などで飼い主が分かるケースはわずか4匹で、返還率が低い一因となっている。

 鑑札は首輪に付けるため、外れると飼い主が特定できなくなってしまう。猫には装着義務はない。県獣医師会は飼い主とペットをつなぐ手がかりとして、マイクロチップの導入を呼びかけている。災害で行方不明になった時の備えにもなるという。

 装着は県獣医師会が独自に行うもので、長さ12ミリの円筒形チップを注射器で体に埋め込む。チップに記録された識別番号で飼い主を特定する仕組みで、200匹に登録料1000円(初診料は別)で装着する。

 手術の申し込みは〒141・0022 品川区東五反田2の6の5 日本動物福祉協会。マイクロチップは〒690・0887 松江市殿町19の1 県獣医師会。

 いずれもはがきに住所、氏名、電話番号、動物の種類、性別、年齢、呼び名(手術は品種や入手先、健康状態も)。当選者は、獣医師会所属病院で手術・装着を受ける。問い合わせは県獣医師会(0852・24・2914)へ。

2018年09月18日 Copyright c The Yomiuri Shimbun
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重いやけどの猫、2匹相次ぐ さいたまの自治会「虐待やめて」 診察の愛犬病院「死亡しておかしくない」

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20日から動物愛護週間が始まる。さいたま市見沼区で熱湯を掛けられたような重いやけどを負った野良猫2匹が見つかり、住民の間に「動物を虐待するのはやめて」と呼び掛ける動きが広がっている。保護した同区の60代女性は「二度と同じような被害を出したくない。身近な猫が悲惨な目に遭っていることを知ってほしい」と、大宮東署と地元自治会に相談。事態を重く見た東門前第一、風渡野などの近隣3自治会は8月から街角の掲示板約10カ所に負傷した猫の写真入りチラシや、環境省のポスターを貼り、動物虐待防止を呼び掛けている。

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重いやけどの猫、2匹相次ぐ さいたまの自治会「虐待やめて」 診察の愛犬病院「死亡しておかしくない」
風渡野地区の街角に掲示された、動物虐待防止を呼び掛けるポスター=さいたま市見沼区(提供写真)
 被害に遭った猫は、保護した後に女性が名付けた雄のクロと、雌のチャチャ。7月上旬、頭や顔、背中など数カ所の皮膚がただれ、赤く腫れた2匹を見沼区内のそれぞれ別の場所で発見した。7月下旬までに1匹ずつ、数日かけて女性が保護して獣医師に見せたところ、2匹とも重いやけどを負い、それぞれ2週間の入院が必要だった。現在は快方に向かっている。

 相談を受けた大宮東署はさいたま市動物愛護ふれあいセンターに通報。同センター職員は「危害を受けた動物の通報は今年初めて」とまれなケースとした上で、「ひどいけが。熱湯などで直接危害を加えたなら、虐待として罰せられてもおかしくない」と、巡回などの警戒を続けている。

 動物愛護管理法は猫などの愛護動物を殺傷した場合に2年以下の懲役または200万円以下の罰金、遺棄や虐待をした場合は100万円以下の罰金を違反者に科している。

 診察した片岡愛犬病院(見沼区小深作)の片岡修院長は「2匹とも体の4分の1ほどがやけどし、死亡してもおかしくなかった。診察時はすでに2週間ほどたち、3分の1ほど自然治癒していた。被害直後はもっとひどかったはず」と話し、「こんな負傷は今まで見たことがなく、2匹とも症状がそっくり。腹部に傷はなく、近くから熱湯を掛けられたのではないか」と困惑の色を隠せなかった。

 看病を続けている女性は「2匹とも人が近づきやすいおとなしい猫。誰かが近寄って油断させてから狙ったとしか思えない」と推測。「たとえ猫を邪魔に思っても、水などで追い払えば済む。負傷させるような手段は許せない」と怒りをあらわにしている。

 街角に貼られた環境省のポスターには「動物の遺棄・虐待は犯罪です」の大きな文字。東門前第一自治会の吉田正信会長は「身近な動物の虐待はあり得ない。地域全体で向き合っていきたい」と、自治会が連携して取り組んでいく必要性を強調した。


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暑さや寒さは猫へストレスを与えるのか?猫がストレスを感じやすいシチュエーション

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愛猫の暑さ対策には頭を悩ませますよね。暑さでだるそうな猫は愛らしくもありますが、もしかしたら暑さにストレスを感じている、体調があまり良くないといったサインかも。猫にとってストレスは大敵!では、猫はどんなときにストレスを感じるのでしょうか? 

暑さや寒さは猫へストレスを与えるのか?猫がストレスを感じやすいシチュエーション
猫はストレスを感じやすい動物?
猫はストレスを感じやすい動物?
猫はもともと単独行動を好み、一人で狩りをしていた動物です。そのため、自分の身は自分自身で守らなければならず、警戒心が強く神経質なタイプが多いのだとか。つまり、少しの環境の変化でもストレスを感じやすいということです。猫を飼っている方は、肝に銘じておきましょう。

暑さや寒さは猫へストレスを与えるのか?猫がストレスを感じやすいシチュエーション
猫がストレスを感じるのはこんなとき!
猫がストレスを感じるのはこんなとき!
猫がストレスを感じやすいシチュエーションは多々ありますが、その中でも「よくある!」という状況に絞ってご紹介します。

来客
来客があると、猫は自分のテリトリーを侵されると思ってしまい、ストレスを感じることがあります。猫自身が人に慣れていなかったり、あまりお客さんが室内に入ってこない環境で飼育していたりすると、その傾向が強くなるようです。

特に男性の来客には要注意。体が大きく声が低いことで、猫から「怖い存在」と認識されてしまうこともあります。来客に対してストレスを感じる猫には、来客時に隠れるスペースを確保しておくと安心です。かわいい愛猫をお客さんに見てもらいたい気持ちもわかりますが、猫自身がお客さんの前に出て来たくなさそうだったら、そっとしておいてあげてくださいね。

大きな音
猫は人よりも耳が良いので、大きな音や不快な音にはとても敏感です。突然の雷やお祭りの花火など、人でさえびっくりする音は、猫にとってはもはや脅威。びっくりしすぎて固まり、しばらく動けなくなってしまうこともあります、

対策としては、猫が恐怖を感じたときに逃げ込めるスペースを確保しておいてあげること。来客時のパターンでもそうですが、日頃から猫自身が安心して落ち着ける場所を、猫を飼育し始めた早い段階で作ってあげると、さまざまな面で役に立つはずですよ。

引っ越し
引っ越しは人だけでなく猫にとっても相当なストレスがかかります。自分の縄張りから追い出され、急に全く知らない場所で生活することを強いられるのですから、縄張り意識の強い猫にとっては一大事なんです。

引っ越したら全ての家具やアイテムを一新したい!という方もいるかもしれませんが、猫がもともと使用していた猫ベッドやトイレなどは、そのまま使わせてあげてください。元の家や自分のニオイがついているので、安心することができます。荷造りや住所変更の手続きなどやることが盛りだくさんですが、猫のケアも忘れずにやってあげるようにしましょうね。

暑さや寒さは猫へストレスを与えるのか?猫がストレスを感じやすいシチュエーション
ストレスが引き起こす病気
ストレスが引き起こす病気
猫は苦手な刺激などからストレスを受けると、瞳孔が大きくなったり耳を伏せたりします。さらにどうしようもなくなると、パニックに陥ることも。そういった負の反応が体に出ると、猫の体内で、代謝を正常化させるためのホルモン「コルチゾール」が分泌されます。しかしストレスを受ける日々が続いてコルチゾールが分泌され続けると、免疫力が下がって下記のような病気になってしまう場合も。

・特発性膀胱炎や尿石症などの、オシッコに関する病気
・胃腸炎
・猫カゼ
・便秘
・脱毛症や皮膚炎

特にストレスは、オシッコ関係の病気に表れやすいと言われています。免疫力が下がるとさまざまな病気にかかりやすくなるので、最近愛猫がストレスを感じていそうだなと思ったら、体調に注意してあげましょう。猫はストレスを感じやすく、ストレスは猫の体調に直結するということですね。飼い主さんが気づかないうちに愛猫がストレスを受けていることもあるので、日々の生活で少し気を付けてあげましょう。

参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『猫のストレスについて〜原因と対策、起こる病気など』
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/higarina
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

ねこのきもちWeb編集室
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命を救う猫カフェ 日本の動物愛護の現状を考える

慶應塾生新聞



動物保護施設に入れられ、命の危機に瀕している猫を「保護猫」という。横浜・岸根公園の近くにある猫カフェ「arigato」は、譲渡型の保護猫と触れあえる数少ない場所の一つである。開設者の藤村晃子さんに、日本における動物愛護の現実と未来に向けた活動について話を聞いた。

arigatoは、保護猫と触れ合える場を設けているだけでなく、引き取った猫たちが健康な状態になるまで世話をし、希望する客に飼い主に譲渡している。その際には、飼育に必要な知識を伝え、飼い主の悩み相談も受けるなどアフターケアも行う。保護猫を飼いたいという人も、これから保護猫に興味を持つ人も、気軽に保護猫と触れ合えるようにとの運営意図があるという。

藤村さんは、動物愛護に関しては、海外を見習うべき部分が日本には多くあると話す。保護猫・保護犬がより身近な存在である海外では、動物を飼いたい時には保護施設から引き取るのが一般的だという。その上夏休みには、子どもたちが保護施設に行き保護猫や保護犬の世話をするという習慣があるため、小さい頃から犬猫の扱い方に慣れているのだ。

藤村さんは、海外のこのような点を取り入れ、子どもたちが幼少期から犬や猫の扱い方を学べるようになれば、大人になって世話の仕方が分からず飼育放棄してしまうことが減るだろうと考える。そのため、arigatoでは動物について学べる場所を提供しているという。

海外には、「アニマルポリス」という動物虐待を取り締まる組織が存在する国もある。動物虐待が疑われる通報が入れば駆けつけ、飼い主が動物を飼うのに適していないとみなすと、ペットを保護し、新しい飼い主を探す。しかし日本では、飼い主の所有権が強い効力を持っているので、そもそもペットを保護することができない。日本は、動物愛護における現状に対する理解が遅れていると言える。

昨年、13匹の猫を殺害した様子を撮影し、ネット上に投稿するというショッキングな事件があったように、日本においても残忍な動物虐待事件は発生している。一方で現在の日本では、人間の生活のために動物をモノのように扱うことや、動物を虐待することに対する法制度がまだ整っていない。

前述の事件に対して刑罰が軽すぎる、と強い危機感を感じた藤村さんは、現在新たに法律を作ることができないかと活動しているという。

彼女が望むのは、少しでも多くの動物の命を救うこと。「今の子どもが大人になったときに動物虐待のない、動物に優しい国になってほしい」。その強い想いが、彼女の活動の原動力となっている。

(井上真悠子・大廣さくら)

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猫の多頭飼いで知りたい、注意が必要な「組み合わせ」

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猫の多頭飼いに憧れる飼い主さんもいると思うのですが、新しいコを迎え入れたいと思うとき、事前に確認すべきことがたくさんあります。そのなかでもとくに気になってしまうのが、先住猫との相性。そもそも、絶対に相性の悪い猫の組み合わせってあるのでしょうか!? 

そんな疑問に迫るべく、今回ねこのきもち獣医師相談室の先生にくわしく話を聞いてみることに。猫の多頭飼いを考えている・いま多頭飼いをしている人が知りたい内容がたくさんです。

猫の多頭飼いで知りたい、注意が必要な「組み合わせ」
相性が悪い猫の組み合わせはあるの?
相性が悪い猫の組み合わせはあるの?
ーー猫を複数匹飼おうと思うとき、「この組み合わせは相性が悪い」というのはありますか? 

ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「相性は個々の性格によるところが大きく、『明らかに悪い』と断言できる組み合わせはないと考えます。しかし、『成猫のオス同士』と『高齢猫と子猫』は、注意したほうがいい組み合わせとして知られています」


ーー成猫のオス同士はなぜですか? 

獣医師:
「成猫のオス同士は縄張り意識が強く、喧嘩やスプレーなどの問題行動が起きやすいことが心配されます」


ーーでは、高齢猫と子猫の組み合わせが注意すべきなのは? 

獣医師:
「高齢猫と子猫の組み合わせは、元気に走り回り遊びたい盛りの子猫の動きが、ゆっくり過ごしたい高齢猫のストレスになることがあり、ときには強いストレスが病気の引き金になることもあります。そのため、高齢猫に対して充分な配慮が必要になりますね」

猫の多頭飼いで知りたい、注意が必要な「組み合わせ」
猫同士の相性が悪い場合、慣れれば改善されるもの?
猫同士の相性が悪い場合、慣れれば改善されるもの?
ーー猫同士の相性が悪いとき、一緒に暮らしているうちに改善されるものなのでしょうか?  飼ってみて仲が悪い、と気づくケースもあると思うのですが……

獣医師:
「猫同士の関係性(仲が良い、悪い)は、相性だけで決まるものではありません。猫の性格や顔合わせのタイミングとその方法、その後の生活環境などによって変わります。初めは相性が悪いように見えても、時間をかけて無理のない顔合わせをさせ、徐々に慣れさせるようにしたり、それぞれの猫に合わせて環境を整え、安心した生活ができるようにしてあげれば、お互いの存在を認められるようになってくることがあります。仲良しとまではいかなくてもケンカをしなくなったり、いつの間にか寄り添って寝るようになっていることもありますね」


ーー飼い主さんが環境を整えてあげることがカギになるのですね。

猫が増えることによるストレス→問題行動や健康上の影響も!
ーー猫を多頭飼いしたいと思うとき、飼い主さんが「これだけは知っておきたい」ということはなんでしょうか?  

獣医師:
「多頭飼いは楽しいことや嬉しいことばかりではなく、猫にとっても飼い主さんにとってもいろいろな問題が生じてくる場合があることを知っておくべきでしょう。基本的に単独行動を好み、環境の変化をあまり好まない猫にとって、新しい猫が増えることは大なり小なりのストレスになると考えられます。たとえば、先住猫は大好きな飼い主さんとの時間が減る、安心して食事ができない、お気に入りの場所でゆっくり休めない……などが続くと、不安になったり落ち着かなくなくなります。また、問題行動が現れたり、健康に影響をおよぼす状態になることがあるのです」


ーー問題行動や健康の影響とは、具体的にどのようなものでしょうか? 

獣医師:
「スプレー行動やトイレ以外での排尿、好ましくない場所での爪とぎ、食欲の低下、下痢、膀胱炎などです。このように先住猫に強いストレスが見られたら、問題を減らす工夫をして健康管理をしながら、新しい環境を受け入れるまで時間をかけて見守ってあげることが大切です」

猫の多頭飼いで知りたい、注意が必要な「組み合わせ」
保護した成猫を迎えるときの注意点
保護した成猫を迎えるときの注意点
ーー猫を保護して迎え入れるケースもあると思いますが、その際に気をつけたほうがいいことはありますか? 

獣医師:
「新しく迎える猫が子猫の場合は、新しい環境に慣れやすく、先住猫に対しても警戒心を持つことは少ないでしょう。しかし、保護された成猫や長い間ノラ生活をしていた猫の場合は、新しい環境に慣れるまで時間がかかることがあります。成猫は出会う前の時間が長い分、慣れるのにも時間がかかることも考えられます。猫のペースに合わせて警戒心が解けるまで隔離などして、待ってあげる覚悟が必要かもしれません」


ーーどうしても猫同士がお互いを受け入れられない場合は、なにか対策はありますか? 

獣医師:
「猫を別々の部屋で過ごさせたり、ケージに隔離したりという選択をしなくてはならないこともあると考えておきましょう」


猫の多頭飼いを決断する前に、飼い主さんが理解しておきたいこと
ーー最後に、猫の多頭飼いをしたい人へのアドバイスをお願いします。

獣医師:
「多頭飼いのストレスによるスプレーや爪とぎなどの問題行動は、やめさせることが難しいケースも多く、飼い主さんの生活にも影響が出てくることがあります。猫の数が増えれば、トイレや食事などの管理が難しくなることも考えられます。また、病気やケガの発見が遅れたり、1匹だけに対する特別な世話が難しくなることもあります。多頭飼いを始めるときは、さまざまな問題を受け入れ、それぞれの猫の一生にわたって健康と安全を守るための時間と環境が用意できるかどうかを考えてみることが大切でしょう」


猫たちの相性の重要性もそうですが、猫の多頭飼いは楽しいだけでなく大変なこともたくさんあるということを、飼い主さんは前もって把握しておきたいですね。
もし迎え入れることになったら、先住猫も新入り猫たちも幸せに暮らせるように、環境面などの配慮もしてあげましょう!

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と使用している写真に関連性はありません。
取材・文/Honoka

ねこのきもちWeb編集室
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